夏はひんやり

3.5
旅行時期：2014/08（約11年前）

小樽クチコミ：336件

約1600年前、縄文時代後期から古墳時代にあたる頃に描かれた人？などの文様が岩の表面に刻まれています。描かれている場所は、洞窟の中と言うよりも崖の表面です。しかし、保存館が崖にぴったり寄り添って建っているので、建物の中に入ると、暗く涼しくて洞窟の雰囲気です。ただ、目が慣れてくると差し詰め、暗室か小さな黒塗りのスタジオといった感じでした。なお、足下に注意です。薄暗いスポットライトが付きますが、階段が何段かあります。
外が25℃以上のよく晴れ上がった蒸し暑い日だったので、快適でした。神秘的なBGMも流れています。丸椅子が2脚ほど置いてあって、ゆっくり座って文様を眺めていました。休日でしたが、ここは訪れる人もまばらでした（小樽駅や運河、堺町通りはものすごい人混みでした）。
保存館は小さく、シンプルなものです。小樽市総合博物館の一環で、博物館のチケットがあると、保存館単独で￥100円のところが無料になります。博物館にはミュージアムショップのようなものがありますが、洞窟に関するものは見つけられませんでした。なお、ここから10ｋｍほど西の余市の海沿いにフゴッペ洞窟があります。やはり同年代に描かれたよく似た文様があり、保存施設が建っていますが、そちらには文様の1つをプリントしたTシャツなど、洞窟グッズを販売していました。