四条界隈でランチとカフェ　～2011年一発目の開拓～

2011/01/07 - 2011/01/07

個人的なことで恐縮ですが、2010年のクリスマス～2011年の年明けは
殆ど仕事で、また新規店巡りも北海道旅行後の2010年11月以降は控えて
いました。
とりあえず一区切りついた1/7にMyリストにあった店を訪れることに。

店が多い割には四条界隈は自分のネタが少ない(むしろ避けてきた？)、
それでいて少しマニアックな店が行きたい、ここのところフレンチの気分に
なることが多いこともあり、四条通をやや南下してランチにしました。
あと、2010年10月にオープンしたショコラティエもなかなか足を運べ
なかったのでこちらも伺うことに。

当面は四条通の南側も持ちネタを増やしたいですし、地価が下がっている
影響もあるのか、新しい店がいつのまにか出没しております。
この界隈も幾つか心当たりがあるので第一弾ではありませんが、ひとまず
伺った２店をご覧になって頂ければ幸いです。
尚、冒頭写真は今回ではないものの、１店目のデセールを貼り付けて
おります。

エリア 二条・烏丸・河原町(京都)

お菓子とワインとフランス料理｢レザン｣へ訪問。
こちらは店に卸しているチーズ屋さんの紹介。
クラシカルなフレンチを頂けます。

こちらは５･６歳年上の嫁さんがシェフ、旦那が
サービスにより切り盛りされ、デセールだけは
旦那作によるものだとか。
料理だけでなく、この夫婦の関係性も訪問する
楽しみになっています。

ｒａｉｓｉｎ(レザン)
京都市下京区仏光寺通柳馬場西入ル東前町405
　ウーデベル１Ｆ　　　075-351-3778
12:00〜15:30　　18:00〜22:30　　木曜定休
ランチタイムは禁煙

実は初めてではなく、2010年10月に伺ったこと
があります。
ただ、当時は２周年記念コースというスペシャル
メニューだったこともあり、通常メニューで頂く
のは初めて。

店内は20席くらいのため、ランチでも予約された
方が宜しいかもしれません。
夜はちょくちょく貸切があるんだとか。

ランチの内容ですが、パンorライスがついて、
前菜+メイン1,000円(平日限定)をベースとし、
+200円でドリンク、+300円でミニデザート、
+400円でグラスワインというスタイル。

個人的には2,000円のコースがお得でお勧め。

こちらが2,000円のコース内容です。

前菜(選択式)･パンorライス･スープ･魚料理･
肉料理(選択式)･デセール３種盛･ドリンクで、
お得な気分になれます。

元々はなかったメニューでしたが、２周年記念
コースが好評だったこともあり、同じスタイルを
継続するようになったようです。

今回は前菜を若鶏のリエット、肉料理をフランス産
ホロホロ鳥のオーブン焼きを選択。

若鶏のリエット サラダ添えです。

リエットとは、肉類をラードで柔らかくなるまで
煮てペースト状にした保存食です。

若鶏だと豚肉ほど脂っぽくなく、これだけでパンが
進んでしまいました。

パンです。

前菜･スープ･魚料理･肉料理で１つずつ、計４つ
頂きました。

頃合いを見て追加してくれたのは有難いです。

野菜のクリームスープです。

全ての種類は見抜けませんでしたが、
じゃがいもと人参が中心だと思われます。

魚介類の軽い煮込みです。

他で使うと思われる食材を余すところなく調理され
クリームソース仕立てになっています。

平目･アサリ･ムール貝･えび･しめじ･エリンギが
入っており、なかなか贅沢。
クラムチャウダーを上品にした味わいでしょうか。

フランス産ホロホロ鳥のオーブン焼きです。

ホロホロ鳥を頂くのは初めてでしたが、最初は
鶏肉のような味わいだったものの、噛むたびに
旨味が出てきました。

あっさりスープ仕立てになっており、鶏スープを
これでもかというほどアク抜きした味です。

コーヒーとデセール３種盛りです。
デセールは右上から、ブリュレ金柑コンポート添え、
バニラジェラート、胡椒風味のシフォンケーキ。

何れも口直し的な存在になっており、フランス菓子
って甘いのかなという先入観を崩してくれました。
特にシフォンケーキには生クリームなどがかかって
おり、胡椒が中和してくれているだけでなく甘さを
引き立ててくれているように感じました。

日本での日本人夫婦による店なので、日本人向けの
味付けにはしているでしょうが、伝統的な調理方法
なので、フランスの伝統的料理はこういうものかも
と想像させてくれる店です。

コース内容･味から言っても2,000円はお得でしょう。

レザンから徒歩２分くらいで、ショコラティエ
｢ドゥーブルセット｣に到着。
柳馬場通を四条通から南へ50mほどにあります。

店主さんは製菓学校から製菓店を経て個人事業で
ネット販売やイベント参加をされており、その傍ら
店舗探しをされ、2010年10月に念願のオープン。

ドゥーブルセット
京都市下京区柳馬場通四条下ル相之町141 ITOビル
　075-341-7739
14:00〜21:00　不定休
店舗休業についてはＨＰ内のブログなどを参照
http://www.kyoto-choko.com/

定休日についてはＨＰ内で確認をお勧めしますが、
　・毎月第１木曜の｢一木手づくり市｣
　・毎月第２日曜の｢枚方五六市｣
　・毎月１５日の｢百万遍手づくり市｣
　・毎月第４日曜の｢上賀茂手づくり市｣
を休みにされることが多いです。

他にも百貨店の催事に呼ばれることもあり、状況に
応じて店舗休業されるとか。

写真は百万遍手づくり市の様子ですが、このように
テントを張って商品を並べて販売されています。

店内のショーケースです。

店名のドゥーブルセットは仏語で｢ダブル７｣を
意味し、主チョコにスパイスや酒を加えてキャレ
(四角)で販売されています。

また店舗開業に伴い設けた２席で店内飲食でき、
飲み物などを頂くこともできます。

ドリンクメニューです。

店主さん曰く、ホットチョコにスパイスがお勧め。

キャレは｢しょうが強｣(200円)を注文。
下の板チョコはサービスでした。

手づくり市への訪問時は８割くらい率で、この
｢しょうが強｣を頂きます。
しょうが入りのチョコレートは珍しく、意外な
ことに合うんです。

ノーマルの｢しょうが｣より2.5倍が含まれ、口に
入れるとすぐに生姜の風味があり、更に含んで
いくうちに喉に生姜の味わいが来るように二段階
で楽しめます。

キャレに関しては新しい試作にとりかかるとか。

ホットチョコレート(ノーマル)+スパイスです。

一口目がココアのような風味があるものの、濃厚な
チョコレートが味わえ、甘いのが苦手な方にも
スパイス入りがお勧めです。

レザン･ドゥーブルセットどちらも個性的な店で、
それでいてスタイルを確立しているようにも思え
ました。

夫婦or一人で切り盛りしているのでプレッシャーは
あるものの、反面やりがいがあるでしょう。
どちらも味がしっかりしており、応援したい店で、
通えるレベルに達している印象です。

短いですが、ご覧頂きありがとうございました。

この旅行記へのコメント （6）

• わんぱく大将さん 2011/02/13 05:05:03

  勉強になりますね

  molmさん、１月にご訪問いただいていたのにお礼まいりが遅なりまして、申しわけありません。有難うございました。
  molmさんの旅行記は将来レストランをと思ってる私にとっては、勉強材料で。日本のレストラン、また、お教えください。
  　ちなみに私もホットチョコレートは家で作りますが、私のはオレンジの皮を上に浮かべます。生姜は初めてでした．。。大将

  molmさん からの返信 2011/02/13 14:53:22

  RE: ご丁寧にありがとうございます

  大将さん、そんな、お礼だなんて。
  
  ドゥーブルセットはオープン前の個人営業時代から気になっており、訪問が遅れたほどです。
  キャレの｢しょうが強｣は賛否両論あるものの、人気上位商品。
  これを15〜20個を大人買いする客もいるほど。
  
  私は仕事柄まとまった休みが取れないため、なかなか旅行に出られず、あっても日帰りが多いです。
  年に１〜２度くらい宿泊も伴いますが、いざ作成に取り掛かれず先延ばしの現状です。
  
  まぁその代わりと言ってはなんですが、在住している京都での店は色々と紹介しております。
  過去のものを含め色々と旅行記･クチコミがあるので、大将さんの琴線に触れれば幸いです。
  
  molm

• 鴨川の夕立！さん 2011/01/21 21:10:03

  あ疲れ様です！

  というより遅ればせながら今年もよろしくです！
  四条河原町は、前の勤務地でお店の出入りが多いですよね
  印象深いのは築地かルノワールでしょうか
  そうそう　からふねコーヒーが変わっていましたね
  びっくりしました！
  
  あとコロナさんのタマゴサンド　今年こそと思っていますが
  今もあるのかどうか！ご高齢の方が店主でしたからね！
  
  なにはともあれ
  お互い今年も元気で参りましょうね！
  
  ｂｙ　鴨川の夕立！

  molmさん からの返信 2011/01/21 22:20:02

  RE: あ疲れ様です！

  鴨川の夕立！様、本年も宜しくお願い致します。
  
  個人的に四条河原町界隈は人の多さや(個人的に)魅力ある店が少ないので避けていた
  ものの、四条通より南のエリアは新店も含めそれなりにあるようです。
  当面はフレンチを強化したいところ。
  
  コロナの玉子サンドですが、店主さんは95歳になるもののまだ現役のはず。
  私は一昨年に行ったきりでしたね。
  行かれる際は、どうかおじいちゃんのペースを守ってあげてくださいな。
  
  今年は鴨川の夕立！さんの琴線に触れるような店を紹介して参ります。
  
  molm

• zzr-cさん 2011/01/21 16:50:36

  遅くなりましたが

  molmさま　こんにちは！
  
  あけましておめでとうございます。
  
  京都のお店紹介第一弾にお邪魔しました。
  
  リエットという食べ物、ラードで煮てからペースト状に
  するのってすごい手間がかかった料理です。
  想像出来ないですねぇ〜どんな味なんだろ？
  
  そしてホロホロ鳥、見た目はチキンと言われれば判りませんが、
  噛む度に旨みが出てくるなんて、食べてみたいですねぇ〜
  
  ホットチョコのどろどろって云うのを試してみたいです！
  
  今年もよろしくお願いします。
  
  じぃ〜

  molmさん からの返信 2011/01/21 22:01:58

  RE: 遅くなりましたが

  じぃ〜様、こちらこそ本年も宜しくお願い申し上げます。
  
  2011年京都での新規開拓一発目はこちらの２店でした。
  リエット･パテは似ているようで調理方法は異なるものの、間違えやすいですね。
  別の店で頂いた豚のリエットはまさにラードを固めた感じでした。
  ホロホロ鳥は初めて頂いたものの、身の締った鶏肉に似ていますね。
  
  ドゥーブルセットはビター派の店ではあるものの、ホットチョコはやはり甘いです。
  ドロドロだとどんな感じになるのやら。
  
  じぃ〜様の住まわれている小牧へは仕事で一度伺ったことがあります。
  お子さんも産まれたので遠出は難しいでしょうが、京都へ来られる際にご参考に
  なれば幸いですね。
  
  molm