2016/05/23 - 2016/05/23
1059位(同エリア3392件中)
naoさん
京都にある上七軒、祇園、祇園東、先斗町、宮川町の五つの花街の一つで、北野天満宮の東側に位置する上七軒を訪れました。
京都で最も古い花街で、他と比べて少し地味な感じが否めない上七軒は、室町時代の北野天満宮再建の際に残った資材を使って七軒の水茶屋を建てたことから名付けられました。
桃山時代に豊臣秀吉が北野で大茶会を開いた際、上七軒の茶店が献上した団子が秀吉に気に入られたことを受け、今も上七軒のお茶屋さんの軒下を飾る提灯には「つなぎ団子」があしらわれています。
京織物で有名な西陣を近場に控え、西陣の奥座敷と呼ばれるほど多くの旦那衆で賑わった上七軒は、今も10軒ほどのお茶屋さんに、20数名の舞妓さんや芸妓さんが在籍しており、毎年春には「北野をどり」が催されています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
この日は嵐山で昼食を採った後、上七軒へ向かうため、嵐電に揺られてこの駅へきました。
上七軒へはここから歩いて10分程度です。 -
北野天満宮の東側の町並みです。
-
こちらは北野天満宮の東出口の前にある湯豆腐のお店です。
-
上七軒の北西側の入口にやってきました。
-
京都の五花街は、それぞれに提灯の紋様が異なりますが、上七軒は「五つ団子」が2本向かい合わせになった紋様になっています。
この写真では判りにくいですね。 -
シンプルな千本格子の、すっきりした表情を見せる料理屋さんです。
-
モダンな街灯には、提灯の紋様の「五つ団子」をモチーフにしたプレートが嵌めこまれています。
-
ガス灯風の京行燈が花街の情緒を盛り上げています。
-
上七軒の南東側の町並みです。
-
お茶屋さんの屋根の上には鍾馗様が・・・。
-
2階の軒先に吊られた簾は・・・
-
京都のお茶屋さんに無くてはならない小道具です。
-
上七軒の北西側の町並みを振り返った光景です。
正面のこんもり茂った森は北野天満宮さんです。 -
白い暖簾をおろしているのは和菓子の老舗です。
-
足元を笹に守られた露地燈籠は、その和菓子の老舗のものです。
-
このお茶屋さんには、ベンガラを塗っていたであろう名残が見られます。
-
こちらのお茶屋さんは、真新しい犬矢来が迎えてくれます。
-
腰壁に丸竹を使った手前のお店は・・・
-
ちりめん山椒など、京風の煮物を扱う老舗です。
-
塀の中から見越しの松がのぞくお茶屋さん。
-
竹と丸太を組み合わせただけの簡素な竹矢来は、柵や垣根としての機能を果たすうえで究極の表現方法を採っています。
緻密な犬矢来と対極をなす、精神的な結界としての魅力にあふれています。 -
よりガス灯に近い佇まいの京行燈も魅力的です。
-
こちらのお茶屋さんの玄関先には・・・
-
「目」を見せる石臼が、効果的にあしらわれています。
-
こちらは町家を使ったゲストハウスです。
何と、「五右衛門風呂」が用意されているようです。 -
こちらのお茶屋さんの店名は・・・
-
黒壁にくっきりと浮きあがる効果を狙っておられます。
-
こちらは個人住宅のようです。
-
町並みの中ほどにある西方尼寺を境にした、北西側の町並みと・・・
-
南東側の町並み。
-
縁起物の注連縄を吊ったお茶屋さん。
-
右端に見えているのが西方尼寺です。
-
ヒイラギナンテンが玄関先で揺れるお茶屋さん。
-
夜になると暖簾を掛けるんでしょうね、玄関に暖簾掛けが用意されています。
-
こちらのお茶屋さんには・・・
-
玄関先に袖垣がしつらえられています。
-
こちらのつづれ織りのお店は、機織機で糸をすくうための杼(ひ)を提灯の風鎮にアレンジしています。
-
上七軒の北西側の町並みです。
-
こちらはANAの機内誌「翼の王国」でも紹介されている一客一亭のお宿です。
-
その名前からも一棟貸しであることが窺えます。
-
駒寄せをめぐらせた町家の屋根の上から・・・
-
鍾馗様が睨みを利かせています。
-
伝統的なお茶屋さんとモダンなレストランが共存しています。
-
いずれ、町並み全体が和洋折衷になる日が来るかもですね!
-
軽やかな格子戸をしつらえたお茶屋さん。
-
そのお茶屋さんの提灯には、軽やかな猫ちゃんの風鎮が吊ってあるんですが・・・
-
格子戸の上には、威厳のある鍾馗様が身構えています。
-
犬矢来の代わりに駒寄せをめぐらせたお茶屋さん。
-
2階の窓には、珍しく戸袋がしつらえてあります。
-
小粒でも、ピリッと一味利かせた町家がありました。
-
こちらは表具屋さん。
お茶屋さんには屏風や掛け軸は必需品なので、手近にこんなお店があれば便利なんでしょうね。
さて、上七軒もこの辺りまでなので、ここで引き返して、気になった脇道を歩きます。 -
個人住宅に混じって、「五つ団子」の提灯を吊ったお店が見えます。
-
軒先が触れ合わんばかりの通りです。
-
西方尼寺まで戻ってきました。
塀に沿って南側の町並みへ向かいます。 -
西方尼寺の南側に連なる町並みです。
-
その一角には、上七軒芸妓組合があります。
舞妓さんや芸妓さんが所属する組合で、おどりの稽古なども行われています。 -
上七軒芸妓組合の少し先から北側を振り返った光景です。
-
この町家の先で上七軒歌舞練場に通じているようなので・・・
-
南北の通りから、東西方向の町並みへ入ります。
-
東西方向の町並みです。
上七軒のメイン通りはそこそこ人通りがあったんですが、さすがにこの辺りまで入ると人影がありません。 -
店先に置かれたモミジの若葉が、爽やかさを演出しています。
-
こちらは狸がお出迎えです。
-
今まで歩いてきた東西の方向の町並みを振り返った光景です。
-
では、次は上七軒歌舞練場へ向かいます。
-
上七軒歌舞練場です。
明治30年(1900年)頃に建てられたこの建物は、現役で活躍する木造劇場として、貴重なものだそうです。 -
北野天満宮側にある正門。
-
毎年4月、ここを会場として上七軒の綺麗どころにより開催される「北野をどり」は、京都に春の訪れを告げる風物詩として広く親しまれています。
-
上七軒歌舞練場の敷地の中にある「光盛大明神」です。
とても小さな社ですが、上七軒の舞妓さんや芸妓さんも手を合わせているんでしょうね・・・。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
今出川・北大路・北野(京都) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
68