アルノルフォの塔から　201304春のアドリア海27

2013/04/25 - 2013/05/08

フィレンツェもけっこうがんばってて、ヴェッキオ宮は夜も営業。

それに塔にも登れるようになったのよ☆

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩

天使がイルカ抱えて出迎えてくれる豪華なサロン。

ヴェッキオ宮の中庭。

9.11の後はしばらくチェックが厳しくて、荷物検査もあって、入るの大変だったけど、すっかりのど元すぎたわね。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

ここがヴェッキオ(古い)って呼ばれてるのは、ピッティ宮にお引っ越しする前に、コジモ１世が住んでたから。

柱も１本１本すごいけど、壁も天井もすごくない？

息子のフランチェスコ１世が結婚するから、パパのコジモ１世がヴァザーリさんに頼んだんだって。

それでね、フィレンツェもなんだかがんばってて、ヴェッキオ宮、塔に登れるようになったのよ。

塔の名前はアルノルフォ。

しかも21時まで開いてるの。　だけど、登るのは、暗くならないうちがいいわよね。

チケット売り場のお姉さんが、超不機嫌。

遅番になったのは、わたしのせいじゃないわよ〜

天井も絵だらけ。

きゃ〜、扉がトゲトゲ。　牢屋？

途中の窓から見たヴェッキオ広場。

バールに人がいっぱいね。

ここの階段は、すれちがう人もいないし、幅も高さも登りやすいわね。

アルノルフォの塔 (ヴェッキオ宮) 史跡・遺跡

ギベリン狭間の向こうに見えるのは、ドゥオモ。

バルジェッロもバディア・フィオレンティーナも見えてるけど、

アルノ川もサン・ミニアートも見えるけど、

やっぱり主役はドゥオモ。

何といってもドゥオモ。

日が沈むわ〜

レンガの柱の上は木造？

鐘が付いてるわ。

鐘は３つ。

時間を知らせる鐘、正午を知らせる鐘、市民を集める鐘。

あのね、たたき方変えれば、鐘は１つで済むんじゃないかしら？


アルノルフォの塔：6.5ﾕｰﾛ 50ﾕｰﾛクリア☆☆☆しっかり元は取ったわよ♪
（今は10ﾕｰﾛ、ヴェッキオ宮との共通券14ﾕｰﾛ）

幅狭いところもあったけど、ここの階段高さが絶妙。

クーポラや鐘楼よりずっと楽ちん。

紋章の上あたりの窓。

ほら、あそこに登ったのよ。

ここでも、やっぱりドゥオモ☆

ところで、この滑車は、何に使うのかしら。

ウフィッツィ美術館の中庭の荷物。

もしかして、すっごい美術品だったりして。

ウフィツィ美術館 博物館・美術館・ギャラリー

塔から下りたら宮殿もぐるっとしておきましょ。

だって、コンビニ並みの9時〜24時オープン。

ネットで見たときは、絶対誰かが間違えたんだと思ったわよ。

どっしりした机があるのは、謁見の間だから。

天井に使ってるのは、ほんとの金だって。

天井が重くって、落ちてこないのかしら〜

恥ずかしがり屋のマリアさま。

イケメンのガブリエーレさまがいらっしゃったわ。　どうしましょう。。。

おじいさんにあやつられて、結局死んでしまうジェズ様。

昔はけっこうかわいかったのに。

三段腹のジェズ様にいたずらするサン・ジョヴァンニ。

遊ぼうよ〜

やめてくださいよ。。。

いろんなところにメディチ家マーク。

上見て歩くから、首が痛くなるわよね。

真ん中の女の人がグアルドラダさん。

皇帝にキスしてって言われたのに、結婚してるからって断ったんだって。

それで貞節の象徴になったんだそう。

ペネローペはウリッセの奥さん。

長期出張のウリッセの留守ねらって言いよってくるご近所さんを、頭の良さでかわしたんだったわ。

立派な女性だからって、天井画にしてお部屋に名前までつけちゃって。

ヴァザーリさんは、こういう女の人が好きなのね。

ここにも、ボッティチェリって思ったら、ボッティチェリ工房だって。

だまされたわ〜

天使が新体操してるのは、エステルの部屋。

あら、ここにもボッティチェリ風。

ユダヤ人で、ペルシャの王様の奥さんになったエステル。

王様うらんで、ユダヤ人皆殺しにしようって思ってた部下の陰謀にエステルが気がついて、ユダヤ人が助かったっていうお話。

こっちは、ザビニの部屋。

女の人が少なかったローマ、ザビニに行っていっぱい女性を盗んできたのよね。

ローマ人の奥さんになって、子どもも生んだザビニの女の人。

サビニの男の人がローマと戦争しようとしたときに、サビニの女のは、子供がかわいそうだから戦争しないでって仲裁に入ったんだって。

ヴァサーリさんは、貞淑なだけじゃなくって、頭の良さまで要求するのね。

コジモ１世の奥様エレオノーラさんが使ってた書斎。

たとえ書くのがお手紙ぐらいだったとしても、この机は小さくない？

天井だけ豪華でも困るわよ。

天井より豪華なのが、専用の礼拝所。

ブロンズィーノさんの傑作だって。

受胎告知されてるマリア様と、死んじゃったジェズ様抱き締めてるマリア様。

ジェズ様の足元にいつもいるのは、ジョヴァンニ君と、サンタ・マリア・マッダレーナ。

ジェズ様めぐる三角関係に、今回また新しい女性の登場。

後ろからのぞいてる緑の服の美女は誰？

両側飾る絵は、なんだか不明。

だけど、働く筋肉質のお兄さんたちが素敵じゃない？

天井にメディチの丸薬マークの緑の部屋。

鳥とか、花とか、どうしてもっとかわいく描かないんだろ。

500人広場見下ろして、

天使が丸薬取り合ってる階段抜けると、

４元素の部屋。

水、火、空気、大地、この４つが宇宙を構成してるって考えられてたのね。

やだ〜、海で裸になるのはヴィーナスのお仕事でしょ。

あっ、筋肉質だから男の人かと思っちゃった。。。

火はヴィーナスのだんなのヴァルカン。

ヴィーナスが浮気するから怒ってるのかも。

天井が空気で、黒い玉は、悪メディチ？

木の根っこに座ってるおじさんが、大地。

ヤギが赤い玉かかえてるのはコジモ１世のシンボルね。

リーゼントのお兄ちゃんも、亀抱えてるし。

おじさんが引きぎみなのはどうして？

空がきれいね。

ヴェッキオ宮にもテラスがあったのね。

サンタ・クローチェがきれいに見えるわ。

山の上の教会は、サン・ミニアートかも。

天井の絵は、農耕と時間の神様サートゥルヌス。

すっかり疲れちゃって、湿布だらけ。

時間の流れには勝てなかったわね〜

コジモ１世が、コレクション置いてたっていうお部屋。

白い玉持った天使が色っぽい。

こっちはヘラクレスの間。

う〜、赤ちゃんがにっこりヘビ掴んでる。

ヘラクレス君、パパのユピテルが不倫してできた子ども。

それでユピテルの本妻さんに殺されそうになったんだったわね。

グリーン基調の部屋。

植物でも置いてあったかしら。

こんなところにいたのね。

本物のプット君。

１階にいるのは影武者。

大事にされてるわね〜

きれいなお姉さんね〜って思ったら、膝にヤギと赤ちゃん。

ヤギのおっぱい赤ちゃんにあげてるのは、虐待？

ヤギが出てくるってことは、コジモ１世つながりで、神様の王様ユピテルが部屋の名前ってことは、コジモ１世が超すばらしいって、すっごいお世辞かも。

隣はユピテルのお母さんのオプスの部屋。

ライオンに車引かせてるわよ。

こっわ〜

そして、豊穣の神様ケレスのお部屋。

ペットがドラゴン。

どこも柄、柄だったら、デザイン考えるのが大変でしょ。

まいっか適当で、なんてことはなかったかしら？

真ん中にロレンツォ様がいらっしゃる。

はべってるのは、近隣の国の大使たち。

ロレンツォ様、地元の名産品でございます。

越後屋、お主も悪よの〜

そして、ロレンツォのパパ、コジモさんのお部屋。

いくつかの貴族が自分たちのいいようにフィレンツェ治めてた時代。

市民から支持されるコジモさんが怖くって、フィレンツェから追放しちゃったんだって。

これは、コジモさんがヴェネツィアから帰ってきたところ。

復活ねらって虎視眈眈。

わたしたちが、今のフィレンツェ見られるのは、コジモさんのおかげね。

帰ってきてくれてありがとう。

さっき上からのぞいた500人広間。

広すぎて、高すぎて、どこから見ても何にもよく見えないのっ...

椅子があるから、座れるってところはポイント高いわね。

あれっ、アルノルフォの塔、てっぺんにこんなの付いてなかった？

フィレンツェの紋章めがけて登るライオン君。

塔の上のライオン君、実は風見のライオン。

アルノ河のほうにしっぽが向いたら、雨が降るんだって。


ヴェッキオ宮：6.5ﾕｰﾛ ﾄｰﾀﾙ56.5ﾕｰﾛ
（今は10ﾕｰﾛ、アルノルフォの塔との共通券14ﾕｰﾛ）

人気者のダヴィデ君の横で、うつむき加減のネットゥーノ。

青い光で、いつもよりもっと不気味。。。

ネットゥーノの噴水 (ネプチューンの泉) 建造物

たくさん観光したから、すっごくお腹がすいたわね。

お通しがピッツァ。

お水かと思って飲んだら、グラスに入ってたのはプロセッコだったわ。

ピッツァマン (アニョロ通り店) ピザ

選択肢がありすぎる〜

みんなのおしゃべりで、なんだかお部屋がワンワンしてる。

すっごく迷って選んだヴェジタリアーナ。

なすとズッキーニとペパロニ。

それから、カプレーゼ。

おいしくって、おいしくって、無言でバクバク食べたわ(笑)

サンタ・マリア・ヌオーヴァ病院。

フィレンツェ市内で、一番古い病院よ。

創ったのはフォルコ・ポルティナーリさんで、ベアトリーチェさんのお父さん。

ダ・ヴィンチが解剖してたところよ。

この旅行記へのコメント （2）

• satさん 2014/10/04 23:55:44

  500人広場

  ciamiさん　こんばんは。
  
  ここに登れるんですね。
  ガイドブックとか、小説（インフェルノ）とかでおなじみでしたが、かぶりついて見入ってしまいました。
  
  sat

  ciamiさん からの返信 2014/10/05 22:28:04

  RE: satｓさん

  いつもコメントありがとうございます。
  
  夜は人もすくなくて、ゆっくりできました。