ニース・フランクフルトの旅2-2　マントン・レモン祭り、エキジビションとパレードを満喫！

2014/02/16 - 2014/02/16

2014.2.16（日）マントン・レモン祭り

マントンを訪れたのは、レモン祭が目的！

柑橘類で作られた人形のエキジビションと、レモン祭りのパレードを楽しみました。

ニースに戻って、ホテル近くのマセナ通りのレストランでディナー。ところがその店、ニース風サラダも、スープ・ド・ポワソンも大バツ。トラウマになりそう…。

（旅行期間：2014.2.14〜2014.2.23）

エリア マントン(フランス)

• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ニースから乗ってきた電車は、マントンでたくさんの人が降りて、ホームの階段は渋滞。

マントン駅 駅

人の流れがはけるのを待つうち、キャリーケースと大きなスーツケースを持った、日本人と思われる女性がいるのに気づく。

この駅は階段のみ。声をかけて、荷物を運ぶのを手伝う。

その人は旅行関連サイトでやりとりしたQさんだった。会う約束には至らなかったけれど、なんたる偶然！

Qさんのホテルは駅から近く、レモン祭りのエキジビション会場であるビオヴェ庭園への道すがら。

レモン祭りのチケットを観光局で引き換えにしたとのことで、観光局の場所を聞かれ、案内を申し出る。

（ノートル・ダム・デ・ロンコントレ）

荷物を部屋に置きにいったQさんをロビーで待って、ビオヴェ庭園前のパレ・ドローロップに入っている観光局へ。

一緒にエキジビションを見ようと思ったら、Qさんのチケットは、夜のイルミネーションとパレードのコンビチケットで入れず…。

それで、携帯のメルアドを交換して、パレードの後に会うことになった。

エキジビション会場のビオヴェ庭園には、柑橘類で作られた大きな人形たちがた〜くさん！

会場を端から端まで見ようと、道路をまたぐ橋にのぼった時、丘の斜面に点在するミモザ見えた！ここでも咲いている。嬉しいなぁ。

ビオヴェ庭園 広場・公園

11年前の2003年もマントンを訪れ、庭園のエキジビションを見た。あの時のテーマは“不思議の国のアリアス”だった。

今回は“海底2万マイル”で、

ニースの王様同様、人形たちは漫画チックで可愛いらしい！

中には、ユーモラスな人形も。

膨大な量の柑橘類で作られたエキジビションを眺めながら、ゆっくり庭園を歩く。

（左の建物がパレ・ド・ローロップ）

庭園脇の売店には、巨大レモンを売る店もあった。

あの時はレモンジャムを買ったけど、これからニースではラヴェンダーのハチミツ、フランクフルトでは菩提樹のハチミツを買いたいと思っているので、ぐっと我慢。

でも、マントンに来た記念になるようなおみやげ、欲しいなぁ。

屋台を覗いていくうち、レモン柄のトイレットペーパーフォルダーに目が留まる。

これにしよう！お土産ゲットでルンルン。

柑橘類には、変わった種類もあるようだ。

実が、タコやイカの足みたいに分かれていたり、これ、食べられるの？？？

数々の人形たちをカメラに収め、潜水艦“ノーチラス号”の所まで来る。

潜水艦は今回の展示物のメインらしく、とーっても大きい。

庭園の端まで来て、潜水夫の人形の前で、顔にペインティングした子どもたちを見る。

彼らの手元にはスプレー缶。君たち、カーニバルでエキサイトしようと思ってるね！

カーニバルのスプレーは、スポンジ状のシュワシュワしたものが細い線になって飛び出すのなのだが、最初に吹きかけられた時は、驚くと同時に迷惑に感じた。

でもそのうち、仕返ししたくなって、ついには売り子さんから購入。スプレー合戦は、カーバルの楽しみのひとつなのだ。

ニースの通りにはスプレーの跡があちこちについて、落とすのは大変な労力のはず。それでも禁止にもならず、今も売られているんだ。

30分ほどで、エキジビションの見学が終わり、カジノ前の正面入り口から出る。

パレード開始まで、まだ少しある。海のほうへ行ってみたい。

その前に、予約した座席のFゾーンを確認。

海の方向を向いているのは、Fゾーンのみ。席から海が見えることを期待したが、建物に邪魔されて、その思惑は外れる…。

道路には、パレードに登場する人形や

不思議なものたちがスタンバイしていた。

沿道の人たちが彼らと一緒に写真を撮ったりして、マントンのカーニバルはフレンドリー。

観覧席の後ろから浜辺に降り、

続く海岸線を眺める。

旧市街の丘には、黒い頭のサンミシェル教会。懐かしいなぁ。

さて、そろそろ席に行こう。

ところが、まだ時間があるはずなのに、今にも始まりそうな雰囲気。

沿道の人をかき分けて、どうにかカジノ前まで辿り着いた時、パレードが始まった。

焦ってFゾーンに行くと、予約した席に人が…。

案内してくれた係員がなにやら話して、通路側の空席に座ることができた。よかった、写真を撮るのにかえって好都合。

それにしても、なぜ、早く始まったんだろう？

もしかして…。携帯の時刻から、腕時計が遅れていることが判明。

香港に行った時も、そうだった。現地時間に合わせるためリューズを動かすと、この現象が起きている。う〜む…。

それはさておいて、カーニバルを楽しまなくちゃ！

パレードは、海底2万マイルにちなんだ柑橘類で作られた人形のほか、いろんなモノが登場。

青いリボンやシャボン玉も空に舞う。

それらの山車を引っ張っているのはプチトラン。いいね！

ポリネシアンダンサーやら、

サンバ隊やらがやってきたかと思うと、

イタリアのお祭りで披露される旗投げも登場！

（中に人がいます！）

マントンは、ニースのカーニバルよりも出し物の距離が近い。

沿道に、ニースのような柵がないから、立ち見の人がパレード中のパフォーマーと記念撮影できるのも、マントンならでは。

15時半過ぎ、携帯に「2週目に入ったので、Fゾーンの近くの沿道で見ています」と、Qさんからのメールが入っているのに気がついた。

席を立って、Qさんと合流。

「ちょっと歩きませんか？」街歩きに誘う。

海岸沿いへ出て、屋内市場の前を通る。

マントン市場 市場

ジャン・コクトー美術館の先の階段から、

ジャン コクトー美術館 博物館・美術館・ギャラリー

堤防の上へ。

堤防から、ヨットハーバー、

旧市街の様子を眺める。

空は曇っているけれど、絵になる景色を再び出会えて満足！！

おしゃべりしながら屋内市場方向に戻り、にぎやかな通りに入る。

カフェでは、カーニバル流れの人たちがくつろいでいた。

少し行くと、待機場所に戻るカーニバルの人形たちに遭遇。こういう偶然が嬉しい。

やがて、市庁舎前に差し掛かる。

以前、市庁舎内の「結婚の間」を見学した。コクトーが内装を手掛けた「結婚の間」では、郎新婦を祝福する、壁いっぱいの彼の絵を見ることができる。

市庁舎結婚の間 博物館・美術館・ギャラリー

ビオヴェ庭園も近づいた頃、お菓子屋さんの店先でミモザを模したお菓子を見る。

レモンジャムを我慢した代わりに、このお菓子と、レモンピールの砂糖漬けを買う。

ちょっと早いけれど夕食にしましょう。

入ったレストランは、まだカフェタイムで、お茶することに。この旅の目的など、お互いの旅行の話をする。

Qさんは、コート・ダジュールは初めてだそうだ。ぜひまた訪れたいと言っていた。

ホテルの予約の都合で、ニースをほとんど観光できなかったのも心残りらしく、「明日、ニースに来ることがあったら連絡します」となって、16時前、駅への道の角で別れた。

楽しい時間をありがとうございました！

マントン駅 駅

18：03のグラース行きでニースに向かう。

2階建て車両の左側の席に座り、斜面に建つ家々の灯りが輝きだした、夕暮れ時の景色を眺める。

やがてヴィル・フランシュ・シュルメールが近づいてきた。

海辺の灯りが水に映って、なんてきれいなの！

11年前、マントンに行った帰りも夕暮れ時だった。バスの窓から振り返ると、ヴィル・フランシュの湾の上、オレンジ色の街路灯が等間隔に並ぶ様子がとても印象的だった。

18時半過ぎ、ニースに着いたら雨。

ビニール袋を頭にかざして、トラムの停留所へ。

停留所から見るジャン・メドサン通りも、イルミネーションが輝きだしていた。

雨は一時的で、マセナでトラムを降りる頃には止んでいた。

ライトアップされた広場を囲むパネルの中に、日の丸のハチマキをした、顔はどう見ても中国人の絵を見つける。

そういえば、11年前はこれらは絵ではなく、電飾だった。

カーニバルが終わった翌日、電球をひとつひとつ手で取り外しているのを目撃して、気の遠くなる作業だと眺めたことを思い出す。

夕食はどうしよう。

レストランを物色しながらマセナ通りを歩いていると、“Mezza Luna”というレストランの前で客引きをしているオニイサンがいた。

スープ・ド・ポワソンがあるというので、荷物をアパートにおいて出直した。

まず、頼んだロゼが生ぬるくて、アレ？

次にニース風サラダのツナ色の悪さにアレレ？？

スープ・ド・ポワソンは、こんなの食べたことないってくらい、ひどかった。

客引きのオニイサンが手にしていたパンフレットで何か割引になるらしく、隣の席の韓国人の女の子3人連れは、それを頼んで超ご機嫌。

彼女たちは「あの店よかったね〜！」と言うのかもしれないが、まずい食事に31ユーロも払って、お金をドブに捨てた思いで店を出る。

21時、アパートに戻る。お風呂に入って、22時、バタンキュー。

この旅行記へのコメント （4）

• frau.himmelさん 2014/12/20 23:37:01

  レモン祭り

  ぶどう畑さん　こんばんは。
  
  サイトで遣り取りした方と現地でばったりお会いになるなんて奇遇ですね。
  実は私も、4トラのトラベラーさんとチェコでお会いしたことが1回あります。
  でもそのときは、その方が旅行記をアップなさってわかったことで、ぶどう畑さんのようにドラマティックではありませんでした。
  
  それにしてもレモン祭りってすごいですね。あの展示物みんな柑橘類で出来ているんですか？
  ブリュッセルの花祭りとか札幌の雪祭りは知っていますが、レモン祭りって初めて知りました。
  本当にぶどう畑さん、いろんなところをご存知ですね。
  
  ところで文中に時計が遅れる現象のことを書いていらっしゃいましたが、そんなことがあるのですか？
  今回私も、確かに時計を合わせたはずなのに、なぜだか遅れていてあわてたことがあったものですから。
  不思議だなーと思ったものの、時刻を合わせ間違ったのだろうと・・。
  
  ではまたお邪魔しますね。
  
  himmel
  

  ぶどう畑さん からの返信 2014/12/21 11:32:59

  RE: レモン祭り

  himmelさん
  
  投票をありがとうございました！
  
  > それにしてもレモン祭りってすごいですね。あの展示物みんな柑橘類で出来ているんですか？
  
  そうみたいです。莫大な量ですよねー！
  
  時計は、デパートの時計売り場に持って行ったら、クリーニングしたら治るかもしれないけれど、部品がないので製造元に問い合わせて下さいと言われました。
  ルフトハンザの機内で買った時計で、日本に代理店があるかどうかわからない…。
  もう結構使っているし、高級品でもないので、あきらめました。
  
  ミモザツアーのガイドのこと、プンプンしていただきありがとうございます。(笑)
  ちょっと、驚きますよね。
  コミュニケーション苦手な人が、ナゼ？この仕事をって思いました。
  
  カードのトラブル、ホント、嫌です。
  カーニバルの時期を狙っていたんだと思います。
  himmelさんもどうぞお気をつけて。

• ゆっきーさん 2014/12/08 16:38:31

  ブログ拝見させていただきました。

  初めましてゆっきーです。
  今回大学の授業の一環でぶどう畑さんの写真と旅の内容を今ページにて拝見させていただきました。
  
  もしよろしければ、レモンフェスティバルに参加した時のご感想や
  もし次回参加するとしたらどのようなプランを練るかなどご意見いただけないでしょうか？
  
  ご返信お待ちしております。

  ぶどう畑さん からの返信 2014/12/08 22:06:33

  RE: ブログ拝見させていただきました。

  ゆっきーさん
  
  こんにちは。初めまして。
  
  > 今回大学の授業の一環
  なにを知りたくて、私なんぞの旅行記をご覧になったのでしょうか？？？(^^;
  
  レモン祭りのエキジビションは2度目で、パレードは初めてでした。
  パレードは旅行記にも書いている通り、ニースより小規模ですが、その分、観客巻き込み型でフレンドリーというのは感想です。
  
  次回参加するとしたら、そうですね…、立見席にして、もっと身近にパレードを楽しみたいかな。
  
  初めてのマントンだったら、もっと感動してるかもしませんけれど、二度目なので、あっさりとした感想。
  
  参考にならないかもしれませんが。