2005/10/28 - 2005/10/28
1106位(同エリア1658件中)
春風さん
今日は街の南側へ行く。交通手段はもちろんバスの方が楽しい。タクシーは最後の手段だ。鐘楼から大雁塔行きのバス停を探したが見つからない。南門まで歩いてようやく見つけた。バスに乗り、大雁塔というバス停で降りた。しかし、入口は、はるかかなただった。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 自転車
- 航空会社
- 中国東方航空
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大雁塔は大慈恩寺の中にある。大雁塔が見えたからとそちらに向かった私は、大慈恩寺の入口まで歩くのにずいぶん回り道をした。
中国の観光地は入口がわかりにくい。観光客はタクシーか観光バスで入口まで送ってもらうのが普通だからか。それとも日本の感覚で入口がすぐ近くにあると思うのが間違いなのだろうか。
ようやく到着した大慈恩寺 da ci en si たーしぃえんしー(25元)。写真は入口にいたおちゃめな狛犬。境内には象や龍など動物の彫刻が多くあった。 -
大雁塔 da yan ta たーいぇんたー(20元)に登った。玄奘和尚がインドから持ち帰った経典を納めるために立てられた塔。しかし不信心な私の目的は塔の上から街を眺めることにある。
見晴らしは良かったが、西安の中心地には高い建物が多く建っていて、ゴミゴミしている。西安も北京のような東京のような街になってしまうのだろうか。 -
地図で見ると、陝西歴史博物館まで近い、と思って歩き始めたが、思ったほど近くなかった。地図が正確でないのかもしれない。道はわかりやすいが、予想よりあまりにも距離が長いのだ。日本の感覚でそろそろ着くかな?と思う頃、ようやく半分くらい。そしてまた入口とは反対方向に行ってしまい‥‥
ともかくたどり着いた陝西歴史博物館(35元)。展示物は見ごたえがあった。日本で時々開催される「中国ナントカ展」の何回分か。でも、大きな遺跡を見慣れた目には小さな展示物が多いと感じた。大きなものは現地に置いてあるのだろう。やはり、それぞれの遺跡に行かなくちゃ。 -
街を歩くと長安大学があった。このあたりは学生街。西安で起きた反日デモの参加者は学生が多かったと聞いていたので少し緊張した。
ファッション小物を並べた小さな店。大きなショッピングセンター。何か食べながら歩いている人たち。賑やかな若者の街。まるで原宿か渋谷センター街のような。
すれ違う女の子たちはぴったりしたジーンズやフリルのついたジャケットなど思い思いのお洒落をしていた。日本人と比べると化粧の仕方と髪形が少し違うくらい。みんな私よりずっとお洒落だ。たぶんこれが「今の西安」なのだろう。
写真は大雁塔から西の方角を見たところ。 -
バスで南門まで戻った。南門へはどこから登るのだろう?地下か?南門の周りを一周してやっと見つけた。入口は道の向こう側。行く手を遮る広い道には信号も横断歩道もない。交通量は多い。
歩行者がいようが何があろうが、車は決して止まらない。速度を緩めることも期待できない。こちらの人々は道を渡るとき決して走らない。走る車の前を駈け抜けるなんて、ここでは危険きわまりない行為なのだ。
横断するには、車の進行を妨げず通り過ぎるのを待つしかない。一番手前の車線に車がいないときを見計らって2車線目の前までゆっくり歩き、そこで立ち止まる。自分の前後に車がビュンビュン通り過ぎても気にせずそこで待つ。次の車線の車が途切れたら1車線分進む。そしてまた次の車線へ。車の流れを止めず、少しづつ確実に向こう側までたどり着くのだ。
車道の真ん中で立ち止まるのって、私にはとっても恐いんですけど‥‥。まわりを見回しても一緒に渡ってくれそうな人は見あたらない。意を決して道を横切った。 -
明城墻 ming cheng qiang みんちぇんちゃん(40元):西安は城郭都市、街全体が城壁で囲まれている。明の時代に作られた城壁がほぼ残っていて、独特の雰囲気を作り出している。
え?貸自転車で城壁を一周できる?!今日はこれから碑林博物館に行くつもりだったのだが。博物館で文物を見るより、西安の人々の生活や街の風景を見る方が私の旅にはふさわしいのではないだろうか。
予定を変更、こんな自由が利くのも一人旅の良いところ。 -
古いレンガ造りの家。西安の街のあちこちにまだ残っていた。
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廃屋になって取り壊し作業が始まっている地区もいくつか見かけた。
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更地。中央に取り残された石碑がひとつ。いずれここに新しい建物が建つのだろう。
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街のあちこちで工事をしていた。街の景観が変わるのもあっという間だろう。
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大通りの大きくて立派な建物。黄砂のせいか車の排気ガスか、街全体が少々埃っぽかった。
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朱雀門近くの服装市場。中心地のブランドショップとの落差が激しい。
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小北門近くの食物市場。夕飯の材料を買うらしいおばさんたちで賑わっていた。
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跳ねているのは生の魚。魚屋のおじさんがさばいて売っていた。
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城壁の上で外国人観光客に「ハロー」と声をかけていた子供たち。
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「十年中国在深州
百年中国在上海
五百年中国在北京
千年中国在西安」
中国の十年は深州(香港の隣町)にあり
中国の百年は上海にあり
中国の五百年は北京にあり
中国の千年は西安にある。
帰りの飛行機で隣の席になった西安のおじいさんに教わった言葉である。次に行ったとき西安はどんな街になっているだろう。
写真は南門から見た鐘楼。
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この旅行記へのコメント (4)
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- こまちゃんさん 2006/03/28 00:57:50
- 写真と解説が軽快ですね。
- はじめまして。
自分の西安アルバムを見直していて、こちらに遭遇しました。
解説が素晴らしく、写真もアングルが好きなものばかりで、ついつい見入って仕舞いました。(^^
自分自身、西安にも1993年〜1996年頃に、仕事で長期滞在を繰り返していたので、その後の西安と比較しながら拝見させて頂きました。
お写真で拝見させて頂いた範囲でも、変わっている所とそうでない所とが半々でしたね。変わっていない所を見ると、何故かホッとします。
自分でも、その後2003年4月に訪れましたが、鐘楼の西側周辺が全て取り払われ、大きな広場になっていた事に驚きました。
中国では、昔の面立ちを全て取り払う事にまだ抵抗を感じない様子で、経済成長がある程度まで進み、歴史感が強くなった頃に後悔するんでしょうね。。。
また寄せて頂きます!
- 春風さん からの返信 2006/03/28 15:47:50
- RE: 写真と解説が軽快ですね。
- こまちゃんさん、こんにちは。
はじめまして。ですが、そちらの敦煌の旅行記には、
何度かお邪魔させていただいてます。
お褒めいただきありがとうございます。
写真は、私がどう頑張っても、プロが撮った絵葉書のような美しい写真に
かなうわけがないので、他の人にあまり注目されないような物を
人と違うアングルで撮れたらいいなと思っています。
取り壊し中の家屋とか、歴史的建造物の隣にある不似合いな新しいビルとか。
何故かそういうものに物語を感じて惹かれるんです。
単にあまのじゃくなだけかもしれませんが?!
今の中国で、政治の中心は北京。経済の中心は上海。
そのどちらの中心でもない西安だからこそ
人々は自分の街の歴史に誇りを持っていて、
昔の物も残そうとするんじゃないか、
と、楽観的に考えていますが、どうでしょう?
やはり経済発展には逆らえないのでしょうか。
こまちゃんさんの旅行記はたくさんあるので、
実はまだ読んでないものも。。。
これからも少しずつ読ませて頂きますので、どうぞよろしく。
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- 招き猫さん 2006/03/21 08:17:53
- 中国の千年は西安にある。
- 春風さん、おはようございます。
古都西安に先月、行ってきました。
西安の街は、新しいものと、古いものがうまく調和されて、魅力のある街でしたが、、交通マナーの悪さに、無愛想な4つ星ホテルのスタッフとかは
最低でした。
それでも次は西域かチベットに行きたいですね。
春風さん今日誕生日ですね、おめでとうございます。
素敵な一日になりますように願ってます。
招き猫
- 春風さん からの返信 2006/03/28 14:42:30
- RE: 中国の千年は西安にある。
- 招き猫さん、こんにちは。
お返事遅くなってすみません。
少しばかり出掛けていたもので。
あ、いえ、国内ですよ。(^^)
しばらく見ないうちに、西安の旅行記が増えてますね。
素敵な写真がたくさん!!
これから解説が付くのでしょうか?楽しみです。
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旅行記グループ 西安&敦煌、女ひとり旅
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