2006/06/06 - 2006/06/07
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SUR SHANGHAIさん
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JALAN TUN TAN CHENG LOCK編の続きです。
プラナカン様式の宿や民家(実際に人が住んでいる家もあれば空き家もある)、民家を公開している博物館、数軒の商店が並ぶJALAN TUN TAN CHENG LOCKとは背中合わせの位置にあるJALAN HANG JEBATはお土産屋さんが多い通り。
英語名はJONKER STREETとかJONKER WALK。中国語名は雞場街。
ちなみに、前回ご紹介したJALAN TUN TAN CHENG LOCKの英語名はHEEREN STREET。
道の名前のからして、多民族国家マレーシアがうかがえる。
マラッカ自体も英語名はMalacca、 マレー語では Melaka、中国語では馬六甲と呼ばれます。
この旅行記では、そんなJALAN HANG JEBATやその周辺の道や町並みをご紹介します。
≪海のシルクロード≫マラッカ海峡に面したマラッカは、15世紀にマラッカ王国の国際貿易港として栄えた歴史があるところ。
1511年にはポルトガルに占領され、
1641年にオランダの東インド会社に占領され、
1795年にはイギリスの東インド会社に占領されたという街。
それらの国々に関連した遺構も多く、今も残るプラナカンの住居の建築・インテリアにも濃い影響が見られます。
マレーシア政府観光局のマラッカ公式サイトはこちらhttp://www.tourismmalaysia.or.jp/region/malacca/ 日本語版
表紙の画像は、英語名BLACK SMITH STREETと呼ばれるJALAN TUKANG BESIのあたり
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JALAN HANG JEBATは小さいお土産屋さんが多い通り。
英語名はJONKER STREETとかJONKER WALK。中国語名は雞場街。
前回ご紹介したJALAN TUN TAN CHENG LOCKとは違って、歩道も付いています。 -
前来た時には、こんな日除け兼目隠しの簾が掛かるお店が多かったけど、少なくなったなあ。
前はレトロな絵柄の物がいい雰囲気だったけど。 -
この通りのお店でよく見かけるのは、アジアンチックな布製バッグ。黒地に画像のような別布をアレンジしたり、刺繍を施したものがいい感じ。
これは肩に掛ける部分がなが〜い物があったりするので、一度鏡の前で掛けてみて、自分の体にしっくり来る長さと袋の大きさを選ぶのが○。
お店ごとに違う感じの製品を置いているので、何軒か回ってみるのがいいですよ。
縫い目や布地の合わせ目、刺繍の具合も要チェックです。RM30前後のお値段です。 -
お寺さんのような外見の、中国系住民の集会所。
中国の出身地域別に分かれていたりします。 -
あ、この陶器屋さんのこの陶製人形、前に来た時にもここでこうして座っていた。
いや〜、お久しぶり。(^o^)丿
ちょっと日焼けして黒くなった?
もう何年、ここに座って行き交う人を眺めているのやら。 -
こんなちょっと和風+アジアっぽいランプもあったけど、よく見ると、作りが雑だったり。
これは取り止め。 -
別のお店では、昔懐かしカンフー映画の主人公の絵柄のレトロなマッチ。
う〜ん、これは機内持ち込みがちょっと怖いなあ。
写真を撮って終わり。 -
イスラムっぽい塀の中には、廟らしき物があったけど、入り口が閉まっていたので入れず。
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門が開いていたので、ふと覗き込んだ明り取りの中庭にポツリと赤い椅子。
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プラナカン・スタイルのブティック ≪LAM SAM LEONG 林三龍≫
プラナカン・スタイルの色鮮やかな服飾、ビーズをあしらったサンダル…などを扱うお店で、お土産屋の並ぶJALAN HANG JEBAT(JONKER WALK)とJALAN HANG LEKIRとの角にあります。
所在地:33, JALAN HANG LEKIR
≪三寸金蓮≫と呼ばれた纏足用の靴を作る事でも有名。
まだ自分用に注文する人はいるんだろうか。
ビーズをあしらったサンダルがいいですよ。
各種RM150。ヒールがあまり高くない作り。サイズは日本で言うとMサイズしかお店には出していません。
オーダーメイドは一週間位かかるということで、マラッカを行き抜けてしまう旅行者にはちょっと不向きかも。
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マレーシア風カキ氷が食べたくて、入ってみた≪JONKER DESERT 大宝小食≫。
お店の見てくれは、フツーの小さな食堂。
でも…、 -
地味で狭い間口に似合わず奥行きの深い店内には骨董品がズラリ。
これより奥の中庭風スペースにもテーブルがあるので、そこで一休みするのもよし。
麺類はRM2台〜。ラクサはRM3台〜。
デザートはカキ氷系統がいろいろ揃っています。 -
アイス・カチャンはトウモロコシの粒やアズキなどの豆類が器の底に入っているマレーシア風カキ氷。
黒蜜のように見えるのは、ヤシから取ったGULAと呼ばれる糖の蜜。
ちょっとほろ苦い甘さがおいしい!RM1.5だったかな。
所在地:JALAN HANG JEBATの88号 -
ちょっと一休みしたいなあ。
JALAN HANG JEBATの外れの方で見つけた≪普陀養生保健館≫でマッサージしてもらうことに。
中は民家を改造した部屋になっていて、気さくな感じ。
基本料金は、
足裏マッサージが1時間RM38。
全身マッサージが1時間RM60。パジャマが出されるので、揉んでもらいやすいように着替えた方がいいですよ。
二つ組み合わせたり、時間を長くしてもらうのもOK。マッサージ・メニューがあるので、先に見てみてくださいね。
揉んでもらっているうちに気持ちよくウトウト…。
所在地:134, JALAN HANG JEBAT 画像に出ている足裏の看板が目印です。 -
JALAN HANG JEBATの1本北側のTEMPLE STREET(マレー語名は失念)には≪青雲亭 CHENG HOON TENG≫と呼ばれるお寺さん。
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境内は意外と広い。
台湾あたりのお寺さんとよく似ているなあ。 -
このお寺には、航海の無事を祈る人がよく訪れる。
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この窓の透かし彫りの装飾文字がこの写真で読めるかな?
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この人は自分の航海の無事を祈りに来たんだろうか。
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イチオシ
お寺の入り口を対になって守る狛犬も、ぐっと雰囲気が違います。
これは左側に立つ狛犬。
額のシワが妙にリアル。 -
イチオシ
で、右側は?
う〜ん、怖いと言うか、笑えると言うか…。(^^ゞ
どちらもよく撫でられるあたりの金色が剥げている。 -
イチオシ
≪青雲亭≫を出た同じTEMPLE STREETにある仏具屋さん。
アーケードの柱部分が広告塔代わり。 -
TEMPLE STREETから続くJALAN TUKANG EMAS(英語名GOLD SMITH STREET)沿いには、規模は小さいながら飛び飛びにイスラム教のモスク、仏教のお寺、ヒンズー教の寺院も並んでいるのがおもしろい。
マラッカだけではなく、マレーシアではそんな町並みがよく見られます。
これはモスク。
お寺のお線香の匂いも混じる町角にアザーンも響く。 -
同じ道筋にはプラナカン様式の民家も並ぶ。
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そしてこれはヒンズー教の小さい寺院。
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また小さなお寺さん。
自分がどこの国の町を歩いているのか混乱しそう。 -
≪三多廟≫という名前。
小ぢんまりとしたカラフルな門。 -
こんな可愛いお寺さんの門構えを眺めながら散策続行。
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軒先に赤い小さな祭壇を持つのは中国系住民の民家。
朝にはお線香を供える光景がよく見られます。
このお宅には、壁に≪福≫の字も。 -
JALAN TUKANG EMAS(英語名GOLD SMITH STREET)からまた更に名前を変えて、英語名BLACK SMITH STREETと呼ばれるJALAN TUKANG BESIのあたり。
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イチオシ
鉢植えの置かれた黄色い壁の民家。
その前を自転車で行く地元の人。
こういう風景、絵になるなあ。 -
これも英語名BLACK SMITH STREETと呼ばれるJALAN TUKANG BESIのあたり。
あ、これはCHARLES CHAMさんという画家さんの描いた絵のモチーフをTシャツにもプリントして売っているお店の支店。
SUR SHANGHAIが行ったのは、96 JALAN TUN TAN CHENG LOCK(HEEREN STREET)にあるお店。
ここは外側のこの壁画だけを見て素通り。
観光人力車のおじさんは、今日はもう店じまい? -
そのお店の窓辺においてあるこの人形、ちょっと怖い。
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長屋風に壁を接して建てられたプラナカン様式の建物が続く。
建物の上に竣工した年が飾り模様と一緒に出ている家も多い。
これは1911年竣工。
住む人は今で何代目? -
これはまた、更に凝った建物。
当時の豪商の住居だったんだろうか。
町並みマップがあれば、いい勉強になるけどなあ。 -
小さい提灯が飾りのように下がるこのお店は≪海南鶏飯≫のお店。
英語だとチキン・ライスだけど、日本で言うチキン・ライスを想像して頼むと、(◎o◎)ですよ。
スープで炊いたご飯の上に、蒸し鶏を切ったものが乗ってきます。
蒸し鶏のコラーゲン+脂肪のプルプル感が好きな人にはおいしい一品。 -
名前も無いような小路もカラフルな家が並ぶ。
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その小路にも、パッと目を引くこんな彩り。
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彫刻屋さんが入った家も、住居を兼ねた建物の色としては奇抜。
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これは観光用の人力車とは違うのかな?
造花やテープの派手な飾りが無い代わりに、マスコット人形がズラリ。
おじさんは休憩中? -
う〜ん、このサンダルの色は…。(^^ゞ
カラフルやヴィヴィッドを超越した色合い…。 -
新しくエステの店も出来て、ちょっと垢抜けた建物も混じるマラッカ。
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一人でも入りやすい雰囲気のニョニャ料理のお店≪NANCY’S KITCHEN≫を見つけて入ってみる。
ニョニャ料理はマレー料理と中華料理が合体したプラナカン・スタイルの料理。
プラナカンとは、簡単に言うと、17世紀にマレー諸島に渡った中国系移民の子孫のこと。プラナカンの未婚女性をニョニャと呼びます。
日本人にも受け入れやすい料理だけど、辛いのが苦手な方は、料理名にSAMBALが付くのは唐辛子味なのでご注意。 -
一人だったので、品数が頼めなくて残念。
迷った挙句、SAMBAL BELACAN風味(唐辛子ソースに塩辛のような味のする小エビを加工したものが混ぜてあります)のチャーハンとフレッシュ・ライムジュース。これでRM7だったかな。
辛い物が好きな私は大丈夫でしたが、ピリ辛度は高め。上に振りかけてある油で揚げたシラスのサクサク感もおいしい一品。
所在地:NO. 15,JALAN HANG LEKIT
JALAN TUN TAN CHENG LOCKとお土産屋が並ぶJALAN HANG JEBATを結ぶ道沿いです。
営業は11:00〜17:30 火曜日はお休み。
あとは真っ赤なCHRIST CHURCH付近へと向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- oneonekukikoさん 2006/06/20 23:00:51
- お誕生日オメデトウございます
- SUR SHANGHAIさん
遅ればせながら
オメデトウございます。
マラッカにお邪魔したら
お誕生日が6月19日だったのですね。
色とりどりの楽しい建物に
ウキウキ・ワクワクです。
マラッカ。
よく聞くところですが
地図でどこら辺りなのかな?なんて考えてしまう
oneonekukikoですが大いに楽しみました。
これからもたくさんの町を紹介してくださいね。
oneonekukiko
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/06/22 00:52:20
- RE: お誕生日オメデトウございます
- いや〜、今年は思いもかけず、沢山の方からご挨拶いただき恐縮でございます。m(__)m
子どもの頃は、年を取るのが楽しかったけど、今は微妙な気分。
うれしいような、悲しいようなお年頃のわたくしめでございまする〜。
キャッ!!(^O^)
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