2013/11/02 - 2013/11/04
84位(同エリア220件中)
naoさん
11月の3連休を利用して徳島と香川を訪れました。
今回の旅のテーマは、この地方に残る古い町並み散策と安藤建築めぐりです。
旅の行程
11月2日 (徳島県) 高開の石積(たかがいのいしづみ)、脇町、貞光
11月3日 (香川県) 丸亀、塩飽本島:笠島
11月4日 (香川県) 仏生山、高松の安藤建築、引田
徳島県吉野川市美郷村の大神地区でも最も高い所にある高開は、急峻な山間の斜面に住まいを構え、段々畑を開墾した集落で、台風時の風対策や段々畑築造のため、見事な石積みが築かれています。
山肌を覆いつくすように積まれた石積みは、空まで届かんばかりの圧倒的な迫力で、山肌を縫って山頂まで続く通路は、マチュピチュ遺跡のそれを彷彿とさせる景観を呈しています。
住民の誇りであり、高開の生活・文化・歴史の象徴である美しい石積みでは、春には「石積みシバザクラまつり」が、冬には「石積みライトアップ」が行われ、石積みに植えられた色とりどりのシバザクラや、夜空に浮かびあがる幻想的な石積みを見ることができます。
この日は、11月だというのにとても温かく、汗をぬぐいながらの散策となりました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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四国に向かう途中、明石海峡大橋を渡ったところにある淡路サービスエリアでちょっと休憩です。
今渡って来た明石海峡大橋が目の前に見えています。 -
平成10年に供用開始された明石海峡大橋は全長3911mの吊橋で、主塔間の距離1991mは世界一だそうです。
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主塔の高さは海面上約300mで、「明石海峡大橋ブリッジワールド」と題する、塔のてっぺんに上るイベントが開催されています。
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対岸の神戸や明石の景観です。
では、高開目指して走ります。 -
高開の集落へ行くには、この分かれ道を左へ曲がるようです。
要所々々にこんな案内標識がつけられているので助かります。 -
左へ曲がるとこんな山道が待っています。
もう少しで高開のようです。 -
高開の集落に着きました。
想像どおりの険しい石積みが、天空目指してのびています。高開石積みライトアップ 祭り・イベント
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ここが集落への入り口です。
入り口近くに車を停めて、石積みの道を上ります。 -
集落と言っても、家はほんの数軒しかありません。
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険しい石積みにはいろんなものが植えられています。
きれいに刈り込まれた低木は「茶」の木です。 -
お茶も自給自足しているようです。
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ご覧のように、わずかに傾いているとはいえ、ほとんど垂直といってもいいような険しい石積みです。
さらに、通路の幅がこの狭さなのに手すりが付いていません。
気をつけて歩かなくっちゃ・・・。 -
地元の方は慣れているのでしょう、平気で歩いています。
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イチジクに夏ミカンも自給自足です。
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時期外れのシバザクラが咲いています。
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この石積みの縁には、くまなくシバザクラが植えられているので、4月には色とりどりに咲き乱れ、「石積シバザクラ花見ウォーク」が実施されます。
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この花はベゴニアです。
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この険しい石積みの上に家が建っているのは、怖い気がします。
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石積みがつづら折れながら上って行きます。
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傾斜がきついので、家のすぐ裏側まで石積みが迫っています。
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狭い通路は、まだまだ上って行きます。
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石積みを見上げると、今にも倒れてくるんじゃないかと錯覚するくらいの急勾配で、折り重なるように続いています。
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厳しい石積みのわずかに開けた畑では、自給自足の作物が育っています。
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これを見れば、如何に急勾配かがお判りいただけますよね。
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そんな急勾配の下に、家々が張りついています。
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枇杷の木の蕾が膨らみかけています。
蕾は、冬にかけて開花し、春には結実します。 -
石積みのあちこちで・・・
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夏ミカンがたわわに実っています。
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この家も、ぞっとするような場所に建っています。
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下を見ればこんな状態ですから、まるで断崖絶壁の上に建っているかのようです。
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ランタナが可憐に咲いています。
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この辺りがほぼ石積みの頂上です。
急な石積みなので、ここまで上って来るのにうっすらと汗ばんでしまいました。 -
これは「茶」の花です。
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大きな木が植わっているのは、先ほどの断崖絶壁の家です。
向こうの山肌にも、ところどころ家影が見えます。 -
では、そろそろ下ります。
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今度は、ピンク色のシバザクラです。
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杉林の中にまで石積みが延びています。
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たわわに実る夏ミカン越しにみる、断崖絶壁の家。
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これは花梨の実です。
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石積みの縁に垂れさがるシバザクラ。
これがいっせいに開花すればきれいでしょうね。 -
ここの石積みは小さな石をびっしりと積み上げています。
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現在、高開の集落でこの石積みを守っている職人さんは一人しかおられないそうです。
この優れた技術は、後の世代にも伝え、育てていきたいですね。 -
これは蕎麦の花です。
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花の盛りは過ぎたようで、枯れかけています。
満開のころは真っ白い花が咲き誇っていたんでしょうね。 -
真っ白の、可憐なシバザクラです。
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石積みの中には祠が祀られていて、高開の方々の信仰心の高さがうかがい知れます。
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石積みに張りつくように建つ家ばかりかと思っていましたが・・・
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石積みの外れには割と平坦な土地があり、家が建っています。
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この家には、石積みの塀が使われています。
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石積みの風情にぴったりの建物です。
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石積みの上にきれいな花が咲いているのが見えます。
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ピンク色のクローバーの花です。
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この舗装道路は車も通れるようです。
私が車を停めた辺りでは、車が上れそうには思えなかったんですが・・・。 -
この家の生垣には杉が植えられています。
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杉の生垣とは、珍しい樹種を使っておられます。
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この石積みは、目に焼き付けておかずには帰れません。
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先ほどの舗装道路の曲がり角にカーブミラーが立っているんですが、この下は崖だというのにガードレールが無いんです。
地元の方は慣れておられるんでしょうが、これは危険ですよね。 -
杉の木の生垣の家の真下には、桜の木があります。
シバザクラだけではなく、石積みをバックにした桜の花も見たい気がします。 -
では、高開の集落に別れを告げて次の目的地に向かいます。
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来る時にはじっくり見れなかった杉木立も、今は気持よく走れます。
だって、あんなに良い石積みを見ることが出来たんですから・・・。
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