2016/03/18 - 2016/03/19
61位(同エリア162件中)
まみさん
多摩動物公園の2014年生まれの子パンダ・トリオも大人になり、ついに別れの時を迎えました。
去年2015年12月、まずライライが、福島・二本松市にある東北サファリパークに旅立ちました。
そのため、関東圏内のレッサーパンダ・ファンが次々と、新天地でのライライの様子を見に出かけ、東北サファリパークの様子が伝わるようになりました。
車がなく、公共交通機関で訪れても、サファリパークを十分楽しめると分かり、私も思いきって行ってみようという気になりました。
そして3月の三日連休をターゲットに定めたとき、福島から秋田まで足を伸ばして、かねてより気になっていた大森山動物園とハシゴすることを思い付きました。
というわけで、まずは福島編です。
東北サファリパークに公共交通機関で行くためには、近くで前泊しなければ、朝のバスに間に合わないことが分かり、二本松駅前のシティホテルに泊まるつもりでした。
二本松駅前から東北サファリバークに行くバスは、一日に4本しかなく、朝のバスに乗り損ねたら、次は11時半までバスがないのです。
ところが、先に新幹線のチケットをとり、いざホテルの予約をとろうとしたら、私がふだん使う複数の予約サイトのどこを使っても、そのホテルの予約は取れませんでした。ホテルの公式サイトでも、予約は取れませんでした。
仕方がなく、駅前に限らず、二本松市内であれば良いと検索して選んだのが、岳温泉の旅館でした。
少なくとも二本松駅からバスでアクセスできるのと、せっかくなので温泉のある宿がよく、朝食付きで、ホテルサイトのクチコミでの評判は良く、値段も許容範囲内だったからです。
岳温泉から東北サファリパークに行く路線バスはありませんが、ガク温泉からなら車で15分程度なので、宿からタクシーでいいや、と思っていたら、旅館の人にサファリパークまで車で送ってもらえました。
泊まった旅館は、あただらの宿 扇や。
岳温泉のバス停から私の足でも徒歩5分足らず。岳温泉街のメインストリートであるヒマラヤ大通りの坂道を登ったところという、分かりやすいところにありました。
送迎サービスがあったり、チェックイン時に宿の人に部屋の中まで案内してもらえたりするような宿は久しぶりです。
岳温泉は、天然湧泉の中でも珍しい「酸性泉」で、湯元から8キロの距離を引き湯し、約40分かかって流れてくる中で、お湯が揉まれ、まろやかな温泉とのことです。
まさにその評判通りでした。
はじめ白湯かと思ったくらい、ふつうのお湯の感触でしたが、浸かってまもなく、あるいは湧き湯を顔にかけただけで、肌がみるみるすべすべのつるつるになるのが分かりました@
朝食の時間が7時半からだったのは、東北サファリパークがこの時期、8時には開園していることからするとちょっと都合悪かったですが、代わりに朝、余裕があった分、ちゃっかり朝風呂にも浸かれました。
こんな優雅な前泊ライフが楽しめたのも、はじめに予定していた駅前のシティホテルの宿が取れなかったおかげです(笑)。
<東北レッサーパンダおっかけ&温泉旅行・福島&秋田(1)福島県二本松市・東北サファリパーク編の旅行記のシリーズ構成>
■(1)前泊の岳温泉の温泉旅館ライフ:二本松駅とあただらの宿 扇やと福島みやげ物色
□(2)前泊の岳温泉散策とグルメ:空の庭自然レストランの安達太良カレーとあただらの宿 扇やの朝食
□(3)東北サファリパークのレッサーパンダ編:多摩動物公園からお婿に行ったライライと東北美パンダたち
□(4)東北サファリパークの檻の中の動物やアグレッシブな放し飼いエリアの草食動物たち
□(5)東北サファリパークのサル・フラミンゴ・アシカのアトラクション&サファリパークいろいろ
あただらの宿 扇や 公式サイト
http://www.oogi-ya.co.jp/
岳温泉観光協会公式サイト
http://www.dakeonsen.or.jp/
東北サファリパーク公式サイト
http://www.tohoku-safaripark.co.jp/
<タイムメモ福島・秋田(概略)>
【2016年3月18日(金)】
15:00 東京駅始発やまびこ143号仙台行きに乗車(自由席)
16:18 郡山駅到着
16:45 郡山駅発JR東北本線福島行きに乗換え
17:07 二本松駅到着
17:27 二本松駅入口停留所から原瀬経由岳温泉行きバスに乗車(500円)
17:55 終点の岳温泉停留所に到着
18:00頃 あただらの宿 扇やにチェクイン
18:55 夕食を食べに外へ
19:15-19:55 空の庭自然レストランで夕食
20:20頃 旅館に戻る
【2016年3月19日(土)】
06:00 起床
06:10-06:30 朝風呂
07:30-07:55 旅館の朝食
08:15 チェックアウト
08:35 旅館の送迎で東北サファリパーク到着
(開園は通常期の08:00)
08:35-16:55 東北サファリパークを満喫
(閉園は通常期の17:00)
16:55 タクシーで二本松駅へ
17:10 二本松駅に到着へ(3,480円)
17:37 二本松駅発JR東北本線に乗車
18:02 福島駅着
18:18 やまびこ147号仙台行きに乗車
(予約してあった19:10発をみどりの窓口で変更)
18:42 仙台駅着
18:54 仙台発こまち29号に乗車
(予約してあった19:54発を変更)(夕食は駅弁)
21:06 秋田駅着
21:10-21:20頃 西口駅前下見
21:30 こまちの湯ドーミーイン秋田ホテルにチェックイン
22:10-22:20 ホテル無料の夜鳴きそばを食べる
(提供時間:21:30-23:00)
【2016年3月20日(日)】
06:40 起床
07:20-07:50 ホテルのバイキング朝食
08:10 チェックアウト
08:25 秋田駅発のバスに乗車(500円)
09:01 大森山動物園に到着
(開園は通常期の09:00)
09:05-16:20 大森山動物園を満喫
(閉園は通常期の16:30)
16:47 秋田駅行きの最終バスに乗車
17:25頃 秋田駅に到着(定刻)
17:30-18:15 秋田きりたんぽ屋で夕食
18:20-18:30 駅ビルで秋田みやげの買い物
19:11 秋田駅始発こまち38号に乗車
22:38 大宮駅着
23:30頃 帰宅
※これまでの動物旅行記の目次を作成済。随時更新中。
「動物/動物園と水族館の旅行記〜レッサーパンダ大好き〜 目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744070
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
郡山駅で新幹線やまびこからJR東北本線に乗り換える
仕事帰りに東京駅から出発することにしたので、乗車券は東京−秋田間の往復割引を狙い、郡山−二本松と翌日の二本松−福島は在来線でつなげ、往路は東京−郡山間と福島−秋田間を、帰路は秋田−大宮間を新幹線で移動することにしました。
東京駅から自宅最寄りのJR駅までの乗車券分は乗り越し精算しました。 -
岳温泉街のレストランで夕食を食べるので、駅弁は買わずに東北本線のホームへ
当初は、遅くなるので駅弁のつもりでした。 -
隣のホームの会津行きの電車
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赤いワンちゃんのようなゆるキャラが可愛い@
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17時7分、まだ明るいうちに二本松駅に到着
当初はシティホテルに泊まるのなら、寝るだけで良いと思っていて、当初は17時18時まで仕事をしてから向かい、夕食は駅弁にするつもりでした。
でも、岳温泉の旅館に泊まることになったので、どうせなら夕食は岳温泉街のレストランで食べ、ついでに少し岳温泉を散策したいと思い、仕事を早く切り上げられるように数日前から調整をつけてきました@ -
改札を出ると駅舎内にコンビニと待合室と観光案内所あり
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この時間はまだ営業中だった二本松観光案内所
観光案内所を見つけると、旅に来たという実感がわいて、わくわくします。 -
外から見た二本松駅の様子
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駅前ロータリーのバス停のバスは温泉街に行かない
福島交通のサイトの路線バスの路線図をチェックしたのですが、駅前の停留所、すなわち「二本松駅前」停留所までバスが来てくれる路線は、市役所行きのみでした。 -
当初目をつけていた駅前唯一のシティホテル
ここに泊まっていたら、今宵も翌朝も温泉には入れませんでした。
どうもどこかの旅行エージェントサイトでなら、予約できる可能性もあったようですが、かなりのお値段だった様子。
でも、ここの予約がとれなかったおかげで、かえって岳温泉ライフが楽しめました。 -
シティホテル目の前の停留所が岳温泉行きのバス停「二本松駅入口」
停留所がここだと、駅に向かう方向になります。
岳温泉とは進行方向が逆なので不安になりましたが、バスは「二本松駅入口」の停留所で客(私)を拾った後、駅前ロータリーでユーターンしました。 -
駅前の道路の突きあたりは神社
時間がすこーしだけあったので、様子を見に行ってみました。
神社を見学する時間まではありませんでた。 -
なんと神社の前にも同じ「二本松駅入口」というバス停留所あり!!
東北サファリパークを経由する塩沢温泉行きのバス停はこちらでした。 -
バス停のすぐそばの二本松神社の鳥居
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薄暗くなりはじめた17時55分に終点の岳温泉に到着
岳温泉は標高500mほどの高原にあります。
途中、バスの車窓から、まだ雪をかぶった山脈のあるステキな田園景色が見られました。 -
バス停は岳温泉街の目抜き通りのヒマラヤ大通り沿いにあり
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このヒマラヤ大通りの坂道をほぼ登り切ったところに
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今宵の我が宿のあただらの宿 扇やがある
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扇やの玄関
中でいわばドアマンのスタッフが、私が写真を撮りおわるのを待っていました(笑)。
いちいちスリッパを出し手くれて、靴を預かってくれるような宿に泊まるのは、子供のときの家族旅行以来かも。 -
チェックイン後、部屋に案内してもらう
部屋の玄関ホールが広いです。 -
扉のすぐ隣に鏡台あり
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部屋の玄関ホールの壁の絵はちょっと抽象画チックな油彩の風景画
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玄関ホールの右手の引き戸の向こうは
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洗面所とトイレ(左の引き戸の向こう)と
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洗い場のある風呂場あり
大浴場があるので利用しませんでした。
ここの風呂からは温泉は出ないと思います。
もしここからも温泉が出るとしたら、それは宿としてのポイントが高くなるので、案内してくれたご主人らしき人がそう説明してくれたはずです。 -
洗面台とアメニティ
化粧水とコットンがあったのは嬉しかったです。 -
床の間のある和室
我が家でも畳の部屋にいることが多いので、和室の方がくつろげます。 -
部屋の奥から見たところ
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部屋の奥から玄関ホールの方も含めて眺めたところ
旅館なので玄関ホールまでスリッパでいられるのも、極力はだしが好きな私にとってはありがたいです。 -
テーブルの上のお茶セット
喫煙可の部屋ですが、私はにおいにさほど敏感ではないので、同じ空間に喫煙中の人がいない限りは気になりません。 -
お茶菓子と、鈴がついた部屋の鍵
この牛蒡せんべいはとりわけ気に入ったので、旅館の売店で買い求めてしまいました。 -
床の間の様子
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冷蔵庫の中はミニバー
酒ぞろい。
こちらは別料金。 -
可愛らしく飾られた床の間
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掛け軸のしだれ桜
きっと季節にあわせて替えられるんでしょう。 -
タンスの中には
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浴衣とバスタオルセットあり
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タオルセットの上に湯あがり足袋と歯ブラシセット
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しだれ桜のある窓の外の景色
部屋はおませで、おまかせである分、安いコースだったのですが、窓のない部屋になった可能性もありました。
でも、オフシーズンだからか空いていて、3階の中庭に面した部屋でした。 -
1階のあのあたりが朝食ダイニングかな
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小さな水路や池や水車もある日本庭園
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私の部屋は、モクレン
部屋で少し落ち着いた後、夕食を食べに街に出ることにしました。
そのついでに、あちこちで撮影をば@ -
廊下の様子
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廊下の飾り
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エレベーター前の廊下の角
でも実は部屋は大浴場に近い奥にあるので、大浴場に行くときは、エレベーターを使うより、奥の階段を下りた方が早いので、階段を利用しました。 -
奥の階段の踊り場に飾られていた、二本松市の提灯祭りの大パネル写真
これは圧巻でしょうなぁ。 -
大浴場は詩人・高村光太郎と智恵子夫人の名がついた湯
あただらは智恵子夫人が生まれたところで、生家が記念館になっているようでした。
初めて知りました。 -
智恵子の湯の大浴場は夕食を食べ終わってから
大浴場は露天とあわせて3つあり、それぞれ温度が違う湯が楽しめました。
宿泊客も少なかったので、夜も翌朝もほとんど貸し切り状態。
ただ、更衣室には鍵のかかるロッカーはありませんでした。 -
ロビーに続く中庭に面した廊下
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ロビーへ
このあたりの左手にエレベーターがありました。
右手は朝食ダイニング。
夕食は出ない宿です。 -
ロビーから宿の入口にかけて
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入口に向かって右手に売店あり
ここで福島みやげを物色しましたが、その写真は続きの旅行記「東北レッサーパンダおっかけ&温泉旅行<福島・二本松編>(2)前泊の岳温泉散策とグルメ:空の庭自然レストランの安達太良カレーとあただらの宿 扇やの朝食」にて。 -
売店脇の一息つけるところ
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受付の前にはお休み処
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受付のあたり
宿泊カードに名前を書いたりといったチェックインの手続きはその前のテーブルでやりました。 -
レトロなテレフォンブースに小さく感動@
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入口脇のフクロウのカサ要れと衣装箱みたいなイス
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外から見た旅館のロビーの様子
このあと徒歩で10分ほどかかった道をてくてくと夕食を食べに行きましたが、その写真は続きの旅行記「東北レッサーパンダおっかけ&温泉旅行<福島・二本松編>(2)前泊の岳温泉散策とグルメ:空の庭自然レストランの安達太良カレーとあただらの宿 扇やの朝食」にて。 -
食後に、お休み処へ
夕食でもコーヒーが出ましたが、ヘビーコーヒードリンカーの私は、食後にコーヒー1杯では実は足りません(笑)。 -
美味しいコーヒーが飲めるコーヒーマシンと、ここで読める本や雑誌
紅茶や日本茶の用意もありました。 -
こちらの本棚の本やマンガは部屋に持ち込みOK
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棚の上には金からで七福神が可愛い宝船
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陶器の飾りを愛でながら
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可愛い民芸品の飾りと折り紙
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この大きさのカップならコーヒーは2杯はいただく@
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さあ、すわってコーヒーを味わいましょう
とても美味しいコーヒーで大満足でした。 -
四角い陶器のソーサーと木のスプーンも気に入った@
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売店で買ったチョコブラウニーを食後のデザートに@
実はレストランで注文した夕食だけでは、私にとって量が少なかったものでして〜。 -
ふくしま育ちのよしえさんのブラウニーはコーヒーとよく合う
これは残りはおみやげとして持ち帰りましたが、母にも大好評のお菓子でした。 -
展示棚の萬古焼コレクション
館主のコレクションであり、美術館所蔵品の一部が展示されているようでした。 -
花が描かれた、動物をかたどった茶器はなかなか可愛い
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牡丹などの春の花のフタ付き皿
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おふくさんやひょっとこの急須
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別の急須のひょっとこフタに注目
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茶色くてざらついたかんじの陶器がノスタルジックな飾り皿
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こんなカップでコーヒーを飲みたい@
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だるま大師が描かれた皿とセットの急須
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翌朝3月19日(土)の朝、部屋の窓から眺めた中庭の様子
しだれ桜が満開だったらすばらしいでしょう。
岳温泉街の桜はたいていゴールデンウィーク直前に満開になるのですが、運が良ければゴールデンウィーク中も見頃だそうです。
でも今年2016年は桜の開花が早そうです。 -
中庭の池の周辺
雨が降っていなければ、お庭散策もできたでしょう。
この日は午前中雨がちでしたが、昼頃から雨がやみ、時々晴れたりしました。
せっかくの遠征の日なので雨に見舞われたくなかったのですが、終日雨でなかったし、雨も小雨だったので、まだラッキーでした。 -
朝食は早くて7時半からなので朝風呂を
大浴場の入口のそばにはミネラルウォーターサーバーあり。
ただ、できれば更衣室に欲しかったです。
温泉でぽかぽか暖まり過ぎて、更衣室で浴衣が着れずに下着で涼んでいる時間が長かったので。 -
中庭を眺めながら朝食ダイニングへ向かう・その1
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中庭を眺めながら朝食ダイニングへ向かう・その2
手前の木は枝ぶりからすると、しだれ梅だったかもしれません。
今ごろはだマンサクが咲いているはずだったそうです。 -
館内マップに、私が泊まった部屋の印を入れたもの
「東北レッサーパンダおっかけ&温泉旅行<福島・二本松編>(2)前泊の岳温泉散策とグルメ:空の庭自然レストランの安達太良カレーとあただらの宿 扇やの朝食」へとつづく。
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