2005/01/30 - 2005/02/03
1327位(同エリア1651件中)
きっちーさん
朝9時、秦都酒店から車で1時間、一路「秦兵馬俑博物館」へ!
今回の旅のメインです!
城外へ出て街を抜け川を渡ると、ザクロ畑と長ーい道が伸びています。ザクロの収穫もシーズンも終わったそうですが、道路の端では、ザクロと正月用の飾りや花火の露店が、ちらほらとでていました。
ザクロはドライフルーツにしたり、お酒にしたりしてお土産に売っているそうで、他には小麦とか、とうもろこしの栽培が行われているそうです。
ガイドのリュウさん(中国読みではホントはロンさんなのかな?)は茶髪でショートカットの「キャリアウーマン」ってカンジの女性で、いつもきっちりメイクしてて、ちょっと寒がりで、すっぴんで過ごしてる私より、ずいぶん観光客に見えそうな人です。バックはコーチだし、日本の流行に興味があるらしく、そっち方面の話題をたびたび尋ねられました。あんまり詳しくないので、とりあえずいろいろ思いつくままに話すのですが、なかでもネイルアートの自動販売機の話がツボだったらしく、本当にオシャレな人なんだなーと、感心しました。西安で何が流行っているかは・・・翌日に。
最初に、華清池へ。
皇帝の別荘兼保養地で、温泉が今でも源泉から湧き出ています。
温泉地としてはとても古く、唐代以前からの温泉地だそうです。よくもってるなー。
皇帝と楊貴妃は、10月から翌年までここへこもっていて、半年間くらい仕事してないじゃんか(笑)!
大勢の宮廷人たちが移動の際落としたもので、この地域の農民の生活はたいへん潤ったそうです。まあ、落し物だけじゃなくて、経済活動も活発になったんでしょう。毎年来てんだし。
さらに、皇帝のコックさんたちが、清潔を心がけ、手を使わずに石ころなどで温泉で足を洗ったことから、足ツボマッサージのルーツとしても知られているそうです。ふーん。
また、シルクが有名な中国でも皇帝が着るシルクは、年に1回繭を作るこの地方の蚕の糸を使って、おられていたそうです。他の地域では年に複数回、蚕は繭を作るので、年1回モノが珍重されたのです。
ここでも観光客の姿はなく、リュウさんと2人きりの貸しきり状態。リュウさんに写真を撮ってもらっていたら、急に横に立った女の人が、中国語で話しかけてきましたが、リュウさんに怒鳴られて退散してました。おそらく中国の旅行者と踏んで勝手にガイドしてたのかな??さすがだ、リュウさん。
華清池の隣では温泉ホテルが建設されていました。
いよいよ、兵馬俑です。
秦兵馬俑博物館の敷地は、とっても広くて、正門から警備員さんたちの前を通り過ぎて、本館のほうまでちょっと歩きます。この正門で、どうやら物売りの人をシャットアウトしているようです。
ただし、オフシーズンなので観光客が歩いておらず、行きでは販売の人もいませんでした。正門からの小道は、夏場は日陰がないのできついと思います。本館のゲートには流しのガイドの女性が客引きしています。チケット売り場で、テレホンカードみたいな入場券を買って、JRの改札機のような機械にくぐらせゲート内の敷地に入ります。リュウさんは別口からパスをぶら下げて入れてました。中庭を中心に建物が3〜4個建っており(3つしか入らなかったので、4つめがなにか不明)、ゲート正面の建物がTVでもおなじみのずら〜っと兵馬俑が並ぶ、圧巻の1号館。右横に建物が2つ建っています。この1号館とゲートのすぐ右横の建物(2号館か3号館か忘れちゃった)の、入り口では先ほどの入場券を再チェックします。真ん中の建物はお土産屋さんで、時々現れるという発見者の楊さんは不在でしたが、クリントンが訪中したとき彼と握手を交わしているパネルと、楊さんのサイン入り各国の言葉で出版された、兵馬俑ガイドブックがつまれていました。買っちゃいました。昨日、空港でできなかった両替をホテルで、できたので、今日は元を持ってます。ヨカッタ。樋口一葉の新札もOKでした。ただし、少し破れてたのは(5ミリくらい)、両替は「別のにして欲しい」といわれました。
1号館はとても広くて、手すりにつかまって眺めるのですが、本当に人が立ってるみたいですごいです。作られた当時は彩色されていて、カラーだったことがわかっていて、もっとリアルだったんでしょう。発掘されたときは色が若干残っていて、カラーだったのですが、空気に触れると化学変化で、あっという間に落ちてしまい、現在はわざと掘り起こさないようにしているそうです。写真や修復中のもので、若干、襟などに色が残っているものをみることができます。
ところで、館内は写真はいいのか悪いのか不明ですが、みんなフラッシュでバシバシとっており、私も1枚だけ撮ってみました。ガードマンの人も要所要所にいますが、特に何も言いません。
奥へ進むにつれ兵馬俑はバラバラに壊れており、奥で修復して、正面に並べなおしているそうで、根気のいる作業です。
兵馬俑がここまで破壊されたのは、「四面楚歌」「覇王別妃」で有名な項羽が、兵馬俑が持っていた実際に使える武器の調達後、火を放ったせいで焦げ後もはっきり見て取れます。
項羽は楚の国の人だから、やっぱ始皇帝はキライだったのかなあ。
兵馬俑は、この近くの特別な土を使って皇帝専用の窯で焼かれており、他の土に比べ壊れにくいそうです。
その土を持ってちゃう人が多かったので、現在は中国政府の管理下で、国賓が来たときに特別にその土を使い、レプリカを作ってプレゼントするそう。
クリントンももらって帰ったそうです。大統領時代のクリントンのパネルは華清池にもでかでかと張ってあり、「K泉もそうだけど、大統領も外交という名の観光してんだなー」と思いました。女性スキャンダルで降ろされた日本の元首相のパネルも、はって有りましたよ。
兵馬俑に話を戻すと、ここのお土産屋さんで売ってるレプリカには、ちゃんと何%かその土を混ぜているそうです。いわゆるオフィシャルグッズというわけです。ただし、秦都酒店の売店で売ってるレプリカの3倍のお値段です。わたし、パチもんで良いです。安いのバンザイ!
お土産屋さんは、観光客でいっぱい。さすがは、ナンバーワン観光地。他とは、違うのか。
リュウさんは、店員さんに私を預けると無料で飲めるお茶を飲みながらガイド仲間と休憩中。
2人きりなのでリュウさんは解説のほかにも、ずっと話してて喉がつらそうです。えらい乾燥してるし。ショッピングタイムは、バックマージンでもあるのでしょうが、ガイドさんの休憩時間でもあったのかと、ちょっと納得しつつ、でもこういうとこは興味がないので、もうでたいよー。
お昼の時間がちかづいたため、始皇帝陵は外から見ただけ、物売りの人が寄ってくるのでリュウさんは少し神経質になっています。
エー、でももうちょっと観たかったな、中にも入りたいし、残念。
ランチは、観光客向けのレストランで、1人じゃ食べきれないほどお皿が並びます。
私は2人がけの席で1人で食べてましたが、周りは日本の中高年の団体さんで、店の半分が埋まっています。私にはサービスで無料で出してくれた甘い梅干を、店員さんが120元で5パックセットで団体のテーブルをまわって販売していました。1人ってこうゆうときほんと楽です。
お昼が済むと、シルク工場(というかショッピングセンター)へ。
絨毯なんて買えないし、4万円の翡翠のネックレスなんて無理だし、欲しくないぞ(第一、2万円しか両替してないよ)。ひろーい店内に、お茶休憩してるガイドさん3人、観光客4〜5人、1人1人にぴったりと張り付く店員さんというブルーな状態。30分といわれましたが、そんなにはいられません。困って、リュウさんのそばに行くと「お茶飲みましょう」とあんまり買わせる事にこだわってない様子。他の観光のおばさんおじさんは、まだしっかり店員さんが張り付いてました。ここで黙ってお茶飲んでれば、誰も寄ってこないようです。
よかった。
ティータイムを終え、車で大雁塔へ。
正確には慈恩寺の中にたつ、大雁塔です。お経が収まっていたそうで、お経があったのは「塔の中に」かと思ったらリュウさんの説明では「地下に」だそうで、じゃあ塔自体には何が入ってたのですかと聞いたら、「それは知りません」と笑われました。
40分後にと約束して、フリータイムをもらい、塔に登ってみます。塔の下にチケット売り場があって、チケットを買って登ることができます。途中までのつもりが意地になって最後まで、せいせい云いながら行ってしまいました。
塔の中は、四方に窓があり霞がかった遠くまで見渡せます。南は大通りがまっすぐ伸び、高い建物も見えない寂しい風景で、逆に北側は高層ビルやタワーが立ち並ぶ近代的な様子です。
塔を降りて迂回すると、奥には三蔵法師を記念した寺があり、壁画や資料を見学する中国のツアーの人たちがいました。塔の前の2件並んだお土産屋さんで買い物をし、待ち合わせ場所に戻ると、リュウさんが「なにか買ったんですか?」と少し困った顔。
理由はすぐにわかりました。寺の中にも立派なショッピングセンターが!!立派なトイレが横にあり、団体客はトイレの利用とショッピングがセットになっているわけです。さすが観光地!!
ところが、私には案内する前に、安いほうのお土産さんで先に買われちゃったというわけです。でもトイレつきのほうへ行っていたとしても、数珠とか買わないと思うので無理だと思うんですけど・・・。数珠やらお守りやら書といったものが置いてありました。
リュウさんはお茶を、私は買う気のない商品の講釈を、店員さん二人がかりで聞かされるという、本日何度目かのシビアな状況を堪能し、ようやく表に。解放じゃ。解放じゃ。
ここで再び、リュウさん困惑。
時間が早すぎる。7時から中心部の鐘楼の前にある「徳発長」(有名店らしい)という餃子のお店で餃子の夕食をたべて、ホテルへ送ってお終い、の予定がまだ3時半。「鐘楼のトコで落っことしてくれれば、時間になったら言われた場所へ行きますよ」というと、運転手さんとしきりと相談し、ようやくそれでいいことに。
やったー!リュウさんも運転手さんもいい人だし、明日から3日間フリーだけど、やっぱり一人旅の魅力はおんぶに抱っこではなく、失敗しても自分でトライできるところが魅力なのです!(なーんて。大きく出てみたりして)苦手なショッピングセンターもないし。むふふっ。
鐘楼の前で時間を確認し、明日行こうと思ってた清真大寺へ向かって歩き出そうとしたら、リュウさんがついてきます。
「デパートへ行くのではないんですか?!1人で大丈夫ですか?」どうやら、私が鐘楼付近に広がるデパートや、ブランドショップへ行くものと思っていたよう。そうゆうのはリッチなお姉さまや熟女が行くものなのだよ。清真大寺へ行くと言うと、彼女は最も困った顔になり、「気をつけてくださいね!暗いと周りの治安が良くないですから、途中まで送りますから!」とついてきてくれます。くすぐったい気分でガイドさんて大変だなー、と思う反面、そんなにヤバイのかとちょっと心配になりつつ、でも気をつけますからと、お断りして鼓楼をくぐると、わ〜い!屋台だあーっ!
まるで台北の夜市の夕暮れのような光景です。
あんなデパートがそびえる大通りをすいっと曲がっただけで、タイムスリップしたみたいに、低い屋根、ドライフルーツや蒸しとうもろこし、香辛料、お茶屋さんに兵馬俑のお土産屋さんまで小さなお店がたくさんたくさん並んでいます。夕暮れが近づき、冷たい風が吹き始める中、あったかそうな煙を上げて、イスラームの白いキャップをかぶったおじいさんが焼き饅頭を売っていたり、スカーフをしたおばさんが小物の屋台を広げています。「イスラーム」っていうと、中近東系の顔を思い浮かべますが、ここは思いっきり北東アジアの顔で、いまどきの格好で頭にキャップやスカーフをする人であふれる不思議空間です。はじめて見る風景にどきどきしながら歩き出すと、台北では八角の匂いでしたが、こちらでは、カレーに似た香辛料の匂いが食欲を誘います。
う〜ん。餃子どうでもヨシ!買い食いした〜いっ!!という衝動をこらえながら、「明日よ、明日!また来ればいいじゃないっ」
と自分に言い聞かせながら、寺を探します。リュウさんの言う治安の悪さは微塵も感じません。活気があって、地元の人に混じって観光客らしき人もちらほらしてて、すれた印象を受けない「現役の街」といった風情です。
夢中になって、鼓楼をくぐってすぐ左手に立っていた「清真大寺」と書かれた案内の看板を見落としましたが、看板は何箇所かにきちんと掲げてあり、迷うことなく寺に出ました。ちょうど夕方のお祈りが終わったといったカンジのおじいさんたちが別の入り口からぞろぞろ出てきて、この付近ではイスラームのキャップだのスカーフだのをしていないと、少し目立つかもしれないと思いました。
・・・・・疲れたので、続きは後ほど!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- nao0880さん 2008/11/10 12:37:21
- 誰もいない
- きっちーさん、こんにちは。
私の同僚が、西安出張予定です。
情報を得ようとやってきました。
私も訪れましたが、こんなに人のいない大雁塔は予想しませんでした。
12月の下旬頃だと、寒そうですね。
写真を撮って回るのには好都合ですが。
私の次の出張は、来年の春の山東省煙台行きです。
他の人で代わってもらえる出張はできるだけ手助けのみにしています。
ではまた。
- きっちーさん からの返信 2008/11/10 22:33:17
- RE: 誰もいない
- nao0880さん、コンバンハ!
やっぱ、寒いせいですかね?
人いないの。
写真に人が入ると、そのときの流行の服が写ってて面白いかもしれませんよ。
いっときアームバンドがはやってたりして、驚いたことがあります。←今年は日焼け止めか、夏に女性が日本でもやってるのをよく見ましたが
旅行する時期は、いつもだいたい、死に暑い時か、どんだけ巻いてんだ寒い時くらいで、ベストシーズンで行けた記憶が・・・・・思い出せません・・。
nao0880さんのおかげで、ひさしぶりに西安旅行記を読み返しちゃいました!
やっぱ、寒かったなあ(笑)。
山東省煙台ですか!
名物はなんですかね。←仕事に行かれるんです
お仕事うまく行くと良いですね。
また旅行記を、楽しみにしております。
きっちー
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