三陸鉄道北リアス線は、現在のNHK朝ドラ『あまちゃん』で一躍有名になりましたね!この路線に野田玉川という無人駅があり、立...
続きを読むち寄ったのは、北上山地横断時に路面の圧雪・凍結にヒヤヒヤしながら車を走らせた、晩冬の2月下旬のことでした。
駅舎出入口に続く階段の下に路幅の広い所があり、他に迷惑をかけずに駐車できたので、駅舎内で途中のコンビニで買ってきたおにぎりを頬張りました。駅舎のゴミ箱はきれい!散乱するゴミ類まったくなし!・・・鉄道や駅舎が地元の人たちに大事にされているのがよくわかり、ほのぼのとした気持ちになりました。
しかし、不肖わたくしめはある重要なミッションを帯びて、ここへやってきたのです。のんびりはしていられませんでした。腹を満たすとすぐ、道を挟んだ松林へ入り、10分もしないうちに海岸に下りました。
海岸で目にしたのは、晴れて澄み渡った青空によく映えた海岸風景でした。塵一つないように見える砂浜と静かに寄せるさざ波、露岩した海蝕崖と青い松、西行法師がその美しさに草庵を結んだというのもわかる気がしました(ちなみに野田玉川駅の愛称は西行の庵です)。
崖下に近い所をゆっくり北上しながら、少し突き出た高い崖下まで進みましたが、大きな転石がゴロゴロしてそこだけ波しぶきが激しく、そこで引き返すことにしました。帰りは、ミッション遂行!行きに目星を付けた箇所でコハク探しです。
結果ですか?・・・・・素人とお思いでしょうが、それが、ちゃんと見つかるんですよ、コハクの場合は!!おそらく最近の海岸部では出たことがないと思われるような、優に10?はある大物が、待っていたかのように目に飛び込んできたのです。
タガネとロックハンマーを持参していたので、掘り出そうかと思いましたが、急いては事をし損ずるというので、どれだけ地盤中に入り込んでいるか不明なこともあって、この日は諦めました。目印になるような位置だけは確認したつもりで・・・。
意気揚々と帰途に着くことができたものの、その後行った時は砂の堆積が進んで探し出すことができませんでした。やっぱりトホホですね?!
東日本大震災の大津波後は、まだ行っておりません。犠牲になった多くの人がまだ行方不明の状態では、とても足を向けることができません。
でも、あの美しい海岸だけでも元に戻っていればいいなと思い、遠くない日に確認に訪れたいと思っています。
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投稿日:2013/08/12