
2011/01/28 - 2011/01/28
225位(同エリア3498件中)
molmさん
2015年1月に修正しました。
京都で「西陣」いう言葉はよく聞くものの、実際に西陣という住所はなく、
自称も含め範囲も広くて漠然としております。
「西陣」は応仁の乱で山名宗全が「西の陣」として西軍の本陣を構えたことに
由来し、西陣織など織物関係の町として名を馳せたことはご存じでしょう。
この西陣界隈は徒歩圏内に神社仏閣の観光スポットがあってもなかなか
足を運ばないのが現状(地元の方からも聞きます)で、また道がわかり
難かったりもします。
言うまでもなく裏道に入れば観光客も少なく、減ってはいるものの町家も
残っており、molm個人的にはお勧めしたいエリアです。
今回ご紹介するのはお勧めの店が多いこともありますし、京都の
住環境目線の一つにも触れることができると思い作成しました。
歩行ルートは約2.5kmで、途中にお食事・喫茶・土産と食ばかり
紹介しており、「好きなの選んでください」状態にしております。
では、ご覧になってやってください。
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
-
今回のプランは地下鉄の駅から離れているので、現地まではバスでの
移動が現実的です。
観光目線ということで、京都駅からの移動方法を案内します。京都駅 駅
-
スタート地は晴明神社にしておりますので、堀川通方面のバス乗り場を目指します。
B1乗り場でバスをお待ちください。
余談ですが、向こう側に僅か見えているのは京都中央郵便局です。晴明神社 寺・神社・教会
-
京都市バス9系統は堀川通をひたすら北上するルートを走り、
賀茂川の西にある住宅地近辺へ向かいます。
均一区間なので230円。 昼間なら1時間につき5本は運行。
「一条戻り橋」までご乗車ください。 -
「一条戻り橋」バス停に到着。
本題から逸れるため、一条戻り橋の伝説については割愛します。
「一条戻り橋」で検索されると、幾つかのサイトにヒットしますよ。
100mほど北上すると晴明神社に到着します。晴明神社 寺・神社・教会
-
写真の現場は晴明神社鳥居前で、写真の背(反対側)は堀川通。
一時期の陰陽師ブームの影響で参拝客が増えたとか。
HP http://www.seimeijinja.jp/晴明神社 寺・神社・教会
-
鳥居から入っていくと本殿の前に道路があり、こちらは葭屋町通
(よしやちょうどおり)という南北の道です。
(略)…、あぶら・さめがいで・ほりかわのみず、よしや・いの・くろ・おおみやへ、
…(略)という通りの覚え方があるんですよ。
参考サイト(詩が正確ではありませんが)
http://www.gullbish.com/raku/street.html
参考歌(Windows Media Player)
http://www.kit-net.ne.jp/wonder/topic/torina/torina2.mp3 -
晴明神社から堀川通を北上すると西陣織会館へ到着します。
お時間に余裕があればどうぞ。
団体客も多く、海外からの旅行者向けのルートになっている模様です。
9:00〜17:00 入場料無料
http://www.nishijin.or.jp/kaikan/ -
会館内には1日7回ほど着物ショーがあります。
1回の所要時間は約15分です。
http://www.nishijin.or.jp/kaikan/f_kimonoshow.html
モデルさんが1人ずつ出て来ますが、最後には
このように勢揃いになります。
他にも職人の実演や手織体験もございます。 -
西陣織会館とスタンドの間の通りが元誓願寺通。
ここを西へ進むと、お勧めの店が幾つかあります。
ここから2筋(100m余り)先の黒門通へ向かいます。
「よしや・いの・くろ・おおみやへ〜♪」ですね。西陣織会館 美術館・博物館
-
某ブライダルショップの隣には和菓子屋がございます。
前を通ればすぐわかると思われます。
愛信堂
京都市上京区元誓願寺通堀川西 入る南門前町426 075 -411-8214
10:00〜18:00 水曜定休
http://kyoto-aishindo.com/
明治より代々函館で営まれてそうですが、現5代目が亀屋良長で
修業されていた縁で2011年に京都にて開業。 -
看板がハスカップきんとん(単品380円)を抹茶セット830円で
イートインしました。
ハスカップの酸味がありながら、ほどよい甘さで、ペロッと
食べられる一品。
あと気になっていたのが琥珀「花かずら130円」「宇治金時140円」
を追加。
十勝大納言がギッシリ詰まっており、1ヶ月日持ちするので、
手土産リストに追加できます。
ただ1個で甘さ・重たさもあるので、バラで渡すのが向くでしょうね。 -
元誓願寺通は西向き一方通行、黒門通は
元誓願寺通から南向き一方通行です。
尚、写真奥にあるコインパーキングは
現在マンションになっています。
ここを右に曲がれば目的地ですが、北側は
自動車通行禁止です。
(次の写真をご覧になれば一目瞭然です) -
こちらが黒門通の北向きで、道幅が狭くなっています。
ここから20mほど進めば、目的地に到着です。
この細い道の先には…。 -
左にあるのが、中華料理「美齢(めいりん)」です。
恐らく当日予約だと断られる可能性が充分あり、できれば1週間以上前の
予約をお勧めします。
かつて料理長として勤めていたホテル内の中華料理店「美齢」がホテルごと
閉鎖となり、屋号を引き継ぎ独立されました。
ホールの方はいますが、料理長(日本人)が全て一人で調理されています。
美齢(めいりん)
京都市上京区黒門通元誓願寺上ル寺今町511 075-441-7597
11:30〜14:00 17:30〜21:00 月曜定休・他不定休 -
2007年4月オープンの町家の店で、1階がテーブル・カウンター、
2階が座敷席となっております。
広東と四川をミックスさせた料理とのこと。
「熱愛烹調 一心一意烹調 隠れ家中国料理」なんて暖簾には謳っています。 -
広東と四川を取り入れた料理になっております。
ランチは日替り1種類のみですが、単品注文も可能で、夜も同様に単品注文と
3,500円〜のコース料理がございます。
2010年7月に訪問した際はランチ(1,000円)のみ注文。
前菜皿は左上が鱧の柚子胡椒添え、右上が鶏肉の胡麻味噌合え、手前は
食べても何かわかりませんでした。
特に鶏肉にかかっている味噌ダレが美味しかったです。
スープは、豚肉(中華ハム?)・冬瓜・実山椒が入っており実山椒が
相当スパイシーでした。
麻婆茄子は大蒜や唐辛子は少量ですが、皿に盛ってから黒胡椒・粉山椒が
降りかかっており、舌が痺れ、汗が吹き出るほど辛味なものの、病み付きに
なるほどです。
若鶏の唐揚げは、衣は厚さも色も薄くとも中はとてもジューシーで美味。
デザートのレモンシャーベットは相当酸っぱいですが、中華料理の
お口直しにピッタリ。
どれも完成度が高く、さすがホテルで料理長の経験者で、人気が続くのも
理解できます。 -
元誓願寺通を大宮通まで歩き、左(南)に折れると、注目すべき町家が
幾つかございます。
フォーカルポイント
京都市上京区大宮通元誓願寺下ル北之御門町569 075-417-0885
8:30〜17:00 日曜・第3月曜定休
http://focalpoint-cafe.com/
こちらは家主さんが営むカフェですが、町家の中が上品で、物件の
保存状態の良さも伺えます。 -
建物内に石畳があります。
オーナーさんがこの町家に惚れ込み購入したとか。
リフォームするのは苦労したようで。
オープン当初はフォーカルポイント、一旦レストラン「多伽羅」になり、
再びフォーカルポイントに戻っています。 -
席から中庭方面の様子です。
店名のフォーカルポイントは「自然で特別で適切と思われる解決策」という
心理学用語のようで、この町家のお母さんが娘さんとカフェでオープン。 -
全体を上手く撮れなくて恐縮ですが、通常席は天井が広く吹き抜けです。
予約すれば2階席や個室も利用できるようです。 -
カフェなのでドリンクだけの利用も可能ですし、一見高そうなフードも
内容を見てみると納得できます。
それに店内の雰囲気だけでも楽しめますから。
ランチメニューとして、ローストビーフのコース(1950円)を注文しました。
前菜はベジゼリーで、ピクルスのような酸味があります。
パンは自家製のようで、お代わりは無料でバターも付く太っ腹。
サラダは器が個性的で、まぁまぁ量がありました。
メインのローストビーフは厚さ1cm・横幅10cmあり、5枚で100g余りくらい。
バルサミコソースをかけ、脂身が少なく赤みの味わいが噛み締めます。
デザートはパフェと紅茶で。
全て込みで1950円は見合っていると思われます。 -
元々は京友禅のアトリエとしてオープンし、お誂え着物を身近に
感じてもらう目的でオープンしました。
ここでは着物の相談と共にカフェスペースもございます。
夷風(いふう)
京都市上京区大宮通元誓願寺下ル北之御門町575 075-451-0325
11:00〜18:00 日曜定休
http://senryogatsuji.com/pc/search/pages/if.html -
町家写真館は写真家:水野克比古氏のフォトスペースで、京都の風景や庭園、
建築などを40年間に渡り撮り続けてきています。
イベント開催時以外は入場できませんが、事前予約すれば中に入れるようです。
京都市上京区大宮通元誓願寺下ル
11:00〜17:00(要予約・入場無料)日祝定休
夷風と町家写真館については、鴨川の夕立!さんが
旅行記にされていますので、ご参考に。
http://4travel.jp/traveler/engimono/album/10503788/町家写真館 美術館・博物館
-
ラインベックは京都で有名なアメリカンケーキ屋「松之助」の姉妹店で、
パンケーキが売りです。
京都市上京区大宮通中立売上ル石薬師町692
075-451-1208
8:00〜18:00 月火定休(祝日は営業)
http://www.matsunosukepie.com/shops/shops.html
ラインベックに関しては、ひろかなさんが旅行記にされているので、ご参考に。
http://4travel.jp/traveler/hiro_m/album/10454962/ -
元々は呉服屋だった店舗を「西陣・くらしの美術館」としてオープンしたのが
冨田屋(とんだや)です。
完全予約制なのでご注意を。
基本プランは「町家見学+仕來為(しきたり)を学ぶ」(約45分、2100円)。
オプションプランは、「お着物体験」(約15分・4200円)、「お茶席体験」
(約15分・2100円)、「ぶぶづけ弁当」(約60分・3150円〜)があります。
オプションプランは基本プランの体験が必要です。
オプションのみの体験は不可のよう。
京都市上京区大宮通一条上ル 075-432-6701
10:00〜17:00(要予約)
http://www.tondaya.co.jp/ -
フォーカルポイント〜町家紅茶館の100m未満の間に夷風・町家写真館・
ラインベック・冨田屋とあります。
大宮通にはそんな魅力的な町家スペースがあり、色々な角度で町家を
見ることができます。
こちらの路地を入れば町家紅茶館「卯晴」に到着。
大宮通に看板があるので、それを目印にしてくださいまし。 -
長屋の2軒分を店舗にし、手前が販売スペース、奥がカフェになっており、
ゆったりと寛げます。
茶葉は30種類近くあり、瓶に入っている香りを嗅いでから注文できるように
なっています。
店のオリジナルブレンドなどもございますよ。
町家紅茶館「卯晴」
京都市上京区大宮通り笹屋町下ル石薬師町689-13 075-441-4772
11:30〜17:00すぎ 日祝定休 他不定休あり
http://www.uharu.com/ -
2Fから階段を撮影してみました。
店主さんは元々着付けの先生をされていましたが、紅茶の趣味を兼ねて転業。
基本的に営業時間は子供が学校から帰って来る迄でよって日曜を休みに
されているようです。
もちろん子連れOKですよ。
茶葉は常時25種類前後あり、瓶に入った各茶葉の香りで好みを探し注文する
スタイル。
ティーメニューやランチメニューもございますよ。 -
スイーツやフードメニューが色々とありますが、基本的にはフード系と
紅茶の組み合わせです。
写真はガレットとアイスティー(ニルギリ)。
ランチセットやアフタヌーンセットもあります。 -
大宮通の1筋東:黒門通に干菓子で有名な「塩芳軒」が。
この建物、NHK連ドラ「あすか」の舞台となった「扇屋一心堂」として
撮影されています。
塩芳軒
京都市上京区黒門通中立売上ル飛騨殿町180 075-441-0803
9:00〜18:00 日祝・第3水曜定休
http://www.kyogashi.com/kyoto/main.html -
和三盆のみを使用した落雁が主力商品になり、お祝い用からお供え用まで
幅広くあります。
因みに「あすか」で登場した「おかめ饅頭」も販売。
HPアドレスが「京菓子ドットコム」って作成の先駆者で強気な気もしますね。 -
今出川通に出ると「ル・プチ・メック」本店があります。
こちらの本店の他に、衣棚通御池上ルの2号店があり本店については
金・土・日・祝のみ営業しています。
Le Petit Mec (ル・プチ・メック) 本店
京都市上京区今出川通大宮西入ル元北小路町159 075-432-1444
8:00〜20:00 月〜木定休(祝日は営業)
http://www.le-petitmec.co.jp/ -
店内の様子です。
レストランへの卸しも多いので、定休日はそちらをメインにされている模様。
イートイン席はほぼ満席で、テイクアウトする客もひっきりなしに来ており、
店員は目まぐるしいほどの忙しさを目の当たりに。
ここは客層も幅広く、老若男女にて地元・旅行者・外国人まで様々で、それだけ
受けも良いのでしょう。
研究者のような白衣の制服、フランス語のBGMなど特徴的。 -
2010年7月に伺った際はイートインで洋梨のタルト(262円)・パンベルデュ(189円)・
アイスカフェオレ(420円)を注文。
洋梨のタルトは価格の割に美味しいどころか、その辺のケーキ屋よりもレベルが
高いです(パン屋なのに)。
パンベルデュはいわゆるパンプティングで、中にプリン生地が入り、パンにも
プリンの味が染み込んでいて美味しかったです。
尚こちらには衣棚通御池上ルに2号店があり、こちらは火曜定休の週6日営業。
(臨時休業もありますが) -
今出川大宮交差点の北東角に交番がございます。
その地から50mほど北上するとカフェ「逃現郷」があります。
2010年7月にオープン、20席余りの個性的な店。
逃現郷
京都市上京区今出川通大宮上ル観世町127-1 075-354-6866
8:00〜24:00 水曜定休 店内に無線LANあり -
「とうげんきょう」を文字って「逃現郷」。このネーミングにはやられました。
名前のインパクトだけでなく、コーヒーも美味しいですよ。
ビール以外のお酒も出さないのに、営業時間が8〜24時と呑めない方に
夜も来店してもらえる工夫をされています。逃現郷 グルメ・レストラン
-
自家焙煎ではありませんが、コーヒーはサイフォンでじっくり抽出し
比較的アッサリ目を好む方に向きそう。
コーヒーは2杯目から100円引きになるのも有難いです。
2010年10月に伺った際はブルボンアマレロ(500円)を。
品質コントロールが難しいものの、豆の精度が高く、コク→甘味→キレを
味わえました。
コーヒーが苦手な方でも飲みやすいかも。 -
ルートとは逸れますが、先に「塩芳軒」を紹介した絡みで、「逃現郷」から
約400m北には「聚洸」という和菓子屋も紹介します。
塩芳軒の次男さんが営んでいますが、お母様のご実家の店で修行されてから
2005年に独立されており、今や人気を博する店ですね。
クチコミでも紹介している通り、オープン当初から将来は京都を担うほどの
職人になると思っており、その通りになりそうな予感。
オープン時からは20円値上げしていますが、それでも生菓子で320円は安く、
今は事前予約必至なほど。
聚洸(じゅこう)
京都市上京区大宮寺之内上ル筋違橋町
075-431-2800
10:00〜17:00 売切れ次第終了 水・日・祝定休 -
ご夫婦も若いものの、クチコミが広がりつつある店で午前中で売り切れる菓子も
あるほど。
大量注文などの状況により、たとえ営業中でも暖簾をかけないこともあるんだとか。
茶道関係者が注文しているのを見たことあります。
生菓子は日替りで5種類販売。 -
2009年10月に伺った際は、「白菊」と「秋風」が品切のため、残り「焼栗」・
「桔梗」・「わらび」を注文。
「焼栗」は敢えて栗の粒を残し、甘さは控えめどころか殆どなく、
栗そのものの風味を感じ取れます。
「桔梗」は白餡の中に漉し餡で仕上がっているためか、甘さ控えめで、
適度にしっとりしており、目でも味でも楽しめます。
「わらび」は蕨餅の中に漉し餡が入っており、通常の蕨餅と微妙に異なる
柔らかさが堪能できます。 -
浄福寺通の手前(東側には)智恵光院通もあり、こちらにもお勧めの
惣菜屋がございます。
季節の台所 空まめ
京都市上京区智恵光院通今出川下ル元妙蓮寺町 075-441-3676
テイクアウト11:30〜20:00 日曜定休
12:00〜14:00 17:00〜20:00(予約のみ)
場所は智恵光院通今出川下ル西側にあり、今出川智恵光院の交差点から
100mほど南になります。
西陣界隈の町家にある惣菜屋で、テイクアウトや弁当を中心に営まれており、
一種限定の日替り定食でイートインも可能です。
長屋の店内は小料理屋のような雰囲気で、ゆったりと食事するなら向く
店でしょう。
「おそうざい」という言葉からも、ご多分に漏れず優しい味わいで加えて
一品ごとの仕事が丁寧だったりします。
10席程度で少量なのもあり、客層は大半が女性で、一人客や3人くらいまでの
少人数が殆どです。
ランチタイムは混むこともありますが、普段使いができそうなお店で、
夜は予約制となっております。 -
伺った日は店内にて日替り定食(800円、2014年以降は850円)を注文し、
ミックスフライでした。
フライは鯵・海老・帆立で、海老の殻も尻尾ギリギリまで剥かれており、
ピンと伸ばして揚げてある見栄えも好印象です。
また自家製タルタルソースのキュウリ・タマネギが驚くほど細かく
刻まれており、丁寧さを伺えます。
小鉢は7〜8種類から2品選択制で、豚と蓮根のキンピラ・ポテトサラダを
選択しました。
前者は味がやや濃いめながら後には引かず、後者は薄味ながら少し黒胡椒を
加え生タマネギの細さも職人芸です。
味噌汁は山椒の粉で風味づけられており、自家製の昆布佃煮と白菜浅漬けが
付いています。
写真はないものの、別の日に頂いた豚角煮も非常に美味しい上に、下に
敷いてある風呂吹き大根は出汁で下味つけており柔らかさが絶妙でした。
西陣の町家に惣菜屋とくれば定番の印象があるかもしれません。
優しい味わい・落ち着いた雰囲気にもさることながら素材にも米は契約農家の
自家用米、醤油は澤井醤油、お茶も柳桜園と拘った印象があります。 -
今回の徒歩ツアーは大宮通と浄福寺通の2本がメインです。
本来のルート:浄福寺今出川交差点へ向かいます。
浄福寺通は千本通の2筋東と考えて宜しいでしょう。
この辺りは繁華街でなく織物屋や住宅が中心のため、観光客はもとより、
京都市民ですら足を運びにくい地区でもあります。
ここからは後半の浄福寺通界隈を紹介します。 -
まずは通り名になっている浄福寺をご紹介します。
東門の場所は、今出川通より約300mほど南です。
地元では赤門と呼ばれているそうですね。
浄福寺は延暦年間(782〜802年)に天台宗の寺として建立され、室町時代末期の
大永5年(1525年)に浄土宗を兼ねるようになり、元和元年(1615年)に現在の
場所に定まったそうです。
現在は知恩院系列になるとか。 -
浄福寺の南門です。
大政の奉還直前に西郷隆盛率いる薩摩藩士の一部が浄福寺を宿泊所で
利用したそうです。
書院(見学不可)にある刀傷跡は薩摩藩士によるものだとか。
司馬遼太郎の短編集『薩摩浄福寺党』の舞台にも。 -
浄福寺の本堂です。
寺は開放されているためか子供達の遊び場になっているそうで、
敷地内には幼稚園もございます。
浄福寺は今回の徒歩ルートとは逸れますが、通り名に出るため
寺の紹介も致しました。 -
浄福寺通今出川を北上する前に、少し南下した所に病院がございます。
ここは某俳優(故人)の実家であり、現在は弟さんが親の代から引き継いで
院長をされています。
1990年くらいまでは立派な町家(当時から入院施設もあった)の病院でしたが、
シロアリの被害もあり現在は鉄筋コンクリート。
ただ、名残のためか町家の外観だけは残してあります。 -
では浄福寺通を今出川通から北上しましょう。
写真右側の「織成館」の案内表示を目印にしてくださいまし。
浄福寺通今出川を北上してすぐに、とんかつ「とんが」がございます。
とんが
京都市上京区今出川浄福寺上ル有馬町 075-441-4361
11:30〜14:00 17:00〜20:30 火曜定休織成館 美術館・博物館
-
浄福寺通を五辻通に差し掛かり、左(西)に折れると「かま八老舗」という
和菓子屋がございます。
塩芳軒でも紹介しましたが、NHK連ドラ「あすか」において和菓子指導した
店の一つに挙げられます。
店内には竹内結子さんと店主さんの写真が。
かま八老舗(かまはちろうほ)
京都市上京区五辻通浄福寺西入一色町12 075-441-1061
8:30〜18:30 日曜定休 -
茶釜販売で1806年に創業し、2代目より和菓子屋に。
5代目になり焼き菓子に注力するようになり、現6代目がアレンジして
「月心」に辿り着いたとか。
ベースとなった5代目の頃から「どらやき」は西陣の方々に愛され、
今も伝統が引き継がれています。
餡子がパンケーキに包まれている様な食感で、焼きたてでなくとも
ふっくらしており、隠し味に生姜が入っています。 -
更に浄福寺通を北上しましょう。
上立売通に入ると石畳が登場します。
西陣界隈の保存を目的とした「西陣大黒町まちづくり協議会」が中心になって
景観保全に取り組み、2000年に行政の支援も得て石畳の道を整備しました。
電線を整理し、雰囲気のある街灯にした工夫もされています。 -
京都で石畳と言えば祇園界隈のイメージがあるものの、西陣の石畳には
文化に加え生活感も表わした雰囲気になっております。
少なくなりましたが、機織の音や染物が残されている地域でもあり、
町家を残す努力もされています。 -
最近の京都では町家を活かしたゲストハウスが増えており、この「連獅士」も
その1つです。
蓮獅士
上京区浄福寺通上立売上る大黒町688 075-431-2988
http://www.kyoto-renjishi.com/japanese.html -
石畳エリアのメインスポットは「織成館」です。
元々は「渡文」という帯屋の創業者宅だったのですが、財団を立ち上げ、
手織を中心とする染織文化・工芸文化の振興を図る活動をされ、
予約すれば手織り体験もできます。
織成館
京都市上京区浄福寺通上立売ル大黒町693 075-431-0020
10:00〜16:00 月曜・年末年始休館 入館料 大人500円 学生350円
http://orinasukan.skr.jp/織成館 美術館・博物館
-
織成館の建物内にはショップもございます。
手織物を中心とした帯や鞄などが販売されております。
ショップに立ち寄るだけなら入場料は不要ですよ。 -
手織物はそれなりの値段がする中、安くて目に付く商品が
シルクパウダー入りうどん「絹の細みち」です。
島根県にある渡文の工場でシルクパウダーを製造し、県内の製麺業者に委託。
実際に頂いてみると、稲庭うどんに近く喉越しがツルツル。
麺の重さは半生で200gあり、更に3分ほど茹でるので、頂く際はそれなりの
量になる印象です。
原価が高く儲けが少ないため、京都駅などの土産屋には置いておりません。
気になる方は通販サイトがあるので、ご参考に。
http://www.47club.jp/shop/g/g10008484/ -
では織成館を出て、浄福寺通を北上してみましょう。
寺之内通が突き当たりになり、石畳の終点です。
石畳部分の距離は300m位でしょうか。
また、織成館との間には料亭「紫野和久傳」の事務所もあり、
町家の雰囲気を醸し出しています。
写真の右が「菓匠宗禅」、左が「ととや」です。織成館 美術館・博物館
-
前の写真から右(東)を向いた「菓匠宗禅」の町家は、北側がおかき販売「菓匠宗禅」、
そして南側が喫茶「茶房宗禅」になります。
北・南どちらからでも入店でき、南側には駐車場もございます。
南側には「茶房宗禅」の暖簾が掛かっています。京町家茶房 宗禅 グルメ・レストラン
-
「菓匠宗禅」は現在4代目が切り盛りし、店主さんは主に工房でおかきを焼き、
本店は奥さんを中心に販売されています。
尚、工房は久世郡久御山町にあるそうです。
夏場の作業は暑くて大変なんだとか。
菓匠 宗禅
京都市上京区寺之内通浄福寺東南角中猪熊町310-2 075-417-6670
10:00〜18:00 毎月6日・毎週月曜(祝日以外)定休
茶房 宗禅は10:30〜17:00(L.O.16:00) -
町家の北側が販売スペースです。
お琴のBGMに包まれ、単品物・セット物・季節限定品など色々ございます。
この店に関しては単独で旅行記にしています。
http://4travel.jp/traveler/molm/album/10341297/ -
入口すぐには試食スペースもございます。
ほうじ茶もあるので、味見してから買うのも宜しいでしょう。
主力商品は、器が海老せんべいになっている「朱珍」・「上朱珍」になり、
「朱珍」はブライトンホテルでVIPルームの茶菓子にも採用されています。 -
町家の南側が喫茶スペースで、吹き抜けです。
こちらでは主に甘味類が提供され、他には手焼きのせんべい、ぶぶ漬けなども
ございます。
初入店の際は焼きアイスが気になり、美味しく頂戴できたため他のメニューも
頂くようになりました。
おかきの商品名も含め西陣織に纏わる名前が多いです。 -
茶房のメニューでお薦めなのが「織錦(おりにしき)」。
単品840円、抹茶(orほうじ茶or煎茶)とで1,050円。
奥がアイスクリーム、真ん中がクッキー風おかきの上緞子、手前が白玉
(金粉のせ)で、いずれも黄粉と抹茶の2種類ずつ。
下から生クリーム・珈琲あられ・あずきクリーム・抹茶ゼリー、また
生クリームの層になります。
本業のおかきが美味しいのは言うまでもなく、特に凄かったのが生クリームの
味で、隠し味にほんの少し醤油を入れているそうで、言われてもわからない程。 -
焼きアイスはアイスクリームの上にメレンゲを乗せ、砂糖を塗してバーナーで
焼かれており、きな粉・黒ごま・抹茶の3種類です。
口にしてみると、メレンゲとアイスの口当たりが良く、アイスの底に
敷かれている黒豆入り玉子せんべい「緞子」とマッチしていました。 -
宗禅を出たら、寺之内通を西に向かいましょう。
車は東向き一方通行なのでご注意を。
浄福寺通を挟んで隣にあるのが「ちりめん山椒」の店「ととや」があります。 -
こちらが「ととや」の暖簾です。
ととや
京都市上京区寺之内通浄福寺東南角中猪熊町 075-414-2113
9:00〜18:00 日曜定休 -
店内で試食させてもらいました。
京都では家庭レベルでも「ちりめん山椒」を作りますが、やはりプロは
水分調節が素晴らしい。 -
せっかくなので1つ買いました。
80gで1,050円。
40gで1,000円取る店もあるから良心的な方ですね。
では西の千本通へ向かいましょう。 -
寺之内通を西へ500mほど歩けば、大通りの千本通へ。
千本寺之内交差点すぐに乾隆校前バス停があります。 -
ここからは京都駅方面の他に四条河原町方面や三条京阪方面のバスもございます。
要するに、京都市地下鉄・JR・阪急電鉄・京阪電鉄の駅へ向かうことが可能。
206系統に乗れば京都駅へ行けます。 -
お時間があるようでしたら、千本通を北へ400mほど歩けば、
タンタシオン・ダンジュというパン・洋菓子の店があります
千本鞍馬口バス停の近くで、オレンジの屋根が目印。
タンタシオン・ダンジュ本店
京都市北区紫野十二坊町1-14 十零八ビル1F 075-411-9333
11:00〜21:00 水曜定休
http://www.tentationdange.com/top.html -
洋菓子をメインにした店ですが、個人的にパンを買うことが殆ど。
お薦めはこちらの「みかづき」(140円)。
バターの香りが芳醇なしっとり系のクロワッサン。
こちらに立ち寄られる際は、千本鞍馬口バス停より乾隆前校と同じ系統の
バスに乗車できます。 -
206系統の京都駅乗り場に到着。
クリップor紹介した店の休業日を調べてみると、全てのスポットが
営業しているのは金曜・土曜の2日のみになります。
ル・プチ・メックが金〜日のみの営業で、日曜休みの店が幾つかあるもんで。
紹介した界隈は、晴明神社を参拝して次の地へ移動する場合が大半であり、
せいぜい鶴屋吉信に立ち寄るくらいでしょう。
その中でも西陣の裏通りを歩けば昔ながらの雰囲気が残っている部分もあり、
また観光客も少ないことから是非お勧めしたいエリアのため本旅行記を
作成した次第です。
ご覧頂き、ありがとうございました。
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