赤後寺

日吉神社の境内に建つ「赤後寺」は無住のお寺で、世話役の方に連絡してから訪れました。
戦国時代、村人が川底に沈めて守ったと...  続きを読むいわれる千手観音と聖観音が、とても美しい厨子の中に祀られていました。
仏様は2体とも手首から先が失われ持物もありませんが、一木造りの重文の平安仏で、３回参詣すれば極楽往生できるとして「コロリ観音」の名で親しまれているそうです。
観音様のお姿は撮影できませんが、外側の立派なお厨子は撮影しても良いとのことです。
地域の方々が交替で世話役を引き受け、大切に守り続けていることの素晴らしさを感じました。  閉じる

投稿日:2019/05/03

日吉神社の鳥居をくぐり石段を上ると赤後寺の本堂ですが、隣は日吉神社、その隣は長照寺と神仏が並んでいます。
事前に連絡して...  続きを読む開けて頂きましたが、安置されている千手観音菩薩と聖観音菩薩の２体の観音様は２体とも手先がなく、千手観音は頭上の十一面を失っています。世話役の方の説明で、戦乱から観音様を守るため村人たちが川に沈めた時、洪水により流失しためだそうです。
説明を頂いた後すぐ近くでゆっくり拝観することができましたが、手先以外は目立った欠損はなく、柔和を感じる仏像でした。
千手観音菩薩は安産、眼病、転利にご利益があるとされ「コロリ観音」の愛称で親しまれていますが、転利とは本来「厄を転じて利となし、私利を転じて衆利となす」そうで、後にコロリが「天寿を全うした上は何の苦しみもなくコロリと極楽往生できる」と解釈され、長患いせず極楽往生に導く観音様として信仰されているそうです。  閉じる

投稿日:2018/08/08

高月の観音巡りでは、赤後寺も定番と言っていいお寺。事前に電話をして拝観を申し込むと地元の世話役さんが待っていてくれました。...  続きを読む聖観音像と千手観音像はずんぐりした感じ。ちょっと田舎の仏像の匂いがしなくはないですが、厨子の豪華さがそれを帳消しにしてくれたかもしれません。  閉じる

投稿日:2016/02/15

自家用車で参拝しましたが高月駅から車で１０分ぐらいでしょうか。
こちらには千手観音と聖観音の２体の平安仏が祀られています...  続きを読む。昔は村人以外は見ることができなかったそうですが、どちらも戦乱から守るため川に沈められたりと破損されています。
井上靖の『星と祭』では「人間の苦しみを自分の体1つで引き受けて下さっていた」と書かれています。  閉じる

投稿日:2014/12/03

日吉神社の鳥居を潜って階段を上がったら、其処が赤後寺の本堂です。

戦火から逃れる為に川に沈めたら洪水が来て流されて・...  続きを読む・・手が有りません。千手観音なのに残った数少ない腕にも全く手首から先は有りません。
それでも災いを転じて利に導く「転利（コロリ）観音」として親しまれています。かなりボリュームの有る体形の観音様です、なので気高いとか畏れ多いって雰囲気では無く、和むなって感じです。本堂の御簾の中に聖観音様と一緒に並んでいます。
常駐の方は居ませんから、拝観にはあらかじめ予約が望ましいです。但し平成26年中は奥びわ湖おもてなしバスの車中で赤後寺に行きたいと言えば手配してもらえます。
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投稿日:2014/09/18