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お風呂は楽しい。食事はガッカリ!【越後大湯温泉 ゆの宿 峡里(かいり)】

3.0 旅行時期:2008/10(約17年前)

猫熊堂

猫熊堂さん(女性)

奥只見・大湯温泉のクチコミ:1件

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お風呂はバラエティに富んでいて楽しいし、長湯もOK。部屋は居心地良く、遠くに越後駒ケ岳も望める。でも、食事には、がっかり! 
“宿泊料比”の満足度は、食事を除けば、けっこう高い宿なので、これは、とても残念。 
お風呂とお部屋は気に入ったので、また泊まっても良いな、と思うが、次回は、夕食無しの「片泊まりプラン」にしようと思う。 団体さんが一緒になりそうな時期も避けた方が良さそう。

【お風呂とその周辺】
◎お風呂が、楽しい!
湯温が41度に保たれているのと、クセが無くてサラサラした(成分薄めの?)泉質のせいか、ゆーっくり長湯が出来る。 3F「庭の湯」2F「川の湯」合わせて7つの浴槽があり、男女交代制なので全部入れる。 各階のメインの湯船は泳げる程大きくてとにかく気持ちが良く、洞窟風呂(不思議に居心地が良い。造りは安っぽいのだけれど)や打たせ湯のある露天風呂(2F)、寝湯(も~、とろとろと気持ち良くて、寝ちゃいそう)や半露天風呂や1人用のお風呂(3F)など、それぞれに趣向がこらされている。 お風呂のハシゴは、とても楽しい!  炭火で暖めているドライサウナもある。
◎洗い場の配置が良い! 
混雑していて洗い場がいっぱいでも、蛇口ごとに小さな仕切りがあったり(3F)、洗い場の壁が湯船からの視線をブロックするような配置になっていたりして(2F)、意外とプライバシーが守られているような感じがする。(見えないわけではないけれど。印象は良い。)
○お風呂場が清潔
部屋数50の旅館なので、使用する人数も多く、使用頻度も高いはずだけど、お風呂場は清潔が保たれている。 
○脱衣所には部屋の鍵を入れておける無料ロッカーがある。
○エレベーター前の湯上り処で、冷たいお水を飲みながら待ち合わせすることも出来るので、全員でお風呂に行っても大丈夫。
<ちょっと… と感じたこと>
▼脱衣所の洗面台の上に基礎化粧品類がゴチャゴチャ置かれていて、何が何やらわかりにくい。湯上りの年寄りには、この状況はツライ。見た目もあまり良いとはいえない。 
▼3Fの洗面所は、ドライヤーが引き出しの中にしまわれている。洗面台の上にその旨の表示があるのだが、洗面台の上がゴチャゴチャしているので、表示に気づかず、とまどう。「どこにあるの?」と言っている人が何人もいた。
▼2Fの脱衣場は、天井の梁から落ちた大きな綿ぼこりがふわふわしていた。(利用者の誰かがバスタオルをバサバサやったことで落下したと思われる。) 通常の行動範囲で目に入るような部分のお掃除はしっかりしてある様子だったのだけれど、梁の上にまでは気が廻っていないのだと思う。
<欲を言えば…>
▽お風呂が楽しいので到着後・夕食後・朝食後と3度くらいは入浴したい。浴用タオルの替えが用意してもらえると、もっと嬉しいのだが。
<団体さんと一緒の時は…>
※団体さんが宿泊している場合、夜9時すぎと朝食前はお風呂が大変混み合う。部屋の廊下の窓から下の駐車場を見てバスが停まっていたら、団体有り。そのような時は、この時間帯をはずしてお風呂に行った方がゆっくりできるし、いろいろな湯船を楽しみやすい。

【お部屋と眺望】(リバーヴュー和室10畳)
◎R.V.のお部屋だったのだが、窓から、頂に雪をかぶった越後駒ケ岳が紅葉の中に浮かぶ様子を見ることが出来た。これには、大感激!!
◎窓際の広縁のテーブルセットが、ダイニングテーブル・タイプの4人用で、テーブルが大きくて使いやすいし、椅子も若干低めで安定感があり、とても良かった! カメムシ取り用のガムテープが置いてあるのも面白い。(カメムシは出なかった。紅葉シーズンは大丈夫みたい。) 
○ お部屋も清潔。
○ 座布団は、お相撲さんの座布団のように大きく、フカフカで気持ちが良い。
○“トイレ付の部屋”は、実際は“トイレのみ”ではなく、“ユニットバス”。
<気をつけること>
※浴衣は、着丈別に数種類×数枚ずつ、置いてある。適応表で自分の身長に合うサイズを探して、着る。浴衣は1度開いてしまうと、たたみなおすのはとても大変なので、良く確認して選ぶ必要がある。 因みに、女性向きと思われるような色柄は最小サイズ1種類のみ。(デザイン浴衣の貸し出し有り。\500)
<寝具のサイズについて>
※もしかしたら、寝具のサイズ(特に掛け布団の長さ)は、やや小さめ(短め)かもしれない。身長160cm位の人なら何も問題ないけれど、長身の男性などは足が出ちゃうかも?という気がした。背が高い人は事前に確認した方が良いかも。
<欲を言えば…>
▽ 引き出し(衣類をたたんで仕舞える場所)があると良いと思う。
観音開きの衣装棚の中は、吊り下げタイプの洋服入れ。着てきた衣類をたたんで仕舞っておける場所が無い。家族なら、別にそれでもかまわないと思うけど、友達同士などだと、モロに見えるのもちょっと、という気がする。
▽ 「時間を忘れて…」というのはわかるが、やはり部屋に置き時計がある方が便利。
行動予定もあるし、時間の確認は必要で、事実(腕時計や携帯で)何度もしている。 年寄りは、夜中にトイレに立ったり、ちょっと半端な時間に目が覚めてしまうことがよくあるが、そういう時、自分の腕時計や携帯の小さい画面では時刻の確認がしにくい。

【食事関係】
(夕食:食事処「峡遊亭」で、調理人が目の前で&人気の炭火山海料理 / 朝食:峡遊亭でバイキング)
料理は、栄養バランスと総カロリーに配慮し、減塩・減糖を実践し、工夫に工夫を重ねている様子。だが、食べてみるとアイディア倒れと感じられるものも多く、口に合うものは少なかった。 食事環境も含め、改善の余地がおおいにあると思う。
(宿泊した日はバス2台分の団体が入っていて、それが影響しているのかもしれないが。)
<メニューと味>
▼料理を出すタイミングと作るタイミングを合わせて欲しい。
(例)夕食の「ごはん」は、驚くほどモチモチだったけれど、美味しい!とは思わなかった。炊きあがってから時間が経過しているように感じた。 朝食は、バイキングの開始時刻が団体さんの出発の都合に合わせてあったようで、私が行った時には、大きいジャーの中のごはんは、やはりそれなりに時間が経過したものだった。 
誰もが楽しみにしている「魚沼コシヒカリのごはん」なのだから、みんなに炊き立てを出せるような工夫が欲しいと思う。 例えば、夕食では、食卓の横で小さな釜で炊くような方法(釜飯スタイル)で、“アナタの為に炊いています!”というような供し方は出来ないものだろうか? でなかったら、炊き上がった時点で木製のおひつに入れて出してしまう、とか。 いずれにしても、ジャーで保温されたごはんが出てくるより、ずっと良いと思う。
※朝食は、炊き立てのごはんを食べたいと思う場合は、バイキング開始の時刻を良く確認し、開始より少し前に食事処に行くのが良いかも。
▼塩分をひかえる為にダシ味に頼りすぎていないだろうか?
(例)「かつおのたたき」にまで“ダシ醤油味のジュレ”がかかっていた。口に入れるとダシの味(あまり上等とはいえない)が先に口中に広がってしまい、戻り鰹自身のうまみを覆い隠してしまう。しかも、臭みは消えない。ニンニク・チップとの相性も良くない。 
(例)朝食の「ぜんまいの煮物」や「だし巻き卵」。ダシ味が主となる食材の味よりも勝っていた。干ぜんまいは、良いものを使っている様子だったので、これは本当に残念。
素材の持ち味よりもダシ味が前に出ることがないような使い方をして欲しい。
▼コースの中に、食材・食感・切り方・味付け・雰囲気・見た目が、重複、あるいは類似しているものが、かなり有る。
(例)夕食のコースの中だけでも、
「海老しんじょ」「蕪蒸し」「海鮮鍋」の“エビ”、
「御造り」「戻り鰹のたたき」の“刺身類”、
「海老しんじょ」「蕪蒸し」の“とろふわ柔らかな食感”、
「冷やしのっぺい(前菜)」「蕪蒸しの野菜類」の“荒みじん切り”、
「前菜のきのこ」「戻り鰹のたたき」の“ジュレがけ”、
「前菜」「焼き物」「にぎり寿司」の“キノコ類”など。
▼ 料理の品数は減らしてもかまわないので、鍵となる食材の質をUPして欲しい。
特に、ダシに使う鰹節は、ぜひ“本枯れ節”を使って欲しい。 
それから、朴葉焼の牛肉。(サイトでは「“最高品質”の佐賀牛を仕入れている」と謳っているわけで。最高品質と聞いたら、お客は「A5ランク・霜降り」を思い浮かべてしまうよ。)
▼食材の特性を生かした料理を出して欲しい。
(例)コシヒカリ+古代米の粘り気の強いごはんは、口の中で米がほぐれるのが身上の“にぎり寿司”より、“1口おにぎり”の方が向くだろう。 
もっと言ってしまえば、炭火焼終了後という場面で“しのぎ”を出す必要性があるかどうか、そこが、まず、疑問である。
▼お客は地元の食材を期待している。
(例)大分名産の「柚子胡椒」が薬味に出た。新潟名産の「かんずり」「かぐらなんばん」ならわかるのだが。
▼全体の調和を大切にして欲しい。
(例)和の創作料理というトーンで出されてきたコースで、お鍋が、中華味。更に、「半分食べたところでビーツとトマトとパスタとチーズを加えて“イタリアン”に」。 これは、異質すぎ。味も安っぽく、違和感だけが強く残った。 こういう発想は、気楽な居酒屋のよう。いやしくも“楽天プレミアム”を名乗る旅館の料理に、こういうものは期待していない。
▼ 宣伝文句は正確なのか?
(例)「秘伝の味噌には7種類の野菜・果物が練り合わせてあり、野菜・果物の持つ成分が肉を柔らかくし、旨みを引き出してくれます。」とサイトに書いてある。本当だろうか? 実際には、お肉が“秘伝の味噌”のおかげで柔らかく食べられた、とは感じない。 この味噌は12時間も煮込んで作っているそうだが、そんなに長時間加熱していたら、肉を柔らかくする働きを持つ食物中の酵素は破壊されてしまう。しかも、肉は、味噌につけこんであったりはせず、味噌の上にただ置かれているだけで、それを焼くのである。肉が柔らかくなるはずが無いのだ。
▼ 料理が、「井の中の蛙、大海を知らず」になっていないか?
ウェブサイトに書かれている料理自慢ぶりと、実際に食べての感想には、「別の旅館の話?」と思うほど大きなギャップがある!!!
<環境とサービス>
▼朝食バイキングでは、トレイの手渡しより先に、席に案内して欲しい。座布団の有無やゴミの有無などもその時確認し、必要ならセッティングして欲しい。
(例)7時半に峡遊亭に降りて行くと、入り口でいきなりトレイを手渡された。しかし、食事処はすでに団体さんでいっぱいの様子。「席はありますか?どこでしょう?」とトレイ係の女性に聞くと、「あちらに」と言う。確かに空席はあったのだが、行ってみると座布団は足りず、足元には箸袋が落ちていたりしていた。 ただ席を指し示すだけでなく、お客を案内して一緒に行けば、その場で環境を整えることは簡単だったはずだし、私たちも気分良く食事にかかれたのに、と思う。 従業員さんは、“個人客がバラバラにやって来ているという状況の時と、団体さんが入って一時的に大混雑という時では、適する対応が違う。”ということを指導されていないように思う。
▼朝食は、団体さんが料理を取り終わった後というタイミングだったせいか、すでに品切れのものがあった。すぐに少量の補充をするような臨機応変の対応が欲しい。
(例)お豆腐が、器の中に1つも無い。近くに居た従業員さんに「お豆腐は?」と尋ねると、「後から、また出ます。」とのこと。私だけでなく、何人も、同じことを聞いている人が居た。でも、(私達が食事をしているうちには)補充は無かった。
(例)“おかか”がかけられた「おひたし」などは、トッピングが先になくなる。でもトッピングの追加は無かった。 
朝食バイキングは、全体として、個人客が“団体さんの残り物”になってしまっている構図で、なんとなく釈然としない。
▼ マイ・シェフ・スタイルは本当に良いか?
夕食時の“売り”である、マイ・シェフ・スタイル(料理長さんが席まで来てくれて目の前で寿司を握ってくれるパフォーマンス)。 夕食が始まり、出されたものを何品か食べれば、料理のレベルはすぐ知れる。 お料理が「わぁ、美味しい!」とお客の期待を上まわるものだった場合には、料理長さんが席に来てくれたら、物凄く嬉しい。でも、料理の味があまり気に入っていない場合には、料理長さんが席まで来てくれても、ちっとも嬉しくない。 今回の場合は、後者であった。
▼ 自画自賛は、過ぎると無粋。
(例)“秘伝の味噌”や“創意工夫”が自慢であるらしい。食事中、従業員さんから時々話しかけられることがあったが、そういう話題ばかりだった。しかも、お客の自然な反応を引き出すような話し方をするのではなく、お客が誉めるのを待っているような雰囲気がある。こういう会話は“もてなし”とは対極にあるものだと思う。
▼ お客との距離のとり方が下手。
(例)夕食は、峡遊亭の掘り炬燵式の座敷テーブル(?)だった。食事中、しょっちゅうすぐ横に従業員さんが立っては、私たちの様子を見ているので、とてもうっとおしかった。お客の食事の進み具合を確認しているだけだということはわかるのだが、立ち位置があまりにもお客のテーブルに近すぎるし、上からお客を見下ろす格好なのも非常に不快であった。
▼峡遊亭の座敷テーブルは、横の通路が狭くて、落ち着かない。
(例)テーブルのすぐ横を、料理を運ぶワゴンが毎回(料理の種類×テーブル数)ガラガラと通りすぎる。この音とバタバタした雰囲気が、気になる。 テーブル自体は、真ん中部分の天板がスライドしてワゴンからスムーズに料理が移せるような工夫がされていて、そこは面白いと思うのだが。

【その他】
▼チェックイン時にお客が提示する可能性がある割引券などについては、従業員さんに周知徹底してほしい。
(例)楽天トラベルの『峡里』のメルマガには、割引券が付いている。プリントして持って行ったが、チェックインを担当してくれた女性は、このクーポンの存在を知らず、フロントまで聞きに行った。 お金に関係する事項は、対応がスムーズなほうが良いに決まっているのだから、チェックインにかかわる従業員さん全員に知らせておいて欲しい。
○ちなみに、割引分は、館内の売店や喫茶で使えるクーポン券でかえってくる。

【全体の印象】
◎努力が凄い!
削れる部分の経費はしっかり削り、その分宿泊費を安く抑える努力をしているのが良くわかる。 値段は、もともとそう高いわけではないのに、実際は、チェックイン時にちょっとしたサプライズ・ギフトがもらえたり、チェックアウト後に福引があったりと、更に割引があり、驚く。 
◎従業員さんも、皆、一所懸命。
▼ただ、サービス面の全責任を担って指導・監督するおかみさん的存在の方がいらっしゃらないのでは?という気がしたことも、書き添えておく。

【泊まってわかったこと】
奥只見の紅葉が美しいシーズンは、団体さんと一緒になる可能性が高い。個人で泊まる場合は、一応、そのことを頭に置いておくべき。


【越後大湯温泉 ゆの宿 峡里(かいり)】
住所:〒946-0088新潟県魚沼市大湯温泉301
TEL:025-795-2311 / FAX:025-795-2001
チェックイン:15:00 / チェックアウト:11:00
交通アクセス:関越自動車道・小出I.C.より、国道352号、約15分
駐車場:有り(到着時に玄関前で宿の方にキーを預ける方式)、無料
公式サイトURL: http://www.kairi.co.jp/
※国道から宿へ入っていく道(坂道)の入り口は、ちょっと道幅が狭く見えるし、国道からは右折180度反転になるので、一瞬「ここで良いの?」と思う。でも、大丈夫、観光バスも降りています。


<宿泊データ>
楽天トラベルにて予約
2008年10月30日チェックイン、10月31日チェックアウト
宿泊プラン「【大人気】調理人が目の前で&人気の炭火山海料理♪RV和室10畳」
3名1室 (宿泊料\14700+入湯税\150)×3

クチコミ投稿日:2008/11/08

  • 1名1泊予算:15,000円未満
コストパフォーマンス
3.0
客室
4.0
接客対応
4.0

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