【中国・北京】桜咲く紫竹院公園と新疆ウイグル料理を食べ歩き（３/平遥古城→北京→大阪）

2017/03/17 - 2017/03/20

2017年３月、３連休＋１日を利用して、
またまた中国へ出かけました。

この日数で行けるところで、
比較的安価に航空券が見つかるのって、
訪れたことがある韓国や台湾、香港を除くと、
結局、中国になってしまうんですよね。。
歴史や食べ物もまだまだ未知の地域も多いし。。

ということで、今回リサーチするうちに、
中国国際航空の北京便が２万円ちょっとで発売されているのを発見！
上海線は安いけど、北京便でこの値段はお手頃なので、
ついつい購入して、次は北京からどこへ足を延ばすかを検討。
明代の城壁と町並みが完璧に残るという平遥を山西省に見つけ、
北京から高速鉄道に乗って、３泊４日で出かけてみることにしました。

１日目　大阪・関西空港　→　北京・首都国際空港　北京（泊）
２日目　北京西駅　→　平遥古城駅　平遥（泊）
３日目　平遥古城駅　→　北京西駅　北京（泊）
４日目　北京・首都国際空港　→　大阪・関西空港

その１　http://4travel.jp/travelogue/11225239
その２　http://4travel.jp/travelogue/11226616
その３　http://4travel.jp/travelogue/11226760

今回は平遥を後にして北京を経て、帰国するまで！

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: 中国国際航空

平遙で１泊し、古城を観光。
夕方、平遙古城駅から北京へ戻ります。
運城北発、北京西駅行きの列車が入ってきました。
駅員にがなり立てながら、
白線の内側で待機！

帰りは１等車を予約していました。
平遙からはほぼ満席の様子です。

列車は、
16:16 平遥古城　16:35 太谷西　17:07 太原南
17:58 陽泉北　18:44 石家庄　19:19 正定空港
19:53 保定東　20:39 北京西
と、停車していきます。
太原は山西省の省都。
ご多分に漏れず、住んでるのか分からない
高層マンションが立ち並んでいました。

太原を過ぎると、車窓は黄土高原へ。
この数千年間に起こった戦乱、
森林伐採、過剰な開墾・放牧などにより、
黄土高原の植生は破壊され、土壌の流失が加速し、
一帯の地形は無数の水流が削ったために
溝だらけのような状態（「千溝万壑」）になっている。
（Wikipediaより）

記述の通り、
奇妙な台地と谷が連続していました。

車窓は徐々に暗くなり、
約４時間半かかって、
北京西駅に到着。
１等席は２列シートで広めで、
ゆっくりできました！
２等席との差額を考えてもお得です。

北京西駅は終着駅なのでゆっくり下車。
中国の人には、地方から東京駅に着いた時みたいな
上京感があるんだろうな。

北京西駅 駅

時刻は夜９時が迫っているので、
地下鉄でホテルへ急ぎます。
北京の地下鉄の券売機は
路線図から下車駅を選ぶ仕組み。

地下鉄９号線で国家図書館駅をめざします。

北京西駅 駅

４駅めの国家図書館駅に到着。
９号線はここが終点。
さらに北へ向かう４号線と対面乗り換えできようになっています。
北京の地下鉄って計画的に造られているのか、
乗り換えは便利になっていますね。

改札を出たところにあった安全ポスター。
この写真って日本の新幹線だと思うんだけど。
300系じゃないの！？

今夜は維也納国際酒店（北京首体店）に１泊。
(Vienna Hotel Beijing Shouti)
地下鉄の出口の横が入り口で、すごく便利な場所でした！

ベイジン ヴィエナ ホテル ショウティ ホテル

建物はちょっと古い感じがしたけど、
部屋は広くて機能的。
桂林でもこのチェーンのホテルに泊まったけど、
造りがよく似ていました。

荷物を置いて晩飯へ。
ホテルの近くには中国にありがちな飲食街はなく、
あったのが吉野家。
入ってみたところ、
もう閉店なのか店員が誰も出てこなかったのでやめて他へ。

結局、コンビニでカップラーメンに。
部屋に戻って、割り箸がないことに気づいて思案したけど、
蓋を開けてみたら、中にフォークが入ってました。ホッ。
ビールを飲んで、早めに就寝！

今回の中国旅４日目の朝。
どんより曇ってます。
天気が悪いのか、空気が悪いのか。。

ホテルは中央に吹き抜けがあり、
カフェとレストランがありました。
昨日コンビニで買ったパンを部屋で食べて行動開始です。

午後の帰国便まで時間があるので、
ホテルの周辺を散策してみることに。
ホテルを改めて見ると、
地下鉄出口からほんと近いですね。

歩道橋を渡って向かい側のブロックへ。

向かいには国家図書館。
中国のいろんな本があるらしい。
入館には手続きがあるらしいので、
今回はパスしました。

図書館の南側にある紫竹院公園へ。

紫竹院公園 広場・公園

中国の人って石に彫るのが好きですねー。

紫竹院公園は1953年から造園が始まり、
明清時代に「福陰紫竹院」があったため、その名がつけられた。
敷地面積は47.35万㎡で、
そのうち水域面積は15.89万㎡、公園の約三分の一を占めている。
美しい緑と青い湖に恵まれた、竹林をメインとする自然公園である。
（http://japan.visitbeijing.com.cn/から）

公園に入ると、桜と黄色い花が迎えてくれました。
訪れたのは３月下旬なのに、もう桜が満開状態。
北京は日本より早く咲くのかな。

北京で今年初めての桜を見ることになるとは！
きれいですねー。

この黄色い花がたくさんあったけど、
なんていう名前の花なんだろう？

黄色い花が咲き誇る散策路で、
オバチャンが１人で踊っていました。
春の訪れを喜んでいるのかな？（笑）
大胆ですねー。

でも、公園のあちこちで踊りの集団が。
市民の憩いの場なんですねー。

中央の湖を囲むように庭園が整備されています。

船着き場もあるから、船遊びもできるみたい。
緑はまだ薄いけど、夏はきっといい雰囲気になるんでしょう。

結構、お金をかけて通路や橋が整備されています。
なかなか良い雰囲気ですねー。

こちらは子ども向けの船乗り場？

湖のほとりにはカフェかレストランもありました。
まだ営業はしてなかったけど。

桜と湖が絵になりますねー。

桜の写真を撮っていたら、
通行人のオジサンに、「これは桜ですか？」と
聞かれました。
中国語はわからないけど、
桜花（インフア）とだけ聞き取れた。（笑）

夏にはいろんな出し物も上演されるみたいです。

ソメイヨシノじゃないのかな？
花見も楽しめて、なかなかノンビリできました！

北側の出口には、日本語の説明板もありました。

紫竹院公園の北側は中央民族大学が隣接しています。
大学の西側を少し歩いてみました。

道路10分ほど歩くと、
各種民族料理を提供する店が並んでいました。
洒落た店もあれば、簡素な店もあります。
中央民族大学があるからですかね？

路地に入ってみると日本の居酒屋風もありました。

空港に向かう前に早めに昼飯にすることに。
新疆美食と書いたところが気になったので、
入ってみます。

巴依老〓新疆美食という
新疆ウイグル自治区の郷土料理店でした。
後で調べてみたら、チェーン店みたいで、
北京市内にも数か所あるようですね。

店内写真は帰る時に撮影。
最初は数組しか客がいなかったのに、
30分もしないうちに満席状態でした。
店員の服装と帽子も新疆ウイグル風？

ファミレス感覚で、
ちゃんとしたわかりやすいメニューがありました。
最初のほうのページに、
「12道必点菜・秘制経典」とあるので、
どうもこれらが人気の定番メニューのようですね。
こちらは左ページ。

こちらは右ページ。
いろいろあって、うまそう！
この中から頼んでおけば間違いなさそうだな。

注文して待ちます。
お茶入れも新疆風。
中国はあちこち行ったけど、
西安から先のシルクロード方面は未開拓。
いつか行ってみたいもんです。

内装もなかなか洒落てます！

最初に出てきたのは、こちら。
新疆大盤鶏。
注文時にサイズが選べて、
大が73元、中が53元、小が39元。
１人なので小にしました。

ぶつ切りの地鶏肉、ジャガイモ、ピーマンなどを
ピり辛味に煮込んだ中国新疆の名物料理。
骨ばった鶏のブロック肉のダシが、
ゴロゴロした野菜にうまくしゅんで、おいしい！
ジャガイモもホクホクで、ネギもアクセントに。
四川ほど辛くなく、食が進みます！

具材の下には太い平麺が隠れていました。
モチモチでうまい！
小サイズでもボリュームたっぷりです。

合わせて注文したのが羊肉串。１串5元。
しっかり焼いてあるので香ばしくておいしい！
ウルムチあたりの屋台で食べたら、
もっと安くておいしいんだろうな。

お米が食べたいので、12選の中から
維吾爾族手抓飯　28元。
新疆ウイグル族の炊き込みご飯らしい。
マトンとレーズンなどが入ってて、
見た目よりはふくよかな味。
ほんとは手づかみで食べるみたいです。

そして締めはヨーグルト！
酸味が少なく、優しい味です。
あー、新疆も行きたくなってきた！

お店選び、大正解でした。
北京で新疆料理を食べるなら、
おすすめの店ですよ。

巴依老〓新疆美食
北京市海淀区民族大学西路22号魏公村小区23号楼

お腹もいっぱいになったので
ホテルに戻ります。
帰りは中央民族大学の構内を
通り抜けることにします。
ちょうど昼時で学生たちがたくさん！

大学構内で民族博物館を発見！
朝、ホテルで時間つぶしになる博物館などが近くにないかを
百度で探してみたら、この民族博物館の表示が。
ただ、開館日時が限られているようなことを書いていたので、
諦めていたのですが、近づいてみるとなんと開いてました！
ラッキー！

ここも愛国主義教育基地なんですね！
揚州でもこんな看板あったな。

入口で名前と携帯番号、民族名を書いて入館します。
無料！
若い女性警備員が訪問客が日本人だとわかると、
すごい驚いて親切にしてくれました。
民族名は「漢」の文字が並ぶ中、「日本」。（笑）

３階建てで、中国各地の民族衣装がケースに
展示されています。

こんなにいろいろ民族と衣装があるんですね！

マネキンがちょっと怖いけど
いろいろあって美しいですねー。

これは帽子。

豪華な帽子。
目の前チラチラして見にくいでしょうに。

これは回族とあったからイスラム系。
中国はやはり広い！

博物館見学の時間を計算に入れてなかったので、
10分ほど駆け足で見て、ホテルへ戻りました。

ホテルをチェックアウトして、
地下鉄と機場線を乗り継いで空港へ。
時間がなくなってちょっと焦ったけど、
スムーズに到着できました！
さあ、日本に帰りましょう！

チェックインカウンター。
混雑を覚悟していたけど、ガラガラ。
それにしても、カウンターの女性スタッフは、
一言も言葉を発しませんでした。
愛想がなさすぎ。まあ、帰るだけだからいいけど！

北京首都国際空港 (PEK) 空港

北京首都空港は、
出国後は何も時間をつぶすところがないので、
今後の空港活用に備えて、
空港内を少し探索することにします。

ここは荷物の一時預かり。
到着ロビーの外に向かって右奥にあります。
ここに預けておけば、
トランジットでも市内観光ができるな。

中国経由で海外に出かけることが多くなってきたので、
トランジットで利用できる宿泊・休憩施設もチェックしておきます。

到着ロビーのさらに右奥に計時休息室（シャワー）の看板が。
前に北京で乗り継いだ時に、
看板だけ見て気になっていました。

これが入り口。

中の受付に料金表があり、今後の参考のために撮影させてくれました。
１時間で、2人間（風呂付き）140元、シングル（風呂なし）90元からですね。
オーバーナイト（宿泊？）は2人間620元、シングル380元。なるほど。
シャワーは50元。
でも客用沐浴とあるから、シャワーだけの利用はできないのかも。
よくわかりました。

到着ロビーを逆側に行くとマクドナルドが。
こんなとこにマクドあったんですね。
わかりにくい場所なので、客も少なめです。

到着ロビーのマクドのさらに奥には別の施設がありました。
さっきの施設よりは新しいみたいで、
こちらはネットカフェの豪華版の雰囲気。

また撮影させてもらいました。
２時間60元。それ以上は２時間あたり20元。
22時以降の夜は200元。
朝までいたら200元ってことなのか、追加で200元なのかは不明だけど、
なんとなく状況把握できました。
次に機会あったら利用してみます。

さて、飛行機に向かいます。

出国手続き、セキュリティーは
空いていて良かった！
それにしても
北京の免税店ってホント買いたいものがないなあ。
時間つぶせる喫茶店がほしい。
（ラウンジとかは入れたらいいんだけど）

JALが止まっていました。

こちらはANA。羽田行きみたいですね。

一番先っぽに止まっていたのが
中国国際航空の大阪行き。
さて、帰りましょう！
帰りの飛行機の乗り込むと
ホッとしますよね。

順調に飛行して関西空港に帰着！
素早く入国できたので、荷物がまだ出てきませんでした。

４日間で訪ねた北京と平遥古城の旅。
北京からさらに奥へ。
辺鄙な場所ゆえに美しく残された世界遺産の古城でしたが、
今では飛行機と高速鉄道で気軽に出かけられるんだから、
ほんと便利で良い時代になったもんですね。

サクッと旅情が満たされた旅でした。
次はどこに行こうかなあ。