ヨーロッパ周遊'13 ひとり旅 ⑦ヘルシンキ編

2013/05/25 - 2013/05/27

旅を始めて10日目。

この旅行の前の9ヶ月前にも訪れたヘルシンキですが、前回はあまり時間が取れず観光もショッピングも未消化だったので訪れることに。

旅の最終都市ということで、のんびりした街歩きを中心に観光してきました。

・旅程・
1日目：プラハ
2日目：プラハ
　http://4travel.jp/travelogue/10803093

3日目：プラハ→ウィーン
　http://4travel.jp/travelogue/10804056

4日目：ウィーン→リュブリャナ
5日目：リュブリャナ・ブレッド湖（日帰り）
　http://4travel.jp/travelogue/10804057

6日目：リュブリャナ→ザグレブ
　http://4travel.jp/travelogue/10805200

7日目：ザグレブ
　http://4travel.jp/travelogue/10805201

8日目：ザグレブ→ドゥブロヴニク（クロアチア航空で移動）
9日目：ドゥブロヴニク
　http://4travel.jp/travelogue/10805202

10日目：ドゥブロヴニク→ヘルシンキ
11日目：ヘルシンキ
12日目：ヘルシンキ→帰国
　http://4travel.jp/travelogue/10805203

※ウィーン、ヘルシンキ以外は初めて訪れる行き先です。
※クロアチア航空は別にネット予約しました。
※旅行の予算は12日間を表示しています。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 2.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

ドゥブロヴニク国際空港からフィンエアーでヘルシンキヴァンター空港へ。

フライト時間は3時間ほどあったので軽めの機内食が出てきました。

隣の席の方が日本人のご夫妻だったので、お互いの今回の旅話をしていると気づけばもうヘルシンキ。お隣のご夫妻はヘルシンキで乗り換えて帰国されるとのことだったので、空港でお別れしてフィンエアが運行する空港バスに乗り込みヘルシンキ中央駅へ(空港から中央駅までは約35分)。

空港バスで街なかに差し掛かると9ヶ月ほど前に立ち寄った際の記憶が蘇ってきました。なんだか、ホームタウンに戻ってきたような感じ。

ヘルシンキは物価が高いのでどこのホテルも高いため、宿泊予定日に条件の合う地球の歩き方にも掲載されていた安ホテルに泊まりました。ランクは中ランクの中の一番安価なホテルです。エレベーターがドアを開けてゴンドラに入るタイプのもので珍しくてわくわく。

Hotel Finn ホテル

安い割に、もともとアパートだったところを改装したホテルなので、室内は広々。

Hotel Finn ホテル

もともと全室にシャワー室が無かったそうですが、改装されて全室シャワー室になったそう。

綺麗な部屋で気に入っていましたが、電球が盗難に遭っていたり外の騒音があまりにうるさかったりでホテルの方に言って場所を変更していただきました。

Hotel Finn ホテル

ホテルでは騒音問題の他にも色々とありましたが、気を取り直して観光に繰り出します！

ホテルの近くに百貨店のストックマンやヘルシンキ中央駅の前にあるSOKOSの地下にあるスーパーのS-Martがあるので、外食せずにそこを使うことにしよっと。

まずはホテルのカウンターで場所を教えてもらったKammpi広場に向かい、世界のhotな建築を紹介するAPPで紹介され気になっていたカンピ教会へ。

2012年5月に完成したこの教会は慌ただしいヘルシンキの街で静寂を感じ、人々のこころを安らかにするために建設されたそう。特定の宗教の祈りの施設ではないため、宗教色は強くありません。

楕円形の建物は木造建築でモダンだけどどこか温かみがある感じ。

こちらがカンピ教会の入り口。

ボランティアスタッフによって運営されていて入場料は無料。

教会内へ通じる入り口はまるで切り口。

木製の重厚な扉を開けるとこのような空間が広がり、教会内部は静寂そのもの。

シャッターを切ることすら躊躇うほどの静寂で木造で天井も高いためとても響き渡ります。

壁面も全て木が使われているため、温かみがあって心が落ち着きます。

確かに慌ただしいヘルシンキの空気と違ってここには静寂がありました。

この旅が最後まで安全であることを祈り、教会をあとに。

＜カンピ広場＞

日が降り注ぎ、美しい木漏れ日も感じることができるカンピ広場ですが、周辺はショッピングセンターがなどがあり、案外慌ただしいところです。

ヘルシンキ中央駅からは徒歩10分ほど。

次はヘルシンキ大聖堂を目指しつつ、友人から頼まれていたマリメッコの折りたたみ傘を探しにマリメッコの路面店へ。

店員さんとお話していたらメンズのポロシャツなども販売しているとのことで、13年の秋からメンズものの展開を広げていくそう。買わなくてもどんなものかだけでも見ておけば良かった。

ヘルシンキ大聖堂の前には大きな広場があり、少し高い位置にある大聖堂の階段にはたくさんの人が階段に腰掛けておしゃべりをしていました。

内部を見学しようと思うと礼拝中だったので私も階段に腰掛けてのんびり待つことに。

20分ほど時間が経過し入場しようと扉を開くと内部に居たスタッフがものすごい剣幕で「掃除中だから入ってくるな！！」と。「それじゃあいつ入れるの？」と聞いてみても答えはちぐはぐ。

どうしようかと考えていると、ヘルシンキ大聖堂へよく祈りに来るお歳を召された女性が話しかけてきて、聞いてみると、どうやら前日にお母様を亡くされたとのこと。「気持ちを落ち着かせるために祈りに来たのに追い出すなんておかしいわ！！Stupid！！！」と行き場のない感情を散々私にぶつけられ、げんなり。。

結局、しばらく教会の入り口で様子を見ていましたが入れないことが濃厚だったので、他の国の観光客と「あまりに対応が悪すぎる。教会は開かれたところなのに。それでも教会か！！」と憤りを口々にしつつ、大聖堂をあとに。

次は気を取り直して、徒歩圏にあるウスペンスキー寺院へ。
入館時間を過ぎていたので記念に外部の写真だけ。

ウスペンスキー大聖堂の近くからもヘルシンキ大聖堂がそびえ建つところが見ることができました。それにしても、大きい。。

もう夕方でしたが、マーケット広場がどんなとこか気になったので寄ってみることに。

もちろん、店なんてやってません。そこにあるのはだだっ広い空間だけ。
ちょうど画になるクラシカルな車がやってきたので記念に撮影。

石畳が敷かれ綺麗に整えられ木々もしっかり植えられているところがヘルシンキの大好きなところ。コスト優位でアスフアルトを敷かれるよりも街に愛情が注ぎ込まれているような気がしてほっとします。

長旅で疲れも出てきそうだったので、18時半頃で街歩きは切り上げてSokosの地下にあるSマートへ。スモークサーモンなどのお惣菜をたくさん買い込んでホテルの部屋で食べましたが、飲み物まで含めると約2,000円ぐらい消費してしまいました。

次の日の朝、ホテルの隣にあるというレストランで安価に朝食ビュッフェを取れるということでレストランへ。

エレベーターでバンクーバーから来たご夫妻と出会って「どこに行くの？朝食？」という会話の流れでご一緒して朝食することになりました。

色々と話しをしていると、昨夜は土曜日の夜ということもあってかホテルの近くのクラブで朝の4時頃まで大騒ぎしていたそうで全く眠られなかったとのこと。せっかくのご旅行なのにお気の毒だったことに加え、自分は全く音も気にならなかったので、不幸中の幸い。部屋に着いたあとに気になることは先に調べておくべきだと改めて認識。

結局、外気が低く少し肌寒かったのでジャケットを取りにホテルに戻ったりしているともう10時半。

のんびりしすぎたので、足を早めて6番のアラビア行きのトラムに乗車し、アラビア本社へ向かいます。

アラビア行きのトラムはアラビアの本社がある方面へ向かいますが、下車する場所は終着駅の一つ手前。この建物が見えた次の停留所で降りることを覚えておけば大丈夫だと思います。

この建物の中にアラビアアウトレットやミュージアムが入っています。

今回の目的はアラビアのアウトレットやフィンランドの雑貨で有名なペンティクでアウトレット品を購入することと、前回スルーしてしまったアラビアミュージアムに行くこと。

それぞれのアウトレットストアは1階にあり、それぞれ結構なフロア面積のため店内を見ているだけでも楽しくなります。

こちらがアラビアアウトレットの入り口。

思う存分、ARABIAやIittalaのマグや食器を買い込み、アラビアミュージアムへ。

アウトレットの方には日本人を中心に観光客や地元のお客さんが多く集まっていましたが、ミュージアムの方は人が少なく一人きりでアラビアの歴史やマグカップのデザインの歴史を眺めることができました。幸せ。

街に戻って次はデザイン・ミュージアムへ。

前回、デザイン・ミュージアムへ行こうと思いつつ、時間切れで行くことができなかったので、とてもワクワクしていたのですが、残念ながら館内の改装中で一部フロアが閉鎖され見学不可。。その代わり通常より安い料金で見学することができました。

館内にはIittalaをはじめとするフィンランドの陶器をはじめ、プロダクトデザインやフィンエアーの過去のCA用の制服まで物から服飾まで展示されていて一部フロアが閉鎖されていたものの、思った以上の見応えでした。

その後、街をぶらぶらして撮影した後は百貨店のSOKOSへ買い出し。この日は日曜日でヘルシンキのお店はどこも早く閉めるので食事の買い出しに行きました。本日は、百貨店のSOKOS。デパ地下はもう色んな食べ物があって楽しい。そして、Sマートよりも店員さんの対応が良くてフィンランドでのオススメのメニューなどを教えてもらいつつ、買い込んでホテルで食事。やっぱり、サーモンは美味しかった。

ヘルシンキ最終日は昨夜の夕食を取りすぎてしまったため、朝食抜きで買い物へ。

ペンティクでテーブルウェアなどを物色してテンペリアウキオ教会へ。

トラムは3Tに乗車しテンペリアウキオ教会へ向かいます。

ぼーっと景色を眺めていたら、降りなければならない停留所を乗り過ごしてしまいました。苦笑

結局、そこからも歩けそうな距離だったのでガイドブックを片手に歩くことに。

当然、ガイドブック通りでは無いので、岩山をくりぬいた教会の入り口が分からず、迷いましたがおかげで入館前に岩山の全体像を掴むことができました。

こちらが入り口。

教会といよりは、ホールか美術館のような入り口。

中はこのように、無数の柱の間を光が差し込み天井はドームのように丸みを帯びていて教会というよりはホール。

ピアノを演奏されている方がいらっしゃって良い音が響き渡っていました。

途中、日本人ツアーのおばちゃんが移民風の５人組のお兄ちゃんたちが写真一緒に撮ろうといってスられかけるという事件が発生。

ここは日本人（というよりはお金を持ったアジア人）がツアーでたくさん来るので狙われている場所なのかもしれません。

少し後味が悪い思いをしつつ、撮影を続けます。

写真では人気が少ないですが、本当はツアー客が多数拝観していて非常にうるさかったです。

教会を出たあと、この教会の上に登れると知って登ってみることに。

確かに、教会内も十二分に変わっていて面白い造りですが、岩山に登ってみるとこんなふうになっていたのか！！！と色々な発見があって楽しかった。

フィンランドでは街中で物乞いする人があちらこちらで見かけられ、教会でのやりとり、雑貨屋での免税申請のトラブル、ホテルでのトラブル、教会でのスリの遭遇。。。などなど後味が良くありませんでしたが、まぁストップオーバーでそこそこ安全な範囲で楽しめたので良かった。

ヘルシンキを発つ際にはしっかり肥満になったスーツケースに超過荷物手数料を支払い、飛び立つことに。

前回、荷物をドロップするのに日本の隣国の観光客が長蛇の列を造り免税手続きで30分、手荷物検査まで1時間少々という恐ろしいほどの激混みで心配して３時間前に空港に乗り込みましたが、手順が変わり改善されていて最後にほっとしました。

無事、定刻通りヘルシンキヴァンター空港を発ち、1時間ほどすると夕食の提供が始まり、メインはビーフカレー。いつも、日本便で提供される蕎麦にはほっとさせられます。

行きと違って酔い止めを飲まなかったこともあり、寝られず終い。
中国上空では気流が不安定でグッタリ。。

そうこうしているうちに朝食の提供が開始。
朝食はスクランブルエッグがメイン。

そういえば、コップやペーパーナプキンがmarimekkoのデザインに変更されていました。

帰国してからmarimekko柄の新しいデザインの機体だったことが分かったので記念撮影。

そして、帰国後すぐにこの機体のデザインが盗作だったことが判明。即塗替えが行われたので実質1ヶ月足らずしか運行されなかった幻の機体になってしまいちょっとレアなものに乗れたのでラッキー。

これで、12泊14日の旅もおしまい。

最後までお付き合いくださった方、ありがとうございました。



さて、次の行き先はどこにしよう。

この旅行記へのコメント （2）

• マズウェルさん 2017/09/23 14:53:56

  勉強になりましたm(_ _)m

  Takashi さま
  
  こんにちは(^-^)。先日はウィーンの旅行記にコメントいただき、ありがとうございました。
  
  Takashi さんのヘルシンキ旅行記、再度読ませていただきました。もうすぐヘルシンキに行きますが、北欧は安全だろうという思い込みで、完全に気を抜いていました。やはりヘルシンキにもスリはいますよね。気を引き締めて行きたいと思います。
  
  教会でのやりとりも意外でした。４トラでも『フィンランドの人はフレンドリー』みたいな旅行記ばかり見ていましたので…。旅先ではいろいろある、というのを改めて思い起こしました。行く前にこちらの旅行記を読むことができて良かったです。
  
  サーモンが美味しい、というのはどうやら想像どおりのようで安心しました(笑)。ヘルシンキはマーケットなんかで美味しいものがいただけそうなので楽しみです。
  
  あとフォローしていただき恐縮です(＞人＜;)。わたしは諸事情でどなたのフォローもしておらず、申し訳ないです(＞人＜;)。
  
  オーストリア旅行記、楽しみにしていますね。
  
  
  マズウェル

  Takashiさん からの返信 2017/09/27 00:27:52

  Re: 勉強になりましたm(_ _)m

  マズウェルさん
  
  旅行の準備などでお返事が遅くなりごめんなさい。。
  こちらこそ、とても丁寧な返信と私の旅行記にもコメントくださり、ありがとうございました。
  
  基本的には良い方が多いと思うんですけれどね。。^^;ヘルシンキに行かれる際はぜひ気をつけて安全で楽しい旅行にしてくださいね。
  
  デリカテッセンのスモークサーモンは薄味、味が濃くハーブ入りなど複数の種類があって美味しかったです。そして、サイズも大きくて食べ応え十分でした^ ^
  
  いえいえ、フォローの件は気になさらないでください。また、フィンランドの旅行記も楽しみにしています。
  
  少し先になるかもしれませんが、帰国したらチェコ・オーストリアの旅行記もアップ予定なので、またよろしければ見に来てくださいね。
  
  Takashi