1971/07/01 - 1971/07/01
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ソフィさん
1961年7月1日
公園で若者たちから開放された私は、夕食までまだ少し時間があった。
夏の日は、まだまだ高い。
坂道をブラブラ下って、市場を見に行く。
街には、頭からすっぽり黒い衣服をまとった、女の人が目立つ。
グランド・バザールは、ここではカパルチャルシュと呼ばれている。
屋根付きの市場という意味だそうだ。
中に入ると電球がまばゆく、金細工や手工芸品の店がずらっと並び、千一夜物語の世界もかくやと思う。
どこからか、アルバート・ケテルビーの「ペルシャの市場にて」の曲が聞こえてきそうな感じがする。
ここの人は、非常時の貯えに金細工を買って、身につけていると聞く。
とある店に立ち寄り、トルコに来た記念にと、銀のブローチを、少し値切って買う。
アラビア語らしい文字で模様が書かれており、意味は分からないが、一種のお守りらしい。
この地では、物を買う時、必ず値切るらしい。
値段の交渉は、買うほうも売るほうも楽しみらしく、これは商売の原点なのだろう。
しかし慣れない私には、余り気持ちの良い買い方ではない。
聞くところによれば、標準的な値切り方は、先ず売り手の言い値を聞き、5分の1に値切る。
それでは商売が成立しないので、買い手は諦めたふりをして、店を出てゆく。
すると売り手は追っかけてきて、4分の1程度の価格で売買は成立する。
市場内の狭い道は迷路のように入り組んでおり、金細工師通り、カーペット商人通り、スカルキャップ(ビロードでできた室内帽)職人通りなどと呼ばれている。
これは、商いが決められた区画で行なわれていた、往時の名残のようだ。
市場の歴史は、15世紀にさかのぼる。
店の数は4000軒とも、7000軒とも聞いた。
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