ドック入りしている船舶乗員の宿泊施設でした。
- 5.0
- 旅行時期:2017/09(約8年前)
-
-
by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
長崎市 クチコミ:57件
グラバー園の最も高い場所に位置する旧三菱第二ドックハウスは、船舶が修理のためドックに入っている間、乗員たちが宿泊する施設です。明治29(1896)年に三菱重工長崎造船第2ドックの建造に伴って建築されたこの洋館は、明治初期建築の典型的な様式をもっています。
船員の休憩や宿泊施設として利用されていたのものを昭和47(1972)年に同造船所より保存のため長崎市が寄贈を受け、現在地に移築し復元したものです。
明治29(1896)年に竣工し、昭和47(1972)年にその幕を下ろした第二船渠。その歴史の中であの旧海軍の大和型戦艦の2番艦武蔵が建造されています。国家の最高機密とされた武蔵の建造に船渠を見下ろすように建立されていたグラバー住宅は、三菱重工業長崎造船所に買収されました。
その歴史を目の当たりにしていた旧三菱第2ドックハウスは移築されて元々あった場所を静かに見下ろしています。言葉を発する訳もありませんが、きっと軍艦を作り続けていた70余年前に逆戻りしないように願っているのではないでしょうか。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- グラバー園内にあります。
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 数多くの観光客が訪れていました。
- バリアフリー:
- 3.0
- 階段があります。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 明治期の洋風建築を今に伝えています。
クチコミ投稿日:2017/10/12
いいね!:21票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する