2003/05/14 - 2002/05/27
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buchijoyceさん
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タシケント
5月26日(月)
目覚めはいい。今日が最後だと少し寝坊をして7時におきだす。
外ではムクドリが鳴いている。聞きなれない鳥の声がするので、窓からのぞくと、その声はカササギだった。姿は見ているがカカサギの声をきいたのは初めてだ。
ポリ袋のスムも少なくなった。スム札とも今日でお別れだ。
そこで200スムと500スム札を窓ガラスに貼り付けて、写真を撮った。
8時食事。
9時ホテルを出て、博物館は10時からだというので、先ず行ったのはバザール。タシケントで一番大きなバザールだそうだ。ここのバザールはきれいだ。一角に別のドームがあって、貴金属の店が並んでいる。ウズベキスタンは金の産出国。ウズベキスタンの金は純度も高く安いそうだ。デザインのいいものは高いが(デザインのいいのはイタリア製だと言っていた)、ちょっとしたものなら2,3千円で買える。
オバサンたち、それに引っかかって大変。ほんとに買い物好きな人たちだ。ドルがもういくらしか残っていないとぼやきながらも、持ち金を使い果たしてしまわなければ気がすまないみたいだ。私は外で待っている。スウェタが「日本人がこんなに金が好きだとは思いませんでした。初めにここに来るべきでした」と言っている。ここはさすがにVISAが使えるようだ。
「Nさんが旅行社に聞くとね、お小遣いは50ドルもあれば十分って言ったんだって。だからHさんは1000ドル替えたけど、半分おいてきたって、悔しがってたよ」
「それは絨毯を買ったりするとは思わなかったからでしょう」
「そうね、男の人とは買い物の仕方がちがうからね。
でもオバサンたちには魅力的な、買いたいものがいっぱいある国だねぇ」
そういう私もスウェタに頼んで買ってもらったんだ。それはキャビア。1個42ドル。
Eさんの希望でワインショップに。彼女は飲まないがお連れ合いのために。ずらっとワインが並んでいる。最高でも1本2500スム。まだ飲んでいないのを買いたかったが、スムか、ピッタリのドルでないとお釣りが無いといわれ、買わずにいる。
「ねぇ、タシケントなんだから、おしゃれなカフェに連れて行ってくれない?ケーキを食べてみたいんだけど」
「通りの向こう側のあのお店はどうでしょう?」
「あのお店、なんかカフェテリアみたい。もっとおしゃれなところないの?」
では、と連れて行ってくれた店はほんとのカフェテリア。
ここはいやだと出てくる。しかたがない、早めに食事に行こう。
昼食は公園の中の川沿いのレストラン。雰囲気はとてもいい。
卒業祝いなんだろうか、着飾った若い人たちが集まっている。
日本にはこういう自然の中で食事が出来るところは都会にはないね。こういうところがふんだんにあるから、カフェなんかいらないんだね。
午後は3時からというので、ホテルに帰って最後のインターネットに行く。もう慣れた。とはいえ、最後まで「’」がどこにあるかわからなかった。でも自信がついたから、次からはもっとしてみよう。
ホテルに着くと、スコールのような激しい雨。雷も聞える。
「飛行機飛ぶかしら?」
「大丈夫だよ。昨日のように通り雨だよ」
案の定、雨は程なくして上がる。
もういつでも出発できるように荷造りして、3時から出かけていく。地下鉄に乗った。地下鉄は3線ある。駅はそれぞれにモザイクやコラージュがほどこされきれいだ。こんなところはミンスクもそうだったから、ソ連の影響だろう。この国もコインがないので、チケット代わりにコインを買って入れる。ただし地下鉄も空港と同じく撮影禁止。
往復して乗った場所、友好広場に戻る。ホテルの近くのブロードウェイという名の通りには店が並び、その前の道路にも両側にびっしりと屋台が並ぶ。いろんなものが売っている。
もちろんオバサンたちはあっちに寄り、こっちに寄り。
モニターとマイクを机の上に置いてあるテントがある。キルリ文字を拾い読みすると「カラオケ」。カラオケは世界語になっているんだなぁ。
公園でスウェタの教える学生たちにあった。1年生だそうだ。
日本語で話し掛けると、日本語で答える。
「この先生、こわいでしょう?」
先生の方を見ながら「はい、きびしい先生です」
「あはは、正直だね」
スウェタが口をとがらせて「ちがいます。こわくありません」
スウェタはもう先生の顔になっている。
学生達との会話で「ザーフトラ」が聞き取れた。
「明日何するの?」とスウェタにきくと、学生達は試験中だったらしい。彼女は出かける前に試験問題をつくっていったのだが、その問題がむずかしくて、及第点がとれそうもないと言ったので「明日話し合いましょう」と答えたのだという。
「合格しないと2年生になれないのね」
「そうです」
「どんな問題をだしたの?」
「講読、文法、作文」
「テスト問題見てみたいもんだ。けっこう私たちもできなかったりして」と笑った。
6時、迎えにきてくれた車に荷物を積み込み、チェックアウト。
みんなお腹が空いていないから夕食はパスだと言ったがレストランへ行く。さっき初めに私がいやだといった店だ。入ってみると中は悪くない。ケーキもある。そこでサラダとパンだけとって、私はケーキと紅茶を頼む。ケーキは階下にいっぱい並んでいるので、そこから選ぶ。カットは大きい。うん、これはいける。ケーキにはうるさいオバサンの弁。タシケントのパンは美味しいけど、もう食べられないと、Hさんがポリ袋を貰い、貰って行く。
出ようとすると、今回お世話になった旅行社のMR.NICKが挨拶に来た。旅行はどうだったか、どこがよかったか、スタッフはどうだったか、またウズベキスタンに来たいか、そうそう、情報は適切だったか、などなど聞く。
「また来たいですか」にはスウェタにちゃんと通訳するように言って、
「スウェタの結婚式には来ることになっているの。だからいい人見つけてやって」
「はい、承知しました」とMR.NICK。スウェタが赤くなっている。
「はっきり言って、多くの日本人はウズベキスタンという国を知らない。歴史を知っている人はシルクロードとかチンギス・ハーン、チムールのことは知っているけど、現在のウズベキスタンについてはおそらくしらない。こんなに素敵な国だとは実際に来るまで思いもしなかった」というとうなづいている。
だんだんに口の悪いオバサン、本領を発揮して
「スタッフはとてもよかったし、旅も楽しくて満足したけど、現地情報は適切でなかった。だって寒いと連絡がきたので、スウェーターやコートを持ってきたんだよ。来て見れば暑い。余計な荷物になっちゃった。だれ、そんなこと言ったの?あなたでしょう?」と指差す。
「みなさんがいらっしゃる前はほんとに寒かったのです」とMr.Nickは弁解している。お土産に陶器に入ったあの甘いワインを貰った。
車に乗ると、Nさんが
「旅がたのしく出来たのは二人のスタッフのおかげです」と。
「なぜさっき言わなかったの。そういうことは、上司の前で言わなきゃダメよ。まったく日本人は社交べたなんだから」
空港に着き、ラーヒムと別れの握手をして、出発ロビーに向うと
入り口で、まだ時間じゃないといって入れてくれない。
日本語で「融通がきかないなぁ。まだソ連のお役人体質が治らないのかい」というと、どこからか日本語で「そうですよねぇ」という相槌が聞えた。みると日本人の若い人たちだった。
やっと中に入り、税関の申告書を書く。入国のとき押印してもらった申告書を一緒に渡すのだ。ミンスクでこの紙を無くしてさんざ時間を食ってしまったことがある。
チェックインを済ませ、荷物を預け、先ずは機内持込のX線チェックだ。スウェタと抱き合って別れを惜しむ。きっとウマがあったのだろう。スウェタの存在は私たちにはごくごく自然だった。
年の差も気にならなかったし、仲間感覚でいられた。
ありがとう、おかげで、ほんとにたのしい旅ができたよ。
日本語で困ることがあったら、メールをくれれば教えてあげるよ。
トップに私が通り、イミグレイションに行く。振り返ると、最後のHさんがひっかかっている。スウェタが側で何か言っている。
入ってきた仲間にどうしたの?と聞くと、手荷物の絨毯の中に例のタイルが入っていて、それが引っかかったのだという。冗談が本当になってしまった。とうとう、そのタイルは持ち出し禁止、文化財かどうか判定されるまでお預けとなり、スウェタが預かって行った。Hさんはがっかりしている。あんなに気に入って、床の間に飾るんだと大事にしていたのだから無理もないが、こういうものは買わない方がいい。もし文化財だとしたら、持ち出すのは文化罪でもある。シャレてるつもり。
(後日、タイルは持ち出し禁止品だった、という連絡があった)
イミグレイションの事務カウンターをのぞくと、暇なので係がPCでゲームをしている。聞くとビリヤードをやっているのだという。暑いので、みんなマスクを胸に当てて、まるで涎掛けのようだ。それを指差し「ジャールカ?(暑い?)」と言ってからかった。
やっとEさんが来た。そろってゲートの方向へ向かう。と、また手荷物チェックだ。今度はかなり厳重。X線だけでなく、手荷物を全部開けて見せる。カメラバッグも開けられ、布にきれいに包んであるカメラを一台ずつ、ストロボまで見せる。
「きれいに包んであったんだから、手伝ってよ」と日本語で言うと、分かったらしく包むのを手伝ってくれた。もうひとつのバッグにはワインが入っている。「ビーノ」と言うと、これまた一本ずつ出して見ている。お土産に貰った陶器入りのワインを不思議そうに見ているので、
「知らないの?ウズベキスタンの甘いワインだよ」と今度は英語で言うと、「自分はウォッカしかのまない」という返事。
下にまだある、といわれてPCがあるのを思い出した。「パソコン」というと「パソコンOK」とそこまでは見なかった。
ところが今度はNさんの荷物が引っかかった。
「えっ〜、何が入っていたの〜?」
本人も忘れていたようだが、タシケントで買ったナイフやフォークのセットが入っていたのだ。2週間前に買ったので、買ったことすら忘れていたという。
「パイロット預けではダメ?」と聞くとダメだという。
しかたがないので、彼女はそれらを他のバッグに詰めなおし、チェックイン・カウンタ−まで戻って預けてくる。やれやれ。とんだハプニングだ。まぁ、出発まで時間はたっぷりある。
パスポートを見ていた一人が、ホテルの紙がないという。そこで私のパスポートも出してみた。ほんとだ。ホテルに泊まるとき、パスポートを預ける。パスポートが戻ってくると、泊まった証明みたいにホテルの名を印刷した小さな紙がはさんである。泊まった分だけたまっていた。スウェタが何かあったとき、必要になりますから、大事に入れておいてくださいといったので、たまるに任せてはさんでおいた。もう必要ないからと、イミグレイションで係が抜いてしまったらしい。こんなの(証明)は初めてだった。ところ変わればだ。
待合室で待っている。「ソウル?」と韓国人らしい女性がきいた。すぐのるオバサンは「ネー。アンニョンハセヨ」と声を出す。でも「アンニョンハセヨ」と言葉が戻ってこない。
そこへ知り合いが来たらしく、しゃべり始めたが二人の会話はロシア語。こっちにいる人たちなんだ。
バスに乗ると、日本人団体客といっしょになった。待合室が違ったみたいだ。「サマルカンドで会いませんでした?」なんて声をかける。もっとも、サマルカンドで声をかけた日本人団体は若い人がひとり気がついただけで他の人たちは気がつかずに行ってしまったから、会ったとしても覚えてはいないだろう。
「14日間、4人だけで、えらいわねぇ」
「どうして?人数こそ少ないけど、みなさんとたいしてちがいませんよ。現地ガイドがついていたんだし。」
「そういうの個人旅行って言うんでしょう?」
「私がしている個人旅行は、もっと違いますけどね」なんておしゃべりをしている。彼女達は関西の人だ。
おしゃべりしていたので、私だけ後から乗り込む。
ちょうど荷物を積み込んでいて、みるとペット用のケイジが20ケ以上積み重ねられている。係の人が手であやしている。のぞくと、みんな子猫。しかもシャムネコなど、いい猫たちだ。きっと売られていくのだろう。「わぁ、見て!子猫よ。ほしいなぁ」というと、他の人たちも見つけて「ほしい、ほしい」と叫んだ。
飛行機に乗り込むと、今度の飛行機は来たときより大きい。クルーは相変わらず大きなマスクをつけている。シートは2,4,2。自分の席に行くと男の人が座っている。
「My seat.」と言うと、「Can you speak English?」と言う。「Yes.」とこたえると、この飛行機は座席フリーだという。見ると仲間が窓際を取ってあった。
さぁ、ソウルまでぐっすり眠っていこう。
ところがまたまたハプニングだ。ブランケットがいつまでたっても配られない。ブランケットがほしいというと、どのクルーも「Finish.」と答える。そんな〜。21:30発の夜行便でブランケットがないなんて!
トイレに行くと後部座席の人たちはブランケットに包まって寝ている。しかたなく、ワインにまいてあったスウェターをはずして着込み、コートをかける。それでも寒かった。もう機内食はニナーダ。空いていたので、Hさんは後へ移動。参ったな、ほんとにSARSになっちゃうよ。
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