2012/01/08 - 2012/01/08
12018位(同エリア14809件中)
TMBSさん
今回セントーサ島を訪れた最大の目的が、戦争遺跡「シロソ砦」を訪問すること。
シロソ砦は太平洋戦争当時、シンガポールに攻め込んだ日本軍を迎え撃ったイギリス軍が使っていた砦です。
2012年でシンガポールの戦いから70周年。今や海沿いの静かな場所となった砦で、戦争の悲惨さや平和の尊さについて改めて考えました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ビーチステーションの駅前から、オープンカーのバス「ビーチ・トラム」でセントーサ島の西側にあるシロソビーチに向かいます。
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シロソビーチのバス停から少し離れたところに、シロソ砦の入り口があります。左が切符売り場、右奥が送迎車の乗り場。
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送迎車の乗り場にあった、シロソ砦についての説明板。
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シロソ砦の説明についての和訳。
日本人観光客のための心遣いは嬉しいのですが、平仮名の小文字の使い方が残念です。 -
クラシックカー調の送迎車が到着。
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展示されている大砲を横目に、送迎車は走ります。
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展示施設の前で送迎車を下車。
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最初に入った展示施設は、シロソ砦見学のイントロダクションにあたる部分で、太平洋戦争やシンガポールの戦い、シロソ砦の概要について分かりやすく学ぶことができました。
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展示施設の前に保存されていた9.2インチ砲。
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展示施設の中で鑑賞したビデオ映像の一画面。
シンガポールの人たちが太平洋戦争を境にシンガポール人としてのアイデンティティを強く意識するようになり、戦後自分たちの力で独立を勝ち取り、自前の軍隊を持つ国を建国するに至った歴史がことさらに強調されていました。 -
展示施設の外には、クジャクの仲間でしょうか?熱帯の野鳥が放し飼いされていました。
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シロソ砦の地下には、地下トンネルが張り巡らされています。
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イチオシ
地下トンネルの中にて。砲弾を運び入れる兵士を再現した蝋人形が展示されていました。
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地下トンネルの中にあった、砲弾を運び入れるための巻き上げ機。
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見張り台。
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シンガポール陥落直前の緊迫した状況が再現された見張り台内部。
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カレンダーの日付は、2月14日。翌日にシンガポールの英軍は、日本軍に降伏することになります。
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日本軍とイギリス軍の艦船のシルエット図。
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見張り台付近から眺めたシンガポール海峡。昔も今も、交通量の多い海峡です。
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シンガポール海峡の石油施設や日本の艦船を攻撃するために使われた6インチ砲。
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6インチ砲の説明板。
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ここにも地下トンネルの入り口がありました。
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地下トンネルの中には、イギリス軍やオランダ軍の捕虜によって描かれた体験画が展示されていました。
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捕虜たちの中には、泰緬鉄道の建設に徴用された人も多かったと言います。
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少し歩くと、別の展示室がありました。
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シティーホールで発見されたという日本軍の軍刀。
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ドビーゴートのキャセイビルは、イギリス軍の作戦拠点として使われ、日本占領下では憲兵隊の施設へと転用されました。
現在では若者向きのショッピングセンターに生まれ変わっています。 -
日本の敗色が濃くなった1945年8月には、イギリス軍によるマレー奪還計画がある程度形になっていましたが、実現を見る前に日本がポツダム宣言を受諾、終戦となっています。
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展示施設の前に陳列される日本軍の戦闘機の残骸。
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シンガポール初代首相リー=クアンユー氏の言葉。
イギリスにも日本にも屈服しない自分たちだけの国を作ろうという意志は、太平洋戦争下の辛い体験から生まれたわけです。 -
日本占領下のシンガポールについての展示室にて。
日本語教育が強制された時代の学校の黒板が再現されています。 -
日本統治下のシンガポール社会についての説明。
占領開始とともに、シンガポールの標準時は日本標準時に統一されました。 -
日本占領下で通貨として使われた「バナナ軍票」
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日本統治下に発行された新聞「昭南日報」
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日本語教習所の修了証書。
東南アジアでは今でこそ日本語を学ぶ若者が増えていますが、この当時の日本語教育は、当局に強制されたものでした。 -
展示室を出て少し歩いたところに、もう一つの見張り台がありました。
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シンガポール陥落までの流れが、日本語で記されています。
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見張り台の根元に据え付けられている大砲。
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見張り台から望むシンガポール海峡。向こう側に石油施設が見えます。
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イチオシ
イギリス軍兵士の蝋人形が立っています。
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写真中央の小高い山も、もとはイギリス軍の要塞でした。
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展示施設の前に展示されていた移動式の大砲。
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少し移動し、今度は1942年のイギリス軍の降伏文書調印式と、1945年の日本軍の降伏文書調印式の会場を再現した蝋人形ジオラマを鑑賞します。
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イチオシ
まずは1942年2月15日、昨日行ってきたフォード自動車工場での山下奉文大将とパーシバル中将の会見の様子。
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左が山下大将。イメージ通り堂々とした表情です。
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「イエスかノーか」の名セリフを受け、降伏文書にサインするパーシバル中将。
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お次は1945年9月2日、3年半前とは立場が逆転し、日本軍の板垣征四郎大将がイギリス軍相手の降伏文書に調印する場面です。
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シティーホールで開催された降伏式典の席上に並ぶ日本軍高官たち。
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連合軍の高官たち。
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降伏文書にサインする板垣大将。
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右からオランダ、オーストラリア、中華民国の高官が並びます。
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蝋人形の鑑賞を終えた後、待っていた送迎車に乗り込みます。
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