サンライズ出雲で行く！山陰の旅（その４）《湯田温泉～秋芳洞・秋吉台～萩編》

2015/09/02 - 2015/09/05

寝台特急「サンライズ出雲」に乗って、山陰地方へ旅行に行きました。
東京駅から松江駅まで約12時間の乗車後、レンタカーを借りて鳥取・島根・山口を散策です。

鳥取県・島根県は今回の旅行で初上陸となり、通算45、46県目の訪問県となりました(^^)
残る１県は沖縄県のみ。全都道府県制覇に向けて、次の計画を立てたいと思います。

今回の旅行の記録は、４冊に分けてまとめたいと思います。
お時間がありましたら、ほかの３冊も併せてご覧いただけると嬉しいです。
（下記行程の◆が、本旅行記の該当部分です。）

《１日目》
◇サンライズ出雲（JR東京駅→→→JR松江駅）

《２日目》
◇江島大橋
◇境港（水木しげるロード）
◇足立美術館
◇松江市内（松江城・塩見縄手・宍道湖ほか）
◇出雲市内(泊)

《３日目》
◇出雲大社・稲佐の浜
◇石見銀山（石見銀山世界遺産センター・大森の街並み）
◇仁摩サンドミュージアム
◇しまね海洋館アクアス
◇津和野
◆湯田温泉(泊)

《４日目》
◆秋芳洞
◆秋吉台
◆萩市内（堀内地区、城下町地区、松下村塾、萩反射炉ほか）
◆萩石見空港→→→羽田空港

エリア 萩(山口)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

その３からの続きです。
津和野から湯田温泉まで走ってきました。

この日宿泊するのは「西の雅常盤」。
テレビなどでも度々取り上げられる「女将劇場」が有名な、温泉旅館です。

湯田温泉　西の雅　常盤 宿・ホテル

この日も多くのツアー客や団体客が宿泊しているようです。
入口右側には女将劇場の案内看板もありました。

宿泊する部屋は８畳の和室です。
素泊まりプランですが、１人では十分な広さです。

館内には10の浴場があり、露天風呂も複数あります。
２つの露天風呂に浸かりましたが、ともに入浴客は自分１人のみで貸し切り状態でした(^^)

毎日20:45から１階大広間にて女将劇場が開催されます。
今回この宿を選んだのは女将劇場を観覧するため。

テレビ等でもおなじみの、宮川高美女将の登場です。

手品や太鼓、歌唱、舞踊など、いろいろな芸が約１時間行われます。
次から次へと様々なジャンルの出し物が披露され、まったく飽きません。

感動するもの、迫力のあるものから、面白いもの、下らないものまで多岐にわたります。

中でも水芸は一番の目玉です。
水芸だけは舞台脇の特設スペースにて行われます。

終盤にはアナとエルサも登場です。

さらには安倍総理やオバマ大統領まで、やりたい放題です。

女将だけでなくほかのスタッフも、それぞれ複数の芸に登場します。

普段の旅館の仕事以外に、どれだけの時間練習をしているのだろうという程のレベルの高さです。

約7,000円で、いくつもの温泉を満喫し、女将劇場でたくさん笑わせてもらいました。

湯田温泉から車で約40分。秋芳洞へやってきました。

入り口まで続く通りには商店や食堂が軒を連ねていますが、朝早いせいもありとても寂れて見えます。

秋芳洞 自然・景勝地

洞口まではしばらく歩きます。

ようやく洞口が見えてきました。
洞内から流れ出る水の青さには感動します。

見学できる洞内の長さは約1,000ｍありますが、正直な感想は空間が広すぎてあまり面白みを感じられません。

龍泉洞やあぶくま洞などに比べると、冒険気分はそれほど感じないです。

百枚皿です。

黄金柱です。

黒谷側の出口に向かって、「３億年のタイムトンネル」が整備されています。

壁に描かれた絵を順々に辿っていくと、地球誕生から現代までの秋吉台のストーリーとなります。

秋吉台カルスト展望台へ上がってきました。
ここから秋吉台を一望できます。

遊歩道を少し散策してみます。

秋吉台カルスト展望台 名所・史跡

秋吉台カルストロードを北へ向かいます。
両側に広がる壮大なカルスト台地の中をドライブできます。

個人的には、昔訪れた愛媛・高知県境の四国カルスト公園縦断線のほうが感動しましたが。。

前日からこの日まで２日間借りたレンタカー（ホンダ・フィット）です。

鮮やかな青が綺麗で、乗り心地も最高。
エンジン音が静かで、加速もスムーズでした。

途中で車を停めて、もう一度散策路に入ります。

長者ヶ森 自然・景勝地

長者ヶ森が見えてきました。
カルストの草原の中、この一角だけ森となっています。

この森を見ると、トトロを思い出します。

カルストロードをさらに北へ。
萩を目指します。

カルストロードからは壮大な台地を眺めることができます。

山口県内を走っていると、黄色いガードレールをよく見かけます。

山口県内のみに見られる黄色いガードレールですが、普通の白いガードレールも結構見られます。
また、黄色い塗装が剥げて白くなっているガードレールも結構ありました。

萩市内に入って来ました。
まず向かったのは、平安古地区にある「鍵曲」。

左右を高い土塀で囲み、道を鍵の手（直角）に曲げた独特な道筋となっています。

平安古の鍵曲 名所・史跡

続いて、堀内地区へやって来ました。

近世城下町の武家屋敷の地割りを残す、土塀の連なる町並みとなっています。

萩市堀内地区伝統的建造物群保存地区 名所・史跡

堀内地区から歩いて萩城跡へ向かいます。

この鳥、こんなに近くに寄ってもビクともしませんでした。

萩城跡に着きました。

慶長9年（1604）に毛利輝元が築城した城ですが、現在は石垣と堀の一部が昔の姿をとどめ、国の史跡に指定されています。

市街地に近い城下町地区に移動してきました。

この周辺には菊屋横丁江戸屋横丁などの通りのほか、木戸孝允や青木周弼の旧宅などもあります。

萩城下町 名所・史跡

萩博物館の一角にある蔵です。
内部が一般開放されているので、入ってみます。

萩博物館 美術館・博物館

今年の萩は、大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台になったり、世界遺産に登録されたりと、とても盛り上がっています。

萩市街の東部に位置する松陰神社です。
ここも多くの観光客で賑わっています。

松陰神社 寺・神社・教会

松陰神社の一角に、松下村塾があります。
初めて見ましたが、思っていたよりも小さくて驚きです。

松下村塾 名所・史跡

松陰神社から坂道を登っていくと、吉田松陰の墓所と銅像があります。
ここからは萩の街並みを一望することができます。

吉田松陰誕生地 名所・史跡

今年世界遺産に登録された史跡のひとつ、萩反射炉です。

反射炉が現存するのは韮山（静岡県）と萩の２ヶ所のみです。

同じく世界遺産に登録された恵美須ヶ鼻造船所跡です。

洋式軍艦の建造に先駆的な役割を果たした造船所の跡で、現在も当時の規模の大きな防波堤が残っています。

恵美須ケ鼻造船所跡 名所・史跡

国道191号を東へ、萩・石見空港を目指します。
海上に見えるのは姫島です。

萩・石見空港に着きました。
全日空で羽田空港へ帰ります。

萩・石見空港 空港

羽田空港へ帰って来ました。
空港内で夕食を済ませてから、東京モノレールで都心へ向かうことにします。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

羽田空港で食べたハンバーグ、とても美味しかった！
窓からは飛行機や滑走路のほか、東京スカイツリーや東京ゲートブリッジ、東京ディズニーランドの花火も見えました。

初めての山陰地方でしたが、多くの世界遺産や古い街並み、美しい風景に出会えて思い出に残る旅行となりました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました_(._.)_