2017年　ギリシア旅行　ミコノス島で最高の海を見る

2017/06/02 - 2017/06/12

今までギリシアの島でミコノス島はどちらかというと敬遠しておりました。

とにかく物価が高い。
その割には食事がまずい。
今ではパーティ・アイランドと化して、人がわさわさと押し寄せ、落ち着かない。
風が強いため飛行機や船の欠航が多く、計画通りに行かないことがたまにある。

実際２０年前に行ったときは物価こそ今ほどではありませんでしたが、食事のまずさにビックリしました。
張り込んで注文した伊勢海老は火が通り過ぎて固く、リトルベニスのレストラン街を通ると、魚介類の生臭い嫌な臭いが漂っています。

なので今回もスルーしようかと思ったのですが、やはりもう一度あの美しい街並みを見たいと思い、１泊だけいたしました。

で、滞在して思ったことは・・・・やばい！あの海の美しさはやばすぎる！

こんなにも俗化して、物価も高くなったにもかかわらず、いまだに人を引き付ける理由が分かったような気がします。

表紙はプラティ・ヤロスのビーチです。

エリア ミコノス島(ギリシャ)

まずは丘の上にあるアノ・ミリの風車とミコノス・タウンです。

ミコノスの風景でも１、２を争うものだと思います。

アノ・ミリの風車のアップです。

アノ・ミリの風車からタウンを見下ろすと素晴らしい眺めが見られます。

左側の風景。海岸にあるカト・ミリの風車が見下ろせます。

カト・ミリの風車とミコノス・タウン。

中央部分の眺めです。

そして右側の風景。
オールドポートが見えます。
教会の赤い屋根がいいアクセントになっています。

非常に美しい風景です。

更に左側の眺めです。

港には大きなクルーズ船が停泊しています。

こちらは朝方に行ったアノ・ミリの風車の丘からの一枚。
日が差し始めています。

アノ・ミリの丘からミコノスタウンに降りていきます。

こんな道がミコノスタウンまで続いています。

坂を下っていきます。

白い家並みが美しいです。

途中にあった赤い窓の家。

海が見えます。

赤い窓にブーゲンビリアが映えます。

青い窓も美しい。

赤い窓も美しいです。

センスのある家ですね。

青いドアが白い壁に映えます。

港まで降りてきました。
振り返るとアノ・ミリの風車が見えます。

早朝の港。
まだほとんど人がいません。

日が昇り光が当たって来た港です。

港にある教会とレストランです。

港にある真っ白なパラポルティアニ教会。

小路から見たパラポルティアニ教会。

白い家並みにブーゲンビリアの赤さが映えます。

朝早いのでまだ店は開いていません。

まだリトルベニスのレストラン群もオープンしていません。

けれどもオープンテラスで人の通る道にもなっているので（というより公道に許可を得て店を開いている感じでしょうか？）、自由に入ることが出来ます。

なのでこんな写真も撮ることが出来ます。

早朝のカト・ミリの風車。

カト・ミリの風車。

一番右側の風車です。
ここからみえる海は最高。

カト・ミリの風車の下にリトルベニスと呼ばれる地区が広がっています。
今ではレストラン街になっています。
波はかなり荒く、リトルベニスに向かう海沿いの小路を歩くと飛沫がかかってしまうことが多々あります。

リトルベニスのアップです。

波が荒くても海は非常にきれいです。

コントラストがとてもきれいです。

リトルベニス脇の広場。
右側のレストランはかつて値段の高いことで有名だった「アレフカンドラ・レストラン」
値段の高さが災いしてか違うレストランになっていました（笑い）。
これは早朝に撮った写真。

こちらはほぼ同じ場所から撮った午前１１時頃の写真。
人が増えていますが、陽が高くなって海の美しさがより映えています。

こちらは逆方向から撮った写真です。
早朝の写真。
逆光でやや暗めです。

こちらは同じ場所を３時間後に撮ったものです。
人は増えますが光線状態はこちらのほうがいいですね。

朝の街並み。

同じ場所の３時間後です。

後は時系列関係なくタウンの写真を並べてみます。

サボテンがおしゃれです。

タウンはこんなところで切り上げて海に向かうことにします。

実は昨日行く予定だったのですが、曇り時々雨という天気だったので諦めました。
今日のお昼過ぎにはアテネに向かう予定なのでほんのちょっとしかいられません。
なのでタウンから一番近くてバスも多く出て便利なプラティ・ヤロスのビーチに向かうことにしました。

さほど期待もせずに来たのですが、プラティ・ヤロスのビーチに来て息を飲みました。

ロードスとは明らかにレベルの違う海が目の前に広がっています。

ここもパラソルが並んでいますが、一つのパラソルで２０ユーロというロードスとはこれもレベルが違う値段でした。

でもベッドなどはロードスとは違って高級仕様って感じがします。

ミコノスのビーチは完全に売り手市場でエリア・ビーチなどはひとつのパラソルを使用するのに飲食代も含めて６０ユーロ使わなければならないという規定があるという記事を読んだことがあります。

それでもこの美しさですから人は集まってくるのでしょうね。

パラソルの隙間から見た海。

ここは海藻と岩場なのでしょう。
コントラストが実にきれいです。

右側と後ろ側にホテル群があります。

ホテルは全般的に高めで、とくに７、８月のシーズンはかなりの値段になってしまいます。

それでもこの美しさですので満員になってしまうのでしょう。

プラティ・ヤロスでこの美しさならスーパー・パラダイスやエリア・ビーチなどではどんな美しさなのでしょうか・・・・・

またいつかゆっくり来てみたいと思ってしまいました。

自分の中ではフォルメンテーラ島のビーチと甲乙つけがたい感じです。

ただただ、美しい。
それしか言葉は出てきません。

その時その時の光の差し込み具合で色合いが変わるので何枚も撮ってしまいます。

本当に美しいプラティ・ヤロスのビーチでした。

でも時間がありません。
後ろ髪を引かれる思いでビーチを後にしました。

ここで夕方から夜にかけてのミコノスタウンの風景を
残念ながら初日は天気が良くなかったので美しい夕日を見ることが出来ませんでした。
夕闇に包まれたアノ・ミリの風車。

夕日こそ見ることが出来ませんでしたが、ここから見る夜景はなかなかの絶景です。

カト・ミリの風車もライトに照らされています。

完全に闇に包まれたミコノスタウン。
けれどもミコノスタウンは不夜城です。

夜のミコノスタウン。

むしろ夜になってからのほうが活気があると言ってもいいくらいです。

美しくライトアップされた店。

まるで夢の世界のようです。

ギロ・ピタが有名なジミーズ。

ミコノスのレストランは高くて不味いので食事はギロ・ピタで済ませようと思い、ジミーズを探しましたが、迷路のようなミコノスタウンで探すのは本当に苦労しました。
このように狭いテーブルに座っていただきます。

ジミーズのギロ・ピタ。

けれどもひとつ５ユーロというのは流石に高すぎるような気がしました。
ロードス島では２．８ユーロ。
倍近くします。
では、味に差があるのかというと、所詮はギロ・ピタ。
どこで食べてもそれほどの変わりはありません。

で、ふとカウンターの下を見るとスブラギは作り置きのようで、何本もおいてあります。
きっとそのままか、電子レンジでチンして出すんじゃないでしょうか？
また、ギロの肉も最初から裂いたのがおいてあり、それをピタパンに挟んでいます。
普通は注文を受けてから肉を削ぎ落とすのですが・・・・
うーん・・・・

で、いまいち満たされぬ想いでしたが、バス停のそばにある、スブライクという店。
スブラギと好き（like）をくっつけた名前の店です。
いかにも観光レストランって感じでなんの期待もせずに入ったのですが、ギロ・ピタが３ユーロと値段が手ごろな上に、味も美味しかったです。
ジミーズと違って広いテーブル席に座っていただけます。

これがスブライクのギロ・ピタです。

非常に美味しかったです。

もう一品追加した羊のスブラギがなかなかの逸品でした。
普通スブラギって豚か鳥で羊を焼いてくれる店はあまりないのです。
しかもジミーズと違って、ちゃんとその場で焼いて出してくれました。
ギロ・ピタも肉の塊からちゃんと削いでピタパンに挟んでいます。

場所もわかりやすいし、テーブルに座ってゆっくり食べることが出来るので、有名になり過ぎたジミーズよりこちらの店をお勧めいたします。

こちらがミコノスで泊まったホテル・ポセイドン。

プールの回りを白い建物が取り囲んでいます。

ホテル・ポセイドンの外観です。

空港までの送迎もしてくれますし、センスもいい非常にいいホテルでしたが、この時期でも１３０ユーロと言ういい値段。

かなり広い敷地に部屋が並んでいます。

センスのいいホテルでした。

ところでゲイが多いと言われるミコノスですが、これだけ物価が高くなったらいなくなっているんじゃないかと思ったのました。（海のリゾートはＤＩＮＫＳで旅行好き、ビーチ好きのゲイカップルが見つけ、噂を聞いてセレブがやって来て高級化し、やがて一般の人が押し寄せ、物価高になる。そしてその頃にはゲイは違うリゾートを探して消えているというパターンが多いと、昔ヨーロッパで出会ったゲイの人に聞きました）
けれども送迎バスの中は自分を除くとみな男性カップルのようでした。

やはりあの海の美しさのために人気が衰えないのでしょうね。
ただし、値段の高さのためか年齢層は高めです。
ほとんどが中年以上のカップルです。（中にはかなりお年を召したカップルも）
「若いマッチョなゲイが集まってくる」というのは完全に幻想ですね（笑い）。

ただ何度かヨーロッパを一人旅をして思うのはゲイのカップルほど親切な人たちはいなかったということです。（ただしカップル限定です）

だいたいにおいて白人カップルはみな親切な人が多いのですが、男女のカップルだと、一人旅の自分を憐れんでか「自分たちと一緒に食事しましょう。」とか言われることがままあります。
嬉しいことは嬉しいんですが、孤独癖で英語も苦手な自分にとってわずらわしいと思う時も。

でもゲイカップルはこちらが迷っている時助けてくれたり、情報交換をしたりすることはあっても、その後よほどのことがない限り「一緒に食事しよう」とは言いません。
人はそれぞれ、一人旅が好きな人もたくさんいるってことを知っているみたいで、絶妙な距離感を保ってくれます。

ホテル・ポセイドンの部屋です。

必要なものはすべてそろっていますし、センスもいいです。

ところでミコノスはゲイの多い島。
なので同性から声がかかるかもと敬遠なさる方も多いと思います。

けれどもそれはミコノスに限ったことじゃないと思います。
昔、ドイツの片田舎の駅のトイレの出口で「次の人のためにドアを開けて待っているのがマナー」と思い、ニコッと笑ってトイレから出てくるおじさんをドアを開けて待っていたら、何を勘違いしたのかずっと付きまとわれたことがありました（笑）。

そこで得た教訓

「一人で行動している同性にはむやみに愛想笑いをしない」

相手もプライドがあるのでやたらめったらに声はかけません。
この人ならおちるだろうという気持ちがあるからこそ声をかけるのです。
一人でいる同性と視線があったらさりげなくそらす。
（そこでニコッと笑ったら自分に気があるんだと思われてしまいます）
いつも仏頂面している中国人旅行者に声をかけるゲイはいないと思います（笑い）。

ホテル・ポセイドンの部屋。

ホテル・ポセイドンの部屋のテラスからの海。

風車の裏なので、紺碧の海が見渡せます。

朝食ビュッフェも豊富です。

ただし、朝散歩し、海にまで行って１０時過ぎに来たのでほとんどがなくなっています（笑い）。

ホテル・ポセイドンの朝食ビュッフェ。

ホテル・ポセイドンの朝食テラスからの海。

ここでわかりましたがこのホテルのお客の半分が男性カップルでした（笑い）。
ただしカップルですのでみな二人だけの世界です（笑い）。

２０年前に来た時も思ったのですが、ここはゲイの新婚旅行・旧婚旅行の聖地ですね。（男性カップルのみならず、女性カップルも非常に多いです）

そう言えば、２０年前、ミコノス行きの飛行機の中で隣の席に金髪の美人が座ったので見とれていたら、マッチョでいかにもって感じの短髪女性に「アタシ、彼女の連れなんですけど、席離れちゃったんです。変わってくれません？」と言われて席を変わった思い出があります。

ミコノス島は「人はみんなそれぞれ。幸せならそれが一番」と思わせてくれるところが一番の見どころかもしれません。

ホテル・ポセイドンの朝食テラスの下から見た海。
一応ビーチになっているようです。

ホテル・ポセイドンの朝食テラスです。

おまけです。

サボテンの茂みに隠れた猫。

この旅行記へのコメント （3）

• yoshiboさん 2018/01/09 08:58:33

  ギリシャの悪夢

  旅行記を参考にさせて頂き、去年11月末からギリシャへいきました。
  ミコノス島も一泊の予定で行きましたが、アテネからの飛行機も、予約しているにもかかわらず、スタンバイと言われ乗れるかどうかは判らないが、ゲートで待つようにとの事です。結局乗れましたが、予約していた評判の良いビラの前で5時間待ちましたが、誰も来ません。隣のホテルに泊まる羽目に。このホテルの受付もビラのオーナーに電話をしてくれましたが、反応無しとの事でした。明くる日、空港へ行きましたが、帰る便がキャンセル。フェリーで6時間かけてアテネへ。その日はメテオラへ行く予定で、支払いを済みの電車とホテル代が無駄になりました。
  帰りの空港までの電車でスリに被害に合いそうになり（2回あり）散々なギリシャの旅でした。
  今年もよろしくお願いします。

• sanaboさん 2017/07/16 00:43:36

  美しい海と見事なまでの紺碧の空☆

  ken-kenさん、こんばんは
  
  奇しくも同じ日にミコノス旅行記のUPでしたね^^
  
  前日が曇り時々雨だったとは思えないような見事なお天気で
  海の蒼さに白い街並みがひときわ美しく映えていますね。
  これぞ私が求めていた風景で、本当に羨ましいです！
  
  プラティ・ヤロスビーチの美しさといったら、もう本当に驚きです〜
  水の透明感と海の色がこれ以上ない美しさですね。
  こんなビーチを見たかったです^^
  
  sanabo
  
  
  
  

  ken-kenさん からの返信 2017/07/16 07:44:34

  RE: 美しい海と見事なまでの紺碧の空☆

  sanaboさん、おはようございます。
  この度は投票とコメントをありがとうございました。
  
  > 奇しくも同じ日にミコノス旅行記のUPでしたね^^
  
  はい、行った時期もほぼ同時期で思わず微笑んでしまいました。
  
  > 前日が曇り時々雨だったとは思えないような見事なお天気で
  > 海の蒼さに白い街並みがひときわ美しく映えていますね。
  > これぞ私が求めていた風景で、本当に羨ましいです！
  
  今年のギリシアは天候不順だったようで、6月でも4日に一日は曇り時々雨という感じでしたね。
  ただ二日いると一日は晴れてくれたのでなんとか助かりましたが・・・・
  
  > プラティ・ヤロスビーチの美しさといったら、もう本当に驚きです〜
  > 水の透明感と海の色がこれ以上ない美しさですね。
  > こんなビーチを見たかったです^^
  
  あるかたのＨＰを見た時、「いろいろ行ったけど、結局プラティヤロスビーチが一番落ち着く」という記事を読んで「じゃ、プラティヤロスに行こう」と思って行ったのですが大正解でした。
  実際に写真や動画で見ると、自分の好みとしてはプラティ・ヤロス、エリア、カラファティスの3つのビーチがきれいだなと思いました。
  （スーパーパラダイスは皆さん綺麗とおっしゃるのですが、海の写真より男女が踊っている写真ばかりが多くて、うるさいだろうなと思ってしまって・・・・）
  
  ヌーディストなのですが、これはいわゆるヒッピー世代の方が多いような気がしました。
  フォルメンテーラ島にも沢山いらっしゃったのですが、若い世代はせいぜいがトップレスで、全裸になるのはロン毛のおじいさんとその奥さんというフラワーチルドレンが多かったような気がします。
  ジョン・レノンとオノ・ヨーコって感じですね。（笑い）
  日焼けこそが「若さと美と健康の象徴」と信じ込んでいるのではないでしょうか。
  
  自分もペドロスを探したのですが、残念ながら会えませんでした。
  あとレストラン・・・・・前回行ったのは旧市内中心で行き当たりばったりだったので大したところに入れず、ミコノスは不味い！というイメージがついてしまいましたが、sanaboさんの旅行記を読ませていただくと探せば美味しいところが沢山あるみたいですね。
  
  ビーチ、ペドロス、食事と、し残したことが沢山あるので、またミコノスに行きたくなってしまいました（笑）。
  
  またよろしくお願いいたします。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ken-ken