2024.4女川・石巻・南三陸その1

2024/04/28 - 2024/04/29

ゴールデンウィークの前半に東日本大震災の被災地の石巻などを巡ってきた。
能登は一般の観光客が行ける状態ではないので、復興応援の旅はまだ先になる。

エリア 石巻(宮城)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

4月28日の朝に出発し、11時頃に女川町に到着。女川駅には温泉も併設されているので、まずは温泉につかる。

女川温泉ゆぽっぽ 温泉

駅前のシーパルピア女川商店街に向かう。連休中なので割と大勢の人で賑わっていた。

シーパルピア女川 ショッピングモール

オープンテラスでオープンテラスで食べる。
良い天気で、少し暑いぐらいだった。

ホタテの串焼きも食べる。

すぐ傍には遺構旧女川交番。

東日本大震災遺構 旧女川交番 名所・史跡

横倒しになった旧女川交番。

旧女川交番。
13年の年月が経過し、草木が生い茂っている。

基礎部分から横倒しになっている。
津波の破壊力がどんなに大きいか、良く分かる。

海鮮丼のお店は行列ができていたので、別のお店で焼さんま定職をいただく。

マンゴーミルクスムージーだったかな。

女川駅の展望台からシーパルピア女川を眺める。

列車で石巻に移動。
さらに石巻駅から歩くこと30分近く、石巻南浜津波復興祈念公園に到着。
2015年3月に初めて石巻を訪れて、「がんばろう！石巻」の看板の前で写真を撮った。https://ameblo.jp/mieta-myargo/entry-12544932317.html?frm=theme
この看板はその後作り直された2代目の看板。
2020年3月に日和山から撮った写真では、石巻南浜津波復興祈念公園はまだ造成工事中だった様子（https://4travel.jp/travelogue/11610352　公園は写真よりも右の方にあり、写っていないが）。

がんばろう！石巻 看板 名所・史跡

石巻南浜津波復興祈念公園内にある東日本大震災メモリアル南浜つなぐ館。
震災に関する映像が上映されている。

左手前のガラス張りの建物がみやぎ東日本大震災津波伝承館。
ここも入館料は無料。
右奥の白っぽい建物が震災遺構門脇小学校。
石巻を訪れる前にグーグルマップを見ていたら、この門脇小学校が見学できることを知り、今回訪れることにした。

みやぎ東日本大震災津波伝承館 美術館・博物館

石巻南浜津波復興祈念公園。
かつては住宅地が広がっていたが、津波とそれに伴う火災により壊滅した。
震災当時は4000人が暮らしていたらしい。

震災遺構門脇小学校に向かう。
震災当時校内にいた児童たちは避難し、無事だった。
しかし、地震が起こる前に帰宅していた児童7名が亡くなった。
また、校庭に避難していた地元住民も犠牲者が出たそうだ。

震災遺構 門脇小学校 名所・史跡

校舎の西側は火災の被害を逃れたそうで、カーテンなどが残っている。
1階部分の窓ガラスが割れているのは、津波によるものか。

震災遺構門脇小学校。

校舎の東側は火災による被害が大きかった。

校舎に記された津波浸水高を見ると、1階の天井近くまで浸水したことが分かる。

入館料600円。
17：00まで開館しているが、16：00までに入館しないといけない。

1階部分にある校長室。
津波と火災による被害が良く分かる。
ほぼ中央に見える金庫の中に卒業証書などが保管されていて、津波や火災から守られ、震災で一月遅れで行われた卒業式で卒業生たちに渡されたそうだ。

教室に残された学習机の木製部分は炎で焼き尽くされ、スチール製の部分が残されている。

教室の中央で電気の実験（遊び）を行うため、机は端に寄せられていたそうだ。
ここも火災による被害が大きい。

途中の窓から石巻南浜津波復興祈念公園が見える。

奇跡的に残った門脇小学校の看板。

柱時計。

焼けた机。手前の席には座ることができる。

地元住民の中には屋上に避難していた人々もいたが、火災が起こり、さらに校外へと避難しなければいけなくなった。しかし、1階部分は津波が襲ってきている。校舎と隣接した土地の間は1mくらい隙間がある。そこで教壇を橋代わりにして、逃げたそうだ。下にいた人は、その橋代わりに使用された教壇を、今度は梯子にして逃げたそうだ。

体育館には津波で破壊された消防車などが展示されていた。

児童たちの卒業制作のモザイク画。

児童たちの卒業制作のモザイク画。

石巻市だけで死者・行方不明者合わせて4602名。

体育館の中には復元した仮設住宅もあった。
2018年に多数の児童、教員が犠牲になった大川小学校を訪れたが、その頃にもまだ仮設住宅で暮らす人がいた。https://4travel.jp/travelogue/11333346
仮設住宅なので断熱性や防音性が悪く、長期間生活するには適していないが、土地のかさ上げ工事や金銭的な事情など、なかなか仮設住宅から出られなかった人たちがいたのだ。

校庭の木も火災で焼けたが、新たな枝を伸ばしている。

いしのまき元気いちばに立ち寄りお買い物。

いしのまき元気いちば お土産屋・直売所・特産品

いしのまき元気いちばで購入したもの。

この日の宿、石巻グランドホテルに到着。

石巻グランドホテル 宿・ホテル

お部屋。

夕・朝食付きプランで予約。
2食付きで1万5百円程で、さらに割引クーポンを使って8千円程だった。
料金的に期待していなかったのだが、品数も多く、かなり良かった。

銀色の蓋の料理はアナゴの煮つけ。

翌朝。
朝食は6：30から。

早めに朝食をとり、日和山までお散歩。
ホテルから山頂まで約1.5km。

日和山公園 公園・植物園

右側には石巻南浜津波復興祈念公園が見える。

八重桜も咲いていた。

震災前の様子。

石巻南浜津波復興祈念公園と門脇小学校の位置関係。
日和山の山頂からだと門脇小学校は山陰になって見えない。

結構急な坂道。
ホテルに戻り、チェックアウト。

石巻市役所兼スーパー。石巻駅前にある。
列車に乗って南三陸町のさんさん向かう。
続く。