青春時代に思いを馳せて・・・川越散策～前篇～

2013/11/09 - 2013/11/09

先日　福島へ日帰り旅行をしてきたのですが、計画段階で若松の七日町という場所を知りました。

『大正浪漫溢れる街並み』ということで是非行ってみたかったのですが時間の都合上、敢え無く断念。

他にもそういう街はないのかと検索をかけると埼玉の川越の名前が挙がりました。

川越＝大正浪漫？？？

川越と言えば蔵造りの街並みというイメージしかなかったので意外でした。

実はワタクシ、高校は川越まで通っていたので個人的には『川越＝魔の青春時代』を連想してしまいますが・・・

大正浪漫な川越、是非見てみたいじゃないのさ！

という事で、昔懐かし高校時代にタイムスリップ（←気持ちだけ）するべく川越に行って参りました。

長くなってしまったので前後篇に分けての旅行記、まずは前篇です。

JR川越駅スタート（8:40）
　　↓
大正浪漫夢通り（9:00～9:40）
　　↓
蔵造りの街並み（9:40～10:00）
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菓子屋横丁（10:00～10:15）
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時の鐘（10:15～10:25）

エリア 川越(埼玉)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

川越線の車窓から。

指扇駅から南古谷駅に向かう途中の景色です。

夏は青々とした田んぼが広がり綺麗なんですよ。

あそこ！

田んぼの真ん中に１カ所だけ木が生い茂っているんです。

学生時代、いつも気になっていたのですが、神社か何かがあるのかな・・・

大宮駅から３０分ほどかけて川越到着〜。

東口を出たところです。

駅前のファッションビル『アトレ』。
懐かしいなー

蔵造りの街並み・大正浪漫通りに向かうには川越駅からだと、このクレアモールという商店街を抜けて行くのが分かりやすいです。

因みに蔵造りの街並みまでは西武新宿線の本川越駅が一番近い。

クレアモール。
私が高校生の頃は『サンロード』という名前だったのに・・・

この商店街、色々なお店があり日中はかなり混みあいます。（一応、埼玉県内通行量?１を誇る商店街とのこと）

ただ、青少年育成保護条例とかなんとかで確か20時には飲食店以外は閉店になっていたと思います。

その中心地点に建つマルヒロ。
老舗の百貨店です。

屋上には未だ、昔懐かし遊園地があるということで先日テレビでも取り上げられていました。

まだまだクレアモール。
結構な長さで、抜けるのに普通に歩くだけでも10分以上かかります。

写真はお土産施設的な『蔵里』。
何年か前に来た時は無かった新しい施設です。

ここには川越まつり(国指定重要無形民俗文化財）で使われる山車の一つ『家光』が収められています。

そう、川越は徳川家と関わりのある土地です。

『蔵里』の向かいにあるお店。

昔ながらの可愛い雑貨が売られていました。

こちらはお米屋さん。

ここの建物も古い！

明日はお祭りがあるようでした。

凄い人ごみになるんだろうな。。

観光案内標識。

クレアモールが長すぎて大正浪漫通りに向かえているのか不安になっていたところなので　ほっと一安心。

商店街中心部からは大分外れていますが、
まだここもクレアモール。

しかし道路の舗装が中心部よりもお洒落？になっています。

大正浪漫通りへの布石か!?

神社を発見。

参道に『足ふみ健康ロード』なるものが・・・

土足禁止であります。

でも足が泥だらけになりそう。。

境内。

拝殿の裏には何やら怪しいオブジェ。

クリスマスツリーに見たてているっぽい。

神社にクリスマスツリーってどうなの？？

ペットボトルに紐が括りつけられており
その紐には電球らしきものがついていました。

ライトアップされるんですね。

桜の木が紅葉していました。

葉っぱの影に芽らしきものが見えますね。

散策を再開。

おっ
なんだかそれらしい雰囲気の建物が出始めましたよ〜

この通りを歩くのは初めてなので少し興奮気味。

正解！

ここ周辺が　大正浪漫　夢通り。

←ここからムーディーな音楽が流れていました。

大野屋洋品店

昭和５年建築。

左；シマノコーヒー　大正館

昭和８年建築。

ここは何屋さんだろう・・・

料亭？

歴史を感じる造りです。

人力車を発見。

この日はとても寒かった！

駅に着いてから約３０分　歩いたら凍えそうになってしまったので　ちょっと一休み。

せっかくなのでシマノコーヒに入ってみます。

店内です。

ジャズが流れていました。

朝８時〜１２時まではモーニングセットがありましたが
ケーキセットを頼んでみます。

コーヒー屋さんなのに紅茶頼んでスイマセン・・・

さつまいものチーズケーキ！

表面に紫芋などが乗っていました。

上にかかったシナモンがアクセントになって
とっても美味しい★

コーヒーチーズケーキも気になるなぁ。

伝票もクラシックな雰囲気で素敵です！

中途半端な写真ですいません。

お客さんがもう一人いらしゃったのでコソコソと撮影しております。

シマノコーヒーの隣の和菓子屋さん。

朝から並んでいる人がいたので有名なのかな。

素敵な建物・・・
と思っていたら、うなぎ屋さんでした。

小川菊

大正13〜14年頃の建築。

その隣にある　伊勢源

明治初期の建築。

酒屋さんでしょうか。

川越商工会議所

昭和２年建築。

昔は銀行の支店として使われていたそう。
有形文化財です。

道路を挟むと蔵造りのお店が出始めました。


↓都市景観重要建築物の紹介
http://www.city.kawagoe.saitama.jp/www/contents/1357278811367/files/pamphlet.pdf

こちらの蔵は美術館になっていました。

さてさて
いよいよここから蔵造りの街並みが始まります。

写真はまめ屋川越店。
以前は無かったお店です。

呼び込まれて豆菓子を買ってしまいました。
試食がたくさんできます。

10時前のため、お店はまだほとんど開いていませんでしたが観光客で通りがいっぱいになるのが分かっていたので、早めにこちらは散策をしてみました。

有名和菓子老舗店の亀屋。

天明３年創業で旧川越藩御用達だったとのこと。

歴史を感じさせる土戸。

埼玉りそな銀行川越支店。

旧八十五銀行の本店で大正７年に造られたとのこと。

今も支店として使われていますが、こんな歴史ある建物内で働けるって羨ましいですね。

因みにATMコーナー。

やっぱり　ちょっと格式高い感じ!?

蔵が建ち並ぶ景色は圧巻！

でも以前に比べてかなり観光地化が進んでいてビックリしました。

コンビニや宅配のお店なども景観を損ねないよう、この街並みに合わせた造りになっています。
ですので、最近開店したお店は　もしかしたら本当の蔵造りではないのかも・・・

陶舗やまわ

明治２６年建築。

陶器を売っているお店です。
朝の連続テレビ小説「つばさ」でヒロインの実家として外観が使われたそうです。

横道に入ってみます。

あらあら素敵なお店が。

ここは陶舗やまわさんの一角にある『陶路子（とろっこ）』という食事処。

いも懐石おいしそう〜

ここも陶舗やまわさんの陶芸教室『やまわ蔵部』。

横道の着き当たりには
これまた趣のあるお寺がありました。

道なりに歩いてみます。

第一猫ちゃん発見！

あそこにも！

こんにちわ〜

第３、第４の猫発見。

川越は猫ちゃんとご対面する回数が多かったです。
（みんな逃げちゃうんだけどね泣）

ここで見た猫たちは片耳に切り込みがされていました。
多分、去勢とか避妊とかしてあるよーという印。

裏道なんだけど、趣のある家が多いんですよ！

観光の際はメイン通りだけでなく是非裏道にも回っていただきたいです。

蔵造りの街並み方面に戻って来ました。

川越まつり会館。
山車が展示されているそう。

拝観料がかかるようです。

時の鐘と埼玉りそな銀行。

それにしても　ひどい曇天。

笛木醤油川越店。
本店は埼玉県比企郡川島町。

このお店は「『平成の蔵』として知られる」とのことなので
やはり新しいお店ですね。

うどん屋さんもやっているみたいです↓
http://www.kawagoe.com/kinbue/unton.html

なんじゃ
このお店は！

これも新しい。

ハムとかソーセージのお店らしい。

本店は川越市谷中にあり、店の裏にある大野牧場で繁殖から飼育までした小江戸黒豚の肉を使っているんですって。

埼玉には「全国に誇るブランド豚『彩の国黒豚』」というのがあるみたいなので、黒豚に力を入れているのかな？

ガス灯。

郵便ポストも、

郵便局も、街の景観を崩さない造りになっていました。

菓子屋横丁を目指して歩いていたら
変なオブジェを発見。

この方が制作者ということです。

発砲スチロールで色々芸術作品を作っているのだとか。

さあ着きました、菓子屋横丁〜

って、足を踏み入れますが、
昔と景色がちがう・・・

ここにも発砲スチロールの人形が置いてありました。

菓子屋横丁マップ。

‘横丁’なんていうと期待しがちですが、
実際はとっても小規模。

ここはあまり期待をされないほうが良いと思います。

10時を過ぎた辺りなのでまだ閑散としていますが、
ここも日中は人でごった返します。

「九里四里（栗より）うまい十三里」。

江戸日本橋から川越札の辻まで十三里あったことから
芋売りがこう言いながら商売していたんだとか。

因みに川越のサツマイモが有名になったのには
『今から約250年前8代将軍徳川吉宗がサツマイモの
栽培を奨励したのがきっかけで、川越城主が10代将軍に川越でとれたサツマイモを献上したところ色の美しさと味の良さから”川越イモ”という
名称が起こった』といことだそうです。

あれ、ここ
昔は駄菓子屋さんだったのに漬物屋さんになってる・・・

今でこそ有名になっている日本一長い（？）麩菓子ですが
私が学生の時には無かった代物です。

以前これを持ち帰ったことがありますが、電車での持ち運びは大変人目を引き恥ずかしいです。。。

自動販売機にも
「川越」のロゴが入っていた。

いもスティックで有名な『浜ちゃん』。

？？？

これも発砲スチロール人形です。

いも膳　うなぎ専門店のうなっ子

川越はウナギも有名らしいですが
私の地元・浦和もウナギで有名なので
そこは譲れません！

うなっ子の店先にはブルドッグの人形が・・・

！？

そして店の端の方にはドぎついカメレオンの人形。

これ、店の景観を損ねてませんか・・・？
インパクトはあるけど・・・

横から見たところ。

指に何かを持っていました。

「ご縁（５円）は大切だよネ」

まぁ・・うん・・・

ぐるっと回って猫と出会った辺りに戻って来ました。

コーヒー屋さんが開店していました。

その隣は雑貨屋さん。

こちらも古い造りのお店。

「伝統的建造物」との印がありました。

蔵造りの街並みの方に戻って来ました。

何やら可愛い看板のお店。

『富士屋』さんだから富士山の絵が描いてあるのね。

こんな可愛い外観ですが、実は食堂です。

中華そばやかき氷、小倉アイスなどがあるそう。
看板にもある「志まんやき」とはなんだったのか気になる・・・

時の鐘にやってきました。

ここは鐘つ通りというのね。

地元の人からは「がっかりスポット」なんて言われることもあるそうですが、立派な街のシンボルです。

鐘は今は機械式になっていますが、１日４回（６時、12時、15時、18時）ゴーンという音が鳴り響きます。

学生時代、丁度眠くなる５時限目辺りに遠くから響く鐘の音を聴いてたっけなぁ。

時の鐘をくぐると薬師神社があります。

写真は拝殿。

分かりますでしょか。

足元の木組みが鳥居のかたちをしているのですよー。

お参りをしたらお店を物色。

写真は舛屋

酒屋さんでした。

明治40年建築。

こちらの洋服屋さんも歴史を感じます。

最近やっていた「もやもやさまぁ〜ず」で
さまぁずのお二人がこの辺を歩いている所が放送されていました。

その時に食べていた『いも恋』を買ってみます。

いも恋　１個160円。

餡の下にサツマイモ。

かなりお腹が重くなります。
そして喉が渇く。

お芋ってお腹に溜まりますよね・・・

腹ごなしをするべく、この後　喜多院に向かいまーす！


･･･後篇につづく･･･