駅前雪山登山ができる
- 4.0
- 旅行時期:2023/01(約3年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
小樽 クチコミ:336件
札幌駅からストレートで行けば、電車で1時間弱。標高(629m)や傾斜も手ごろで、何より、駅前からアクセスできるなど、札幌近郊にあって電車で行って雪山登山ができる便利な山です。
後志自動車道の横に登山口があって、そこから山頂までの道のりは2.8km。勿論、夏場は普通に登山ができますが、1、2月は雪も深く、スノーシューがおススメ。下りが楽なスキーでもよいかもしれませんが、雪原広がるプラトー(高原)以外は、木々の多い森で、登山道コースの下の方は踏み跡の溝も深く、ちょっと滑りにくいかも。また、3月くらいなら雪も締まって踏み跡も固くなるため、長靴だけで行くことも可能かもしれません。
遠方から眺める台形の山の形からも分かるかもしれませんが、中~上部はなだらかなプラトー(高原)になっていて、傾斜があるのは、プラトーまでの中~下部と山頂部です。特にプラトーに上がる直前が急傾斜です。プラトーのイメージが強い山ですが、イメージに囚われて油断していくと、特に雪山ではプラトー直前の急傾斜に思わぬ苦戦を強いられることでしょう。スノーシューはホームセンターに売っているものでもエッジの付いていない格安レベルのものでは、滑って登れず、靴でのキックステップになってしまうため、最低限、エッジは必要です(リフターはいらないと思います)。
登山口の後志自動車道の手前に十数台が停められる登山者用の駐車場があり、札幌から車でも手軽に行けるため、人気の雪山で、登山道の踏み跡もしっかりしています。プラトーに出て吹雪いていなければ、まず、踏み跡を見失うことはないでしょう。
景色は、石狩湾はもちろん、同様の山頂風景が望める手稲山、春香山(オーンズ)、銭函天狗岳に比べて、より積丹半島東岸方面がよく見えます。手稲山と比べると、電車で行けること、春香山と比べると距離や標高が楽なこと、銭函天狗岳に比べると傾斜が楽なことなどがこの山のメリットとして挙げられます。ただ、電車で行くと、最寄りの塩谷駅は列車本数も少なく、暖房の効いていない極寒の駅舎内で列車待ちをするため、予め電車の出発時間を見計らって行動すると良いかもしれません。駅舎内に登山口までの案内地図が掲示してあったので(2023年1月現在)、倶知安方面ホームからストレートに外に出てしまうのではなく、跨線橋を越えて駅舎に寄れば、事前知識なしで迷うことなく登山口に向かうことができます。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.5
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 1.0
クチコミ投稿日:2023/01/30
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