2015/08/02 - 2015/08/09
42位(同エリア418件中)
愛吉さん
旧満州の旅も哈爾濱に到着しました。
哈爾濱は黒竜江省の省都で人口は約1千万人です。
この町の歴史は新しく、ロシヤの南進政策による1898年の遼東半島の租借と、それに伴う東清鉄道施設権の獲得に始まります。
よってそれ以降鉄道の街としてロシヤが開発を進め、日露戦争後はその権利が日本に移譲されます、
それだけに、今まで見てきた満州の都市とは、いささか趣が異なります。
表紙の写真は、街の中を流れる母なる大河松花江。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 観光バス
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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8月6日、今日はハルピンに向かいます。
長春発10時18分に乗るのですが、1時間以上も前に駅に到着しました。
改札の1番前に荷物を置き、しばし構内を散歩します。 -
構内のKIOSKです。
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11時25分にハルピン西駅に到着。
先ず昼食に向かいます。 -
昼食後最初に訪れたのは、東北烈士記念館です。
ここは元関東軍憲兵隊司令部でした。 -
名前は、元満州の抗日戦士、革命戦士を称える記念館ですが、相変わらず日本の悪行がこれでもかと続きます。
尚この記念館は1948年オープンで古い為、本年8月末に抗日戦争勝利記念館を別の場所にオープンするそうです。 -
女性烈士活動のジオラマ、満州時代ハルピンにあった岡場所に身を潜め、客の日本人から情報を取り、又連絡掛かりを務めました。
客をを見送る女性。 -
それを下のベンチで偵察する日本憲兵。
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拷問部屋のジオラマ
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次に来たのが、黒竜江省博物館です。
創建は1923年、満州国になる前です。
展示内容は、黒竜江省の歴史文物、民族文物等で、恐竜の化石もあります。 -
これが恐竜の化石。
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博物館前は紅博広場。
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広場の中央には、ロシアと中国の抗日戦勝利記念碑
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8月7日朝、散歩でハルピン駅に来ました。
明治42年10月26日午前10時伊藤博文が、この駅で暗殺されました。68歳でした。 -
ハルピン駅前にある崑崙大酒店、昨日と今日このホテルに2泊です。
今朝、集合時間少し前にロビーに降りソファーに座っていると、隣の中国人の青年に日本語で話し掛けられました、東京外語に留学し、今は朝日新聞ハルピン駐在員をしているそうです。
ハルピンでは何処に行くのかと聞かれたので、昨日はここ今日は教会巡りだと答えると、日本人は何故自分達の先輩が造ったものを直接見ないのか、郊外には関東軍が造った要塞跡や開拓団の跡も残っている、ぜひ見るべきだと云うのです。
私もそう思うと返事をした処で、相手の仲間が到着別れました。 -
きょうの午前は、ハルピンの教会巡りです。
先ず天主教会、カソリックで現役 -
1935年の建築
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同上
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ウクライナ教会 1930年建築。
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ハルピンキリスト教会、1916年建築。
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内部
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シナゴーグの旧址に来ました。1918年建築です。
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ダヴィデの星
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内部はハルピンのユダヤ人関連の写真等が展示されています。
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聖ソフィア大聖堂、ハルピンを代表する建物。
ロシア正教の教会で、1932年完成。
現在はハルピン建築芸術館となっています。 -
内部の様子、古き時代のハルピンの様子を写真パネルで説明しています。
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シャンデリア
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午後はハルピン銀座、中央大街でフリータイムです。
北は松花江から南はここ迄、1450米、幅21米の大通りで、一大ショッピング街を形成します。
ここの開発は、帝政ロシア時代に始まり、その当時の建物が30棟程残り、保存建築物に指定される大通りです。 -
それでは中央大街を歩きましょう。
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建物の全てが、ショピングセンター、レストランに改装され、人で溢れています。
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松花江の畔にスターリン広場があり、その中央に1957年洪水の防洪記念碑が建ちます。
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記念碑の基礎部分です。
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松花江、黒竜江省の母なる大河と呼ばれます。
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遊覧船が走ります。
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観光ゴンドラがゆっくり動いています。
私達ツアーの仲間に一人参加の年配の女性が居ました、母親が満州国時代、ハルピンの陸軍病院に従軍看護婦として勤めていて、まだ健在だそうです。
今回参加の目的は、その病院を訪ねることで、フリータイムに出掛けて行きました。病院はまだ現役で活動中だったそうです。
その方の話によると昭和20年夏のハルピンは近郊の開拓団から逃げて来た日本人で溢れ、病院も一杯でした。 一方街中ではソ連兵による略奪、レイプは当たり前、病院に迄マシンガンを持ったソ連兵が押し掛けて来ました。
看護婦も軍服をまとい、頭を丸めたそうです。
今は平和なこの松花江、70年前の同じ夏、日本人の投身自殺が相次ぎ、悲劇の川となりました。万感胸に迫ります。 -
川岸で貝を売っています。
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潜って取って来るのです。
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大きな古い建物の前に似顔絵描きが並んでいます。
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似ているでしょうか。
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日系の松浦洋行の建物。
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喫茶店に入り時間を潰します。
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夕食のレストラン前、ここが集合場所です。
ハルピン篇はこれで終了します。
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