2005/04/13 - 2005/04/13
6426位(同エリア8843件中)
ソフィさん
フォンテーヌブローから10km。
森の外れにバルビゾンの可愛い村がある。
メインストリートは、歩いても数分で通り抜ける、一本の通りだけ。
最初にここに来てから43年になるが、いつ来ても同じ静かなたたずまいを見せている。
要するに、発展がないということだ。
それでも、バルビゾンの村には、現代人の心を慰めてくれる、何ものかがあり、今回の訪問は20数回目だろうが、飽きない魅力がある。
食事をとった、少しうらさびれた感じのレストラン。
「結婚式は森の新鮮さの中で」広告までも色あせている。
レストランのマドモアゼルに聞いてみた。
「どうしてこの街は何回来ても静かなの」
「フランスではミィェがあまり知られていないからです」
ここが好きなのは、アメリカ人と日本人と言う。
フランス人はMILLET(1814−1875)をミレではなく、ミィェと発音するようだ。
たしかにオルセー美術館が出来るまで、ルーブルでミレの絵を見つけることは、至難の業だった。
バルビゾンの村は、二車線足らずの細い一本道だけ。
入口に可愛らしい村役場の建物がある。
教会も素朴な木造。その前の迫力に満ちた銅像が乗る忠魂碑が目立っている。
1840年ごろ、工業化の波や流行病がパリを侵し、都会の喧騒から離れようと、田園の静かさと澄み切った森の空気、そして素朴な農村生活を求めて、パリからミレやコローたちがやって来た。
バルビゾン派のメインは「プレイヤード」(すばるの七つ星)と呼ばれる7人の画家。
光の重視、一般日常生活を主題とした地味な画風。
印象派へと発展する過程の絵は、心を打つものを強く感じさせられる。
われわれ日本人は、子供のときに教科書で習った、ミレの「晩鐘」や「種をまく人」などの感動を忘れることが出来ない。
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