北海道でまだイベントの少ない早春に行われる蘭の展示会。カトレア、胡蝶蘭、パフィオペディラムなど様々な種類の蘭の花を観賞でき...
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花よりだんごという方にも、地元の食料品店などの出店による「なかそらちの食と観光・物産フェア」と題して、アップルパイやシフォンケーキ、笹寿司などが販売されていました。
特に、地元、赤平の日高屋のらん万十と「秋楓美楽」(アカビラ)は地元のお土産としても良く、美味しかったです。販売員のおじさんがまんじゅうの味見を奮発。お茶もサービスしてくれました。
屋外でも滝川の松尾ジンギスカンの松尾ジンギスカン丼や美唄の中村のとりめしなどの屋台がたっていて、午後にはなくなっているメニューもありました。
会場では、入場半券による抽選会もやっています。胡蝶蘭、中空知の特産品、花業者商品券などが当たり、胡蝶蘭が当たると、¥280円で会場の奥にある赤平オーキッドの出店で、ミズゴケを巻いて、専用の素焼き鉢に植え替えしてくれます。蘭の栽培には、水の乾き具合が分かる素焼き鉢が良いようです。
2014年は1日目と2日目に江尻光二氏による講演会が1時間ほど開かれ、蘭の栽培について解説がありました。美術館の音声ガイドを聞くように、蘭のことをただ見るよりも、その栽培法や生育環境、特質などが分かってとても良かったです。蘭は、中南米ではただの路傍の草で、森の木の上に着生しているため、湿度はあるものの風通しもよい環境で、水やりも雨がざっと降って、乾くといった条件で生育しているそうです。そのため、水やりも鉢の底を触って乾いたらやる程度にするとか、森の中なので20%~30%の遮光で育てるとよいだとか、また、用土はミズゴケかバークがよいなど、ちょっと聞いただけでも蘭の栽培法に詳しくなりました。
ミルトニアという種類の蘭があるそうです。夏に冷涼な気候を好み、本州では夏に溶けて腐ってしまうようで、北海道で多く栽培されているそうです。会場の蘭の販売店でもよく目につきました。なお、会場内では4店ほどの園芸店が出店しており、ミルトニア以外にも胡蝶蘭など様々な種類の蘭も販売されていました。店のほか、蘭の栽培に関する相談コーナーも設けられていました。
入場券は会場入り口で販売していますが(¥800円)、コンビニの端末などでは前売り券(¥500円)もクレジットカードなどを使って購入できます。前日まで購入することができました。
アクセスは、車では会場の赤平体育館の前に広い無料の駐車場がありましたが、公共交通機関では、札幌~富良野の高速バスが便利です。開催期間中は会場近くの赤平消防署前のバス停に臨時に停車してくれます。札幌~赤平は約1時間半で、片道¥1750円、往復¥3220円です。2人の場合は4枚綴り回数券が¥6000円ちょうどです。SuicaやKitacaなどのICカードも使え、予約なしで乗ることができます。JRでは根室本線の赤平駅がありますが、列車の本数が少ないので不便です。
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投稿日:2014/04/21