２０１５年２月８日　２　アンコールワット　２　空の色が紫オレンジそしてブルーと変わりついに太陽は地平線を越えダイヤモンドに輝く

2015/02/07 - 2015/02/13

２０１５年２月８日　２　アンコールワット　２　塔の規模の大きさに感嘆し刻まれた戦争の絵の多さを憂う

空はいよいよ明るく、オレンジ色の輝きが増してくる。
そろそろアンコールワットの地平線に、朝日が顔を出すだろう。

石段に座って空の変化を眺めていた人々は、日の出の建物の輝きを見たいと、アンコールワットの塔に近づこうと動き始める。
また大きな池に映る塔の影も、オレンジ色の空をバックにして、美しいに違いない。

池を右にして塔に近づくと、左に一群の店があり、このあたりに住む人の生活が見える。
池には蓮が茂り、赤い花を咲かせ、ミステリックな雰囲気を盛り上げている。

ついに塔の間から、ダイヤモンドの輝きが漏れ始めた。
いよいよ待ちに待った日の出だ。
皆一斉にカメラを向け、その美しい瞬間を逃すまいとシャッターを切る。


塔に近づき、一群の建物を包んでいる、一段目の石の基礎に登る。
石はかなり大きく、それが何段にも積まれていて、これだけの量の石を運ぶには、非常なエネルギーを要しただろう。

アンコールワットが築かれたころの社会には、ビックリするほどの富の偏在があったと推察。
築造に従事した人たちは、どんな気持ちで働いたのだろうか。

一辺数百メートルの一段目の基礎に面して、身長より高く石壁に塑像が刻まれている。
これまた、極めて高い技術力と労力を費やしたものと思われる。
このような建築は、今の社会ならば、果たして可能だろうか。


ただ驚くことは、これら塑像のテーマは、戦争が多いことだった。
アンコールワット築造時には、こんなにも戦争が多かったのだ。

ごく最近に至るまでも、カンボジアには争いが繰り返されている。
これは人間の本能なのだろうか。

悲しいことだが、そろそろ頭を冷やし始めなければ、人類の未来は・・・。

2015.2.22片瀬貴文記

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 交通手段: 徒歩

アンコールワットの日の出を待つ

アンコールワットの
土産物店

アンコールワット内に開店した
店たち

もう日の出間近

池を背景に

よく見れば
スイレンですね

さあ日の出だ

ついに太陽が顔を出し
輝く

アンコールワットの礎石から
池を望む

アンコールワットに刻まれた
彫像

彫像

戦争の彫像

アンコールワットの彫像

アンコールワットの彫像

アンコールワットの壇上から
西方の池を望む

塑像

日の出を見ようと
池辺に集まった人々