ベルリンの休暇～クーダム地区、プレンツラウアーベルク地区の両方で道に迷う～

2012/10/06 - 2012/10/16

今年の旅行はベルリン１か所滞在。航空券とホテルを決めたらあとは行ってから決めよう。という感じのざっくりな感じの「旅行」というよりは「休暇」という感じの滞在にしました。

10月10日（水）
イーストサイドギャラリーへ行った後は、お天気が悪くなってきたので、そのままバスで西側のクーダム地区へ。
KaDeWeで買い物をすることにしました。ここは2年前にホテルにも泊ったし、買物もしたし、道ならわかる。と思って歩いていたら・・・。またまた大失敗。あれ？KaDeWeってどこだっけ？
まったくもう、相変わらずの方向音痴です。
その後、トラムに乗ってプレンツラウアーベルク地区へ。こちらでも道に迷いました。もう、しょうがないです。
そういえば、プレンツラウアーベルク地区でお気に入りのカフェを見つける、というのも今回の旅行の目的でもあったんだ。これはなかなか難しい課題でした。次回にもちこし・・・かな～。

エリア ベルリン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.0

ヨアヒムシュタラープラッツにあるショッピングセンターの中に大きな鳥小屋の様なものがあって、中にきれいな鳥がたくさんいました。

いや〜これに見とれていたばかりに？道を間違え、まったくとんでもない方向に行ってしまったのです。こんな話どっかで聞いたような？チルチルミチル？
アホです。私。

とあるバス停まで行って、まったく変な方向に来てしまったことに気がつきました。こうなると歩いても歩いてもわからなくなり・・・。
とりあえずカフェでお茶でも。ということでウーラント通りにある、このお店に入りました。

http://www.berliner-kaffeeroesterei.de/shop/bkr.php

ベルリナーカフェエレストライと読むのかな。
お店の入り口にはコーヒー等を売るところがあり、メニューにもコーヒーの説明があり、ネットでも購入できるとのこと。

カプチーノ。なんだかこうやってハートマークを入れてくれたのを見るだけでうれしくなってしまう。ちょっと疲れてきたかな、私。

ケーキもおいしかったです。で、支払いを済ませた後に、「ここからKaDeWeに行きたいんだけど。」と地図を見せたら、「あ、後でこの店を出るときに教えてあげる。」と言われました。トイレを済ませてお店を出ようとしたときには、彼女は知り合いの女性なのか、お客さんと話をしていたので、少し待っていたら、話を終わらせて、「じゃ、教えるわね。」と言って店の外に出ました。「歩いて行くの？（By foot?）」と聞かれたので。「はい。歩いて。」と答えると、「この先を右に曲がったら、後はとにかく真っすぐ。１５分ぐらい。地下鉄で行くなら、ヴィッテンベルグプラッツ駅で降りればすぐよ。」と教えてもらいました。私はこの「とにかく真っすぐ。」というので、これなら私も迷うことは無いだろうと、歩くことにしました。私は駅からつながっている道をとにかく反対方向に歩いてしまっていたようです。本当に方向音痴なんだな〜。

カフェのお姉さんのおかげで、KaDeWeに到着。無事買い物しました。
でも、この中でKaDeWeで買ったのはBreeのバッグだけ。後は途中で寄り道して買いました。
さて、いったん荷物をホテルに置いて、夕食を食べに行きましょう!
私は今、すっごくイタリアンが食べたい気分なのです！

ハッケシャーマルクトからＭ１番のトラムに乗って「エーベルバスター・ストラッセ」というところに行ってみることにしました。よく考えたら、ベルリンでトラムに乗るのはこれが初めてです。旧西ベルリン側にはトラムは無く、旧東ベルリン側のみ、トラムが走っています。このトラムの路線図が無いので、どのように利用したらどこへ行くのかというのが全く解らなかったので、今まで利用が出来なかった理由の一つです。

ハッケシャーマルクトからエーベルバスターストラッセまではまっすぐの道のりで、歩いても行けそうなくらいの距離でした。１.5キロぐらいでしょうか。途中の道の両側は人気のエリアと言われているように、レストランや雑貨屋、ギャラリーなどいろいろな店が見えます。きっとお店選びには困らないだろうな〜という印象。

エーベルバスターストラッセに降りてみると、電車の高架があったり、他から合流する道があったりと、私の方向感覚を狂わせるものがたくさん。トラムも交差点を縦横無尽に走っています。私と同じ停留所で降りた2-3人の人が歩いて行く方向もばらばら。しばらくは交差点に立って、どっちの方向へ歩いて行こうかと、ぐるっと見まわしました。すると、何か見覚えのある風景が。電車の高架下に小さなお店があって、4-5人の人が並んでいます。そうだ、これはカリーブルスト（カレーソーセージ）を出しているインビス（食べ物を提供する小さな店）で、一番有名な「コノプケ」じゃあないですか！この店は店主のおばあさんが何度も日本のテレビに出演していて（テレビでドイツ語とかですけどね）、私も２-３度見たことがあります。旧東ベルリンだったころからずっと営業していて、今もベルリン名物の「カリーブルスト」の元祖みたいな場所です。そうだった、この店がここにあるのを忘れてた。

ということで、急きょ、カリーブルスト購入。お店の前のテーブルで食べてもいいですが、お店の隣にテーブルがある小さなスペースがあるので、タバコを吸わない人はここに入って食べていいみたいです。いや〜、テレビで見ていた物が食べられるなんて、下調べをしない私にしてはかなり珍しいことです。

このお店の御主人（女性）がテレビのインタビューに答えたときの話では、旧東ベルリンには物資が不足していて、特に西側のものは無かったので、当然ケチャップという物が無かったそうです。今のベルリンで食べられるカリーブルストはソーセージを焼いたり、揚げたりして、その上にケチャップをかけて、カレー粉をまぶして食べるというものが一般的なのですが、このお店ではケチャップが無い東ベルリン時代から独自に作った「ケチャップもどき」を使っています。トマトソースにいろいろな物を混ぜているらしいのですが、その配合は秘密だそうです。食べてみると、やはりケチャップとはちょっと違う味がします。甘いので、甘味料が入っているのでしょうか。ベルリンに来たら一度はカリーブルストを食べようと思っていましたが、もう、これで満足です。

さて、どこかに美味しいイタリアンのおみせは無いかなあ〜

こういう感じの雰囲気は結構好きです。
ちょっと変わっているのかな、私。

ここもいい雰囲気！

雰囲気のある緑地が見えました。歩いて行くとどうやらそこは教会の様です。Zionskircheという教会です

Zionskirche　なんだか雰囲気のある教会ですね。

1872年に作られた教会だそうですが、第二次大戦中に爆撃されました。その後（東西統一後）に修復されたようです。

中はいたってシンプルな作りになっています。

この教会に近い場所で、イタリアンレストランを見つけました。
ハウスワインを注文。
ウーン…いまいち

どうやらここは宿泊施設が上にあるらしい。このレストランはその、朝食用の場所のようです。ふうーん。

イタリアンレストランと言ってもあまり本格的なものではないので、私が食べたいパスタがいまいち見つからず、生ハムのサラダを注文しました。結構なボリュームで、おなか一杯になりました。
ところで、このあと、店を出てから自分の方向感覚が全くわからなくなりました。というのも、Zionskircheのあった場所が将棋の駒のような五画型の形をしており、私は自分が歩いていた道に戻っているつもりが、全く別な道の別方向に歩き出したようなのです。ということに気がついたのは、この旅行記を書いているときです。

ぼけぼけの写真ですが、これは私にとって重要な写真です。レストランでの食事の後、どこをどう歩いて行ったのか、さっぱりわからなかったのですが、写真は撮っておくべきですね〜。この写真で、どこをどう迷ったのかが見えてきました。（別人格か？私は）とりあえず乗ってみたトラムから降りて撮った写真なのですが、ベルナウアー通りの壁の屋外展示施設に来たみたいです。
トラムの中で紙の路線図発見。これは結構うれしかったです。
なんというか、何かに誘われた様にここに来ました。

歩いて行くと、テレビ塔が向こうに見えます。ライトアップが昨日までのものと変わっているんですね。そうか、「Festival of Lights」が今日から始まったんだ！
とりあえず、あのテレビ塔に向かって歩くことにしました。そうすればホテルにたどり着くことが出来そうです。テレビ塔の近くのホテルで良かった！

ようやく自分のいる場所がわかり、安心してきたころに熊を見つけました。

ハッケシャーホフに到着。夜はこんな雰囲気。

若い人達が沢山います！

無事、ホテルに到着。部屋から見たテレビ塔です。

「Festival of Lights」のライトアップを見るために、9時過ぎですが出掛けることにしました。これは、ベルリン中央駅。あれ?これって？どうなの？いつものライトアップと変わっているのか変わらないのか、周りには誰もそんなものを見ている人もおらず。

そこから見える川の風景と遊覧船もライトアップされているのですが。

このビルはどうなんだろう？

ハッケシャーマルクト駅に戻ってきたら、駅のライトアップがこんなになっていました。
旧東ベルリンにある駅ってさっぱりしているところが多いですが、ここは煉瓦造りの趣がある駅ですよね。

ここにあるカフェレストランは24時間営業だそうです。
行き場所に困ったら、使えそうですね。
まあ、ホテルの前は深夜バス(23時〜翌朝7時)の停留所だから、そんなに困ることはないんですけど。ベルリンは２４時間楽しめる街ということですね。

この旅行記へのコメント （2）

• frau.himmelさん 2012/12/12 20:17:19

  プレンツラウアーベルク地区

  ペコリーノさん　こんばんは。
  
  プレンツラウアーベルク地区にいらっしたのですね。
  懐かしい写真がいっぱい！
  高架下の「コノプケ」でカリーヴルストを食べて、
  あの付近でステキなレストランを探していたら道が分からなくなった？
  すごいですねー。
  ベルナウアー通りからテレビ塔近くのホテルまで歩かれたのですね。
  結構遠かったでしょう？
  
  それからシオン教会のこと。
  私、あの教会も探していたのです。
  あそこの地下室で、東ドイツに抵抗する活動家が
  反抗ビラなどを印刷していたのですって。
  
  オットーヴァイトの工場といい、シオン教会といい、
  今回はペコリーノさんの旅行記で思いがけず見ることができました。
  次回は是非、訪れたいと思います。
  
  himmel

  ペコリーノさん からの返信 2012/12/14 11:56:08

  RE: プレンツラウアーベルク地区

  frau.himmelさん　こんにちは
  
  > それからシオン教会のこと。
  > 私、あの教会も探していたのです。
  > あそこの地下室で、東ドイツに抵抗する活動家が
  > 反抗ビラなどを印刷していたのですって。
  
  そうなんですか、ネットで調べたら、「抵抗勢力が集まっていた場所」の様な表現があったのですが、良く分からなかったのです。
  なんだか、独特の雰囲気がある場所でした。
  カレンダーを販売していましたけど、それは「印刷」と関係があるからなんでしょうかね。himmelさんの情報は、本当にいろいろためになります。
  ありがとうございました。
  
  迷っているなりに、あちこち私もいろいろ見ているんですね〜。
  あの辺りは、まだまだじっくり見て歩きたいところがたくさんありますね。
  
  ペコリーノ