香港・澳門・パタヤ・盤谷2015.12 （１）香港繽紛冬日節

2015/12/08 - 2015/12/16

今回の旅は、香港、マカオ、パタヤを経由して目的地のバンコクへ至るというちょっと複雑な旅となってしまった。というのも、当初の目的地は前回と同様、香港だったのだが、途中で目的地をバンコクへと変更したからだ。
　
ことの始まりは10月某日。前回の香港・深センの旅から帰国して間もなくすると、香港エクスプレスから再び大セール開催のメールが来た。運賃は前回より安く、香港までの片道運賃がなんと220円！これは行くしかないよね。

仕事が暇になる12月上旬には有給休暇が取得できそうだ。その時期を狙ってセール開始と同時に予約するぞ！と意気込んでやってみた。すると、帰りは関空着（行きは成田発）となってしまったが、香港往復航空券を片道220円の最低価格でゲットできたのだ。

前回の旅から２ヶ月も経ってないのにまた香港？と思うだろうが、なにせ、深センを気に入ってしまったので、今回も香港に飛んだ後、陸路で深センへ、そして、さらに周辺の広東省へも足を伸ばしてみればいいんじゃないかなと思った訳だ。

そして・・・

出発も間近となった12月のある日。そろそろホテルの予約しないきゃと思って旅行サイトを色々とチェックしていると、エアアジアがパタヤのウタパオ空港発着便のセールをやっていることを知ったのだ。

パタヤ＝マカオが諸税込で約3900円と破格値だ。マカオといえば香港からフェリーですぐのお隣さんだ。パタヤだってバンコクからバスで２時間半と近い。こ、これは・・・

うまく日程が合うチケットが取れれば、既に取得済みの香港行き航空券と組み合わせて安くバンコクまで行けるぞ！とひらめいたのだ。

なにせ、この半年くらい前から東京発バンコク行きの航空券は安いものが全く出回っていなかった。なので半ばバンコク行きはあきらめていたのだから、このチャンスを活かさねば！

と予約サイトで日程の合う日の運賃をチェック。結果、行きは約5600円と少々高くなってしまったが、帰りは最低価格、約3900円で航空券をゲットすることができた。

よし！これでバンコク行き決定だ！

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ということで、今回の東京からバンコクへのルート。

・東京→香港　香港エスクプレス航空
　　香港１泊
・香港→マカオ　ターボジェット（高速艇）
・マカオ→パタヤ（ウタパオ空港）　エアアジア
　　パタヤ１泊
・パタヤ→バンコク　高速バス

と、途中の経由地で２泊しながらバンコクを目指すルートだ。

香港はフライトスケジュールの都合で１泊が必至。パタヤには１泊しなくとも時間的にバンコクにたどり着けるが、せっかくなのでパタヤも観光してみることにしたのだ。

東京からバンコクまでの合計運賃は片道13,201円

内訳は、

・東京→香港（HKエクスプレス航空）＝3260円
・香港国際空港→マカオ行きフェリーターミナル（バス＆MTR）=370円
・香港→マカオ（ターボジェット）＝は約2590円
・マカオフェリーターミナル→マカオ国際空港（ホテルシャトルx2）＝無料
・マカオ→ウタパオ・パタヤ（エアアジア）＝5603円
・ウタパオ国際空港→パタヤ市内（ミニバン）＝850円
・パタヤ→バンコク（高速バス）＝528円

と、陸路も全部加えても出発当時の東京発バンコク行き航空券（の片道分）よりだいぶ安く行けることとなった。

出発当日、成田国際空港第２ターミナル。
香港エクスプレス航空はLCCなのに第３ターミナルではない。
だけど、チェックインするFカウンターっていうのは、ちょっと特殊。
他のカウンターとは異なり出口脇の狭いスペースにあるのだ。

これがFカウンター。
カウンター業務はANA職員が代行してやっている。

日本でもインターネット・チェックインができるようになったが、結局、紙の搭乗券を受け取るわけね。

出発前にカード・ラウンジへ。
しばらく来ない間に新しくなってるぞ！

内部もすっきり、明るくなった感じ。

そして嬉しいビール一杯無料は健在。
羽田では受けられないサービスだ。

もちろんWIFI完備。

手荷物検査と出国審査を終えてゲートへ。

ゲートはサテライト側なので、長〜い通路を歩かなければならない。
動く歩道は途中までなのだ。

途中で飲み物を調達しなければ。
機内で買うと高いからね。

ここでの最安値。
綾鷹115円。
量は300mlと少なめだけど、これで十分。

こちら搭乗ゲート。
搭乗予定時刻になってもまだ準備中。
今日のフライトは出発遅延だって（30分くらいだけどね）。

今日は標準塗装の新機材ね。

香港エススプレスの新機材に乗るのは今回が初めて。

シートピッチが旧機材と比べて狭いLCC仕様になっていると聞いていたが、背もたれの幅を薄くして、シートポケットの位置を座席上部へ移動させたことにより足元が広くなっており、思っていたほど窮屈ではなかった。

また、シートの形状がスポーツタイプで体が座席にフィットするため座り心地も良い。４、５時間のフライトならこれで十分。

ちなみにシートピッチが広い機材かどうかは一番最後の列の番号を見ればわかる。
最後列が30だったらLCC仕様のピッチが狭い機材。

香港エクスプレス新機材：最後列は30。
30列x横6席=合計180席のLCC仕様。

最後列が29だったら標準仕様のピッチが広い機材。

香港エクスプレス旧機材：最後列は29。
29列x横6席=合計174席とフルサービス航空会社と同じ標準仕様。

ちなみに、

エアアジア：最後列は31！
とすると31列x横6席=合計186席のスーパーLCC仕様?

と思いきや・・・

実は13列目が欠番となっているので
30列x横6席=合計180席のLCC仕様。

※いずれも機材はA320-200の場合

定刻より約30分遅れて香港国際空港へ到着。
あいにくの雨模様。
折りたたみ傘持参しといてよかった！

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

今回も無料のSIMカードを２枚調達。

前回は、データ量を使い切ってしまうとWIFI接続で広告を見ても残高が増えない場合があるというバグがあったが、ソフトがアップデートしてこの問題は改善された。これで安心して利用できるようになった。

【ご参考】
■通話し放題、データ通信し放題なのに無料のSIMカードが香港に登場！
http://4travel.jp/travelogue/11062127

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

SIMカードを調達したら路線バス乗り場へ。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

今回はシティーフライヤーA22番とほぼ同経路を走るが運賃はHK$18と安い路線バスE23番を利用。

E23番は空港各施設と対岸の東涌を巡回してから高速に乗るためA22番より10〜15分余計に時間がかかるが、高速へ乗ってしまえば後はA22番と同じ。宿のある佐敦站バス停は高速を出てから２つ目と地上での渋滞に巻き込まれる時間も少ない。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

宿のある佐敦站バス停には50分弱で到着。

都心では、雨は降らなかったようで道路は乾燥していた。

佐敦道 (ジョーダンロード) 散歩・街歩き

パス停からMTR佐敦站方向へ30秒ほど戻るとMTRへの入口が見えてくる。

佐敦道 (ジョーダンロード) 散歩・街歩き

このMTR入口の真ん前にあるのが華豊大厦（New Lucky House）という雑居ビルへの入口。この中に本日の宿「Simply Hostel(淳一賓館)」はある。

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

入居テナントの案内板を探しても見つからない。
だが、このビルの11階にあるというのはわかっているのでエレベーターに乗り込む。

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

11階で降りると目の前の壁に宿の案内板があった。
よかった！

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

矢印に従って左へ進むと、奥へ通じる通路があった。
通路を入ると、すぐ右に宿の看板を発見！

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

普通のマンションの一室を旅舎として改装して営業してるって感じ。

「用がある人は電話で呼び出してね」と張り紙がしてあったが、ドアをノックしただけで管理人が出てきた。

ドアを開けるとすぐパソコンが置いてある小さな机があって、そこが管理人の居場所になってるようだ。管理人は英語がちゃんと通じる若者だった。

彼はこのビルの他の部屋に住んでいるようで、午後10時から午前9時まではそちらに居るらしい。なのでその間に用がある場合は電話で呼び出す必要があるとのこと。

パスポートを見せるとパソコンで予約を確認してからカードの伝票を出してきた（部屋代は予約サイトでカード払い保証だったので、伝表が既に用意されていた）。それにサインしてチェックインは完了。

部屋の鍵とドアの鍵を渡されて、後は勝手に出入りしてねだって。そして、鍵の保証金として現金HK$200を徴収された。これはチェックアウト時に返却されるとのこと。

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

改装されてまだ間もないようで部屋は狭いが非常に清潔だった。

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

エアコンと液晶テレビ

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

電源はユニバーサルプラグ付。ヘアドライアまで完備。

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

タオル、トイレットペーパー、石鹸。
ホット・シャワーは取り外しができるタイプ。

水圧はこの手の宿にしては結構強いほう。
排水もそれほど水が溜まらないのも良い。

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

便器がすぐ近くにあるのでシャワーを浴びるとビシャビシャになるのが難点だが狭いので仕方ない。

窓枠にはシャンプー。

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

右側には洗面台。
窓枠にボディーソープ。

と、必要なものは一通り揃ってる。

歯磨きセットや髭剃りキットは持参すべし。

寝るだけなら、すこぶる快適な宿。
変なノイズも聞こえてこないし、快適に安眠できた。

シンプリー ホステル （マネージド バイ コアラベッズ グループ） ホテル

今晩は香港の友人と夕食を食べる予定なので、確認のため電話してみると仕事が終わらず残業中とのこと。終わるのは午後11時過ぎになるかもと言うので、それまで何をしようかと空港で貰ったガイドブックをチェック。

すると、ブルガリのイルミネーションが香港では一番人気のクリスマス・スポットだと書いてあったので行ってみることに。

場所は、MTRセントラル駅J１出口を出たところにある中環皇后像廣場の北側だ。

MTRに乗って行ってみると、お〜まさにガイドブックと同じ光景が！

中環のクリスマスイルミネーション 散歩・街歩き

このダイアモンドでできた蛇のような形のイルミネーションが名物らしい。

中環のクリスマスイルミネーション 散歩・街歩き

ツリーの飾り付けも上品な感じで、さすがブルガリ！

中環のクリスマスイルミネーション 散歩・街歩き

ガイドブックと同じ絵ズラを狙ってみる。
人気スポットなので人が多く、人なし画像を撮影するのはとても無理だった。

中環のクリスマスイルミネーション 散歩・街歩き

公園の反対側に建つ香港上海銀行本社ビルのイルミネーションがより派手でよく目立ってた。

中環のクリスマスイルミネーション 散歩・街歩き

クリスマスツリーとのコラボ

中環のクリスマスイルミネーション 散歩・街歩き

ガイドブックの表紙を真似てみるも、iPadだから広角狭めでイマイチね。

中環のクリスマスイルミネーション 散歩・街歩き

前回に続いてロケ現場に再び遭遇。

この先にMTRの入口があるんだけど、このシーンが終わるまでは立ち入りできず。
はい、カット！で解放されてMTR入口にたどり着いたところで友人から電話。

仕事終わったとの連絡で、旺角で待ち合わせすることとなった。

皇后像廣場 広場・公園

で、連れてきてもらったのが、このお店「薯粉家（Potato’s House）」。
地元の人で賑わう居酒屋さんという感じで、友人の行きつけのお店らしい。

薯粉家（Potato’s House）
住所：旺角 快富街37号
電話：3481-6961
営業時間：午後5時〜午前5時

テーブルが６卓と３人掛けのカウンターのみという小さなお店だが、週の前半火曜日の夜だというのに、ほぼ満席の賑わいぶり。

いつもこんな感じだというので、念の為、電話入れて席を予約しておいたそうだ。

まずはビールで乾杯！このBlue Girlという輸入ビールが友人のお気に入りらしい。軽いタッチでぐびぐび行けちゃう。こりゃ、やばいぞ。

１本HK$18（約270円）也。こいつを一人何本飲んだやら・・・

牛肉串　１本HK$13
焼雪花牛粒　１本HK$18

秘製鴨舌　HK$38

台式魯肉飯　HK$25

鉄板餃子　HK$22

美味酸辣粉　HK$23

これが、このお店の看板メニューなんだって。お芋でできてるというユニークな麵が入った酸辣味のスープ。

秘製通菜　HK$25

これは常連さんのみ知る裏メニューらしい。
豚肉とえのき茸をバターソースで蒸した料理（名前と値段わからず）。

友人、最近、残業が多くてストレス溜まってたらしい。飲んで、愚痴って、ストレス発散（私、聞き役）。明日も仕事だから午前１時半頃、解散となった。

店を出ると雨が降っていた。友人は近所に住んでいるので、徒歩で帰宅。私はタクシーで宿へと向かった。

今日はかなり飲んだぞ。１品の単価がそんなに高くないのに、お会計は一人５千円くらいになってしまった。つうことは、あと全部ビール代ってことね。うひゃ、いったい何本飲んだんだ？どうりで結構べろんべろんなわけだ。

宿に着くなりシャワーも浴びずに爆睡。明日は晴れるといいな・・・
　
　
この続きは以下、旅行記で
　
■香港・澳門・パタヤ・盤谷2015.12 （２）雨天の中ターボジェットで香港から澳門（マカオ）へ
http://4travel.jp/travelogue/11090186
　
　
　
【ご参考：香港・澳門・パタヤ・盤谷2015.12シリーズ】

（１）香港繽紛冬日節
http://4travel.jp/travelogue/11089855

（２）雨天の中ターボジェットで香港から澳門（マカオ）へ
http://4travel.jp/travelogue/11090186

（３）澳門（マカオ）からパタヤ・ウタパオ空港へ
http://4travel.jp/travelogue/11090245

（４）久々のパタヤ、夜のお散歩
http://4travel.jp/travelogue/11090375

（５）パタヤ沖のラーン島へ行ってみた
http://4travel.jp/travelogue/11090742

（６）渋滞都市バンコクから車が消えた日
http://4travel.jp/travelogue/11091031

（７）カオサン周辺をぶらり散歩
http://4travel.jp/travelogue/11091474

（８）バンコク滞在最終日
http://4travel.jp/travelogue/11092496

（９）パタヤへ戻りウタパオ空港からマカオへ
http://4travel.jp/travelogue/11093438

（10）トランジットでマカオ半日観光
http://4travel.jp/travelogue/11093788

（11）遂に最終章、香港から帰国
http://4travel.jp/travelogue/11094248