2005/10/27 - 2005/10/27
681位(同エリア1655件中)
春風さん
これを見なければ中国に来たとは言えない、と言われる兵馬俑。司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んでから、ずっとここに来たいと思っていた。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス
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兵馬俑に行くには火車駅(鉄道の駅)まで市内バスに乗り、そこから郊外へのバスに乗り換える。
まず近くのバス停で観察してみた。バスの側面に書いている中国語はたぶん「1元入れろ、釣りは無い」という意味だろう。乗るときにお金を払うらしい。よし、簡単だ。降り方はわからないが。
駅行きのバスの番号を確認して乗った。無事、駅に着き、次のバス乗り場もすぐにわかった。車掌のお兄さんに「兵馬俑(bin ma youg ぴんまーよん)?」と聞いてみた。そうだというので乗り、言われたとおり5元払った。 -
車掌との会話で外国人とわかったのか、乗客の女性が英語で話しかけてきた。兵馬俑で英語ガイドとして働いているという。31歳だそうだ。
「毎日働いているの?休みはあるの?」ときくと休みは無いという。世界中から観光客が来て仕事があるのにどうして休むの?という感じだ。おそらく仕事を休んで遊びに行くなんて感覚はないのだろう。
中国の観光地ではたくさんの若い女性が働いている。みんな仕事熱心で優秀そうだ。 -
バスを降り、彼女について博物館入口まで歩いた。バス停から入口まではとても遠い。
彼女が英語のガイドは要らないかというので ”It’s better in Japanese” と言ったら通じない。しばらくやりとりして”Oh! ニホンゴ! ”とわかってくれた。彼女がすぐ携帯で連絡し同僚の日本語ガイドを手配してくれた。さすがに商売上手だ。ガイド料は50元。
入る前にトイレに行ったほうがいいとか、細かい気配りまでしてくれて、日本語ガイドさんが来たところで別れた。彼女がどんな生活をしていてどんな将来の夢を持っているのか、聞いてみたかったな。 -
兵馬俑博物館(90元):一言で言えば巨大な発掘現場。復元されたものと発掘時の状態で保存されているものもたくさん展示されているが、残りの大部分は未発掘。この下に眠っています、という土が見えるだけ。将来、保存技術が進むまで発掘しないでそのまま置いてあるのです、とガイドさん。
暴かれることを恐れた秦の始皇帝の遺志は今でも尊重されているのではないか?兵馬俑の一部を焼いた項羽はここでは悪者だ。 -
中国の歴史では時代が新しい方が必ずしも技術が優れているとは限らない。技術の劣った国が優れた技術を持つ国を滅ぼし、その技術が継承されないことがままあるらしい。秦の国もそうだった。後の時代に作られた俑の方が稚拙だ。
古いものを大切にする、過去を否定しない、という考え方はこういうところからも来ているだろうか。現代の自分が文明の頂点にいると考えるのは驕りだろう。 -
帰りには小さいバスに乗った。車掌のおじさんに「秦陵(xin ling しんりん)」と言って1元払った。やがて秦陵のなだらかな稜線が見えてきたが、そのうち通り過ぎてしまった。
あ、どうしよ。おじさん、降ろしてよー。思わず日本語で言った。気づいて降ろしてくれたが、バスはずいぶん先まで来ていた。歩いて戻るしかない。 -
歩道もない道を歩く私を、車が何台も追い越して行く。左右には果樹園が広がっている。晴れていて風もなく気持ちの良い天気だ。道端のザクロ売りにうさん臭げにじろじろ見られた。こんなところをとぼとぼ歩いている日本人なんていないだろうな。
写真は秦陵と発掘された排水管。 -
秦陵 xin ling しんりん(25元):秦の始皇帝の墓。近隣の人々の行楽地になっているようだ。まずは頂上へ。南は山。北には平坦な大地。空が広い。兵馬俑博物館の屋根が遠くに見えた。意外に小さい。
兵馬俑ではスケールの大きさに驚いたが、なんのことはない、自然はもっとスケールが大きく、6千体の人形だってほんのちっぽけなものにすぎないのだ。 -
秦陵の周りを歩いた。以前は荒地だったらしいが、今は果樹園と畑。緑が美しい。陪葬坑と書いてある石碑。何の説明もないがここでどれほどの人が殺されたのやら。遠くからアトラクションの舞踊音楽が聞こえる。平和だ。
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帰りのバスは、乗せてーと手を上げて停めた。ずいぶんおんぼろバスだ。途中、急にバス停でもないところで停まったかと思うと、やおらタイヤをはずして修理をはじめた。西安駅までは高速に乗って40分くらいかかるはず。修理が終わるまで待つべきか?
道を次のバスが追い越していくのが見えた。一緒に乗っていたおじさんは別のバスに乗り換えるらしい。「西安(xi’an しーあん)?」と聞くと、そうだと言うのでついて行った。こっちの広い道のほうが直行のバスが走っているから、とかなんとか言っているようだ。「shi a しーあ(そうね)」中国語はほとんどわからないが、わかったようなふりをして適当に相槌を打ちつつ、バスを待った。
やがて別のバスが来て無事に乗れた。仕事帰りらしい地元民でいっぱい。車掌のおばさんに5元渡したら1元のおつりをくれた。ドキドキしながら乗っていたが、無事に西安駅までたどり着いた。 -
夕食にはイスラム飲食街に行ってみた。
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米の粉を練ったものをその場で蒸してくれる。緑やピンクの甘いものが入っている。ひとつ1元。きれいだったので食べてみたが味はたいしたことなかった。
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ムスリム街の食堂で食べたこの丸子砂鍋(ひき肉団子入り土鍋)は、スパイスがきつくて舌がピリピリする。半分しか食べられなかった。残念。やはり食べ物は都会より田舎の方がおいしいのか。
そうではなくて、屋台でしか食べていないからおいしいものに巡り合えないのかな?明日はちゃんとしたレストランで食べよう。
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