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1961年7月3日(日)続<br /><br />パリに着いたばかりの私が、簡単にメトロ(地下鉄)に乗れるわけは、地下鉄の案内表示が良く出来ているかららしい。<br />先ず入口にある大きな路線図を見て、自分の乗るべき電車を知ることだ。<br /><br />たとえば路線図を見れば、アンバリッド駅からオデオン駅に行こうとするとき、13号線シャチヨン・モンルージュ行きに乗って、デュロックで10号線オーステルリッツ行きに乗り換えればいいことがわかる。<br />ここまでは頭で覚えるか、メモをしておく。<br /><br />このとき注意するのは、同じ13号線でも、反対のサンドニ行きに乗らないことである。<br />だから、乗るべき電車の終点を忘れないようにしなければならない。<br /><br />乗換地点デュロックで覚えておいたほうが便利な言葉は、「コレスポンダンス(乗換)」である。<br />パリのメトロ(地下鉄)に乗るとき、大切な言葉は二つある。<br />それは「コレスポンダンス(乗換)」と、「ソルティ(出口)」だ。<br /><br />案内板はそれぞれの性格に従い、色や書体が統一されている。<br />そして何より頼りに出来るのは、探さなくてもすぐに見つかる、案内の連続性である。<br />

パリ 315 なぜパリのメトロは乗りやすいのか

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1972/07/03 - 1972/07/03

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片瀬貴文

片瀬貴文さん

1961年7月3日(日)続

パリに着いたばかりの私が、簡単にメトロ(地下鉄)に乗れるわけは、地下鉄の案内表示が良く出来ているかららしい。
先ず入口にある大きな路線図を見て、自分の乗るべき電車を知ることだ。

たとえば路線図を見れば、アンバリッド駅からオデオン駅に行こうとするとき、13号線シャチヨン・モンルージュ行きに乗って、デュロックで10号線オーステルリッツ行きに乗り換えればいいことがわかる。
ここまでは頭で覚えるか、メモをしておく。

このとき注意するのは、同じ13号線でも、反対のサンドニ行きに乗らないことである。
だから、乗るべき電車の終点を忘れないようにしなければならない。

乗換地点デュロックで覚えておいたほうが便利な言葉は、「コレスポンダンス(乗換)」である。
パリのメトロ(地下鉄)に乗るとき、大切な言葉は二つある。
それは「コレスポンダンス(乗換)」と、「ソルティ(出口)」だ。

案内板はそれぞれの性格に従い、色や書体が統一されている。
そして何より頼りに出来るのは、探さなくてもすぐに見つかる、案内の連続性である。

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