araさんのクチコミ(9ページ)全245件

おしゃれな店が多いという連れ合いに付き合った。いろんな店があったが、探していた孫用の子供服店は少なく、かついいものがなかった。トイレがないのにも困った。日本ならありそうな大きな店にもない。皆さん、スタバ頼りなのか。スタバは行列ができていた。

東34丁目からパーク街を北上すると、グランドセントラルターミナルの背後にあの高層ビルが目に飛び込んでくる。子どものころ、よくテレビで見た旧パンナムビルだった。懐かしいというか、アメリカの代名詞のようなビルは主が替わったんだと。アメリカ経済の金融資本化を象徴する光景だった。

近現代アートに多少なりとも興味のある方には必見の場所だろう。西洋絵画の近代から現代アートに至る流れが分かりやすく展示されている。また村上隆の作品が冒頭に展示されているのは同胞としてはうれしい限り。館内の広場や階段で展開されていた静止パフォーマンスも面白かった。いろいろ仕掛けがありそうだ。５番街近く。あまりアートに関心がない人でも一休みを兼ねて行ってもよさそう。美術館としてはちょうどよい規模。

予想気温が２０度を超えるという春爛漫の日にマンハッタン側から歩いた。快晴で眺めもよく、多くの人が歩いていた。心地よかった。ほとんどが観光客だろう。そういう点では春や秋の天気のいい日に歩くのが一番。真冬や真夏は避けた方が。それにしてもブルックリン側から歩いてくる人も多かった。次の目的地で選んでいるのか。さすがに往復する人は見かけなかった。

グランドゼロ。日本語で爆心地。かつては広島、長崎の原爆惨禍をさす言葉だったが、２００１年の９・１１同時テロ以降、この地がアメリカにとっての爆心地となった。崩壊したツインタワー跡地には巨大プールの慰霊碑がそれぞれ設けられ、永久の滝が犠牲者を慰霊する。縁石に刻まれた３千人の名前は圧倒的。あらためて追悼の念が沸き起こる。それにしても同時テロから１５年たったが、テロはいっこうに鎮まらずむしろ世界各地で頻発している。

ＣｉｔｙＰＡＳＳで行った。リバティ島に上陸するか、遊覧船でクルーズするか。選択だったが、上陸すれば時間がかかりそうで短時間で全体像を見るのは船の方がよさそうだった。行きの遊覧船はゆっくり進み、船上デッキからマンハッタンの高層ビル群を、次に女神をじっくり眺め、余裕で写真も撮れた。上陸すれば女神の真下まで行けただろうが、間近に眺めるだけで十分では。迫力もあった。

ハリウッド観光の玄関口でもある地下鉄ハリウッド/バイン駅はちょっといい。線路の天井にはフィルムケースがずらりと埋め込まれ、改札口には劇場用の大型映写機がでんとある。映画野郎たちの気持ちが伝わってくる。駅を出てウォークオブヘイムを楽しみながら歩くと、チャイニーズ・シアターはすぐそこにある。

フィッシャーマンズワーフから遊覧船に乗り、アルカトラズ島、ゴールデンゲートブリッジをぐるっと回った。本当に脱獄できない囚人島だったのかなーなどと思いながら島を過ぎると、眼前にいわゆる金門橋が。真下まで行って引き返したが、その迫力たるや、２００点満点。申し分無かった。橋までは行けなかったが、下から見上げるのもよかった。乗った甲斐は十分あった。早めに並んで船の最前列のサイドを確保した方がベター。邪魔されずに写真が撮れる。撮ったら代わってあげたい。ただし冬は厳しい。徹底防寒を。アルカトラズ島上陸は割高。現地予約で問題ない。

ロスのチャイナタウンに続いて訪れたが、こちらが大規模だった。店はいろいろだろうが、入ったロスの店は地元相手のようで応対はビジネスライクだった。ここは、行列ができた店を何度も見かけた。それだけ観光客も含めて、認知度も味も高いということか。とても賑わっていた店（店名忘れた。地下あり）で初めて食べたカニの丸ごと揚げはうまかった。高かった料金ともども忘れられない味となった。

ここに行かずしてサンフランシスコは語れない、という超定番の観光地。名物のカニ、クラムチャウダーを満喫し、腹ごなしに遊覧船で雄大なゴールデンブリッジを下から眺めれば、アザラシも「ンアー」と鳴いてくれた。 ピア３９のポスター店で買ったトッド ウォーカーのモノクロ写真（1964年、ビルの坂道を走るケーブルカー）がいい思い出になった。

帰国の日。評判のタイレストランやチャイナタウンばかり行って、ステーキは食べていなかった。最後ぐらい食べてみるかと、料金もお手頃なこの店に寄った。赤身の肉は大きく、肉厚も十分。ミディアムレアで頼んだが、意外と柔らかくてうまかった。高い天井に飾りっけのないテーブル‥。店内はいかにもアメリカ的でいい思い出になった。一般にアメリカはレストランが割高。２０００円でおつりがくるこの店はお勧めだろう。

サンフランシスコ名物。この古いチンチン電車に乗らないことには来た証しにならない。始発のパウエルからフィッシャーマンズワーフ間で乗った。「ブリット」などよくハリウッド映画の背景になった。まるで街の遊園地で乗り物を楽しんでいるような気分。年甲斐もなくいささか興奮した。満員の乗客は観光客ばかり。皆さんウキウキしていた。ただ電車賃にしては割高。３日券を買ってしまったが、乗ったのは２日間だけ。2日目はあるので乗った感も。その都度でいいかも。また始発は長蛇の列。少し坂道を上って途中からの方が早く乗れた。

木造の桟橋に遊園地やレストラン、ショップなどがあり、大勢の人でいぎわっていた。ルート６６の終点としても知られ、大標識が立っている。空席待ちでシーフードレストランに。エビの唐揚げがビールとよく合い、うまかった。日中の抜けるような青空もいいが、日没後の残照もよかった。どこまでも続く水平線が淡く光っていた。できれば夕暮れまで残りたい。

ハリウッド/バイン駅から、ハリウッドブルバード大通りの両サイドの歩道上に組み込まれている。スターの手形足型で知られるチャイニーズシアターまで続く。ハリウッドなので派手かなと思っていたら意外に地味。ここに、あそこにと探しながら歩いた。なんとも面白かった。

ハリウッドサインは、チャイニーズシアターに隣接するショッピングモールから遠望するのが定番。だが、海を越えて来たにしては物足らない。もっと近くに見える所をと留学中の息子に車を運転させて山を上った。高級住宅地で本来は立ち入り、駐車禁止地区で途中で車止めの措置がとられていた。それでも皆が上ってきて、勝手に沿道に車を止め、車止め手前の空き地から眺めては記念写真を撮っていた。いまや隠れた名所だそうだ。行ってしまえば、それほどでもなかった。

初めてのロス。地元の知人のお勧めの店だった。それだけに味、雰囲気とも申し分なかった。店はパリなどで見られるオープンカフェ方式。道路側に開けている。訪ねた夜は小雨で透明のテント張りだったが、ロウソクの明かりが反射して逆に雰囲気満点だった。カップルには格好の店だろう。忘れていた店名が分かったので報告した。

西海岸の人気チェーン店と聞いて寄ってみた。もう２０年ほどハンバーガーは食べていないので比較しようもないが、それなりにうまかった。野菜等もシャキシャキしていた。人気店というのはうなずけた。ただ、店はにぎわっていたが、年配者も交えて地元の人たちが押しかけるほどの味なのだろうか…。アメリカンはとにかくハンバーガーが好きなのだということはよく分かった。

ケーブルカー沿いの坂道を始発駅辺りから上って行くと、この広場に出合う。ビル街の中のオアシスのような広場でそう広くはないが、老若男女とも一休みして和んでいる。広場前には百貨店のメイシーズがあり、街ぶら・ショッピングの起点にもなりそう。昼より夜の方が趣きがあった。

ロスからサンフランシスコを往復した。国内線だったせいか、搭乗手続きはスムーズ。日本人と分るとノーチェックだった。ただ利用したのがLCCだったのをつい忘れてしまった。他の乗客はほとんどが機内持ち込みで荷物を抑えていたのに、こちらは日本からの大型スーツケースをそのまま持ち込み、高額の追加料金を取られた。結局、割高だった。LCCは手荷物で済ませないと。不必要なものはロス空港で預けるべきだった。

ケーブルカーに乗ってユニオンスクエアの先、高台の駅で降りて、さらに坂を上っていくと、石造りの大聖堂が見えてくる。大きなステンドグラスが印象的だ。しばし教会特有の静謐な雰囲気を味わって外に出ると、これまたサンフランシスコらしい風景が飛び込んでくる。こんな所に車止めて大丈夫？と思えるような急坂がはるか下まで続いている。そこをぶらぶら歩きながら下るのは大人の遊びのようでもあり、面白かった。この辺りはノブヒルと呼ばれる高級住宅地だそうだ。いくつかカフェもあり一休みもできる。街ぶらが好きな人にはもってこいの場所だろう。