大平山
自然・景勝地
3.21
クチコミ・評判
1~2件(全2件中)
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ほぼ、この山限定! 日本でエーデルワイスに最もよく似るというオオヒラウスユキソウが見られる山!!
- 4.0
- 旅行時期:2018/09(約7年前)
- 0
“おびらやま”もしくは“おおびらやま”と読むそうです。
標高1191m。
ここは、日本で、かのエーデルワイスに花の姿が... 続きを読む最も似ていると言われるオオヒラウスユキソウが見られる数少ない場所(大平山と崕山くらいらしいです)。
見頃は7月から8月とされていますが、清楚さはやや失われていますが、9月初めでも見ることができました。
場所は、山の上の方の峰を1つ2つ越えたところの石灰岩の露頭付近。
登山道もしくはその脇で見られますが、この山でも限られた場所で、お散歩気分で簡単には行けない場所です。
大平山は、あまりメジャーな山でないせいか、登る人も少なめで、登山道もワイルド気味。
急な斜面に細く痩せた道が取りついていたり、足元が見えない背丈ほどのクマザサの中を目印のロープ頼りに進んだりします。
特徴は、急登が続くことと、下草が多いこと。
山の上の方ではひどい藪漕ぎが待っています(軍手や長袖必須→夏は暑いので水も要る)。
お花が目的ならば、オオヒラウスユキソウが見られた時点で行って引き返すのが賢明です。
ただし、山頂付近では、360°の絶景。
太平洋と日本海を一つの視界中に収めることができ、その真ん中で、羊蹄山が両方の行司役のようにどっかりとひかえています。
脇では昆布岳が羊蹄山の顔色を伺いながら、ひょこっと頭をつきだして脇行司役を務めています。
噴火湾は、本当に丸くぽっかりと広がっています。
そんな噴火湾に負けじとせり出している寿都湾。
北海道の地峡がそこに見えます。
もっと視界が良ければ駒ケ岳も見えたのでしょうが、あいにくそこには雲が出ていました。
登山道入口は、島牧役場付近から泊川を遡り、途中、宮内(ぐうない)温泉を通って河鹿トンネルを越えてまもなくのところにあります。
ここまで車で行くことができます。
歩くと1時間ほどかかりますが、途中、無人の河鹿トンネルを越えるのに少し勇気が要るかも(自分の出す音以外に何か聞こえたらヤバイ…(;’∀’))。
登山口から10分ほどは、土の面ですが倒木や下草の生えた枯れ沢のようなところを行き、しばらくすると傾斜が少しだけ落ち着く樹林下の道となってちょっと歩きやすくなります。
30分で樹林を抜けました。
以降、山頂までは、藪漕ぎ地帯を除いてほぼかんかん照りです。
1時間して見晴らしのよい最初のピークにたどり着きました。
馬の背のような場所で、ここからは狩場山や日本海とともに、山頂のようなピークが見えますが、実は山頂でもなんでもないただの峰なので、決して気を緩めてはなりません。
山頂はそのまた奥で、更に幾つかピークを越えねばなりません。
この辺りは、まだ5合目程度に相当します(決して8合目位かと誤解しないように!!(-_-))。
そして、見えているピークの上の方で岩場が現れるのですが、ウスユキソウは見当たりません。
花は仕方がなくても、草姿も見当たらないので、もう枯れてしまったのか、登山道から外れたところにあったのか、それとも誰かに持ち去られてしまったのかと残念な気持ちになりましたが、実は焦ることはないのです。
オオヒラウスユキソウは、上の方のピークを越えたところの登山道中の岩場にありました。
それとともに、ピークは山頂ではないことにここで気づきます。
奥の方に更に高い場所が見えるのです。
実は、後続のピークが更に隠れていて、再び見えたピークを山頂と思いこむと、後から後からと、幾つもピークが現れて疲弊してしまいます。
ここまで来ると、ピーク方面と少し離れて右手にやや独立して峰が見えていると思いますが、山頂はその峰よりも高い場所です。
そして、その峰が西(または南)側に見えるようになるほど、山頂は東側にあるのです。
そこまでは踏み跡がそれほど強くない痩せた登山道となっているので、しっかり道を見定めながら行く必要があります。
そして、藪漕ぎが始まります。
幾つかの藪漕ぎ局面があって、初めは腰から肩くらいの高さものが、ついには背丈ほどとなり、時間も5分くらい続きます。
道しるべのロープが途切れたところでは、途中、道が分からなくなり、周囲をしばらく探し回る場所もあって、強い精神力が求められます。
気づくと、いつの間にか今まで山頂方向と離れて見えていた右手の峰が、少し下の方に見え、場所も南側に移っていました。
それとともに今まで見えなかった東側の景色が見えるようになり、どっかりとした羊蹄山が視界に入ります。
山頂では、前述の絶景で、山頂付近もややブッシュが生い茂りますが、景色(特に南側と狩場山)は何とか見えます。
山頂標識はやや朽ちていましたが、三角点がありました。
ここまで2時間20分。
上の方までやや速いペースで行けたものの、ひどい藪漕ぎと道迷いで山頂手前で急ブレーキとなりました。
下りは2時間10分。
登山口入口の泊川の河原に温泉が湧いているようですが、河原を下って川を渡らねばならず、道路から丸見えで、汗を流すには宮内温泉を利用した方がよいでしょう。
休日なのに登山者は誰一人おらず、入山届を見ても登山者の頻度は数日に1回程度でしたが、地元以外でも遠く関西からも訪れている人がいました。
また、2017年12月から日曜・休日は寿都から島牧へのバスが休止となりました。
村のバス?らしきものが走っていくのが見えましたが、公共交通利用希望の方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
島牧村役場から寿都バスターミナルまで3時間、山登りの後の歩き&走りはなかなかこたえました(* Д*;)。 閉じる投稿日:2018/09/05
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山登りはできなくても、道道523号線から眺めるドライブがオススメ!
- 4.0
- 旅行時期:2017/05(約9年前)
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島牧村から黒松内町に向かう道道523号線、この道は初めて通ったのですが、道がよく整備されていて大変快適な高原ドライブだった... 続きを読むのに驚かされました。日本海からどんどん高度を上げて行くと進行方向右手に、白雪をまとった狩場山・大平山など標高1000メートルを超える山の連なりが美しく広がります。イメージは…そう、八幡平のようです。ピークのあたりに発電用風車が6基並んでいますので基本的に風が強いルートだとは思いますが、それにしてもこのなかなかの美景ルート、世にさほど知られていないのでは?まあ、渡島半島の西側を目指す機会はそうそうないでしょうけれども、もったいない感じです。穴場ですね。 閉じる
投稿日:2017/05/11
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