2005年夏の旅 ?（暑い芸術の夏　in New York）

2005/07/21 - 2005/08/22

暑い〜〜〜！！！
喋ると舌が火傷しそうなくらい暑い日々。

ユースホステルの朝食は・・・なんとドーナッツ！
町に出れば、ファースト・フードばかりが目に付く。
もちろん、飲み物はコーラやペプシ。
どれもこれもメチャ量が多い！
ファースト・フードの看板を見るだけでゲップが出て胸焼けしそうだった。

地下鉄に乗っても、歩いていても、
見る人、見る人、小錦風！
そりゃ、あれだけ油と甘味を食べれば肥えるわね。
（先にごめんなさい！）　
町ゆく大勢の小錦さんをみれば、
暑さに拍車がかかり、ダウン寸前になった。
なんと！海外旅行で初めて「胃痛」に襲われた。

でも、ニューヨークに行けば、「メトロポリタン美術館」は絶対行きたい所だった。
１日かけて、ゆっくり鑑賞・・・
最高に素晴らしい時間が緩やかに流れていった。

大好きなフェルメール、モジリアーニ、ピカソ、あぁ〜目の前にある〜〜〜！！
感激で心がキュンとなった。

一人で好きな絵画や彫刻を好きなだけ鑑賞出来るなんて！
こんな贅沢は無い。至福の時を過ごしました。

ニューヨークと言えばブロードウェイと言えばミュージカル。
見逃す訳にはいかない。
“CHICAGO”のチケットをゲット！
本場のミュージカルに圧倒された一夜でした。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

モジリアーニ（作品　Portrait of Juan Gris）

絵画は何故か人物画が好き。

ピカソは横向きが多いけれど、
モジリアーニは正面が多い。

太い首でハンサムとは言えない男性の顔。
でも、、、、
しっかりとした目元からは素直な優しさが感じる。

なんと長〜い顔なの・・・

見れば見るほど、目・鼻・口などは、
シンプルに描かれている。
でも、憂いを含んだ表情は生き生きと感じられる。

フェルメール

白い顔の女の子。
きっと、夢見心地の所、呼ばれて振り返り、
現実に戻った一瞬みたい。

大きな目には、少し戸惑いが感じられた。

衣服の柔らかさがとても美しい。

リュートを引いている。

フェルメールのお得意の構図。

窓から差し込む柔らかな光が美しく描かれている。

フェルメールは「青」が美しい。

「ラピズラズリ」の石を砕いて使っていたとか。
今でも、オランダの風車で作っているそうです。

いつもこの「青」に感動する。

フェルメールの絵は、どの絵にも静寂感がある。
描かれる人物はふつうの人。
でも、優しく品性がある。

癒される作品です。

ピカソの作品。

キュビズム時代の作品より、
この時代の作品が大好きです。

構図からの力強さではなく、
内面からの力強さをかんじます。

キュビズム時代の絵に見られる威圧感が無いのがいい。

ピカソ　「白い服の女性」

凄く感動した作品です。

繊細で美しい女性とは言い難いけれど、
女性の大胆さ、芯の強さが生き生きと描かれていた。

堂々と腕組みした構図が面白い。
やっぱり　ピカソだ！と感動。

白色ほど使いにくい色は無いと聞いた事があります。
天才を彷彿させる作品でした。

このピカソの作品にも感激！

○だけで描かれた人物画でしょう？

不必要な線はいっさい無い。
でも、表情は輝いている。
本当に面白い人物画だった。

大好きな作品です。

懐かしい西アフリカ「マリ」の木彫。

とんがった立派な「おっぱい」は、
まさしく女の生命力！

面白い木彫作品でした。

ミュージカル”シカゴ”
当日券をゲット！
半額かと思いきや、人気のミュージカルだったので、
２５％offの＄75.25 (8,800円）だった。

思ったより小さな劇場。
でも、迫力満点。
本場のミュージカルに酔いしれた夜でした。
映画より数倍面白かったです。

ブロードウェイに夜の帳が・・・

暑いＮＹの夜でした。

この旅行記へのコメント （13）

• 萌愛さん 2006/05/10 14:56:45

  モジリアーニ

  って、好き。
  ＞フェルメールには青が似合う
  って私も思う←オランダ行って見逃した私＠思いっきり、後悔
  
  キュービズムと合体する前のピカソも好き
  なにかしら、ブリジストン美術館のサンタバンクを彷彿させる人物像
  
  ＮＹって、エキサイティング過ぎて　ここも行ったら帰ってこないかも知れない場所のひとつ。
  大学時代、朝からドーナツ食べてた私に友達が「ニューヨーカーみたい」って言ったよ。懐かしい思い出です。
  

  気楽トンボさん からの返信 2006/05/10 18:11:25

  RE: モジリアーニ→　萌愛さんも好きなの？

  人物画が大好きなんです。
  特にモジリアーニが好きです。
  
  ピカソも時代の浅い頃がいいね。
  
  ワシントンのナショナルギャラリーに行きたいです。
  
  絶対みたい１枚が有ります。
  レオナルド・ダ・ヴィンチの『ジネヴラ・デ・ベンチの肖像』 です。
  
  ３枚の女性の肖像を書いています。
  「モナリザ」「白貂を抱く貴婦人」とこれです。
  ２枚はみました。感動でした。
  
  笑みも無い真っ白な顔の女性。
  不思議な空気に包まれそう・・・
  

  萌愛さん からの返信 2006/05/10 18:43:06

  RE: 萌愛さんも好きなの？←ものすごく好き。

  おとなになってから、人物画では、一番好き。
  短命だったから、多くの作品がないのは　とっても残念ね。
  「モジリアーニ」ていう映画も見に行ったくらい…なんでかしらねぇ。
  
  絵って不思議。子供の頃好きだった画家と乙女の頃好きだったのと今とじゃ結構違うの。クリムトとダビンチは長く好きなのが続いている画家。子供の頃テレビかなにかで見たモナリザは、本当に絶世の美女に思えたの。今は…だけど
  ダビンチの女性肖像画3部作、私は多分　モナリザだけしか見てないと思う。ジネヴラ・デ・ベンチの場所も知らなかった。ありがとう。で　もうひとつの白貂を抱く貴婦人は　どこだったっけ。教えてね。
  
  ＮＹ、行ってみたいものの　帰れるか不安な場所。
  でも、当分　ここも無理そうよぉ。←金貧の私

  気楽トンボさん からの返信 2006/05/10 18:56:26

  そうなの・・・萌愛さんは絵と石がすきなんだ。

  クリムトのパッションに惹きつけられるわね。
  あんな「接吻」を経験したい〜〜！！
  
  「白貂を抱く貴婦人」はポーランドのクラクフにあるよ。
  ポーランドはワルシャワだけ行きました。
  私は仕事の都合で一人だけ帰国。
  友達は行きました。アウシュビッツのクラクフです。
  
  京都美術館で観ました。
  感激したよ。是非行ってください。
  
  ＮＹは正直に言えば・・・嫌いかな？
  朝から脂っこいドーナッツだったわ。
  メモにね！「一人２個まで」って書いてあった。
  誰が３個も食べるか！なんて・・・
  
  萌愛さんはすぐにニューヨーカーになれますね。
  
  旅で身体の調子が悪くて困ったのがＮＹでした。
  ベネズエラに行って回復したよ。
  やっぱ！私はマニアックが似合うみたい。

  萌愛さん からの返信 2006/05/10 19:26:04

  RE: そうなの・・・萌愛さんは絵と石がすきなんだ。

  気楽トンボさん、早々のお返事ありがとう。
  
  ポーランドのクラクフまで観に行くのは、ちょっと無理かしらん。いつか日本にもう一度来るといいな…
  
  気楽トンボさんは、たゆたゆと流れる時間の中にいるのが　好き？
  私は、両極端なところがあるの。物凄くエキサイデイングそうな場所も好きなの。
  でもね、例えばヨーロッパに3週間いても　今の生活に結構すぐに戻れるのに沖縄に10日いて、帰ってきたら　体が宙に浮いたような感じが2.3日するの…不思議な私の体
  ＞萌愛さんはすぐにニューヨーカーになれる
  ってのは、若い時ならなれても　今は多分無理だと思う。去年初めてバリにいって食事に困って、日本食のありがたさと自分の歳と体力の衰えを思い知らされたからなんでもかんでもビックサイズのファースト・フードとイタリアンでは生きていけないと思うの…だから夢に終わりそうですね。
  
  南米とアフリカはひとりじゃ行かせてもらえないって←失踪すれば別だけど（笑）石好きの私が帰国しない恐れがあるのか（こんな奥さんでもいないと困るらしい）家のご主人がマークしているの
  だからノー・マークのＮＹに行って帰らなかったらどう思うだろうって（笑）
  
  私って絵が好きなのかな？自分で分らなくなっちゃった。絵だけ観てればずーと幸せな気分って訳ぢゃないから。でも、そういう意味なら石は好きね。絶対。

  気楽トンボさん からの返信 2006/05/10 19:47:12

  萌愛さん、石ってストーンって言うでしょう？

  ストーンは「石」だけど「宝石」って意味もあるでしょう。
  
  「たがが石されど石！」
  
  だから惹かれると思います。
  
  私は山に登ると必ず小さな石ころを拾ってきます。
  そこに、山の名前と登った日付と誰と登ったかを、
  マジックで書いて、大事にしています。
  一杯貯まったよ。
  それは私にとっては「石ころ＝宝石」で〜す。
  
  美術鑑賞は非日常の出来事なので楽しいのよ。
  それが日常になると嫌になるよ。
  
  
  
  

  萌愛さん からの返信 2006/05/10 20:22:31

  RE: 萌愛さん、石ってストーンって言うでしょう？

  なんか、ものずごーく、納得。説得力ありすぎるコメント。
  
  私も物心つくかどうかの時期から　石集めが好きでしょうがなかったの。もちろん、その辺の石ころだけど。で、気楽トンボさんと同じように日付とか書いて大事に大事に10年くらい集めたの…綺麗に綺麗に並べてね。そんな訳で自分の部屋は石だらけ…でも、ある日学校から帰ってきたら我が母に捨てられてたの。「こんなに部屋よごして！くだらないもの集めて！」ってね。でも、大事な宝物だったのに…
  
  そうかぁ。謎が解けた！私の石好きの。
  嬉しぃ〜。モヤモヤがかなり　すっきりした感じ。
  
  ありがとうm(__)m
  
  近いうちに、気楽トンボさんと南米のお話がしたい私。また　宜しくねm(__)m

  気楽トンボさん からの返信 2006/05/10 21:52:57

  萌愛さん、色んな話題でお喋りを！

  話題が豊富な萌愛さん。
  
  こちらも楽しいです。
  これから、もっと！もっと！お喋りしましょうね。
  宜しくお願いします。
  
  ・・・フワァ〜・・・楽しい夢を！

  萌愛さん からの返信 2006/05/10 22:17:26

  RE:おやすみなさい

  今日も　楽しかったです。　ありがとうございましたm(__)m
  
  今日は間違えて　ニューヨーカーになって　周り中「小錦」に囲まれてビビッている悪夢をみそうな…　どうしょう！
  
  お互いに、良い夢で　ありますように。

• さすらいおじさんさん 2005/09/08 18:52:43

  フェルメール、モジリアーニ、ピカソ、いいですね

  気楽トンボさん
  
  「メトロポリタン美術館」１日かけて、ゆっくり鑑賞されて良かったですね。私は２時間くらいしか見ておらず、まだまだ見切れていません。
  フェルメール、モジリアーニ、ピカソ、いいですね。
  私は特に作品の少ないフェルメールが好きです。
  

  気楽トンボさん からの返信 2005/09/08 19:02:23

  アフリカはいかがでしたか？

  帰ってすぐに訪問してくださってありがとうございます。
  台風の影響はありませんでしたか？
  
  まだ、夏の旅行記のアップが、もたもたとアップアップしています。
  
  帰国しても元気なさすらいおじさんに頭がさがります。
  
  ゆっくりアップしてください。
  と言っても・・・どんどん進んでいるのかしら？
  
  アフリカを楽しみにしています。
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2005/09/08 19:41:56

  RE: アフリカはいかがでしたか？

  気楽トンボさん
  
  昨晩遅く帰宅し、今日は留守中のかたづけ、メール、掲示板の返信などしています。
  旅行記は明日くらいからすこしずつＵＰできれば---と思っています。
  
  アフリカは天気に恵まれ、良かったです。

• planetgingaさん 2005/08/30 00:04:11

  お帰りなさい。

  １ヶ月余りのバックパッカーの旅、どうでしたか？
  いい思い出がたくさん出来たでしょうね。
  
  私なんか淋しがり屋ですので、センチメンタルになって
  一人旅の海外旅行は多分だめでしょうね。
  人恋しくて２〜３日で帰国しそうです(~_~)
  
  食事はどうですか？長期間、日本食から離れますが、
  苦にはなりませんでしたか？
  それはどの様に克服されてますか？参考のために
  教えてください。
  
  絵画には知識が薄くて、コメント出来なくて恐縮ですが、
  本場のブロードウェイのミュージカルの舞台は是非見てみたい
  です。
  ライブでは見たことがありませんが、１９６１年のブロードウェイミュージカルの代表作、「ウエストサイド物語」の映画は何度も見ました。
  ジョージ・チャキリス、ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー
  の顔がすぐに浮かんできます。
  挿入歌の「トゥナイト」は名曲だと思います。
  
  気楽トンボさんの主な南米の旅行記、まだ序の口ですね、
  これからどんな写真が飛び出してくるか、期待と楽しみで
  一杯です。