沖縄県庁や警察部が置かれていました。
- 5.0
- 旅行時期:2018/06(約6年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
那覇 クチコミ:64件
沖縄戦当時真和志村(現那覇市)真地にあった〝シッポウジヌガマ〟と呼ばれる洞窟を拡張整備したもので、米軍上陸前より県庁・警察部の避難壕とされていました。開戦後に島田叡知事が移動し、第32軍が出した南部撤退の方針に対し、県と軍首脳部、そして南部市町村長17名が合同会議を開いたものが戦中最後の市町村会議となりました。
南部撤退に難色を示していた島田知事ではあったものの最後は軍の方針に同意せざるを得なくなり、荒井退造警察部長とともにシッポウジヌガマを出て轟壕をはじめとした南部へと撤退されたと記録されています。
行政が関係する戦争遺跡として那覇市は文化財指定を叫んでいますが、なかなか進展しないようで、保全のために鍵がかけられた状態で現在に至っています。
鍵はかけられているものの、那覇市役所で鍵を借りられることができるため、中に入ることはできます。壕内には御嶽もあり、名前の由来である〝四方地地根母君神がなし〟の文字が刻まれた碑が置かれており、ここに行政の中心を置いた行政の思惑を今に感じることができる場所となっています。
見学するのに手間はかかりますが訪れて損はない場所だと思います。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 識名霊園内にあります。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 鍵を借りないと入れないので誰もいませんでした。
- バリアフリー:
- 3.0
- 足場は悪いです。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 〝四方地地根母君神がなし〟の由来がわかります…。
クチコミ投稿日:2018/08/24
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