2011/07/27 - 2011/07/29
415位(同エリア855件中)
紅い翼さん
2泊3日の旅の2日目後半(2011/7/28)。
2日目の後半は、紀伊勝浦駅から熊野那智大社へ向かいます。
ただ単に社殿までバスでゆくのも味気ないので、手前の大門坂から(プチ)熊野詣を体感することに。
朱色に塗られた熊野那智大社や三重塔などの建築物と、巨木に囲まれた大門坂や豪快な那智大滝の自然が絶妙に折り重なった、まさに聖地に詣ることができました。
〔2日目後半の行程〕
・紀伊勝浦駅~(紀の松島巡り)~大門坂~熊野那智大社~熊野山青岸渡寺~飛瀧神社(那智大滝)~補陀洛山寺~那智駅~紀伊勝浦駅
〔1日目前半の旅行記~熊野速玉大社が鎮座する新宮へ~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10618153/
〔1日目後半&2日目前半の旅行記~「祈りの道」の終着点熊野本宮大社から川の参詣道を下る~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10621243/
〔3日目前半の旅行記~大辺路串本の絶景を巡る~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10628289/
〔3日目後半の旅行記~熊野古道の分岐点の街で武蔵坊弁慶と南方熊楠に出会う~〕
http://4travel.jp/traveler/akaitsubasa/album/10631237/
※ この旅行記は、2011年9月の台風12号到来前のものです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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(紀の松島巡り)
新宮駅からJR紀勢本線で紀伊勝浦駅へ移動し、とりあえずコインロッカーに荷物を預け、観光案内所で行程を検討します。
ちょうど13:00に「紀の松島巡り」という観光遊覧船がでるとのことだったので、ちょっと寄り道することに。
(今回の旅行記の本題から外れるので、詳細は割愛します) -
〔大門坂(世界遺産)〕
紀伊勝浦駅前から、熊野交通バスで大門坂バス停に14:30頃に到着しました。
ここから熊野那智大社まで、(プチ)熊野古道巡りが始まります! -
蝉の鳴き声しか聞こえないのどかな里道を進んでいきます。
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道の両側には田圃の緑か可憐な花か…。
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この付近の案内図がありました。
これによれば、目的地の熊野那智大社までは約1.2キロですね。
距離的には問題ないと思いますが、あとはどれだけ登りがあるかです。
(運動不足の私にはけっこう死活問題ですが…)熊野那智大社 寺・神社・教会
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それではさっそく「振ヶ瀬橋」を渡り、大門坂へ向かいましょう!
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橋を渡ってすぐのところには、大門坂茶屋という休憩所があります。
昔の旅人たちはここで休憩し、最後の坂道に備えたことでしょうが、私の場合は歩き始めたばかりですから。。。 -
〔夫婦杉〕
やがて、石畳の両側に門柱のようにそびえる夫婦杉が! -
それにしても太い幹ですね〜。
樹齢はおよそ800年といわれているそうです。
ここからが本格的な登り坂のスタートです。 -
〔多富気王子〕
しばらく進んでいくと、坂道の右手側に熊野参詣道中辺路最後の王子(参詣途上で儀礼を行う場所)である「多富気王子」が見えてきます。 -
こちらは樹齢800年にもなる楠の大樹です。
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イチオシ
石畳の両側を大きな杉並木に囲まれた道を、一段一段登っていきます。
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1000年以上前から大勢の人がこの同じ道を進んでいったことを思うと、何だか不思議ですよね。
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苔に覆われた大きな石も年月を感じさせます。
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ゆっくり30分くらいも歩いてきたでしょうか。
林の間からだんだんと視界が開けてきました。。。
ちょうど参拝客のための駐車場の裏あたりに出ました。
たしかに車でここまで来れば楽ではありますが、それに代え難い空間がこの大門坂にはありますよね〜。 -
さらに熊野那智大社に向かった坂道を進んでいきますが…暑いですね〜。
大門坂は木々に覆われていたのであまり暑さを感じなかったのですが…。 -
〔熊野那智大社(世界遺産)〕
坂道の両側のおみやげ屋さんをのぞきながら進んでゆくと、やがて熊野那智大社の鳥居が見えてきました。熊野那智大社 寺・神社・教会
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これが最後の坂のようです!
残った気力をふりしぼり?石段を登っていきます(こういう時に日々の不摂生を自覚しますね…)。 -
二の鳥居を抜けると…。
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熊野那智大社まで登りきりました!
熊野那智大社 寺・神社・教会
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けっこう高いところまできましたね〜。この景色を眺めながらしばしの休憩を。
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一息入れたところで、熊野那智大社の拝殿へご参拝です。
熊野那智大社 寺・神社・教会
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朱塗りの拝殿が目を引きます。
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おそらくこの奥の建物が八社殿でしょうか?
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この大きな樟(クス)の木は、熊野三山造営の勅使として訪れた平重盛手植えの木と伝えられており、樹齢はおよそ800年だそうです。
木の枝の張り具合を見るとものすごい生命力を感じますよね〜。 -
〔那智山青岸渡寺(世界遺産)〕
熊野那智大社のすぐとなりには、同じく世界遺産に指定されている「那智山青岸渡寺」の本堂があります。 -
この青岸渡寺の創建は4世紀と伝えられる由緒あるお寺で、西国33カ所観音巡りの第一番礼所でもあるそうです。
「補陀洛や 岸打つ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝津瀬(御詠歌)」那智山青岸渡寺 寺・神社・教会
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青岸渡寺の本堂前の滝見台からは、三重塔と那智大滝を眺めることができます!
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那智大滝は本当にすごい崖のところから流れ落ちているのですね〜。
ここからだとよく分かります。那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地
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イチオシ
さらに先へ進んでゆくと…那智大滝と三重塔のベストショットが!
この光景はいろいろなガイドブックでも見かけますよね。那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地
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横置きでもう一枚!
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こちらは蒼い空を背にした三重塔です。
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またまた杉の巨木に囲まれた道を進んでゆき…。
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ところどころから視界に飛び込む那智大滝を眺めながらゆくと…。
那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地
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〔飛瀧神社(那智大滝(世界遺産・日本三名瀑))〕
ついに飛瀧(ひろう)神社へつきました。
この鳥居の前にいるだけで、遠くから滝の流れ落ちる音が聞こえています。那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地
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この飛瀧神社には本殿は存在せず、直接御神体である那智の滝を拝むそうです。
境内の道を下ってゆくと、林の隙間から巨大な滝が見えてきました。那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地
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この那智大滝は落差が133メートルもあり、一段の滝としてはその落差は日本一だそうです。
那智の滝(那智大滝) 自然・景勝地
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さらに有料(300円)で、滝の真近にある拝所までゆくことができます(ここまできて有料にするか〜といった感じですが…行かないわけにはいきません)。
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イチオシ
やはりすぐ近くで見ると、さらにすごい迫力です!
昔の人が自然信仰の聖地としたのもうなずけますね〜。 -
あまりの勢いに、滝壺のあたりからここまで水しぶきが飛んできます。
那智大滝のダイナミックな光景を満喫した後は、飛瀧神社の前にあるバス停から路線バスで那智駅前まで戻ります。 -
〔補陀洛山寺(世界遺産)〕
今日最後の目的地は、那智駅から歩いてすぐのところにある「補陀洛山寺」です。
こちらは、境内の片隅に残されてた「浜の宮王子社」跡です。 -
この「補陀洛山寺」は、観音浄土である補陀洛山に向けて小船で那智の浜から旅立つ儀式である「補陀洛渡海」で有名なお寺です。
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世界遺産とはいえとてもこじんまりとしたお寺で、ひっそりと佇んでいる感じがしました。
これもこのお寺の歴史から来ているものでしょうか…。 -
お堂の扁額がなければ、歴史上有名なお寺とは気がつかないかもしれませんね。
ここから再度那智駅前に戻り、熊野交通の路線バスで本日の宿がある紀伊勝浦へ移動します。 -
宿では今日もまた日本酒をお供に美味しい食事をいただきました。
これもまた旅の醍醐味ですね!
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