2007/09/26 - 2007/09/27
5位(同エリア1561件中)
katsu nagoyaさん
- katsu nagoyaさんTOP
- 旅行記113冊
- クチコミ603件
- Q&A回答6件
- 573,014アクセス
- フォロワー89人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
すべてはこの地、西安から始まる。
悠久の都、西安から始まる「絹の道」は宗教、文化を運び歴史を作り上げてきた。「シルクロード」とは幾本もの“交易路の総称”です。
そのうちの中央アジアを抜ける川西回廊(西安~敦煌)、天山北路の途中(敦煌~トルファン~ウルムチ)まで行って来ました。
秦、漢、隋の王朝が西安に都を定め、唐の時代には長安と呼ばれ、国際都市として繁栄した。
歴史上の様々な人物と物語が登場し、玄奘・三蔵法師は西の城門から天竺を目指した。
日本人では弘法大師空海が書を学び、阿倍仲麻呂も遣唐使としてこの地で政治や経済を学んだ。
しかし幾多の歴史を刻んだ西安も、急速な近代化の中で、街から古きよき中国の風情は消えていた。
旅行行程は成田→西安→ウルムチ→トルファン→敦煌→西安→成田ですが、
旅行記はウルムチ編、トルファン編、敦煌編、西安編にまとめています。
憧れのシルクロード(敦煌編)からの続きです。
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10186601/
表紙画像 :大雁塔
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 2.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
PR
-
いざ出発
中国東方航空 MU-522便
成田発 16:55
西安着 22:20(予定) -
上海到着
乗換えでちょっとビックリした。
乗り換えの人は空港施設入口で係り人の前で整列して待機。
全員が飛行機から降りたのを確認後、係りの人の後を付いて行く。
暗証番号入力後に扉が開き3枚綴りのトランジットチケットを受け取り、セクリティチェック、入国審査を受ける。
その後乗り換えのゲートに行く。 -
台風のため乗換え便が遅れるらしいが、なんの説明、案内も無い。
そのうち、又係りの人の後を付いて行き、待機していたバスに乗り込み、40分走ってホテルに到着
フロントが英語を話せないので話が通じない。
食事をしてロビーで待機。
11時にホテルを出発、又セクリティチェックを受けて12時に出発。 -
西安着
3時間半遅れで西安着、ホテル(西安賓館)に直行
3時過ぎに就寝 -
碑林博物館
我々が日常に使う漢字や、それを書き留める紙は西安が発祥の地です。
もともと孔子廟だったところを博物館とした。
昔、印刷技術のなかったころ、名書を保存しておくために石碑を彫り、石碑に墨を塗ってそこに紙を貼ることにより、書のレプリカを作成することができる。これが拓本です。
門の上の題字は有名な学者郭沫若のもの -
木牌坊
中国式の鳥居で皇帝の陵墓に建てたように地位、格を表す。 -
中庭
-
碑亭
-
石台孝経、玄宗皇帝の達筆
-
論語
子曰君子之・・・ -
象形文字
-
大秦景教流行中国碑
古代中国と外国の友好往来の史実を記載している石碑。
碑の右には古代シリア文字の職名が刻まれており、古代中国と古代のシリア、イラン、ローマ、アラビア半島諸国との友好往来を研究する資料としても価値が高い。
古代シリア語(一番右)は世界でここにしか存在しない。 -
実際に拓本をとる作業も行われていて、見ることも出来る。
湿した紙を張って半乾きになったら、たんぽに墨をつけて線画を叩き出す。 -
昼食
-
陝西省歴史博物館
故宮博物館についで中国第二位の規模を誇り、唐代の巨大な色彩壁画がある。
原始社会から明の時代までの貴重な文化財が収蔵されているので、中国の五千年の歴史を一度に巡ることができる。
特に注目を集めているのは唐代の壁画展示で、壁画には宮廷生活や楽隊、儀仗隊、狩猟風景などが多彩に描かれている。 -
中庭
-
3,000年前の西周青銅
-
編鐘
楽器です。 -
兵馬俑関連の復元模型
これは銅馬車 -
兵馬俑の模型
-
秦始皇帝陵平面図と像
秦始皇帝陵の近くから発掘された像 -
世界最古の紙
世界最古の紙と言えばエジプトのパピルスが有名だが、中国の紙が世界最古ですよ!(現地ガイド)
材料は穀物の茎だとか。 -
唐三彩馬
-
唐三彩駱駝
-
唐貴婦人
これは唐貴婦人の靴。
女性は纏足(てんそく)を強制されていると言われているが、靴は普通サイズだった。
唐時代の女性が男女平等だったことを物語っている。 -
慈恩寺(大雁塔)
648年、唐の三代皇帝高宗が、母の文徳皇后を供養するために建立した慈恩寺の境内に立つ塔で、西安のシンボルです。
大雁塔は玄奘・三蔵法師がインドから持ち帰った大量の経典や仏像などを保存するため652年に建立された。
地盤沈下で少し西に傾いているとか。
塔の上に登ると、西安市街を一望できる。 -
大慈恩寺の山門
-
5つ星のトイレ
-
鐘楼
メイン通路の左右に同じかたちをした,鐘楼と鼓楼がある。
中国では鐘楼と鼓楼がセットになっているところが多いとか。 -
鼓楼
-
中央は釈迦、隣は三蔵法師、あとは???記録落ち
-
伝水堂だったかな?
-
大雁塔
-
イチオシ
いざ登る
7層の塔の高さは64m。
最上階まで248段の階段を上っていきました -
大雁塔入り口
-
塔の最高階の天井
-
何が書かれているのか?
-
頂上からは東西南北360度の展望が得られるが、スモッグか?西の砂漠の砂が舞っているとか?見晴らしは悪い。
-
下り階段
昔は天上まで吹き抜けだったという。
僧侶たちは梯子を順番に架けながら塔の中を登り、経典を守っていた。 -
大慈恩寺のお坊さん
日本の僧侶と違って、肉、魚、酒、結婚も禁じられているとか。 -
舎利塔(聖者の遺骨を納めた塔)
文化大革命の時に、一人でこの寺を守った僧侶が納骨されている。 -
「秦始皇帝兵馬俑坑博物館」
兵馬俑一号抗
坑は発掘順序に基づき一合坑、二号坑、三号坑と名づけられた。 -
兵馬俑
兵馬俑は1974年3月に井戸を掘っていた農民によって発見された。
俑とは土を焼いて作った「はにわ」のこと。
死後も皇帝として君臨するとの一念を示す偉業は、時の権力者の証。
殉死制度のあった時代に、人間の代わりに陶製の人形を殉死品とした。 -
一号抗は前線を張る主力部隊
約6000体の武装した兵馬俑が38列にわたって並んでいる。
兵馬俑はみんな東を向いている。これは戦国の七雄の敵国がすべて秦の東に位置していたため。 -
修復現場
出土して修理中の俑、修理が終わると元の位置に返される。 -
修理を待つ馬
-
兵馬俑二号抗
-
二号抗は先方部隊と呼ばれる精鋭部隊
歩兵隊、戦車隊、歩兵と戦車の混成部隊、騎馬隊からなり、それぞれ戦車89輌、馬336体、騎兵と騎馬116対、歩兵562体に及ぶ。
弓や馬車など、任務ごとに4つの陣営に分かれています -
鞍馬騎兵俑
-
跪射傭(弓矢の部隊ひざ射ち兵士傭)
二号坑は4つの小さな陣営からなっている。
そのうちの1つが弓矢の部隊で、写真の鎧を着たひざ射ち兵士俑が陣営の中心に8列に並び、その周りを鎧を着ていない軽装の兵士俑が取り囲んでいる。 -
兵馬俑三号抗
-
兵馬俑三号抗は司令部
64体の兵馬俑、指揮車両1輌、作戦本部跡、などがある。
向かい合って作戦会議?
四号抗では俑は発見されていないが、後方部隊の役割があったと見られる。 -
秦始皇帝兵馬俑博物館(銅車馬ほか)
2分の1スケール製作された二組の精巧な銅車馬を展示している。 -
一号車は先導車で、御者は腰に剣を帯び、側に弓矢などの兵器を備えている。
-
2号車は温涼車
始皇帝が乗るための車で、車には装飾が施されています。 -
発見者の楊志発さん
昔ニュースで見た時より、若くなって知的な感じがした。写真集にサインしていた。 -
華清池
西安市の東約30kmのところにあり景色が美しい温泉観光地。
三千年前の西周時代からの温泉の湯元があるため、西周から唐代までの帝王が享楽に耽った所でした。
なかでも有名なのは唐の玄宗皇帝と楊貴妃のロマンスで有名な「華清宮」です。 -
楊貴妃
傾国の名花として名高い妖婦で、男にしなだれかかる楚々とした美人だと思っていたが、体重80kgの女丈夫だったらしい。 -
楊貴妃はワキガ
海棠湯は楊貴妃のお風呂。
彼女が温泉を愛したのは「腋臭」だったから。入浴後に玄宗皇帝との愛欲に溺れた(笑)
浴槽は海棠の花を2つ重ね合わせたデザインです。 -
青龍寺
弘法大師空海はここで、東塔院にいた恵果阿闍梨から真言密教を学び、また儒教、道教、医学、音楽及び料理などの知識を勉強して身につけて806年に帰国した。
帰国後、空海は高野山に金剛峰寺を建立して真言宗を確立した。
1 -
空海記念碑
1982年に中国仏教協会と日本の四国4県・真言宗門徒が共同で建立した。
高さ10m。 -
秦始皇帝陵
秦始皇帝の陵は兵馬俑坑のすぐ西に位置します。
埋葬されている墓室や宝物などを盗掘から防ぐためのさまざまな仕掛け(罠)が施されているため、発掘が困難だと言われている。
時間が無いのでバスで走っただけ。 -
西の城門
シルクロードの旅はここから始まった。
夕暮れにバスで撮影しに行った。雨で撮れなかったがどうしても載せたいので、西安市HPから借用しました。 -
夕食は餃子宴
以前来た人が、餃子の大きさが半分になったと言っていた。 -
形も中身も胡桃の餃子
疲れたのでOPの唐代歌舞はキャンセルした。 -
フォッカー50でセントレアに到着
悠久の都、西安は幾多の歴史を刻んだのに、今の西安にその面影は無かった。
そこには「エネルギッシュかつ、いいかげんで、したたかな」現代の中国の姿があった。
今回の旅で印象があったのは、中国人のスルーガイドさんが、旅行中ずっと株価を気にしていて、説明が上の空だったこと。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- mamarinさん 2007/10/06 08:39:55
- 懐かしい・・・
- はじめまして、mamarinといいます。「シルクロード」が大好きで拝見しました。と、行っても1度しか行ったことがないのですが・・・
ちょうど1年前にいきましたが新疆では、暑いか、涼しいかで雨など降りませんでした。本当に珍しいですね。シルクロードで雨なんて。暑いのにあせもでなくて手の平も乾燥しきってハンドクリームを塗ったことを思い出しました。
私たちはもう少しハードな旅で、車中泊2日し、バスの1日の走行距離が400キロぐらいありました。
鳴沙山も天池も風力発電もみんな懐かしかったです。
- katsu nagoyaさん からの返信 2007/10/07 14:25:59
- RE: 懐かしい・・・
- 訪問有難う御座います。
西安はともかく、まさか敦煌で雨にたたられるとは・。
西安はどこも工事中で、スモッグなのか、砂塵なのか、いい画像が撮れなかった。ツアー客の皆さんも喉を痛めていた。
ウルムチ、トルファン、ウイグル自治区では色んな問題を抱えているみたいですね。現地ガイドさんと仲良くなると色々聞かされます。
イスラム教徒に「一人っ子政策」を推し進めるのもトラブルの原因だし。
又行きたいような、これ以上変わった姿を見たくないような。
そういう思いです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ シルクロード
2
66