近代洋館が集まっている野外博物館です。
- 3.0
- 旅行時期:2017/09(約8年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
長崎市 クチコミ:57件
大浦天主堂の隣にあるグラバー園。江戸末期から明治・大正・昭和にかけて建立された建物が集まっている〝野外博物館〟です。元々敷地内にあったものは世界遺産の構成資産である旧グラバー住宅と旧リンガー住宅、そして旧オルト住宅の3つで、他のものはすべて移築されたものになります。
幕末にイギリスから来日したトーマス・ブレーク・グラバー。彼が長崎開港直後に建立した旧グラバー住宅とウィリアム・ジョン・オルトが幕末に建立した旧オルト住宅に始まり、その後グラバー商会に招かれたフレデリック・リンガーがグラバーより借地権を譲渡されて建立された旧リンガー住宅が続きました。第二次世界大戦が始まると、眼下に軍艦を建造していたドックを望むことができるという理由によって、造船業者により買収されることになりました。そして戦後を迎え幾多の変遷の後昭和30~40年代に長崎市の所有となり、数回の修復を経て現在に至っています。
その他旧ウォーカー住宅・旧三菱第2ドックハウス・旧長崎高商表門衛所・旧長崎地方裁判所長官舎・旧スチイル記念学校・旧自由亭等敷地外にあった明治期の洋館を長崎市が取得し、修復の後一般公開しています。移設物の中のひとつであるフリーメイソン・ロッジの門は、戦後長崎市が観光目的で移設したものであり、旧グラバー住宅とは全く関係のないものだそうです。
長崎市の観光名所の中での群を抜いて有名処であるグラバー園は、元々建物があった場所に同時期の洋館を集めて観光の目玉とした『テーマパーク』でもあります。事実坂の多い長崎の街に於いて、訪れる者に少しでも楽に散策できるように設置された『動く歩道』が2基設置されています。また旧住宅の買収の理由ともなった『景観』だけあって、特に長崎港見下ろすような風景は素晴らしいものでした。しかしテーマパーク化されている感はかなり強いものがあり、違和感すら覚えるところもありました。
610円という入場料を高いと取るか安いと取るかは人それぞれかも知れません。たまたま雨が降っている日に訪れたという理由もありますが、まあ1回行けばそれで良いかなと思える場所でした。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 大浦天主堂から歩いて5分程です。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 有名処であり観光客は多いです。
- バリアフリー:
- 5.0
- 動く歩道が2基あります。
- 見ごたえ:
- 3.0
- 一回行けばいいかなと思います。
クチコミ投稿日:2017/10/14
いいね!:19票
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