宗谷本線沿線上にある町の和寒ですが、実はその町域としては案外横長の形状をしていて、町の市街地は町域の中ではかなり東方に位置...
続きを読むしていますが、逆に幌加内町と接する側に近い西方には、広大な山林が広がるばかりで、集落が殆どありません。
そんな中で、和寒の最も西寄りにある集落が福原で、ここには数軒の民家と、元の福原小学校を利用して設けられている宿泊施設以外には何もなかったのですが、最近、ここに知る人ぞ知る隠れ家としてのカフェが誕生しましたので、施設登録させて頂きました。
その名もKAKURE。まさに隠遁とした風情に包まれたカフェですが、実際に訪問してみると、ログハウスの建物内でまったりと過ごす時間はかなり心地良かったです。
私はお昼時の訪問で、何か軽食でも頂こうかと来店したのですが、どうやら、ランチメニューに関しては完全予約制、とのことで、飛びこみで頂けるのは飲み物だけ、という、商売っ気のなさもまた味わいがあります。因みに私の訪問時は、運良く予約されていた四人組のお客さんに向けてのランチを用意されているタイミングで、最初は、ちょっと無愛想に感じた店主の方でしたが、懇切丁寧にランチメニューの案内などをされていて、会話を耳にする感じでは、リピートして訪問されているグループのようでしたので、じっくりと付き合っていくと、また奥行きのある人間関係が構築できそうな、そんな素敵なカフェだと思います。
因みにランチメニューに関しては、700円で店主お任せのメニューが提供されるそうです。今回の四人組の方には、何やら春雨をアレンジしたのにパクチーをのせて、みたいな、案外お洒落なメニューを提供されているようですので、是非予約して来店してみて下さい。
私は今回は、アイスコーヒー(500円)をオーダーしました。飲み物だけでこの値段はちょっと高いかな?とも思ったのですが、何とそれに、自家製のバナナムース(?)みたいなデザートも付いてきました。添えられていた蜂蜜も拘りの一品のようで、とても美味しかったです。何が出てくるかわからない、そんな楽しさもこのカフェにはあるかなと思います。
交通に関しては物凄く不便で、基本的に車がないとアクセスは難しいです。和寒市街地からも同じ町内でありながら20キロ近く離れていますし、寧ろ、南側に続く維文峠を越えると鷹栖町や旭川市が近いので、そちらから直接お車でアクセスされる方が便利ですが、この道は冬季閉鎖になりますので、冬場は、和寒市街地方面から幌加内道路(道道48号・和寒幌加内線)経由で行くしかありません。公共交通は朝一便の町営バス(福原ルート)か、その後、昼・夕のオンデマンド運行の町営バス(要予約)を利用するしかないです。
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投稿日:2020/07/10