2015/03/01 - 2015/03/01
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たびたびさん
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今回巡るひな祭りの中では、天領日田おひなまつりが一番有名でしょう。九州のおへそではどんなひな人形が伝わっているのか、どんな好みの人形が集められているのか。それを見せる工夫なんかもきっと期待できるでしょう。
さて、天領日田おひなまつりは、豆田と隈町のエリアに分かれます。予想通り、さすがに、草野本家のひな人形が一番豪華だし、バラエティもあるように感じましたが、隠れた名品も随所にある。特に、隈町のヤマキチ後藤家(撮影不可)、原次郎左衛門味噌醤油蔵は秀逸。天領日田資料館のおきあげの展示も素晴らしいと思いました。
ただ、一方で、京都の人形師、大木平蔵のひな人形があちこちあって、それを目玉として強くアピールしています。日田ってこんなに京都が近かったんだなあと意外に思う一方で、そのことは逆にせっかくの日田のオリジナリティを弱めている面も否めないような。おきあげがそれをカバーしてはいましたが、これでは天領日田と冠するに足るふさわしい内容なのかなあ。ほかと比べて恐縮ですが、村上市とか真壁とか、オリジナリティにあふれたひな祭りは楽しいですからねえ。どっちにしても、期待が高かった分だけ、少し残念に思う結果となったかもしれません。
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ホテルの近くに大刀洗平和記念館があるということで、朝一番で訪ねてみました。ここは、旧陸軍が東洋一の規模を誇ったという太刀洗飛行場の跡地に造られた史料館。以前、知覧の特攻記念館で特攻隊の基地は知覧の他にいくつもあったということを知りましたが、ここもその一つだったようですね。敷地内はすっきりしていて、灯籠の続く参道に神社まである知覧とは違って、シンプルで機能的な作りだと思いました。
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そして、その正門が第五航空教育隊正門。昭和14年に開設された航空技術兵学校の門を移築したもの。傍らに説明書があって、最も多い時には6000人の航空技術兵が在籍。航空機にかかわる全ての科目を教えていたのだそうです。
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平塚川添遺跡にも回ってみました。
紀元前1世紀から4世紀ごろの弥生時代中期から古墳時代初頭の遺跡。竪穴式住居跡約300軒、掘立柱建物跡約100軒が確認されているという相当な規模ですが、邪馬台国の時代にも当たるということでもあり、国の史跡に指定されています。 -
一帯は公園のように整備されていて、復元された建物がある。北部九州は吉野ヶ里遺跡だけではないと実感させられる遺跡です。
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ここから、日田に向かったのですが、途中で、ふと気になったのが木の丸公園。
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日本書紀によると、かつて、斉明天皇が百済を救済するために、朝鮮への出兵のため朝倉橘広庭宮にうつられたのですが、病に倒れて、わずか75日で崩御されます。
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皇太子であった中大兄皇子は木の丸殿という小屋を建てて母斉明天皇の喪に服したとされる伝説の地だそうです。
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駐車場から奥に登って行くと、
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斉明帝藁葬地という囲われた一角がありました。朝倉橘広庭宮で崩御した斉明天皇を葬った陵墓であると伝わります。
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そこを抜けると恵蘇八幡。
応神天皇、斉明天皇、天智天皇を祀る朝倉地域の総社です。斉明天皇は、天智天皇の母。百済を救うためにこちらに遷ってきたのですが、病で倒れて亡くなるという無念の最期です。
境内には、大きな楠木もありました。 -
目の前を流れる筑後川は、日本三大暴れ川の一つであり、治水は大きな課題。一方では、筑後川の水を利用するためには、堰を作る必要があり、その一つがこの山田堰。江戸時代前期からの歴史があるようですが、現在の堰は昭和に入ってから。石を川一杯に敷き詰めたような形です。
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少し行くと、道の駅原鶴。
温泉街は川の対岸が中心地のようですが、ここも広い意味では原鶴温泉にあります。 -
産直の生鮮品を見ると、季節のせいもあるんでしょうか。けっこうかんきつ類が多いですねえ。それに、この辺りの特産品は柿。冷蔵した柿があって、珍しいと思いました。
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さらに行ったところですが、とうふの飛太郎です。うきはを越えて国道沿いのドライブインみたいな感じのお店です。メインは豆腐屋さんなんですが、入るといろんな商品が並んで、けっこう飽きないような品ぞろえです。
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豆腐まんじゅうが気になったのですが、朝早すぎてまだあったまっていない。代わりに、おからガレットをいただきました。しかし、このガレットおいしいですねえ。そこら辺の洋菓子屋さんも真っ青でしょう。工夫だけじゃなくて、実力もある。これはいいお店です。
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日田の入口といった場所にあるのは岳林寺。
なんでも、後醍醐天皇の綸旨、足利尊氏の支援によって創建されたという勅願寺。南禅寺にも匹敵する寺だったという説明にはちょっと驚きました。
現在の寺は、江戸時代の始めに再興されたもの。しかし、伝わっている寺宝には南北朝時代の古文書も多く、やはりただの寺ではない様子がうかがわれました。 -
境内にある岳林寺郷土資料館は、名前からしたら日田全般の郷土資料館だと思ったのですが、実質的には岳林寺の宝物館と言った方がいいでしょう。ただ、公共の施設になっているようで、拝観は無料。お寺の人に声をかけると鍵を開けてくれます。九州唯一の後醍醐天皇の勅願寺という格の高さで、さらには南禅寺にも匹敵するという説明にはちょっと驚きました。
木造明極楚俊坐像や涅槃図が見どころでしょう。 -
さて、日田の市街に入ってきました。こちらは隈町です。
ひな祭りでは、隈町の願正寺も会場の一つで、御堂物語(花嫁の髪飾り)というのをやっているっというので訪ねてみました。 -
ところが、この展示は3月8〜15日の限定ということ。どうして、そんなに短いのかよく分かりませんが、ちょっとがっかりです。
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気持ちを入れ替えて、今度はヤマキチ後藤家へ。こちらは、元は材木商だった裕福なお店。
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最盛期に当主が京都で求めた御殿雛が自慢の品で、これを上がり框に展示していました。御主人曰く、自分も知らなかったが、これは名工、大木平蔵の作品。保存状態もいいので、これだけの御殿雛はほかにはないだろうとおっしゃっていました。確かに見事なひな人形なので自慢したくなる気持ち、よく分かるなあというくらい見事だと思います。なお、残念ながら撮影は不可です。
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続いて、中村家菓舗へ。これは、レトロな外観ですよね。前回来た時は閉まってましたよね。
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この辺りにはそば饅頭のお店がいくつかあって、食べ比べしたことがあるので、だいたいそば饅頭はこんなものだという感じは持っていました。ところが、今回、ここのそば饅頭を食べてみて、ちょっとそば饅頭の印象が変わったかも。そばの香りに続いて、とろんとした甘さの餡子がとってもいい感じ。うまいそば饅頭だと思います。
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マルマタ醤油も、隈町。老舗の醤油屋さんであることは外から見た感じでも一目瞭然です。そして、こちらも、かつてはひな人形の展示をしていたようですが、今ではその気配なし。やはり、人形を出したり入れたりも手間がかかるんでしょう。時代をつないでいくことは難しいことなんだろうなあと思いました。
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大蔵家も隈町にあって、はっきりはしませんが、平安時代後期には日田地方を支配していた大蔵氏につながる家ではないかと思います。
以前は雛祭りの際はここでも展示があったようですが、今は人の気配もしないような感じ。近所の人に話を聞いて、ここだと分かったくらいです。 -
隈町で外せないのは、この原次郎左衛門の味噌醤油蔵ですね。ここは、現役の味噌醤油蔵で販売が本業なのですが、二階に九州一円の玩具を集めた展示室があって、前回見させてもらいましたが、これがけっこう見応えがありました。博多人形に手毬や小さな土鈴のコレクションなど、楽しいコレクションでした。
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イチオシ
ただ、今回の目当てはひな人形。これは、2代山川永徳齋作の段飾り。
説明によれば、永徳齋は、京都の人形師でしたが、天皇の御行幸とともに上京し、東京に工房を構えます。三代に渡って、戦前までは人形師のトップであったのだとか。 -
これは大正期の作ですから、日本は上り調子。
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列強の一角に入らんとして、世の中には自信があふれていた時代です。
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イチオシ
京都でも大正期に作られた建物や庭は、はっきりと特徴があって、西洋何するものぞと言った気概があるんですよね。
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この人形もどうでしょうか。かわいらしい顔立ちですが、そんなところが見えなくはない。
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時代を映しているのも人形のいいところです。
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イチオシ
この道具類も染付の写しがお見事。独自の世界を表現しています。
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これは、縁側に飾られていた青い目の人形。日米友好のために全国で配られたものですが、残念ながら日米開戦を止めることはできませんでした。残っている人形はほとんどない。数少ない貴重な人形です。
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こちらは、大木平蔵の稚児雛。
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丸い顔立ちが特徴的。
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イチオシ
稚児雛は珍しいということでしたが、まあひとつのタイプとしては存在します。
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五人囃子に個性が出るものなんですが、
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これは整った美しさ。
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イチオシ
標準的な線で造られた感じがあって、さっきの2代山川永徳齋には及びません。
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イチオシ
こちらは御殿雛。京都の橋本人形店の昭和12年作のもの。この辺りになると、戦争の影がちらついて、もう大きなものは作れません。御殿雛も、もう最後になったくらいの時代ではないかと思います。
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常盤御前と義経親子の人形は後で加えたものですね。
こんなに自由に写真を撮らせてもらってありがとうございます。今年は、江戸時代のひな人形が展示できなかったので、せめて写真を撮ってもいいことにしたんだそう。たまたまそういう時に来たんですね。もうこんな写真は撮れそうにない。とても貴重なことだったと思います。 -
ただ、ちょっと疲れてしまって、早いですがお昼にします。
チェックしていたのは、みくま飯店。隈町の一角にある焼きそばのお店です。焼きそばというのは、日田はB級グルメ。想夫恋がメジャーなんですが、こちらは小さな町の食堂です。 -
それでも人気の店らしく、大勢のお客さんが詰めかけていました。
で、焼きそばの方は、ちょっと固いところもあったりして、ワイルドな感じですが、全体としては家庭的な味わい。意外に普通だったので、あまり期待し過ぎると当てが外れるかもしれません。 -
続いて、春光園へ。
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入口を入ってすぐの展示スペースに古今雛や最近の段飾りまで。
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数は少なめですが、
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その分、お気に入りのひな人形が厳選されているような感じ。
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イチオシ
美人の三人官女に
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かわいらしい子供の人形など、私としてはけっこう楽しませてもらいました。
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続いて、森菊商店。こちらは、隈町にある干しシイタケのお店です。
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展示は、親子三代に渡ってのひな人形。御主人がこれは死んだおばあちゃん。
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これがその娘で、今の奥さん。ついでに、私は養子ですとか茶目っ気たっぷりに説明をしてくれました。
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これは、昔の掛け帳。お金と同じ価値があったものなんですが、それを知る人はもう少ないでしょう。
シイタケ茶もいただきながら、ほっこりした時間を過ごしました。 -
ちょっと近場のチェック。
竹田公園は、隈町からも少し離れた若宮町。この辺りまで来ると、もう観光エリアではないかもしれません。三隈川に面した公園ですが、特にこれということではないかも。しかし、隣りには日田祇園の竹田若宮神社。 -
三隈川にはやな場があって、季節になれば賑わいがあるのではないかと思いました。
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日田には300年の伝統を誇る日田祇園祭というお祭りがあります。これは、絢爛豪華な山鉾が華。隈・竹田地区、豆田地区の町並みを巡行するのですが、それぞれ関係する神社は隈八坂神社、竹田若宮神社、豆田八坂神社。竹田若宮神社は、少し離れているので今回初めて見ましたが、三社の中では一番古い1600年の創建。古びた石の鳥居とかが歴史を感じさせるものでした。
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中野川は、日田駅から隈町方面に向かって、歩いて5分。小さな川ですが、川の両側には桜並木があって、季節になれば風情がありそうです。ただ、観光の中心地は、あくまで豆田や隈町。この辺りは、桜の時期であっても、やっぱり通り過ぎるだけになってしまうかもしれません。
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宮崎製菓は、日田駅前通りなので、豆田や隈町からは離れた場所。それに、お店も正直言えば、くたびれた感じでどうなんでしょうと思いながら入った次第。
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しかし、並んだお饅頭は彩りが鮮やかで、これはいい。黄色のお饅頭は紫蘇の饅頭でしたが、白餡に紫蘇が仕込んであって、面白い味わい。何気にいいお店だと思います。
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駐車場に車を止めて、豆田の方にやってきました。
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まずは、天領ひな御殿へ。
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ひな祭りの期間中、所蔵するひな人形を公開していました。
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入口を入ると、
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そこからは、ひな人形があちこちに。
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イチオシ
同じような人形が多いのですが、こんなのも見つけました。
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どっちにしても、その量たるや途方もない数。
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享保雛や
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古今雛などの古いものから、
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明治・大正・昭和の雛飾りまで。
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これはおきあげを
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使った飾りですね。
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しかし、玉石混交と言った感じで、
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いいものは自分の目で探さないといけないので、
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けっこう苦労します。
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どうかすると、
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量に圧倒されて、
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それで終わりということにもなりかねない展示かもしれません。
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それでも、丹念に見て回ったつもりですが、
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やっぱり、
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限界はあると思います。
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一つ一つの人形には思いがあるんでしょうが、
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それを思って見るには
量が多過ぎます。 -
次は、一番楽しみにしていた草野本家へ。
こちらは、製蝋と掛屋で財をなした商家で、日田では一番の豪商です。ちなみに、草野家の祖は、天正14年の秀吉の島津討伐の際には、龍造寺勢に加担し日田に落ちて帰農。その後、豆田町に移ったのだそうです。 -
人形は、外国の人形コレクションや実際に遊んだという三つ折れ人形などが個性的。最後に、代々の当主が京都に行った折に買ってきて収集したという、歌舞伎者とかの人形。二間の部屋いっぱいを埋め尽くすように展示されていました。そこがハイライトですね。少しずつ買ったつもりが、いつの間にかこんなにたくさんの人形になってしまった。こうしたところに目を付けた審美眼がまずはさすがということかもしれません。撮影は不可です。
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ここら辺で、気持ちの整理がしたかったのですが、時間も限られているので。
続いて、天領日田資料館へ。
通常展示は、幕府の直轄地であった時代に関連する資料として、中広瀬淡窓や平野五岳などの文人詩人の書画、古文書、古地図、日田陣屋絵図などを展示しています。 -
しかし、この時期はひな祭りバージョン。
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所蔵の古文書や絵画などとおきあげを組み合せて展示しています。
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なるほどー。
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この展示は、
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イチオシ
すばらしいですねえ。
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こんな風に飾ることなんて、
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まったく想定していなかった屏風でも、
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こうして飾られると、
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それなりに面白い美の世界が広がります。
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ひな人形はそうした飾り方が大事だし、
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そこで持ち主のセンスが問われるんですよね。
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イチオシ
いいものを持って、それでどうだというのでは詰まらない。
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こうした飾り方で、
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いろんな工夫をして見せられると、やっと日田のセンスがどういうものかが分かったように思います。
おきあげは手作り感があるし、その分、作者の単純だけど、それぞれにストレートな思いが伝わってくる。
大木平蔵だぞ、どんなもんだいと段飾りを見せられるより、ずっと心に響くように思いました。
ちなみに、おきあげのルールですが、例えば、テーマが義経千本桜。静御前と佐藤兄弟といった具合に三人が一組。そのうち一人は女性にします。顔は専門家に作ってもらうことが多いのですが衣装は自分で作るのだとか。係の人が丁寧に教えてくれました。 -
テーマは歌舞伎などから採ったものが多いようです。
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その元となった錦絵も展示されていました。
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続いて、市山亭懐古館へ。
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江戸時代から200年余続く、市山亭(しざんてい)というかつての料亭。それも、普通の料亭ではなく、町人はお金を払っても入れないような特別な料亭だったのだそうです。
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二階には大広間があって、当時使われていた豪華な食器類が展示されているんですが、
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ここも今はひな祭りバージョン。
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屏風に花模様があって、ちょっと華やかなひな人形です。
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おきあげも動きがあって、粋な感じです。
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ちょこっと薫長酒蔵資料館にも寄ってみます。
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こちらは花月川のほとりにある酒蔵。
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ここにも、
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少しひな祭りの展示があって、
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これが歌舞伎の人形です。
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これで、日田のひな人形はおしまい。
最後にパンでも買いましょうか。KOGURAは、豆田町の薫重酒造向かい側。天然酵母パンという看板があって、ちょっと寄ってみました。 -
いただいたのは、山と積まれたあんぱん。ふっくらした生地に、甘い餡子がいい感じ。抜群にうまいというインパクトはないんですが、じわりとおいしいアンパンです。
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もう観光客もめっきり少なくなってますね。皆さん帰るの早いです。
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これは天領まちの駅。駐車場も広くて、その奥に建物が建っています。内容は、道の駅とほぼ同じ。地元の特産品を揃えています。ただ、豆田なら観光にグルメが中心になるので、敢えてここに行く優先順位は低いかもしれません。
以上で、日田はおしまい。今日の宿は小城。これから、久留米経由で向かいます。 -
久留米の寺町に到着。
遍照院は、高山彦九郎の墓と遍照院庭園が見どころです。この純日本式の庭園は、昭和35年に月星ゴムから寄贈されたもの。拝観は午後5時までですが、その間は自由に散策できます。王朝風のたたずまいを入れたという洒落た設計ですが、見方を変えると、古い寺院のイメージからするとちょっと浮いた感じはあるかもしれません。 -
高山彦九郎の墓は、墓の前にちょっとした建物があって、日の丸が掛けてあってなんか変わってますねえ。日の丸はおめでたいようなイメージがあるので、お墓にはそぐわないと思うのですが。。
ちなみに、高山彦九郎は、群馬県太田の出身。寛政の三奇人といわれた人物。王政復古を唱えたのですが、容れられないことに絶望。久留米の医師、森嘉膳宅で自決しています。 -
寺町は久留米市街の東側。久留米城の反対側。久留米が攻められた場合、寺町なら敵が攻めてきにくいことを考えて、ここに寺が集められたもの。久留米だけではないのですが、ここはそれがはっきりと残っているということでしょう。
17の寺院があって、それぞれの寺には駒札が建って、創建の経緯や墓碑等を紹介しています。 -
寺町にはいくつものお寺が軒を並べますが、一番格式の高い山門とされる四脚門のある寺は限られます。この誓行寺もその一つですが、さらに本堂の前庭がなかなかすごい。作庭家としても知られた11世住職の阿理城の作風を伝えるもの。
代表的作品が九年庵といえば、なるほどとうなずく人も少なくないと思います。 -
商店街の方に移動して。
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阿わやおこ志は、久留米の商店街一番街の入口にある小さなお菓子屋さん。阿わやおこ志は店の名前だろうと思ったら、同じ名前の商品もあって、それをいただきました。
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おこしはおこしなんですが、固さに甘さも程よくて、しみじみおいしさを噛みしめました。お店は地味ですが、やっぱりこれは老舗の味わいでしょう。
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で、実は気になっていたのは、この湖月。久留米のB級グルメの一つ、餃子の専門店。満一の餃子があまりにもうまかったので、ここの餃子も試してみたくなってやってきた次第です。
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満一のようなネッチョリ感というよりも、水分を飛ばしてギュッと味を固めたような餃子。柔らかな味わいの酢醤油にとってもよく合っていて、ここの餃子もうまいです。久留米のレベルが高いことを確認できたように思いました。
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さて、久留米を後にして、小城にある今夜の宿に到着しました。
小城温泉なんて、聞いたことないけどなあと思いながら泊まったのですが、小城温泉の一軒宿が開泉閣なんだそうです。小城はかつての城下町ですが、想像以上に街並みが続く大きな街。宿はその一番奥の方の川のほとりです。 -
温泉の方は、たぶん単純泉。ちょっとぬるめで、長湯には適しています。女将さんがきさくで、小城の情報をいろいろ教えてくれました。
明日は、最終日。鹿島から佐賀のひな祭りを回ります。
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