2017/04/16 - 2017/04/16
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bell-sanさん
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久しぶりの晴天の日曜日。
今年の桜の見納めに京都へ出かけました。
岡崎の京都市美術館別館で開催中の
「漢字三千年展」を先にチェックし、
市西部の御室に移動。
仁和寺の御室桜が満開で迎えてくれました。
漢字三千年展は今後の中国旅の予習にも!
京都へすぐに行けるのが関西在住の良さと思うけど、
仁和寺は初めて。
足早に過ぎる今年の桜と春を満喫しました!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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-
今回は京阪で神宮丸太町駅へ。
大阪からの特急もロングシートの車両があって、
ちょっとビミョーな気分。
直行特急も増えているみたいですね。神宮丸太町駅 駅
-
地上に上がると疎水沿いは、
いきなりこんな感じ。
桜は盛りを過ぎてだいぶ散ってますが、
まだ色はしっかりあって、風情あります。 -
ちょっと鴨川にも寄ってみました。
天気が良いですねー。 -
だいぶ葉っぱも出ていましたが、
花もしっかり残っていますね。 -
疎水と桜。
京都はやはり絵になりますねー。 -
疎水を堰き止めている発電所。
桜の花びらが水面に溜まって、めっちゃきれいやん! -
最近は疎水に観光船が運航されているんですね。
あと1週間早ければ、もっとスゴかったんやろうなあ。 -
東を望むとこの景色!
-
駅からぶらぶら歩いて15分ほどで平安神宮前に到着。
観光客が多いですね!平安神宮 寺・神社・教会
-
しだれ桜?が満開でした。
青空に映えて、美しい。
ああ、日本もいいもんですねー。 -
古都の春を何回も過ごしてきたんだろうなあ。
-
平安神宮の前にあるのが京都市美術館別館。
本館は何度も行っているけど、別館は初。
そもそも別館であったのを初めて知った!京都市美術館別館 美術館・博物館
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特別展「漢字三千年ー漢字の歴史と美」。
4月21日(日)まで京都で開催中。
その後、新潟、宮城、群馬にも巡回するみたいです。 -
入館すると立派な入り口が迎えてくれました。
いつの間にか何度も中国を旅しているので、
「漢字」にも興味が湧き、訪れてみました! -
館内は撮影OKとのこと。
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漢字を発明したという「蒼頡(そうけつ)」の肖像画。
地面に残る足跡を見て、
それがどんな動物かを想像できることに着目し、
動物の特徴や形状から動物を表す記号=漢字を発明していったという。
観察眼に優れていたから、目は4つ! -
紀元前5,000年ごろの陶片。
よく見ると、羊を表す符号が記されています。
中国の国家一級文物です!
西安で掘り出されたみたいですよ。 -
こちらの碗にも符号=漢字の原型が彫られていました。
-
牛骨に彫られた符号。
何か文章になっているみたいです。 -
青銅器なども多数展示されていました。
表面や底に漢字が精巧に彫られています。 -
当時は器自体が貴重だったんでしょうね。
なぜこの器を作ったのかだとか、
生きた人の記録だとか、
いろんな思いが刻まれているみたいです。 -
夏目漱石の「こころ」の初版本にも
中国の古い時代の漢字が使われいたとか。
複製本が展示されていました。 -
石に彫られたものもあります。
-
これはお酒を入れる器。
底に黒い漆で「君幸酒」と記載されています。
「君 酒を愛せよ」という意味らしい。
紀元前160年頃。
もうそんな頃に洒落たものを作る人がいたんですねー。 -
紀元前200年頃、
漢の武帝初期に、
皇帝の娘婿に与えられた銀印。
銀印と言えば、日本では金印を社会で習ったなあ。 -
取っ手も精巧に造られていますね。
-
展覧会の目玉、
「一級文物《鎧甲武士陶俑》」。
高180cm ・幅67cm 秦始皇帝陵博物院蔵 -
胸のところに「不」という文字が彫られています。
製作に動員された工匠が姓かグループ名を彫ったのではないか、
と、されているとか。
どんな思いや状況で彫ったのかを想像すると、
ロマンが広がりますね! -
衣装の裾や腿のあたりには彩色が少し残っています。
当時は全身が美しい色で塗られていたんですね。
2年前に西安で訪ねた兵馬俑を思い出して、
しばらく見入ってしまいました! -
石から写し取るのも
漢字では欠かせない芸術分野ですね。
書体が美しいです。 -
漢字の成り立ちを紹介するポスターも
何点か展示されていました。
「夢」は寝ているところからなんですね。 -
旅は旗のもと行く一行から。
昔の人は想像力が豊かだったんだなあ。 -
遣唐使で中国に渡り、長安で亡くなった日本人留学生
「井真成」の墓誌も展示されていました。(複製)
西安で発見されたものですね。 -
石の表面に「井」や「日本」の字が
彫り込まれています。
「日本」という表記のある石碑として
最古だそうです。 -
これは蓋。
-
蓋を拓本したものみたいです。
当時の唐の人たちが井真成を手厚く葬ったことが
よくわかります。 -
これは分銅みたいです。
-
これは何だったかな。
表面に金が使われているので、
だいぶ貴重なものだったんでしょう。 -
紙が発明されてからは書くことが多様化して、
さまざまな字体や書き方の
美しさを極めるようになっていったとか。
これはその書道道具? -
文章が書かれた貴重なお茶わん。
皇帝の詩が記載され、茶のたしなみが書かれているという。 -
陸士仁《四体千字文巻》。
南朝・梁の周興嗣が作った識字教科書。
合計一千の漢字を重複せずに、一句四字の韻文にまとめ、
漢字を習得する教科書としたものだそう。
中国のみならず朝鮮や日本でも、
漢字を学ぶための教科書としてもっともよく使われたとか。
アルファベットは、26文字覚えれば生活できるけど、
漢字はそうはゆかない。
小学校でも1006文字、常用漢字でも2136文字あり、実際には3000文字以上必要だとか。
いまや漢字を日常的に使っているのは
中華圏と日本だけですもんね。
文化の深いつながりを実感!
漢字の歴史と奥深さがよくわかりました! -
美術館を出たら、引き続き好天。
岡崎の疎水から、比叡に続く山並みがきれいに見えました。
あと1週間ぐらい早ければ、桜はもっとすごかったはず。 -
平安神宮から地下鉄東山駅への抜け道。
この通り、雰囲気良くて、すごく好きです。
岡崎へ行くときはいつも通ります。
ここも盛りをすぎた桜が、まだ風情を出していました。 -
地下鉄東西線で太秦天神川駅へ。
地上に上がって、嵐電に乗り換えます。太秦天神川駅 駅
-
さらに帷子の辻で北野線に乗り換えます。
観光客でいっぱい!帷子ノ辻駅 駅
-
北野線の鳴滝駅~宇多野駅間のには、
”桜のトンネル”があります。
ピークは過ぎていましたが、
まだまだ十分に楽しめます。 -
御室仁和寺駅に到着!
御室仁和寺駅 駅
-
向かうのは駅から正面にある仁和寺です。
-
仁和寺の二王門。
京都のお寺はやっぱり立派ですねー。仁和寺 寺・神社・教会
-
「おむろ桜 満開」の看板が迎えてくれました。
-
中門をくぐるといよいよ御室桜です。
桜の時期は伽藍特別入山として、大人500円が必要ですが、
見応えあるので価値ありました。 -
観光客が多いですね!
-
門をくぐると、あふれんばかりの御室桜が迎えてくれます。
-
背丈2メートルの桜が約200本、
まとまって植えられています。 -
階段を上がって振り返るとこの通り。
桜が雲になって、地面から湧き出しているように見えます。仁和寺 寺・神社・教会
-
雲が増え、光の具合が良くないので、
先に他を巡ってみることにしました。
五重塔の立派です。 -
こちらは金堂。
参拝の列が長く伸びていました。 -
ツツジも咲き始めていました!
-
桜と記念写真を撮る和装の人も。
観光客でしょうか? -
御室桜を見ることにします!
まさに満開。
背丈が低いので、
まさにトンネルをくぐるような気分です。 -
花が間近に目線で見れるのもいいですね。
-
咲き誇る桜の樹々の上から、さっきの五重塔が
顔を覗かせています。 -
ボリューム感たっぷりに咲き誇る桜の間からも撮影してみました。
-
このあたりが一番人気の撮影スポットみたいでした。
カメラマンのように何枚も撮ってしまいます。笑 -
ちょっと角度も変えて・・・。
午後の早い時間が光の具合や角度も一番良さそうです。
ちょっと手前が暗いですね。(笑) -
ちょっとアップでも。
-
どこでも絵になる感じがします。
-
ここでもいろんな構図で撮ってみました。。
-
桜ってやっぱり心に響く花ですね。
桜に溺れる感じで、
たっぷり、どっぷり楽しませてもらいました! -
青空が戻ってきたけど、
そろそろ帰りましょう。 -
帰りは別の門から出てみました。
露店が並んでいました。 -
帰りはJR花園駅まで歩きます。
周囲はお屋敷街?
立派な構えの屋敷が続きます。
京都に住んでみたいけど、
大阪まで通勤が大変だからなあ。 -
途中、小学校の敷地でも
きれいな桜が咲いていました。 -
仁和寺のある御室地区は、
オムロンの創業の地でもあるんですね。
記念碑を発見!
御室だからオムロン、だそうです。 -
仁和寺から20分ほど歩いて花園駅へ到着。
京都の観光シーズンは、
市バスが殺人的な混み具合なので、
少々歩いても、鉄道を使ったほうが無難です。花園駅 (京都府) 駅
-
JR嵯峨野・山陰線で京都駅へ。
到着すると隣のホームで
鉄道ファンがカメラを構えていたので、
何事かと思って回ってみたら、
JR西日本の豪華列車「トワイライトエクスプレス瑞風」が
すぐに入線してきました。
試運転していたみたいです。
運転手がファンのリクエストに応えてポーズを決めていました。 -
大阪と札幌を結んでいたトワイライトエクスプレスの系譜を生かし、
深い緑色がトレードマークですね。 -
こちらは反対側の先頭。
宿泊者はデッキに出られるそうですね。 -
10分ほど停車して、折り返して発車していきました。
山陰線のほうからやって来たみたいですね。
6月から運行が始まります。 -
京都駅の駅看板って中国語や韓国語も表記されているんですね。
この後、京都駅前をぶらついて、大阪へ。
春の京都を久しぶりに堪能させてもらいました!
日本の春もいいもんです。京都駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
-
- pacorinさん 2017/04/30 19:53:17
- 満開の御室桜☆
- bell-sanさん こんばんは〜
今年は桜を見る機会がほとんどなかったので、こちらの旅行記で御室桜を満喫させていただきました♪
桜のほかに、見慣れたご近所の風景が登場していたので個人的に面白かったです(笑)
トワイライトエクスプレス瑞風、いつも京都駅のホームで看板だけ見てましたが、あんなにかっこいい列車だとは知りませんでした。ちょうど良いタイミングでしたね♪
pacorin
- bell-sanさん からの返信 2017/05/28 15:54:00
- RE: 満開の御室桜☆
- 返事が遅くなり申し訳ありません。
春の京都、きれいでしたよ。
いつの間にかすっかり初夏になってしまいました。
今度は青もみじをどこかに見に行きたいのですが、
もう終わりでしょうかね。笑
京都駅での「瑞風」はほんとに偶然でした。
これからも旅行記を楽しみにしていますね!
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