2005/11/23 - 2005/11
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高級和牛の会のかいさん
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奥岳の朝露踏み分け屋久鹿の声ぞ恰も女性の悲鳴
朝起きてまずすることといえば、小用。
トイレは小屋の外。
小屋から出ると、暗闇の登山道の奥の方から何やら女性の叫び声。
まあ事件などはあるはずもなく、鹿の鳴き声だった。
木々の間から見上げる未明の空に星が瞬いている。
ヘッドランプを灯しながら小用を足す。
そんな一日の始まり。
この日は、標高1470mの新高塚小屋から屋久島最高峰かつ九州最高峰の宮之浦岳1936mのピークを踏み、1380mの淀川小屋まで縦走。
屋久島の山の中で、寝て起きて、登って下りて、そしてまた眠りに就く一日。
-
4:30起床。
寒気に覆われれば雪になることもあるという11月下旬だが、前日同様、雪の降る気配は全くない。
朝飯は山菜おこわとたまごスープ。
おそらく宿泊者の中で一番に小屋を出る。
6:18、未だ明けきらず。 -
6:40過ぎ、宮之浦歩道第一展望台。
雲の切れ間からさらに遠くの雲が紅く輝く東の空。 -
第二展望台へ。
そろそろ日の出の時刻のはずなのに、
霧に閉ざれた暗い現実・・・。
これから一日の天気が心配。 -
宮之浦歩道を行く。
さすが世界遺産、さすが深田百名山。
稜線上でも整備が行き届いている。
手厚い保全を必要としなければならない現実があるのだろうけど。 -
第二展望台と平石の間の小ピーク。
太陽が出てきそうになったものの、
またも白い霧に包まれる。
そして霧よりも白い枯存木。 -
どこまで登ってくるのか、
稜線上のヤクシカ。白い尻。 -
平石岩屋の向かい側の岩。
いろいろな形の岩が稜線のあちこちに。 -
平石を過ぎ、さらに進む。
怪しい雲の奥に翁岳が浮かび上がる。 -
天候は回復するのか。
森林限界を越え、笹の中の一本の縦走路が先へと続く。 -
変化が兆す。
朝日を背にして稜線が明瞭になってくる。 -
雲が上がっていく。
焼野三叉路から仰ぎ見るネマチの岩稜。 -
さらに正面には宮之浦岳。
山頂まであと僅か。 -
宮之浦岳に直接向かわず、横に逸れて永田岳を目指す。
焼野三叉路から歩くこと30分強、九州第二の高峰・永田岳山頂へ。
この日の登山者のうちで一番早く永田岳のピークを踏んだと思う。
正面には険しい姿の障子尾根。 -
遠くに目を移す。
海が見える。
山深い屋久島の頂から見る海。
あの永田浜からは、この永田岳がどのように見えるだろうか。 -
晴れた空の下、朝から歩いてきた稜線がきれいに並んでいる。
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そして、永田岳に対峙する宮之浦岳。
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永田岳を後にし、焼野三叉路に戻る。
永田岳山腹を転がりそうで転がらない、玉のような岩。 -
振り仰ぐ永田岳山頂。
岩の上には後続の人。 -
永田岳と宮之浦岳の鞍部。
永田川の源流の小湿地。
直ぐに急流となって海へと流れ落ちる。 -
今回の山行で最も爽快な光景。
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島の山とは思えない。
緑の笹、白い岩、青い空。 -
焼野三叉路からいよいよ宮之浦岳へ。
この花が何かご存知の方、教えてください。 -
岳参り。
宮之浦岳山頂の祠。 -
さっきまで晴れていたのに、宮之浦岳の山頂が近付く僅かな時間に雲の中。
10:43、遂に山頂へ。
山頂から縦走路を振り返る。
反対の淀川方面から登ってきた人たちと山小屋について情報交換。 -
足元には安房川の源流部。
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宮之浦岳山頂1936m+αmで修行。
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宮之浦岳山頂で再び晴れ上がるのを待ったが、一向に晴れない。気温も下がる。
諦めて先へ進む。
左は翁岳、右は栗生岳。
ここから先は宮之浦岳登頂最短コースのため、これまでの静かな縦走から一転して団体客に遭遇することになる。
【例1:画像右下の大行列】 -
ガスの中の単独行。
森林限界上の稜線を上り下り。
投石平付近の清水。 -
黒味岳への分岐で昼食後、ちょっと寄り道。
目指すは黒味岳。
登るにつれて見えてきたのは、山頂にトーフ岩を乗せる高盤岳と眼下の湿原・花之江河。 -
岩の山頂、黒味岳。
風が強く、煽られて落ちやしないかと怖い。
そして独り、フォー!と叫ぶ。
相対するは宮之浦岳。
登っても何も見えなかった宮之浦岳。
永田岳でも黒味岳でも、眺めた時には見えた宮之浦岳。 -
黒味岳から下りる。
もうすぐ花之江河。
晴れた空は気持ちがいい。 -
黒味岳を借景に。
庭園のような花之江河。 -
小さな池塘に広がる大きな空
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花之江河の少し下の小花之江河。
こちらも見事な庭園。 -
小花之江河の杉の向こうに黒味岳。
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奥岳の主稜線も花之江河も越え、あとは淀川小屋まで下るだけ。
きれいに切れ目が入っているトーフ岩。
トンカツにも見えるけど。 -
標高も下がり、秋の森へと入っていく。
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淀川へ。
川とは思えないほど透き通る水。
鏡のように周りを映し出す水。 -
瑞々しい苔と川の中の青空。
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今夜の寝床、淀川小屋。
休憩していたガイドから、人里離れた山奥に相応しい話を聞く。
1.この淀川のほとりに埋められた骨壷とそれにまつわる怪奇現象。
(掘り起こして病気になってしまった人がいるんだとさ。)
2.屋久島の山に棲むという「山姫」。
(血を吸うらしい。子供の頃山姫にさらわれたおっさんもいるんだとさ。)
今夜はこの小屋で寝るんですけど・・・。
俺しか泊まらなかったらどうするんすか・・・。
怖いじゃないすか・・・。 -
さすがに水が豊富。
小屋の裏の沢から水を汲んで晩飯の支度。
今夜はフリーズドライのカツ丼。
いや、カツ丼風と言うべきか…。 -
夕食後(といってもまだ18時前)、
淀川の橋から眺める夜へと移る時間。
日の暮れた小屋には10人程が泊まる。
安心して19時就寝。
夜の間も幾人か小屋に入ってきた。
(山姫じゃないはず・・・。)
夜の間も寒くはなく、はぎさんから借りてきたランタンも使うことがなく済んだ。
【縦走2日目の行動記録】
新高塚小屋6:18→焼野三叉路8:13
焼野三叉路8:24→永田岳9:07
永田岳9:21→焼野三叉路10:00
焼野三叉路10:18→宮之浦岳10:43
宮之浦岳11:10→黒味岳分岐12:38
黒味岳分岐12:55→黒味岳13:21
黒味岳13:25→黒味岳分岐13:41
黒味岳分岐13:43→花之江河13:51
花之江河14:01→淀川小屋15:10
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