地獄ではなくなった坂

3.0
旅行時期：2015/02（約11年前）

小樽クチコミ：336件

小樽駅構内の南側、富岡跨線橋を越えて商大通りを上っていく坂です。麓の緑山手通りこと、道道697号線天神南小樽停車場線から、坂の終点近くの小樽商科大学まで約1ｋｍ。小樽商科大学の付近で標高134.6ｍの標識がありました。また、坂には10％の勾配の標識が立っていました。
坂の上には小樽商科大学や小樽商業高校があります。明治時代の末、小樽商科大学の前身の第五高等商業学校の教師・学生が、夏は暑く、冬は除雪もままならない道を苦労して上ったところから付いた名だそうです。
冬に訪れましたが、今では除雪がされ、交差点やバス停のあたりでは、車道まるごとロードヒーティングが効いている場所がありました。それでも路面がツルツルに凍る日は歩くのは大変そうです。バスが小樽駅から小樽商科大学まであります。平日・休日ともに30分に1本程度。朝の通学時（8時代）は約10分に1本です。
その昔、タクシーに4、5人乗れた時は、学生さんが駅前で連れ合って大学まで乗ったそうです。その方が、割り勘にするとバスよりも料金が安く、時刻表にとらわれず、すぐに出発できるからです。今では、タクシーにそんなに多くは乗れなくなったらしいです。
今では、一部ロードヒーティングが効いたり、バスが出ていたりと、地獄ではなくなった坂です。
坂の途中には旭展望台（標高190ｍ）に行く道もあります。ただ、冬は閉鎖されているとのことです。
坂の上からは、海が少し見えますが、展望が開けるというほどではありません。小樽商科大学の大学会館こと、食堂からが眺めが良いです。海を向いた眺めの良い席もあり、一般の人も利用できます。平日など、大学が開いている日だと利用できます。
また、運河プラザ（小樽観光物産プラザ）などでは、地獄坂の銘のお酒も売られていました。