1972/10/20 - 1972/10/20
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ソフィさん
1961年10月20日(金)
今日はアニエールにある、フランス国鉄の、木枕木注入工場の視察だ。
木製の枕木は、古くなると腐るので、クレオソートなどを注入して長持ちさせる。
早朝メトロをサンラザール駅で国鉄郊外線に乗り換え5分、パリの北にあるアニエールに行く。
このあたりはセーヌ河が流れていて、19世紀後半にはパリの市民たちが郊外の自然を求めて、水浴やヨットなど水遊びに出かけたところである。
自然の風景や光を描こうとした当時の画家たちも、アニエールを題材にして、たくさんの名作を残している。
しかし今はすっかりパリの拡大に呑み込まれてしまい、そのころの伸びやかさは残っていない。
画家のラファエリは、1879年パリ郊外のアニエールに転居し、そこでパリの市街地などの風景や、パリに生活する人々を描いた。
彼の描いた「アニエールの街路」は、線描的ないきいきとした筆致で、当時の街のざわめきを伝えている。
画面奥へとまっすぐに伸びてゆく幅広い道路を中心に、建物や街路樹が並び、人や動物の姿が描きこまれ、パリ郊外の洒落た雰囲気を感じさせる。
季節は木枯らしの吹き荒れる寒い冬。
街路樹の葉は落ち、道行く人びとは早く家に帰ろうと小走りに過ぎて行く。
その中に、葉の青い樹が一本。
それはラファエリの春を待つ心だろうと言われている。
そのほかにも、ゴッホの「レストラン・ド・ラ・シレーヌ」、ルノワールの「アニエールのセーヌ河」など、この街を描く名作は多い。
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