屋久島旅行記(ブログ) 一覧に戻る
「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。」 高野悦子<br /><br />そして十年が経ち…、<br /><br />目覚しの音で目が覚めた。<br />時計を見る。ん、1時間遅い?<br />…。<br />寝起きで思考が上下左右に乱れる中、事態に気付いた。<br />予定より1時間遅れで目覚しが作動。<br />起床時刻が1時間遅れで設定されていた。<br />飛行機に間に合わねぇー。<br />どうする、屋久島行きは取り止めか。<br />いや、とにかく行くだけ行ってみよう。<br />鹿児島行きから屋久島行きの飛行機に今日中に乗り継げなけりゃ、<br />登山計画が狂ってくる。<br />間に合うか、いや間に合わさなけりゃ。<br />とにかく行けるところまで行かねえと。<br />顔も洗わずトイレにも行かず、着替えだけして慌てふためきザックを背負って駅まで走る。<br />

三十歳の原点−屋久島縦走記(一)

4いいね!

2005/11/23 - 2005/11/23

1206位(同エリア1728件中)

0

11

高級和牛の会のかい

高級和牛の会のかいさん

「独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である。」 高野悦子

そして十年が経ち…、

目覚しの音で目が覚めた。
時計を見る。ん、1時間遅い?
…。
寝起きで思考が上下左右に乱れる中、事態に気付いた。
予定より1時間遅れで目覚しが作動。
起床時刻が1時間遅れで設定されていた。
飛行機に間に合わねぇー。
どうする、屋久島行きは取り止めか。
いや、とにかく行くだけ行ってみよう。
鹿児島行きから屋久島行きの飛行機に今日中に乗り継げなけりゃ、
登山計画が狂ってくる。
間に合うか、いや間に合わさなけりゃ。
とにかく行けるところまで行かねえと。
顔も洗わずトイレにも行かず、着替えだけして慌てふためきザックを背負って駅まで走る。

  • 駅で電車を待つ間、羽田空港までの経路を携帯で調べる。<br />予定していた京急経由では到着が飛行機の出発の13分前。<br />搭乗手続きに間に合わないだろう。<br />別の経路は・・・、あった、モノレール経由なら28分前に着く。<br /><br />屋久島行きの前日、三十歳になった。<br />その翌日、つまり出発の日の朝、寝坊した。<br />寝起きからかなり浮き足立ってしまったが、<br />羽田行きの予定時刻には余裕を持たせていたので、<br />1時間の寝坊をしたものの、このまま行けばどうにか辻褄を合わせることはできそうだ。<br />しかし、腕時計を忘れてしまったらしい。<br /><br />少しは気持ちが落ち着いた頃、利根川を渡る。<br />川の向こうに朝日が昇る。<br />朝日を眺めながら思う。<br />三十路になっても、相変わらず、独りであり、未熟であるようだ。<br />いや、しかし、と思う。<br />予定通りに進んでいたならば、日の出を見ることはできなかったはずだ。<br />そうか。<br />三十代は、転んでもただでは起きないことと見付けたり。

    駅で電車を待つ間、羽田空港までの経路を携帯で調べる。
    予定していた京急経由では到着が飛行機の出発の13分前。
    搭乗手続きに間に合わないだろう。
    別の経路は・・・、あった、モノレール経由なら28分前に着く。

    屋久島行きの前日、三十歳になった。
    その翌日、つまり出発の日の朝、寝坊した。
    寝起きからかなり浮き足立ってしまったが、
    羽田行きの予定時刻には余裕を持たせていたので、
    1時間の寝坊をしたものの、このまま行けばどうにか辻褄を合わせることはできそうだ。
    しかし、腕時計を忘れてしまったらしい。

    少しは気持ちが落ち着いた頃、利根川を渡る。
    川の向こうに朝日が昇る。
    朝日を眺めながら思う。
    三十路になっても、相変わらず、独りであり、未熟であるようだ。
    いや、しかし、と思う。
    予定通りに進んでいたならば、日の出を見ることはできなかったはずだ。
    そうか。
    三十代は、転んでもただでは起きないことと見付けたり。

  • 空港に着いたものの、時間にそれほどの余裕もない。<br />道具を借りるため事前に連絡していたとおり、はぎさんに会う。<br />腕時計も借りられた。<br />飛行機にも間に合ったし、朝飯を食う。<br />窓の外には、あまり雪を被っていない富士山。<br />忘れたと思っていた腕時計も見付かった。<br />精神的にも、余裕が戻った。

    空港に着いたものの、時間にそれほどの余裕もない。
    道具を借りるため事前に連絡していたとおり、はぎさんに会う。
    腕時計も借りられた。
    飛行機にも間に合ったし、朝飯を食う。
    窓の外には、あまり雪を被っていない富士山。
    忘れたと思っていた腕時計も見付かった。
    精神的にも、余裕が戻った。

  • 霧島連山を東から回り込み、山麓の鹿児島空港に降り立つ。<br />ちょうど二十歳の時、高千穂峰に登った。<br />そして十年が経ち、霧島連山の南の海上に浮かぶ屋久島へ。

    霧島連山を東から回り込み、山麓の鹿児島空港に降り立つ。
    ちょうど二十歳の時、高千穂峰に登った。
    そして十年が経ち、霧島連山の南の海上に浮かぶ屋久島へ。

  • 屋久島へのフライト。<br />窓の外には山と海。<br />桜島の噴火口を見下ろす。

    屋久島へのフライト。
    窓の外には山と海。
    桜島の噴火口を見下ろす。

  • 佐多岬から外洋に飛び出し、種子島を横目に屋久島へ。<br />近付く屋久島の山岳部は雲に隠れている。<br />機内から眺める屋久島は、海岸からの急な勾配で幾重にも山を成している。<br />そんな屋久島に抱いた印象は、山盛りの飯。<br />そして屋久島空港へ。<br />屋久島に初上陸。

    佐多岬から外洋に飛び出し、種子島を横目に屋久島へ。
    近付く屋久島の山岳部は雲に隠れている。
    機内から眺める屋久島は、海岸からの急な勾配で幾重にも山を成している。
    そんな屋久島に抱いた印象は、山盛りの飯。
    そして屋久島空港へ。
    屋久島に初上陸。

  • 空港の売店の三岳。<br />一人一本の限定販売。<br /><br />ほとんどの乗客が団体ツアー客だった。<br />路線バスを一人待つ。<br />慌しい団体旅行よりも、やはり気侭な一人旅。<br />

    空港の売店の三岳。
    一人一本の限定販売。

    ほとんどの乗客が団体ツアー客だった。
    路線バスを一人待つ。
    慌しい団体旅行よりも、やはり気侭な一人旅。

  • −−−<br />縦走前の宿泊は宮之浦ポートサイドYH。<br />買出しも兼ねて宮之浦の集落を歩く。<br />まずは環境文化村センターで屋久島について学習。<br />屋久島の映像は大画面で迫力があった。<br />そのナレーターは阿部寛。

    −−−
    縦走前の宿泊は宮之浦ポートサイドYH。
    買出しも兼ねて宮之浦の集落を歩く。
    まずは環境文化村センターで屋久島について学習。
    屋久島の映像は大画面で迫力があった。
    そのナレーターは阿部寛。

  • 宮之浦大橋を渡る。<br />河口近くにありながら水が清い。<br />急峻な山並みが川の向こうに続く。<br />明日からの縦走が待ち遠しい。<br />向かいの旧い橋には、永田浜のラムサール条約登録を祝う横断幕が掲げられていた。

    宮之浦大橋を渡る。
    河口近くにありながら水が清い。
    急峻な山並みが川の向こうに続く。
    明日からの縦走が待ち遠しい。
    向かいの旧い橋には、永田浜のラムサール条約登録を祝う横断幕が掲げられていた。

  • 田中青果の人形。<br />ここで何も買わなくてごめんなさい。<br />食材は少し先のAコープで買いました(- -;)ゞ<br />(ガスは屋久島観光センターで購入)<br />Aコープの背後の山から森の香りが漂ってきた。<br />さすが屋久島。

    田中青果の人形。
    ここで何も買わなくてごめんなさい。
    食材は少し先のAコープで買いました(- -;)ゞ
    (ガスは屋久島観光センターで購入)
    Aコープの背後の山から森の香りが漂ってきた。
    さすが屋久島。

  • 宮之浦川河口に打ち上げられた流木。<br />流木でさえこの量。<br />どれだけ森が深いのか、屋久島。

    宮之浦川河口に打ち上げられた流木。
    流木でさえこの量。
    どれだけ森が深いのか、屋久島。

  • 益救神社参拝。<br />神の山に入らせていただく前に安全祈願。<br />ガジュマルも茂り南国的な社叢。<br /><br />夕食はYH近くの「潮騒」へ。<br />登山前日なのでトンカツ定食にしたが、もっと刺身を頼んでおけばよかった。<br /><br />YHに戻る。<br />YHは港の脇にあり眺めが良い。<br />夏にできたばかりで真新しい。<br />立地もいいし、これから客が増えるだろう。<br />談話室で明日からの縦走計画を再確認。<br />オーナーから山の話などを聴く。<br />談話室には三岳の一升瓶が置いてあった。<br />体質的に飲めないので手をつけなかったが、<br />なんだか損した気分だった。<br />

    益救神社参拝。
    神の山に入らせていただく前に安全祈願。
    ガジュマルも茂り南国的な社叢。

    夕食はYH近くの「潮騒」へ。
    登山前日なのでトンカツ定食にしたが、もっと刺身を頼んでおけばよかった。

    YHに戻る。
    YHは港の脇にあり眺めが良い。
    夏にできたばかりで真新しい。
    立地もいいし、これから客が増えるだろう。
    談話室で明日からの縦走計画を再確認。
    オーナーから山の話などを聴く。
    談話室には三岳の一升瓶が置いてあった。
    体質的に飲めないので手をつけなかったが、
    なんだか損した気分だった。

この旅行記のタグ

4いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

価格.com旅行・トラベルホテル・旅館を比較

PAGE TOP