2020/01/11 - 2020/01/13
230位(同エリア668件中)
mickさん
旅の計画を立て始めた当初は、最終日は朝早くチェンライを発って乗継地のバンコクで1日観光する、という予定でしたが、チェンライから日本まで通しで航空券を買うと、なぜか出国審査をチェンライで受けることになり、バンコクで外に出られないらしいということが分かったため、チェンライを夕方に発つよう計画を変更しました。チェンライで半日以上もの滞在は時間を持て余すのではないかと心配しましたが、全くの杞憂であったどころか、むしろ時間が足りないほど、チェンライは見どころに溢れていました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- JAL バンコクエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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まずは朝一番に、市街の中で最も行ってみたかった「ブルーテンプル」に向かいますが、ホテルから徒歩だと4~50分かかるため、トゥクトゥクを利用することにしました。下調べによれば相場は100バーツ程度らしいですが、トゥクトゥクというものは値段交渉をして値下げしてもらう必要があるらしく、今までそんなことをやった経験は無いので、バスターミナル前で待機していた運転手さんに緊張しながら値段を尋ねると、「80バーツ」という全く想定外の答えが返ってきました。もちろん即OKです。
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町を東西に横切るコック川を越えて、ブルーテンプルの正門前に到着しました。様々な生き物が複雑に組み合わさったようなデザインの、巨大な門柱代わりの像の向こうに、本堂の建物が見えます。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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建物に近づいて行ってみます。建物の正面は一面に金で装飾されているので、こうして正面から見た限りでは「青の寺」というより「黄金の寺」に見えます。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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ブルーテンプルの正式名「ワット・ロンスアテン」は、「踊る虎」という意味で、よく見ると所々に虎をモチーフにした装飾が見られます。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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建物の中は、やはり青を基調とした、神秘的な空間が広がります。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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壁や天井には、宗教的な絵画や文様が一面に描かれています。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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建物の外側は、濃紺の外壁に金の装飾が一面に施され、個性的な像も周囲にいくつか立っています。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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青と金のコントラストが非常に鮮やかです。到着してしばらくの間は非常に静かな雰囲気でしたが、8時を過ぎた頃から急に大勢の観光客が集まり始め、賑やかな雰囲気になってきました。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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金の装飾が朝日を浴びて、眩しく輝いています。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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本堂の後ろ側です。朝日の光を入れて、ちょっと神々しい雰囲気を狙ってみました。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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敷地内の売店のパラソルがふと目に留まり、このカジュアルに説法を説いてくるスタイルが何ともタイらしいと思い、つい写真に収めてしまいました。そう、仏陀はタトゥーの題材になるために存在しているのではありません。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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あまりの美しさに、建物の周りを何周でも歩いていたくなりますが、さすがにキリがないので、建物を色々な角度からひとしきり眺めた後、次の目的地に向けて出発することにしました。
ワット ロンスアテン (青碧寺院) 寺院・教会
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ブルーテンプルと同じくコック川の北岸にあるカフェ、「チーウィット・タマダー・カフェ」を訪れました。ここはオシャレカフェ天国チェンライの中でも最強クラスのオシャレ度を誇る有名カフェらしく、ブルーテンプル周辺にも看板などが出ていましたが、建物自体は木々に囲まれてほとんど姿が見えず、小さな案内板を見なければどこに入口があるのかも分からないほどです。
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中に入ってみると、噂にたがわぬオシャレ空間が広がっています。あまり川に近付き過ぎると蚊なども多そうだったので、建物の軒先あたりに陣取り、建物のアンティークな雰囲気と川沿いの風景の両方を楽しむことにしました。あれだけブルーテンプルに押し寄せていた団体観光客も、さすがに朝8時過ぎからお茶しようとは思わないのか、他の客はほとんど見かけず、自分だけの限りなく贅沢な時間が流れていきます。
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カフェラテとマンゴーチーズケーキを注文しました(ラテアートが写真映えするのでついカフェラテばかり注文しがちです)。カフェラテは前日のカフェで飲んだのと同じように、スッキリした感じの味でした。スッキリといっても薄味というわけではなく、濃厚だけど重くない、という感じです。ケーキも甘過ぎず、場の雰囲気に合った大人の味、といった感じでした。
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トゥクトゥクはそうどこにでもいるわけではないので、帰りは徒歩です。ゆったりと流れるコック川に架かる橋を、歩いて渡っていきます。
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しばらくの間は交通量の多い大通りに沿って歩いて行きますが、一応は歩道らしきものがあり、安全に歩けるようにはなっています。道中で見かけた歩道橋にもタイらしさが溢れています。
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ランナー王国の建国者、メンラーイ王の像が見えてきました。周囲を大小様々な動物の像に囲まれているのが印象的です。この像を目印に、進路を南から西に変え、有名な寺院が並ぶエリアを目指します。
メンラーイ王像(ポークンメンラーイ) モニュメント・記念碑
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歩いている途中にも、豪華な寺院が当たり前のように建っているのを見かけます。
ワット クランウィアン 史跡・遺跡
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こちらはちゃんとガイドブックにも載っている有名寺院、ワット・プラ・シンです。建物はそれほど大きくはないですが、ランナー様式特有の屋根のシルエットや、細やかな装飾が美しいです。
ワット プラシン (チェンライ) 寺院・教会
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黄金に輝く仏塔の周囲を守る動物の像は、やたらといかつい物が多いタイの像の中では、少し愛嬌があるようにも見えます。
ワット プラシン (チェンライ) 寺院・教会
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敷地内には、最初の建物と似たような建物がもう1つあり、こちらも見事な金の装飾が施されています。
ワット プラシン (チェンライ) 寺院・教会
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どっちがどっちの建物だったか分からなくなってしまいましたが、建物の内部です。鮮やかな赤を基調に、多くの絵画などで飾られています。
ワット プラシン (チェンライ) 寺院・教会
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もう一方の建物の内部です。こちらは黒と金のコントラストが鮮やかです。
ワット プラシン (チェンライ) 寺院・教会
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次にやって来たのが、チェンライの市街地内ではおそらく最も名高い寺院、ワット・プラケオです。広い敷地に木々が生い茂り、今まで町の中を歩いていたのに突然山奥に迷い込んだかのような気分になります。
ワット プラケオ (チェンライ) 寺院・教会
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こちらは資料館の建物のようですが、緑深い周囲の様子によく似合った感じの雰囲気の建物です。
ワット プラケオ (チェンライ) 寺院・教会
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本堂にはエメラルドの仏像が祀られています。エメラルドの仏像はバンコクにあるものが有名らしいですが、それも元々ここにあったものがバンコクに移されて、代わりに新しい仏像が作られてここに祀られているらしいです。
ワット プラケオ (チェンライ) 寺院・教会
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予定していた寺院の見学を終えて、ホテルに戻る途中、地元の人々で賑わっている市場のエリアに通りかかりましたが、路上で野菜などを売っているその背後にも、大きな寺院の姿が見えました。
Wat Mung Muang 寺院・教会
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こちらはワット・ムンムアンという寺院のようですが、人々の生活圏のど真ん中にこんな立派な寺院が建っているというのを実際に目の当たりにすると、仏教がタイの人々にとってどれだけ身近な存在なのかということを実感させられます。
Wat Mung Muang 寺院・教会
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ホテルでチェックアウトを済ませてバスターミナルまで来ましたが、空港へ向かう前に昼食を取るため、バスターミナルの目の前の「コネクトカフェ」というカフェに入りました。さすがに普通の食事にカフェラテは合わないのでアイスアメリカーノを注文です。タイのコーヒーは最初から甘い、というような情報も聞いていましたが、ちゃんとシロップは別で出てきました。グラスがオシャレカフェ特有のアレです。
コネクト カフェ カフェ
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タイの料理の中でも食べてみたいと思っていた、タイ米を使った焼飯です。具が何種類かある中から、今回は鶏肉を選びました。割としっかり甘辛く味付けされたライスと、淡泊な味の鶏肉とのバランスが良く、鶏肉を選んだのは正解だったように思います。さて、窓からバスターミナルの方を見ていたところ、空港行きのバスはちゃんと運行されている様子で、もう少し時間に余裕が持てそうだったので、地図を見て一番近そうな寺院まで、ちょっと行ってみることにしました。
コネクト カフェ カフェ
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「ちょっと行ってみた」結果がコレです。まあチェンライに来て以来、特に珍しい事でもなくなってしまいましたが、何の観光ガイドにも取り上げられていないような寺院があまりにも豪華過ぎます。ちなみに、ワット・チェットヨートという寺院のようです。
ワット ジェット ヨード 寺院・教会
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ホワイトテンプルやブルーテンプルに対抗してレッドテンプルとか名乗っても違和感がなさそうなぐらい鮮やかな赤を基調とした建物で、細やかな金細工の装飾も見事です。
ワット ジェット ヨード 寺院・教会
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入口付近は、今までの寺院とはやや趣の異なる、柔らかめのタッチで描かれた草花の紋様で彩られていました。
ワット ジェット ヨード 寺院・教会
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建物内は、巨大な黄金の仏像が中央に祀られ、壁には、西洋の教会でよく見かけるフレスコ画の仏教版、といった感じで色鮮やかな絵画が多数描かれています。
ワット ジェット ヨード 寺院・教会
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建物内では犬が昼寝をしていましたが、目を覚ましてのそのそと出ていくと、その時を待っていたかのように、今度は猫が入ってきました。猫はとても人に慣れている様子で、こちらにも近寄ってきてくれました。実は、この空き時間をバスターミナルの目の前の猫カフェで過ごそうかという考えも一瞬頭に浮かんでいたのですが、結果的にその必要もありませんでした。
ワット ジェット ヨード 寺院・教会
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残り僅かの時間、時計台の交差点に面したカフェ「Pangkhon Coffee」で、町のシンボル時計台(の根元)を眺めながらチェンライの思い出に浸ります。こちらの店は、地元産コーヒー豆の使用を前面に打ち出していることもあってか、これまでチェンライで飲んできたコーヒーの中では最も個性が感じられる、スパイシーな香りがしました。
パンコン コーヒー カフェ
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バスターミナルに戻ってきました。旅の疲れを癒してくれる、純朴な少数民族の少女の笑顔…、の絵です。最近改装されたらしいバスターミナルには、無骨な建物に不釣り合いなほどにハイクオリティな絵画が、壁や柱のあちこちに描かれています。
チェンライ第1バスターミナル バス系
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空港行きバスの表示などはどこにも無く、ここからたった20バーツでエアコンの効いたバスに乗って空港まで行ける、ということを知らない旅行者もおそらくいるんだろうと思いますが、そういうところも、観光客ずれし過ぎていないこの町らしさと言えるのかもしれません。私の中では、もっと多くの人に来てもらってこの町の魅力を知ってもらいたいという気持ちと、現在の素朴な町の姿のままであってほしいという気持ちが交錯しているわけですが、まあこの旅行記を見ていただいている人数ぐらいなら町には何の影響も無いと思いますので、皆さんがタイに旅行される機会がありましたら、バンコクや他の有名観光地以外にも、このチェンライも訪問先に加えてみてはいかがでしょうか、とお薦めしておきたいと思います。
チェンライ第1バスターミナル バス系
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