日光西町・憾満ヶ淵散策

2016/07/01 - 2016/07/01

霧降高原でニッコウキスゲを堪能した後、日光西町・憾満ヶ淵を散策。

エリア 日光(栃木)

• 旅行の満足度: 4.5

• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩

霧降高原フリーパスで日光駅まで戻り、フリーパスを利用して日光西町・憾満ヶ淵に向かいます。
霧降高原フリーパスは使い勝手がいいです。

路線バス (東武バス日光) 乗り物

その前に、ＪＲ日光駅前にある湧水を水筒に補充。

バス乗車時間までちょっと時間があったのでＪＲ日光駅舎を探索

日光駅 駅

ＪＲ日光駅舎の２階にはかつての一等車利用者用待合室「ホワイトルーム」があり、現在は駅ギャラリーとして一般公開されています。
シャンデリアは開業時から変わらないそうです。

日光駅 駅

霧降高原フリーパスを利用して日光駅から日光市総合会館にきました。
そこから「憾満の路」ハイキングコースが始まります。

史跡探勝路 含満ヶ淵・寂光滝ハイキングコース 公園・植物園

日光名産の羊羹を製造販売しています。こちらが本店です。
このコース沿いにはお土産屋も結構あります

綿半 本店 専門店

沼尻観音

この辺りは大工町で日光東照宮造営時に多くの職人が住んでいたところです。

大工町の家体庫
大工町には二台の本家体が保存されているそうです

大工町の氏神・磐裂神社

磐裂神社の本殿は大谷石の覆堂に収められています。

磐裂神社の境内は苔生した緑が鮮やかでした

この石升は、近くの湧水を水源として、自然石をくり抜いた升を石管でつないだ大正時代の水道です。まだ現役の様です。

石升が並ぶ石升の道

浄光寺に立ち寄ります

浄光寺 寺・神社・教会

浄光寺境内の向山天神

向山天神の祠が苔生しています

浄光寺の山門あたりは新緑が綺麗です

浄光寺山門

浄光寺 寺・神社・教会

浄光寺境内には多くの石仏があります

浄光寺境内に咲くガクアジサイ

浄光寺本堂

浄光寺お堂
菅笠日限地蔵尊が安置されています
日を限って願い事をすると、必ずかなえられるというので、日限地蔵の名がある。石の菅笠をかぶった珍しいお姿をしている。奉行所から命じられた開墾奉仕に出られぬ病気の老人に代わって、この地蔵が子供に姿を変えて勤めてくれたという伝説がある。
＜案内板＞

浄光寺 寺・神社・教会

大谷川の大洪水で上流にあった並び地蔵が多数流失し、列座の奥に置かれていた親地蔵もそのとき流された。
川床に埋没していたその御首を地元の方が見つけ浄光寺に安置したそうです。

浄光寺 寺・神社・教会

浄光寺境内の石仏と紫陽花

浄光寺 寺・神社・教会

閼伽（あか）は、仏教において仏前などに供養される水のことで六種供養のひとつ。

浄光寺 寺・神社・教会

憾満橋から見た大谷川の清流

犬も涼しそうです

憾満ヶ淵に向かいます

史跡探勝路 含満ヶ淵・寂光滝ハイキングコース 公園・植物園

西町太子堂
この太子堂は聖徳太子が祀られており、一説には聖徳太子が諸国の名工を集め、技術の粋をつくした法隆寺を建設したことにあやかり、技量の向上を願って信仰するようになったという。

慈雲寺山門

慈雲寺山門
承応三年（１６５４）に、憾満が淵を開いた晃海大僧正が創建し、阿弥陀如来と師の慈眼大師の像を祀った。

慈雲寺 寺・神社・教会

慈雲寺本堂
当時の建物は明治三十五年（１９０２）九月の洪水で流失し、現在の本堂は昭和四十八年に復元された。

慈雲寺 寺・神社・教会

大谷川

大谷川 自然・景勝地

大谷川の清流

新緑の頃の大谷川

大谷川右岸の遊歩道には数えるたびに数が違うといわれることから化地蔵（ばけじぞう）とよばれる約70 体の地蔵がずらりと並んでいます

化地蔵 名所・史跡

慈眼大師天海の弟子約百名が、「過去万霊、自己菩提」のために寄進したものです。

化地蔵 名所・史跡

微笑んでいる様に見えるお地蔵さん

化地蔵 名所・史跡

中には首が離れたお地蔵さんもあります

化地蔵 名所・史跡

化け地蔵と呼ばれていますが、正式には並び地蔵というそうです

化地蔵 名所・史跡

お地蔵さんは見ていて飽きません

化地蔵 名所・史跡

大谷川では数名釣りをしています。イワナなどが釣れるそうです。

大谷川に注ぐ小さな滝

大谷川の川原に降りてみます

川辺からの眺め

シモツケソウ？

ギボウシ？

童心にかえりますね

右端に小さな滝

日が差してきました

マイナスイオンもいっぱい

霊庇閣
承応（じょうおう）３年（1654）慈雲寺創建のとき、晃海（こうかい）大僧正が建立した四阿（あずまや）造りの護摩壇（ごまだん）で、対岸の不動明王に向かって天下泰平を祈り護摩供養を行った。この２メートル余りの不動明王像は今はない。当時の建物も流失し、礎石のみになっていたが、昭和４６年に輪王寺によって復元された。
＜案内板＞

霊庇閣 名所・史跡

霊庇閣の辺りから見た憾満ヶ淵

憾満ヶ淵(含満ガ淵) 自然・景勝地

男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝。 川岸に巨岩があり、岩上に晃海僧正（こうかいそうじょう）によって造立された不動明王の石像が安置されていましたが、その不動明王の真言(しんごん)の最後の句から「かんまん」の名がついたといわれています。

憾満ヶ淵(含満ガ淵) 自然・景勝地

憾満ヶ淵に流れ込む小さな滝

霊庇閣の下の岩場に降りてみます

新緑も綺麗です

先まで歩きたいのですが手前に沢があって断念

憾満ヶ淵(含満ガ淵) 自然・景勝地

コバルトブルーの淵

この淵を憾満ヶ淵と言うのでしょう。

憾満ヶ淵(含満ガ淵) 自然・景勝地

川岸から霊庇閣を見上げる

まだまだお地蔵さんが並んでいます

大谷川右岸に先ほどまでいた霊庇閣が見えます

この辺りのお地蔵さんは大谷川の洪水の際流され台座だけが残っています。

憾満ヶ淵の上流に大日橋が架かり国道１２０号線に抜けられるようになりましたが、大周りとなるので来た道を引き返し田母沢御用邸記念公園に向かいます

その前に明治４０年創業の煎餅店・日光甚五郎煎餅本舗石田家に立ち寄ります

日光甚五郎煎餅本舗 石田屋 グルメ・レストラン

ねむり猫を彫ったという名工・左甚五郎の名をとり「左」の文字を焼き込んだ甚五郎煎餅が定番ですが。

日光甚五郎煎餅本舗 石田屋 グルメ・レストラン

一番人気のじゃがバターを購入しました

日光甚五郎煎餅本舗 石田屋 グルメ・レストラン

枝垂れ梅を描いた和紙の包装紙もおしゃれです。
左甚五郎の眠り猫に因んでか猫のイラストもかわいいですね。

日光甚五郎煎餅本舗 石田屋 グルメ・レストラン

趣のある民家の前を通り

日光田母沢御用邸正門に到着

日光田母沢御用邸記念公園 名所・史跡

「本日の入場受付は終了しました」との立て看板がありましたが、ダメもとで門の中へ

日光田母沢御用邸記念公園 名所・史跡

１７時閉館ですが、１時間前に入場受付を締め切るそうです。数分の差で入場できず。残念。

日光田母沢御用邸記念公園 名所・史跡

日光田母沢御用邸の案内板

日光田母沢御用邸記念公園 名所・史跡

仕方なく通用門から出て国道１２０号線沿いの観光スポットを巡ることに

日光田母沢御用邸記念公園 名所・史跡

日光田母沢御用邸の対面に延命地蔵尊

その隣が釈迦堂山門

日光山輪王寺 寺・神社・教会

釈迦堂の隣が八幡神社

勝道上人が、ここに草庵を結んでいたとき、天から丸石が飛んできて「八幡大自在である。国家守護のために来た。」という夢を見たので「飛石八幡」として祀ったと伝えられます。現在の本町第三と安川町の氏神で、祭神は誉田別命（応神天皇）です。

八幡神社の祠

八幡神社境内の庚申塔。
日光なのに三猿ではなく、二匹の猿

釈迦堂の山門をくぐり

日光山輪王寺 寺・神社・教会

朱色の釈迦堂が目に留まります

日光山輪王寺 寺・神社・教会

釈迦堂の左奥に「殉死の墓」があります

三代将軍徳川家光公の死に殉じた 5名の忠臣の墓です。
その他徳川 譜代家臣19名の墓もあります。

日光山輪王寺 寺・神社・教会

釈迦堂から日光駅方向に少し歩いて金谷ホテル歴史館へ。
代々東照宮の雅楽師を勤める金谷家に生まれ、自らも笙を担当する楽人であった善一郎は、ヘボン博士の進言により自宅を改造して「金谷ホテル」の前身となる「金谷カテッジイン」を21歳という若さで開業、日光を訪れる外国人が安心して泊まれる宿として評判を高めていきました。金谷家の家屋は江戸時代には武家屋敷であったことから、外国人客は「金谷カテッジイン」を Samurai House (侍屋敷) と呼んでいました。
日本最古の西洋式リゾートホテル「金谷ホテル」発祥の地というだけでなく、江戸時代の武家屋敷の建築様式をそのまま残す建築遺産として昨年から一般公開されています。

金谷ホテル歴史館 美術館・博物館

金谷ホテル歴史館の隣は金谷ホテルベーカリー

金谷ホテルベーカリー カテッジイン店 グルメ・レストラン

夕方だったので菓子パンはあまり残っていませんでした

金谷ホテルベーカリー カテッジイン店 グルメ・レストラン

菓子パン人気Ｎｏ.１の金谷マイルドカレーを購入

金谷ホテルベーカリー カテッジイン店 グルメ・レストラン

金谷ホテルベーカリーのお隣の青龍神社へ

国道120号線沿いに青龍神社の細い参道があります

青龍神社は弘法大師空海の弟子が仏法の守護として、京都醍醐の青龍神を移し祀ったといわれています。東照宮、二荒山神社の例大祭の時、晴天を祈って祈晴祭が行われています。現在の御祭神は大海津見命で、本町の氏神様です。

青龍神社のお隣の日光カステラ本舗へ

日光カステラ本舗 本店 グルメ・レストラン

日光カステラ本舗は金泊入りのカステラが有名で

日光カステラ本舗 本店 グルメ・レストラン

こちらが金箔入りカステラ

日光カステラ本舗 本店 グルメ・レストラン

最中も色々な種類があり

日光カステラ本舗 本店 グルメ・レストラン

餡ものがすきなので、白あんとごまあんの葵最中をそれぞれ購入。

日光カステラ本舗 本店 グルメ・レストラン

店内にはイートインコーナーもあります

日光カステラ本舗 本店 グルメ・レストラン

日光カステラ本舗を出る頃には雨が降り出し、隣の真光教会へ

日光真光教会 寺・神社・教会

日光で採れる安山岩で造られた重厚なゴシック様式の教会です。

日光真光教会 寺・神社・教会

見学は自由なので教会内に入ってみました

日光真光教会 寺・神社・教会

正面のステンドグラス

日光真光教会 寺・神社・教会

背後のステンドグラス
日光真光教会を見学しているうち雨がひどくなり残念ながらこの日の散策はここまで。

日光真光教会 寺・神社・教会