2014/05/04 - 2014/05/04
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トンガリキさん
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アムリトサルから西の30km離れた所にあるパキスタンとの国境「ワガ・ボーダー」では、国旗降納式(クロージングセレモニー)が毎夕開かれています。インドとパキスタンからの大勢の見物客が集まり、それぞれの国を称える言葉を叫びながら、トサカのような帽子をかぶった国境警備隊が隊列を組んで行う儀式を拍手や歓声で応援します。大音量で流されるスピーカーに合わせて道路の真ん中で踊ったりして、皆お祭りの様に楽しんでおり、仲の良くないインドとパキスタンの国境とは思えない、賑やかで楽しい場所でした。
<日程>
4/29(火) 関空発→デリー
4/30(水) デリー→ハリドワール
5/1(木) ハリドワール→リシケシュ→夜行バス
5/2(金) ダラムサラ
5/3(土) ダラムサラ(ギュトー僧院)
5/4(日) ダラムサラ→アムリトサル(ワガボーダー)
5/5(月) アムリトサル→デリー→機中
5/6(火) 関空着
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タクシーで夕刻の16時半頃にワガボーダーに到着しました。この日の午前にダラムサラからアムリトサルまでタクシーで来ましたが、そのドライバーにワガボーダーの往復のチャーターをお願いしました。駐車場からは歩いて行くのですが、チェックポストはまだ閉じられていました。
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写真に撮られるのが好きなインドの若者たち。
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10分後にゲートが開き、皆でぞろぞろと歩いて国境まで向かいます。このクロージングセレモニーはカバンの持込みはできないので、皆手ぶらで来ています。カメラは大丈夫なので、私は一眼レフのカメラを首にぶら下げた状態でゲートに向かいました。
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その途中、またもやゲートに遮られます。会場への入場の波を分散させるためにしているようです。
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お次は馬に行く手を遮られます。馬に追い立てられながら、足早に歩いて行きます。
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馬に乗った警備隊に遮られる人々。
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ここで男性と女性が身体検査をするために一旦分けられます。
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クロージングセレモニーの会場が見えてきました。奥に見えるのがパキスタン側です。外国人はVIPの観覧席に優先的に入場できるので、別の入口から入ります。
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VIPの観覧席もすでに大勢の観客で埋まっていました。
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会場はすでに大入りで満席でした。真ん中の柵の手前がVIPの観覧席で、その奥の門の両側に広がる通常の観覧席の方も超満員です。
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びっしりと隙間なく埋められた観覧席。
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ガンジーの肖像画が掲げられたゲート。
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これがインドとパキスタンとの国境の門で、その向こうがパキスタン側です。
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パキスタン側の建物には、建国の父であるジンナーの肖像画が掲げられています。
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パキスタン側の観客をズームで撮影しました。イスラムの国だけあって、男女の席が分けられています。
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国境警備隊の人々。
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トサカのような帽子をかぶっているのが特徴的です。彼ら二人はシク教徒なのでターバンにトサカを付けています。
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国境警備隊。
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インド国旗を持って女性が走ってきました。セレモニーが始まるようです。
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場内に大音量のダンスミュージックが流れ始め、会場の道路がディスコと化しました。
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国境のゲートの手前で若い女性がこんなに踊りまくる所は他にはないでしょう。
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途中で大雨が降ってきましたが、トレッキング用の四段傘をポケットにしのばせておいたので、濡れ鼠にならずに済みました。警備隊の女性が2名ゲートに向かって行進してきました。
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トサカ帽子の男性もそれに続き、早足で手を前後に振り上げながら行進していました。
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隊列を組むトサカ帽子の国境警備隊。場内のスピーカーからは応援の掛け声が大音量で流れだし、それに合わせて大勢の観客は拍手や歓声を送っていました。掛け声は「ヒンドゥスターン」「バラート・マタ・キ」などインドの国威を発揚させる言葉を発したり、「ゴーーーーッ」とサッカーのゴール時に叫ぶラテンの国の実況のように叫び続けたり、場内がハイテンションになるように煽っていました。
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ゲートの向こうはパキスタン側の国境警備隊が同じように並んでいました。トサカの色は異なりますが、形は両国とも同じに合わせています。
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パキスタンの国境警備隊。
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国境のゲートで対峙するインドとパキスタンの国境警備隊。
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足を高々と振り上げて降ろす行為を繰り返し行います。
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両国の国旗がゆっくりと降ろされました。
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折りたたんだ国旗を両手で大事に抱えて戻っていきます。
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国旗を事務所に持ち帰った後にゲートが閉まり、セレモニーが終了しました。
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セレモニーが終了すると、ゲートの前は記念撮影大会に変わります。会場から出るルートが、このゲートから向かって右側のパキスタン国境沿いの通路を通るので、皆一旦このゲートの前に立ち止まって写真撮影をするようです。
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まずはVIPの観客から誘導されるので、一般客は今か今かと待っています。
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マシンガンを手にしたサングラス姿の警備隊。皆、きさくに写真撮影に応えてくれます。
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女性の警備隊を撮らせてもらいました。
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トサカを付けたシク教徒の警備隊。彼がインド国旗を手にして戻っていった男性です。
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パキスタン建国の父、ジンナーの肖像画。
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パキスタン側の女性の観客。チャドルを被っていない女性も結構います。
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帰りは国境沿いの通路を歩いて戻りますが、パキスタン側も同じように通路となっているようで、パキスタンの人々と目と鼻の先で出会うような場所になっていることに驚きました。ちなみに、右側がインドで、左側がパキスタンです。
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パキスタンの人々。彼らもこちらの写真を撮っています。
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カメラを向けて会釈すると、真ん中の女性は笑みを返してくれました。
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直立不動の姿勢で写真撮影に応じてくれたパキスタン人。
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パキスタンの長老と若者たち。
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ライフルを持ったパキスタンの国境警備隊。
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インドとパキスタンの国境の最前線。手を伸ばせば握手のできるくらいの近さです。
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パキスタンとの最前線で大勢のインド人の観客を誘導するトサカ頭の警備隊。
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パキスタンとの最前線からセレモニー会場に戻ってきました。
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こちらの方でもまだ写真撮影が続いていたようです。
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ガンジーの肖像画。
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「パンジャーブでようこそ」の看板。右側のマークは、シク教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教の紋章を合わせたもので、パキスタンと異なりインドには多様な宗教があることを謳っています。
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19時頃にワガボーダーを出発し、アムリトサルに戻りました。
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レストランがホテルの近くに無かったので、夕食は昼食と同じ場所でいただきました。
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夕食後、黄金寺院のライトアップを見に行った後(別稿)、ホテルに戻りました。
〜アムリトサル・黄金寺院ライトアップ〜
http://4travel.jp/travelogue/10891953
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この旅行記へのコメント (2)
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- captainfutureさん 2014/07/14 02:16:48
- 国境沿いの通路があまりにドラマチック!
- こんにちは。
ワガボーダーの国旗降納式、いいですね。
>パキスタンの人々。彼らもこちらの写真を撮っています。
スゴイ! こんなに至近距離でお互いに出会え、接近できるところがあったとは!
昨年パキスタン側から見てきましたが、こんなドラマチックなところがあるとは気付きませんでした。せっかく行ったのに見逃してしまいました。
こちらのトンガリキさんの旅記を拝見してから行きたかったです。
>「パンジャーブでようこそ」の看板。
こんな看板まであるのですね。いろいろな宗教の紋章が合わさったマーク、興味深かったです。
パキスタン側から来た人にも分かるようにウルドゥー語でも書かれてあったら、刺激が強すぎたものになってしまうのでしょうね。
今度は是非インド側からも見てこようと思わせてくれる楽しい旅行記でした!
- トンガリキさん からの返信 2014/07/15 23:48:21
- RE: 国境沿いの通路があまりにドラマチック!
- captainfutureさんへ
こんにちは。
パキスタンの人々と接近できるポイントはテンションがかなり上がりました。
国境の最前線というのはやはり独特な雰囲気がありますね。
インド側は道路に沿って観客席が設置されているので国境のゲートで行われる
警備隊の儀式は見えにくかったのですが、パキスタン側は観客席がゲートに対して
正面に位置しているので、動きが見やすかったかと思います。
看板については私も興味津々で、特に文字や紋章などはよくチェックしている
のですが、このように異なる宗教の紋章を掛け合わせたものは初めて見ました。
インドにしかできない芸当でしょう。
それでは。
トンガリキ
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